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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ナチス、偽りの楽園 ハリウッドに行かなかった天才 《ネタバレ》 人間誰しもが抱えている弱さや妬みといった闇の部分を上手く利用しホロコーストを実現させてしまったナチスの卑劣さをクルト・ゲロンという俳優の人生を通して映し出した作品でした。 しかしまあ、ナチスの偏った主義主張を知っていながら、収容所がユートピアであったというような露骨なプロパガンダが受け入れられてしまっていた事実には本当に恐ろしさを感じましたね。仮にパラダイスであったとしても、居住者は自らの意思で集まったわけではなく、強制的に集められたものであったわけですし、胸にJEDEのマークをつけられているのに・・・・ [DVD(字幕)] 7点(2012-01-15 00:10:54)《改行有》 2. 渚にて 《ネタバレ》 核戦争により全人類が全滅という恐ろしいテーマを非常に穏やかにそして切なく描くことによって、核の恐ろしさや戦争を止めることのできない人間の愚かさを伝えてくれる映画でした。 派手な戦闘や爆発のシーンは無いですが、核戦争の被害がじわじわと広がっていく様子がさりげなく描かれておりそれが逆にリアルな恐怖を感じさせます。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-29 20:43:19)(良:1票) 《改行有》 3. ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 まるで、自分がその街にいるかのような気分にさせてくれる作品ですね。個人的に人気の無い夜中の街の風景が結構好きなので、とても楽しめました(何か、昼間よりもリアルな感じがするんですよね)。 ストーリー的には、パリの話が一番好きでした(「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダルが中々すごかったです。)。後は、ヘルシンキの話の登場人物の名前がミカとアキって・・・・カウリスマキ兄弟じゃんw ジャームッシュのセンスの良さに浸れる2時間でした。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-07 12:07:50)(良:2票) 《改行有》 4. ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 何が面白いと聞かれてもはっきりとは言えないんですが、作品全体に流れるしょうもない雰囲気が非常に好きです。クライマックスののあの何とも言えない微妙なダンスシーンが最高ですね。何か邦画のミニシアター系作品をアメリカでやるとこうなるみたいな感じです。ていうか、主人公のナポレオン・ダイナマイトは今までのアメリカの青春映画には決して出てこないタイプで非常に斬新なキャラですね。まあ、おまけに兄貴はちょっとヤバい感じの引きこもりだし、叔父さんも非常に胡散臭いし・・・・良くヒットしたなという感じではありますがw(メキシコ人の友人やその身内もいい味出してます。)でもさすがにアメリカ映画、最後は非常に爽やかにまとめてくれています。 あと、この邦題はヒドすぎますね。内容は全然違うし、この「バス男」の方が「電車男」の数倍面白いです。(逆にバス男の面子でアメリカ版「電車男」を作ったら面白いかも・・・・・) [DVD(字幕)] 8点(2006-11-05 18:12:36)《改行有》
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