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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. エクソシスト2 恐らく「エクソシスト」を楽しんだ多くの人は、悪魔対エクソシストの対決や、オカルト的な恐怖が印象に残っていると思います。だからこの「2」は、比べるなと言われても、どうしても続編を語ってるだけあって同様の恐怖を求めてしまいます。ルーツとか語られてもあんまり怖いとは思わないし、むしろ「霊、悪魔って怖いんだ」と思って観てる人が急にイナゴの話をされても「え?私、田舎で見慣れてますが」みたく興ざめしてしまう所があるんじゃないでしょうか。或る意味神がかり的に完成度の高かった「1」に比べ、説明過多で、話が蛇足的に感じてしまいました。リンダ・ブレアも普通の器量の悪い子って感じだし、映画のスケールもダウンしているなと思いました。カメラワーク、音楽はとても魅力的だったので、もっとシナリオを練り込んでオカルトホラーに徹底して欲しかったです。キューブリックがワーナーからこの作品の監督を打診され、すぐさま断っただけの事はあります。[DVD(字幕)] 3点(2006-07-14 12:08:11) 22. L.A.コンフィデンシャル 展開は面白いんだけど出演者が多すぎるせいで「見せられてます」感が強くあまり残らない。もう少しシンプルに展開出来たらもっと良かったと思う。キム・ベイシンガーがこれでオスカーを獲った時は驚きました、正直ほとんど印象に残らなかったので。下にも書いてる方がいましたが、この頃ってケビン・スペイシーとラッセル・クロウの区別が付かずに苦労しました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-19 15:49:57) 23. エレファント・マン 日本でも81年度外国映画配収第1位という大ヒットを記録した映画です。それと共に喜劇俳優メルブルックスに監督抜擢されたデビッドリンチが認められたきっかけの映画でもあります。それまでのリンチが撮影した映画は奇跡のカルト映画「イレイザーヘッド」僅か1本だけ。それを観ただけで彼の素質を見抜いて、この大作に起用したメルブルックスが本当の意味での成功者ではないのか?と思うのです。 グロ・エロで独自の世界をゆくリンチ作品にあって、これと99年の「ストレイトストーリー」だけはちょっと違います。ある意味万人向けですし、感動まであります。そこが嫌いなリンチマニアもいますが、私はどちらのリンチもアリだと思っているのです。 この映画は実話で、ジョンメリック(本当はジョージメリックさんらしい)も実在したというのです。リンチの興味がストーリーよりもその造形や音響にあったとしても、この作品に感動をおぼえるリンチファンは沢山いたと思います。 メリックに協力的な働きをするトリーブス役に、「羊たちの沈黙」「レッドドラゴン」などでハンニバルレクターを怪演したアンソニーホプキンス。ジョンメリック役は、「エイリアン」のジョンハート。その他も「奇跡の人」のサリバン先生役のオスカー女優アンバンクロフト(実際のメルブルックス夫人)など、確かな演技力の役者にうなります。重いタッチの映画ですが、1度観て損は無い作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2006-06-15 16:14:03)(良:1票) 《改行有》 24. A.I. 「シックスセンス」の後で日本中がハーレイ君人気真っ只中の公開だったので、ヒットしたと言っても過言ではないと思う。ちなみに最もこの映画がヒットしたのは日本だったとの事です。映画的にはシナリオも最後の方は特に試行錯誤の結果生まれた展開みたく思えるし、感動は出来なかった方も多いと思う。ただ、敬愛するスタンリーキューブリックの意志を受け継ぎ、この映画を完成させオマージュを捧げたスピルバーグの姿勢を評価しています。出演者も皆頑張っていたし、何度も観返したい映画ではないが、悪い映画でもないと思う。[映画館(字幕)] 5点(2006-06-12 18:40:11) 25. エレファント 映画としては確かに退屈。「フォーンブース」と同じ81分なのにもっと長く感じた。でも確かに今の時代って昨日までそんな兆候もない奴が、突然こういう事をする世界だから逆にリアル。色使いとかにこだわりはあるものの、説明も台詞も派手な構図も全く無い最初の1時間は眠い。でもこれが事実に基づいているという前知識があるから目が背けられない。ラストの「どちらにしようかなー」というシーンに恐怖のあまり鳥肌が立った。ゲームで人を殺す事に慣れている痛みを知らない世代の一部が巻き起こした事件を、ガス・ヴァン・サントはリアルに描いたのだと思う。学校生活なんて誰しも楽しいばかりじゃないし退屈。それをリアルに描くとこうして展開的には退屈になるのだと思う。犯人の視線での発砲も怖かった。だてにパルム・ドールを獲っていないと思う。でも何度も観返したい映画でもない。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-14 12:18:56) 26. エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 12才の少女リーガンの体内に悪魔が忍び込み、カラス、メリン両神父との最後のまさしく命をかけた壮絶な戦いは息をのみます。本当に迫力があって、怖いけど力が入って見逃せない雰囲気です。冒頭、北イラクで遺跡を発掘した事から悪魔が目覚めるというちゃんとした始まりがあるのに、そこにあまりこだわらず徹底して戦いをクローズアップした事がこの作品が、さしてキリスト信仰のない日本でも当時大ヒットした要因ではないでしょうか?事実、4年後に作られた「エクソシスト2」は理屈っぽくて、あまり良い作品とはなりませんでした。今回のバージョンでは伝説のスパイダーウォークなども観られますが、オリジナル版でも十分に怖いし、完成度が高いです。 結局命を落とすのですが、悪魔のささやきに惑わされず最後まで闘った、マックスフォンシドー演じるメリン神父がかっこよかったなぁと改めて思いました♪DVDジャケにもなっている、車から降りて家に入る前に家を見つめる暗闇の絵は、まさしく戦いの前の静けさという感じでカッコよすぎなのです♪ リンダブレアもよくやりましたよ(^^;でも子役でブレークすると後が続かないという先駆けみたいな存在になってしまい、役者としては強烈なインパクトすぎたこの役はちょっとかわいそうでもありましたね(^^;8点(2004-09-22 17:40:03)《改行有》
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