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性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  トゥルー・グリット 作品の最初の方で、「この娘はしたたかなんです」というのをやたらと強調するように、そういう描写を繰り返すので、ちょっと心配になったのですが、その後はちゃんと、それっぽい雰囲気に仕上げてくれました。 ラビーフ役がマット・デイモンだなんてまるで気づかず、いや、いまだに騙された気分。でも成程、劇中の存在感が高い役柄でした。 多分、『勇気ある追跡』ほどギクシャクしてなくって、こちらの方がキレイに作られた映画だとは思います。が、あのギクシャクが魅力であって、その中心にジョン・ウェインがどっしり構えているのがこれまた魅力ではあったのですが。そして、ジェフ・ブリッジスがたまにジョン・ウェインを思い起こさせた瞬間に魅力を感じてしまうのも事実なのですが。 本作、ちょっとキレイ過ぎたのかも。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-24 14:55:25)《改行有》

42.  トランスフォーマー/ロストエイジ 破壊に次ぐ破壊、とにかくモノを壊し過ぎる映画で、ここまでくると、ビョーキではないかと。そんで、街を舞台にひたすらバトルを繰り広げ、破壊の限りを尽くすにも関わらず、パニック描写はわずかなもの、市民の犠牲に至ってはまるで描かれない…ってのは、これまでのシリーズと大差ないので、まあ、言ってもしょうがないのでしょう。そういう面を省略するのは、ウルトラマンも同様ですし、怪獣型ロボットが登場するに至っては(ゴジラ型だけならまだしも、キングギドラ型まで登場)、もうヤケクソのお祭り騒ぎ。にしても、巨大宇宙船があんなに当たり前のように現れてよいもんなんだろうか? 多少は演出上の工夫があるにしても、もう少しイロイロと見せ方を工夫したくなりそうなもんなんですがねぇ。。。という、例によって例のごとく大味な作品なんですけれども、しかし本作、これまでとはキャスティングを変え、マーク・ウォールバーグを主人公に持ってきたのが、大正解。やたらムキムキでとても発明家には見えない役どころですが、彼を主人公に据えて彼自身にも戦いを繰り広げさせることにより、ロボットの演じる戦いと人間の演じる戦いとが、互いに呼応するように描かれ、これがなかなかの見せ場になってます。人間は巨大アパートの壁面で敵と戦い重力と戦う一方で、ロボットたちは文字通り超人的な戦いを繰り広げ、しまいにゃ物理法則なんぞ知ったことかとばかり、車が飛び跳ね、船が空から降ってくる。あまりにぶっとんだ豪快な映像を観てると、驚きを超えて、もう笑うしかないです。とまあ、ひたすら「スゴイ」のですが、内容的にはお世辞にもまとまっているとは言えず、はっきり言えば散漫。2、3本の作品に分けてもよさそうなものを、無理に(明らかに無理に)一本の映画に押し込んでいて、一応はサービスのつもりなんでしょうが……。いっそオムニバス作品とでも思って観た方が、いいかも知れません。そう思って観るなら、一番面白かったのは、第一話ともいうべき最初の方のエピソードだったりもするのですが。ムキムキ発明家のポンコツぶりに、ポンコツ発明品(番犬ロボットのポンコツぶり。あとの方で、敵の番犬ロボット(ポンコツではない)に襲われるハメにもなるのです)。一方でオプティマスもボロボロ。この部分のエピソードには、“ガラクタへの嗜好”とでもいうべきものが感じられて、何ともタマラないのです。[映画館(吹替)] 7点(2014-08-12 22:06:22)(良:1票)

43.  トゥームストーン 本作についてはずいぶん前(多分本サイトが旧システムの頃)に書き込んだ(ハズな)のですが、駄文が行方不明に。もしや映画の神がお怒りになって消したのならゴメンナサイですが(投稿欄のすぐ下に「一度削除されると、該当の作品は二度と投稿できませんのでご了承願います。」と書いてますな…)。さて、我らが『カサンドラ・クロス』の監督でありながら、80年代は御用監督としてボンクラ作品を撮っていた、ジョージ・P・コスマトス。ようやくここではノビノビと楽しんで撮っているようです。史実を意識し、必ずしもヒーロー然とはしていないワイアット・アープ像。銃撃戦もリアルだし、実際、「OK牧場の決闘」なんてのはこの映画の通り、瞬時に終わったらしい。だけど、リアルでさえあればそれで良し、なんていう映画じゃない。ワイアット・アープやドク・ホリデイといった登場人物たちの由来なんかまるで描かず、いきなり、“その道の達人”同士が「おっす」「久しぶり」と顔を合わせる、この辺りは伝記映画なぞとは根本的に違う、むしろヒーロー映画らしさ。登場人物たちの表情をつないでいく演出のもたらす緊張感などは、マカロニ風味とすら言ってもよいかも知れない。後半の断片的な銃撃戦の描写なども、決して史実を再現するためだけの映画じゃない、という意思の表れでしょう。そしてこの“ヒーロー映画”において、ヒーロー中のヒーローは誰かと言うと、何と言ってもヴァル・キルマー演じるドク・ホリデイ、だわなあ。アイスマンとは似ても似つかぬ病弱ぶり、顔色悪過ぎ。この危うさゆえに、一種のモンスターのごとき圧倒的な存在感があります。どこか淡白なカート・ラッセルの飄々とした感じとの差がまた、良いのです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-12 01:26:55)

44.  ドゥ・ザ・ライト・シング 《ネタバレ》 戯画化されたスラム街の日常。個性の強い登場人物たちが入れ替わり立ち替わり、繰り返し画面に登場し、この狭いコミュニティの中で、互いに協力し合うのか、反目し合うのか。スパイク・リー監督自身が出演しており、いかにも黒人映画です、という体裁のようで実は必ずしもそうではないのは、映画の中心に置かれている店というのが、イタリア系の一家の店である点。そして映画を見ている我々が最も感情移入するであろうその店が、警官による黒人殺害事件から起こった暴動により破壊されてしまうのだけど、その事件のもともとの発端というのが、黒人青年の起こしたしょうもないイザコザであること。危険な綱渡りでもあるこの映画。白人が観たら「これだから黒人ってやつは」と思われかねない、あえてその設定を選んだスパイク・リー。だけど、おそらくこの作品を観た多くの人は、そんな単純な感想を抱くだけでは済まない、居心地の悪さを感じるはず。その居心地の悪さは、紙幣を丸めて投げつけ合うシーンもそうなんだけど、特に最後にテロップがキング牧師⇒マルコムXの順に流れた時、居心地の悪さは最大限に達する。このようなことは愚かな事だ、という認識も、しかし何もせずにはおれないのだ、という怒りも、どちらも「ほんとう」であることが、キング牧師とマルコムXの二人が並んだ写真かなひしひしと感じられる。この映画、確かに何らの解決を示している訳ではなく、どこか投げ出したように終わってしまう印象もあるけれど、しかし、ユーモアとともにある種の方向性を指し示しているのが、「市長」の存在で、そこに救いも感じさせるところ。あと、これはどうでもいいことかも知らんが、ダニー・アイエロのピザ作りの手つきがかなりテキトーに見えてしまうのだけど(笑)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-16 16:44:21)

45.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 髪の持つ“奇跡”を備えて生まれた少女が、かえってその“奇跡”によって囚われの身となっており、その“奇跡”を手放すことによって自由を得る。この長い長い髪がトグロを巻いているのを見ると、ごめん、どうもソーメンが食べたくなってくるのだけど、それはどうもよくて。その「自由を手に入れる」というコトが、この物語においては、「誘拐犯(一応、育ての親と言えなくもないのだけど)を見捨てる」、という矮小化された行為に過ぎないのが、何だか白けるところ。そりゃまあ、交換条件として“奇跡”を手放すことになるのだけど、どうも見てもこれが単に、“邪魔な長すぎる髪を切っただけ”(短い黒髪がまたやたら可愛く描かれてるしなあ)。でしかも、やっと手にした自由、と思いきや、今度はあんなツマラン男につかまってしまうとは、プンプン(←この辺りがいかにもオッサンのコメントですが)。と言う訳で、内容はさておくことにして、CGの表現力に圧倒される映画、でありました。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-01-03 12:40:53)

46.  トブルク戦線 砂漠を横断し、トブルクの燃料基地破壊を目指す特殊部隊の活躍。という、“冒険アクション映画”の要素が強い戦争映画で、荒唐無稽なところもあり(敵に同士討ちさせたり)、娯楽作品としてなかなか楽しませてくれます。ただ、この「楽しませ方」ってのが、とりあえず印象的なキャラをちりばめておいて、ここぞという場面ではそのキャラたちに惜しげも無く死んで行っていただくという趣向。「準主役は、死んで映画を盛り上げる」というのは、よくあるパターンではありますが、一本の映画の中であまりコレを連発するのも興醒めとなる原因ですので、ご注意。あと、ドイツ軍になりすます、ってのが姑息中の姑息で、馴染めない点でもあります。こんな姑息な作戦なら、途中、裏切り者が出ても、「そりゃしゃーないわな」という気分になっちゃう(しかも意外に盛り上がらず不発だったりする)。とは言え、戦闘シーンのダイナミックさは折り紙つき。ミニチュア撮影のシーンも含め、大迫力。そう、戦闘シーンが充実してりゃ、やっぱりとりあえずは楽しめちゃうもんです。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-19 01:51:28)

47.  トランスポーター3 アンリミテッド 《ネタバレ》 トラポン第3作。マンネリ街道をひた走りバイオレンス版寅さんと化した本シリーズの、今回のマドンナ役は、皆さんお待ちかねの激安オンナ(って誰も知らんけど)。ブツに手を出すなんぞ運び屋にあるまじき行為、しかもそのブツがこんな有毒生物みたいなオネーチャンだなんて。これはある意味、巨人セーム・シュルトと戦うくらいスゴイことなのであって、ああ、さすがはフランク、と感心してしまうのでした。もっとも、大巨人の方は今回はやや不完全燃焼であったけど(「だからサミーの試合はツマラナイんだよっ!!」by 石井館長)。さらに今回、フランクが凄いのは、実は意外にも頭が良いことが発覚するのです。ダムに沈む自動車、その危機からの奇跡の脱出!! いったいどうしたらこんなスバラシイ方法での脱出を思いつくのか。というより、いったいナンボほどタイヤの空気圧を高くしていたのか。アホ過ぎ。じゃなかった、賢すぎ。そして「線路を走る列車の上を走る自動車」というガキンチョセンスあふれるクライマックス。マンネリと言われようが何だろうが、魅せるところは魅せる。これぞトラポンの真骨頂。ところで、今回の目玉ギミックは「クルマから15m離れると爆発しちゃう」ってコトですが・・・この主人公にとってはむしろ「クルマの15m以内に近付いたら爆発する」の方がツラそうですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-24 21:58:00)(良:1票)

48.  トランスポーター2 トラポンシリーズ第2作。1作目を超えようとかいう気負いはまるでなく、おーんなじような映画をもう一本作ってみました、という趣向。まさに“シリーズもの”の鑑、長続きする秘訣です(まだそんなに続いてはいませんが)。今回、凄腕の主人公が請け負った仕事は「子供の送迎」、しかしこの子供が例によって例のごとく、悪の組織に狙われるのでした。しかしこの組織、最初は医者になりすましてこの子供に何やら怪しげな注射を打とうとたくらむ、たったそれだけの事を遂行するのにどえらく大掛かりな計画を実行しておりますが、しかも主人公の活躍によってこの計画が頓挫するやいないや、「じゃあ今度はB計画だ!」。抜け目が無いにも程がある、もしや、子供を送迎する運転手がとてつもない凄腕だったりしたらA計画が妨害されるかもしれないよね、とか予想してたんですかね。こういう無茶苦茶さがナイスです。ちなみに敵の首領は、剣道?の達人、らしいけど、その後の展開にはあまり関係無し。この辺りのテキトーさもなかなかのもの。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-29 16:23:20)

49.  トパーズ(1969) “異形の傑作”ともいうべき『サイコ』や『鳥』でとうとう、映画の枠からハミ出てしまうような、アクロバットな映画作りをやってしまったこと、これは結局、ヒッチコックにとって自滅的だったのかも知れません。これらの作品の後で、一体何を作ればいいのか? ひたすら目新しさを狙って“映画の解体”路線を突っ走らない限り、ファンの期待には応えられないのか? そんな中で、本作は、スター俳優を起用するでもなく、奇を衒うでもなく、比較的地味ではあるんだけれども、その分もしかして、雑音抜きで楽しんで作った作品だったんじゃないのかなあ、と。内容はヒッチコック作品お馴染みの「スパイもの」で、ヒッチコックらしいカメラの「遊び」も随所に見られます。冒頭のクレーン撮影のワンショットなど、結構意表をついてますし、他にもサスペンスを盛り上げる演出が盛り沢山。もっとも、「キューバ危機の背景には、実はイロイロな事件がありましたとさ」みたいなオハナシなので、ややプロットがまとまらない印象は拭えないんですけれども、その分、シリアスさ、とか、スケール感、みたいなものも感じさせる作品になっているのではないでしょうか。なお、ちょっと気になった点は、中盤、デベロウとファニタとパラの3人がテーブルを囲むシーン、デベロウの背景の壁に誰かが近づいてくる影が一瞬写る(足音も入れられているので多分、給仕の女性の影?)のに、前後のカットにはやっぱり座っている3人しか写っていない。これはミステイクですかね? なにせ心霊写真みたいで気持ちワルいのですが。[DVD(字幕)] 7点(2010-03-15 22:48:24)

50.  トロイ(2004) 「CG足してド派手に盛り上げといてよ」「とは確かに言ったけど、こりゃ幾らなんでも足し過ぎ。多すぎだあ」「でも、まあ、いいや」的スペクタクル。でも、意外に先頭シーンに違和感が無く、マスゲームとしてのスペクタクル感は十分堪能できます。あと、“人気俳優:筋肉見せっこ対決”もなかなかのもの。ま、それだけの映画と言われれば、反論しませんが(反論できませんが)。肝心の「トロイの木馬」が、最後のつけ足しみたいになっちゃってるのもオドロキ。おかげでアキレスの行動基準が理解不能。いやはや、ペーターゼン監督も、この作品と、『ポセイドン』とを考え合わせると、何か、悟ってはイケナイものを悟っちゃったんでは無かろうか、と、少々不安を感じないでもないのですが、一方では、この割り切りぶりに楽しみな部分もあったりするのでした。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-03 08:05:57)

51.  ドーン・オブ・ザ・デッド 「何借りてきたの?」「えと、あの、ゾンビものを」「えっゾンビ。まだ卒業してなかったの?」とカミさんの非難を浴びてしまう。そりゃまあ、カミさんの前でロメロの『ゾンビ』を熱く絶賛したことはあるけれど、別にゾンビものに入れ込んでいる訳ではなく、何だか、入学もしていないのに卒業を迫られているような。「この7月、BS11さんが雷蔵の若親分シリーズを全作放送するねんで」「えっ雷蔵。まだ卒業してなかったの?」「・・・で、あの、8月はガメラを」「・・・」。肩身が狭い。それはともかく、ロメロの『ゾンビ』のリメイク作、という本作ですが。元映画における象徴性みたいなものが本作では希薄なのをもって、「『ゾンビ』を全く理解しとらん!表面的過ぎる!」と怒ってしまっては身もフタもなくて、こりゃ確信犯な訳でして。むしろ、元映画の表面、あくまで表面をなぞりつつ、中身はなるべく新鮮なものに置き換えていこうという、その意欲がスゴイ。これはこれで印象的なシーンが多く、なかなかの面白さ。ただ、いささか性急過ぎてその個々の印象を十分深めるところまで至らず、結果的には「何だか、とりあえず、盛りだくさんではあったぞ」というのが、一番強い印象。そもそも、『ゾンビ』における「人間そっくりだけど人間じゃないから楽しんで殺してよい」というアナーキーさから来る後ろめたさ、これを本作では、屋上からの射撃シーンにおいて、主人公に非難させてしまった、この点だけとっても、やっぱり『ゾンビ』って二度と生まれない傑作なんだろうなあ、このリメイク作じゃあ、とても太刀打ちできんよなあ、という感想を持っちゃう。・・・ところで映画の良し悪しには関係ないけど、早朝に起きだしてこの映画を観てて、妊婦が云々という展開に、少々ヤな気分になる。何しろ、カミさんも臨月で、先ほど、夜中に、「陣痛が来たかも」と騒いでたところだったのだから。って、そんな状況で、本作なんぞを観てる自分の方が明らかに悪いんだけどね。で、朝が来てカミさんは産院へ。昼には無事、息子が誕生したのでした。はっはっは。名前は、雷蔵にしようかな(ウソです)。ではまた、今から産院に面会に行ってきます、ハイ。[DVD(字幕)] 7点(2009-08-02 15:16:10)(良:1票)

52.  ドラゴンハート 何といっても、ドラゴンの造形の見事さ、そしてCGによる動きが、実にスバラシイです。夕日をバックにした光景が、恥ずかしいくらいカッチョよい・・・。滅びゆく運命を受け入れたような達観したドラゴン、一方ではコメディタッチで子供向け丸出しのストーリー、その落差にはズッコケますが、これもまあ、特撮への自信があってこそのことでしょう(と好意的に受け止める)。デニス・クエイドが“真の騎士”ってのもウサン臭くてなかなか斬新。と思ったら中盤以降はこれまた実はコミカルな役回りでした。コバヤシも大活躍。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-15 10:34:54)(良:1票)

53.  トランスフォーマー なんともアホアホでノーテンキな設定と物語。それに対して、クライマックスのエゲツナイばかりの壮絶市街戦。この両者のメガトン級のギャップが、実にトンチンカンで唖然とするのですけれども、ここで「唖然とする」などと言ってみたりする自分に対しても、これまたどこか白々しいような気もします。と言うのも、このトンチンカンさって、実は、トホホ映画のファンならば「誰もが思いつく・誰もがやってみたい・誰もが夢に見る」ようなタイプのものだから。CG全盛の時代、このような不自然かつ不必要なまでの壮絶さが、こんな映画にまで入り込んでくるのは当然の成り行き。だもんで、そこには、親近感も感じれば、またそれ故に近親憎悪みたいな感情も湧いたりするわけで。ま、何のかんの言っても、「金かけてホントにこんな映画作っちゃったモン勝ち」みたいなところがあって、我々も相応に楽しむわけです、「で、どーせ続編作ってさらに儲ける気だろ」、とかブツブツ言いながら。あと、オジサンの苦情を言わせてもらえれば、「ロボットがゴテゴテとデコってて、何が何やら目が追い付かない」「どっちが敵でどっちが味方かよくわからない」ってなところですかね。後者の方については、最近、プロレスのタッグマッチを見てても同じ感想を持つことがありますが。歳だなあ。[DVD(字幕)] 7点(2008-06-21 18:43:47)(笑:1票) (良:1票)

54.  特攻大作戦 重罪人を掻き集めて作ったポンコツ特攻部隊。前半は彼らの特訓が描かれますが、何ともユーモアにあふれてます。そもそも戦争自体にヒューマニズムは無い、だからこそ映画も、「ホラ、戦争ってこんなに非道なんですよ」、なんてことは改めて語ったりしない。「ホラこんなに残酷」などと、「ある点」を強調してしまえば、ひとつの残酷さは示せるが、一方で「他の点」を糾弾しないこと、間接的に「認めること」になりはしまいか。戦争とは首尾一貫して矛盾に満ち、残酷なものなのに、「あるキタナい一面」のみを強調するという「キレイ事」に走ってしまうと、その先にあるのは単なる安心感でしかない。この映画はそのような態度を否定しています。あえてコミカルなタッチで描き、それと同時に、描かれる内容は決してキレイ事ではない、ということ。ここで描かれているのは、「善い」とか「悪い」とかいうことではなく、強いて言えば、この「汚い12人」のギラギラした生命力、でしょう。このキレイ事ではない、という点は、クライマックスの特殊作戦にてさらに顕著になります。作戦中、あのギラギラしていた「汚い12人」はバタバタと倒れていき、そこには何の感傷もなく、まさに消耗品としか言いようが無い。作戦自体も、無抵抗のドイツ人を一方的に虐殺する、という、まるでヒロイズムが感じられないもの。そもそも、アメリカ軍人がドイツの軍服を着て戦うのって、ヒギンズの「鷲は舞い降りた」にもあったように、ジュネーヴ条約違反だったりするのでは? などなど、普通のアクション映画であればクライマックスを観りゃあストレス解消、スッキリするものを、この映画では、それまで物語の背景に隠れていた(とは言え薄々感じていた)「戦争の矛盾」というものが、クライマックスで容赦なく噴出して、スッキリしないような、ちょっとスッキリしたような(←ドンパチ観るとやっぱり興奮しちゃうんだもん。笑)、複雑な気分になる映画、であります。ちょっとケチをつけさせてもらうと、12人の罪状というのが、少し同情できるような点のあるものが多く、ちょっと「キレイ事」っぽくて、イヤでしたね。「無難なバランス感覚」という打算を感じてしまう。当時はこの辺が限界、だったのかなあ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-11 22:04:48)(良:1票)

55.  逃走迷路 《ネタバレ》 とにかく冒頭からやたらテンポがいいです。開始早々、あっという間に主人公は濡れ衣を着せられ警察に追われる身に。ここまでテンポがよいと、ちょっとイヤな予感がしてくるのですが、案の定で、大した伏線を張ることもなく、スイスイとお話が進んで行く。テンポが良すぎて、シーン前後の繋がりの悪い、説明不足の部分も散見されます。それにこの映画における主人公の立場が曖昧なのがどうにもイタい点、テロ組織は彼をどうしたいのやら、よくワカランし(ロクな確認も行わないヌルい組織だ)、主人公自身も脚本家も、警察に追われているという立場を後半忘れてしまったんじゃないか?という迷走ぶり(「警察と組織の両方から狙われる」というルールを提示した以上、最後まで通してもらわないと・・・)。ビルの窓からメッセージを落とすシーンも、さほど有効に機能しておらず、場当たり的との印象を強める。「サービス過剰は必ずしも大サービスならず」と言ったところでしょうか(我ながら名言だ・・・?)。さてしかし、やはり数々の見所はやっぱり忘れ難いものがあるわけで、例えば冒頭の火災シーン、なかなかにスタイリッシュ。あるいは中盤、ダンスしつつイチャイチャする二人に、しっかり追随していくカメラ。そしてお馴染み、ラストの自由の女神。実に迫力あるシーンに仕上がっています。フライが落ちて行くときの悲鳴、文字では何とも書き表せないような絶叫で、なかなか心がこもっておりました。ははは。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-27 22:41:13)(良:1票)

56.  トラフィック(2000) この編集前みたいな映像が、完全に人工的に作られていると考えたら、もうビックリ、目眩がしてきます。多分、とんでもない労作なんでしょう。それだけにリアリティに貫かれており、麻薬問題は絵空事でない、という事がよく伝わります。このドキュメンタリ・タッチが、ではドラマの盛り上げにも役立ったかというと、う~ん。私もやや長く感じちゃったなあ。まださらに面白くできる余地はあるんじゃないかなあ、という、変な期待はあります。7点(2003-10-18 07:28:49)

57.  特攻サンダーボルト作戦<TVM> パレスチナゲリラによるハイジャック「エンテベ事件」、何度か映画化されてるようですが、多分一番有名と思われるもの(少なくとも私はコレしか観てない)。元はテレビムービーだけど、題材が題材だけに、当時は日本で公開できなかった、という作品(後に猪木が対戦を申し込んだアミン大統領も登場)。背景がキナ臭いんで、描かれてる通り素直に楽しんでいいものやら、若干気になりますが、チャールズ・ブロンソンの男クサさもそれなりに堪能できるし(群像劇なので出番は多くないけど)、事件から時間も経ってるし、まあ、普通にアクション映画として観ましょ。7点(2003-10-13 15:18:48)

58.  トワイライトゾーン/超次元の体験 ビック・モローが亡くなったというヘリ墜落事故の様子は、「決定的瞬間!」みたいな感じのテレビ番組でよく取り上げられてましたが、あれは本当に悲惨。俳優であれスタントマンであれ、撮影時は安全には気をつけて欲しいですね。さて、やはり私もジョージ・ミラーの4話目が飛び抜けて面白いと思います。スピルバーグはこんな2話目みたいなの撮って、守りに入ってヤだなあ、とか最初は思いましたが、意外とこの辺りが転機なのかもしれません。7点(2003-08-13 23:47:59)

59.  遠すぎた橋 話のスケールを映画自身が持て余してしまって、エピソードの積み重ねにややチグハグなものを感じます。このため、観終わった後に残る徒労感を、映画の反戦メッセージとして受け取るのか、それとも映画自体に対する徒労感として感じてしまうのか、微妙なところです。それでも、戦闘シーンの迫力ある描写は観るものを圧倒するに十分。主役級の俳優が、もう出るわ出るわで、ミーハー魂にまで引火する始末。7点(2003-07-26 20:07:49)

60.  ドロップ・ゾーン 「要するにスカイダイヴィングが見たいんだろ!じゃあこれでどうだ!」とばかりに、ダイヴィングをたっぷり見せてくれます。「ブルーサンダー」のドッグファイトで見せたジョン・バダムのこだわりは、ここでも健在でした。ま、これであと映画が面白ければ申し分ないのですが。7点(2003-06-01 17:11:39)

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