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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. エアポート’77/バミューダからの脱出 一般の旅客機じゃなくて、個人所有の専用機、という設定がちょっと退屈。お金持ちのジャンボが~!って言っても、あんまり同情できないものね。でも、密閉された閉鎖空間のイヤ~な感じというのはよく出てますし、ヘンに色んなスペクタクル要素を盛り込まず、脱出、救助だけに絞っている分、じっくり楽しめました。最近の映画、色々サービスたっぷりに盛り込み過ぎるから、どんどんウソっぽくなるんですよね。まあ、着水時の衝撃にジャンボがあんなにしっかりと耐えられるのか?という疑問は残りますけれど。6点(2003-11-23 19:42:29) 42. エアポート’75 『大地震』で余った予算で作ったって、ホント? メインキャスト2人、プロデューサー、撮影監督が『大地震』と一緒。それはともかく、オールスターキャストだけど、ヘンに気張ってあれこれドラマを盛り込まず、適度なサイズにまとまった映画で、軽くて浅いけれどそれはそれで好きです。一大スペクタクル映像こそないけれど、実機を使った、実際に飛んでる映像ばかりで構成されていて(ミニチュア使用の多いエアポートシリーズでは例外的な作品ですね)、今の、何でもすぐCGな映画にはない臨場感があります。ボーイング747を最もブサイクに描いた映画が『エアフォース・ワン』ならば、これは最も美しく描いた映画です。[映画館(字幕)] 7点(2003-11-23 16:57:46) 43. 英雄の条件 他国にちょっかい出して、他国で人殺した事について延々言い訳する映画を、私はどんな顔して見ていたらいいんでしょう?映画のあちこちつついてみても、どこにも皮肉なんて見当たらないですしねぇ。こういう、アメリカにとって都合のいい解釈してるアメリカ映画は、輸出するの迷惑だからやめてちょーだい、って思いました。[映画館(字幕)] 2点(2003-11-22 21:40:42) 44. A.I. 《ネタバレ》 映画は最初に人間の視点でロボットを見ています。デイヴィッドにも作られたモノゆえの違和感があります。しかし、映画が進むうちに、段々とロボットの視点に移行している事に気付きます。観客は人工知能の心に移ろいゆき、そして最後には、ロボットの視点で作られた人間を見る事になる・・・。この流れのために、映画はシンメトリーの構造を成しています。冒頭の作られたアンドロイドはラストの作られた母親に繋がり、コールドスリープ状態の「本当の息子」は、2000年凍りついたデイヴィッドに繋がり、溺れる息子は海に身を投じるデイヴィッドに繋がり、と。そこから見えてくるのは不確かな人間の心。ちょっとした情報の入力で揺らぎ、移ろいゆく、愛の普遍性に投げかけられた疑問。人類が滅亡する事で、デイヴィッドの人間としてのアイディンティティーが認められるという皮肉な展開も含めて、スピルバーグらしからぬ毒をたっぷり含んだ映画となりましたが、残念ながら視覚から得られる映像的刺激に乏しく(なんて俗っぽい美術デザイン!)、退屈さはいかんともしがたいのでした。6点(2003-11-22 00:08:48)
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