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21. DRAGONBALL EVOLUTION
《ネタバレ》 鑑賞前は「いじめられっ子だった少年がいじめっ子を見返すためにカンフーを修行して、修行の成果でいじめっ子を倒した後は、なんやかんやでピッコロ大魔王と戦い地球を救う」というもっとメチャクチャなストーリーだと思っていたので、逆の意味で裏切られた感が高かった。
20世紀フォックスらしいトンでもない映画なのは間違いなく、はっきりいってネタのつもりで見に行ったが、その観点からも期待を裏切るかもしれない。
冒頭の説明から「いったい何の話をしているんだ!」と期待を高めてくれて、映画を観ていても「キミ達はさっきからいったい何をしているんだ?」と突っ込むことはできるが、悪い意味でマジメに作られており、笑うに笑えない代物となっている。
「ナマステ」「ハイスクール青春ストーリー」「パーティー」「陳腐な修行」「ヤムチャ」「どこが大猿?」「人を生き返らせるためにカメハメ波を喰らわす」「布団で寝るピッコロ」などの突っ込みどころは当然満載で、「課題ができなくてズルしようとしていた奴が、エロのパワーによって一瞬で課題をクリアする」などのメチャクチャなところは多数見られるが、ネタ映画としてもそれほどのレベルではない。
我々の期待を裏切り、それなりにマジメに作られているので、つまらない作品というよりも、単に「やる気と情熱と才能と予算がない集団が作り出したデキの悪い中途半端な作品」ということになるだろうか。
高額な制作費といわれているが、実際にはそれほど掛かっていないチープな仕上がりとなっている。
しかし、中身はないが、ストーリーはポンポンと繋がりなく進むので、それほど飽きるということはなく、「何が伝えたいのか、何をやりたいのかが分からない」ような怒りに震える駄作というものとはヤヤ異なる気がした。
人々の記憶から消えることのない歴史に残るような駄作を期待したが、一瞬でストーリーが記憶からなくなる普通のどうでもいいカンフーアクション作品となっている。[映画館(字幕)] 3点(2009-03-14 20:42:52)(良:4票) 《改行有》
22. ドアーズ
ドアーズというバンドを描いた作品とは知っていたが、ドアーズの存在も知らなきゃ、ジムモリソンも名前以外何も知らない上に、「ハートに火をつけても」も聴いたことがないという者がこの映画を観るということはかなりの苦痛でした。
酒やドラッグで身を滅ぼして、破滅への道をひたすら進むというような単純かつ陳腐な映画ではないので、なかなか捉えどころが難しい映画に仕上がっている。
モリソンの苦悩のようなものをはっきり言って常人には理解しがたく、初見では何も見えてこない、何も感じるものがなかった。
モリソンとストーンが見つめた人生の意味や真実がよく分からないというのが正直な感想。
インディアンの曹長はちょっと引っ張りすぎのような気がしないだろうか。
あの幼少期に目撃した事故が彼の人生にそれほど影響を与えるものだったのだろうか。
点数は付けづらいが、キルマーの演技とストーンのかすかに感じられる才能を評価したい。
2点(2005-01-10 19:59:50)《改行有》
23. ドリームキャッチャー
この監督は実は「笑い」というモノを理解しているんじゃないかという気がする。
笑いの基本である「やるなと言われたことを必ずする」という姿勢が特によろしい。
自分の命がかかっているのに、あそこまで必死に楊枝を取ろうとする姿にはマジで心打たれた。
この世の中には自分の命よりも守るべき大切なモノがあるんだなあと。
その他にも宇宙人の全貌が映ったときのあの衝撃はモノ凄かったよ。
あのデザインは常人には描けんよ。
銃をイキナリ電話代わりに使用するといった小技も使いながら、運転席に座っている人が何も突っ込まないのもクール。
そして映画史上に残るであろう名言「アイ、ダディッツ!」を産むことになるのである。
あまりにも斬新な映画ため、ちょっとこの時代には高尚すぎたのかもしれない。
欲を言えば、最後幼虫みたいなのがマンホールに落ちようとするのを何も知らずに踏んで終わりの方が面白かったと思う。
知らないうちになんとなく世界が救われてるという方がこの映画らしいだろう。
それにしてもあのウナギはどうやったらグレイタイプの宇宙人になるのだろうか。
グレイタイプが赤い粉末をばらまく、それが人間等の体内に入り成長して、お尻からウナギが出てくる。
そしてウナギは何故か一人で卵を産む。その後はどうなるんだ。
卵からかえった幼虫は結局ウナギになるだろうから、ウナギと幼虫のエンドレスだろう。
ウナギがしばらくして大きくなればグレイになるとしても、やっぱあの段階でいきなり卵はやりすぎじゃないのか。2点(2004-10-11 19:13:45)(笑:6票) 《改行有》
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