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1. DOOM ドゥーム
《ネタバレ》 こりゃゲームらしさが完全にマイナス方向に作用してしまってるなぁ。アンジェイ・バートコウィアクっていったっけ?ヒップホップ・カンフー三部作(『ロミオ・マスト・ダイ』とかね)見たときも思ったんだけどこの監督、「ここぞ!」という時に盛り上げたり、物語の流れに緩急をつけたりする演出力がイマイチ足りないんだよね。クリーチャーが画面にその姿を露にするまで引っ張るだけ引っ張って、ようやくクリーチャーが画面に姿を現したと思いきや、RRTSのメンバーは大した攻防も出来ずにバッタバタやられてくばかり。おそらく原作ゲームを大いに意識したであろう一人称シューティングの映像手法は斬新だけど、映画のスパイスに成り得ているかと言うと微妙。第一、ゲーム知らない映画ファンにとっちゃ「何事?」と思うだけでしょ。原作ゲームをプレイした方にした分からないネタもふんだんにあったんだろうけどね。ところでクライマックスの格闘シーンでリーパーも軽々と鉄筋を曲げていたような気がしたけど、結局彼もクリーチャー化してしまったのかな?[DVD(字幕)] 4点(2006-10-23 01:20:52)
2. トランスポーター
スティサムが披露するカンフーアクションがジャッキー映画のそれと似ているのは、コーリー・ユンが振付けたアクションだから仕方が無い。
しかし、前半のカースタントや銃撃戦を主体としたアクションから、後半、急にカンフーアクションにシフトチェンジする様は見ていて辛いものがあった。
全く持ってブツ切りであり、有機的な効果を挙げておりません。
いや、カンフーアクションを持ち出したこと自体が失敗でしょう。
製作陣が「ブルース・リー風のアクションを振付けてくれ」とアクション監督に要請したものなのかどうかは知らんが、香港の武術指導理論を異国・フランスまでまんま持ち出してどうしようというのですか?
そのお国柄風にアレンジしたアクションをきちんと設計してこそ、プロの仕事と言えるのではないの?
これがアジア系の男なら絵になりますが、体格良い白人のおっさんが上半身裸になって、オイルまみれになりながらザコ薙ぎ倒してもらっても、見ている側としてはギャグにしか見えてこないが辛い。[地上波(吹替)] 5点(2005-09-20 12:59:19)《改行有》
3. 泥棒成金
私のヒッチコック演出初体験作品なのですがあまり面白く無かったです。
「犯人は誰か?」という興味をあまり掻き立てられないし、ストーリー展開も凡庸な感じでイマイチ。
ただ、グレース・ケリーの眩い美しさだけは特筆もの…って結局この作品の魅力はそこに終始するのか…。
上の方の言う通り、見る順番を間違えたようですな。[CS・衛星(字幕)] 5点(2004-11-14 05:12:31)《改行有》
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