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1. 2001年宇宙の旅
芸術的感性同様、SF的感性というべきものが存在すると思っている。それが無いと、どんなSFを観ても陳腐に見えてしまうという代物である。数あるSF作品の中でも、とりわけ本作品は、その感性をフル動員しないと、いわゆる面白くない、のである。「スターウォーズ」だけがSFだと感じている人にとって本作品は面白くない、に違いない。しかし、感応できる人にとっては、これほど興味深く、面白い作品はないのである。キューブリックはメッセージを観客の感性に委ねたのである。意見百出、賛否両論、すでに我々は、キューブリックの術中にはまっているのである。10点(2003-07-08 01:22:20)(良:1票)
2. 2300年未来への旅
人口問題や高齢化問題など、映画「ソイレントグリーン」などにも見られる重要なテーマを内包しながらも、展開や映像技術が稚拙で、「もったいないな~。」と思ってしまう作品。好きな相手が生で選べる未来版出会い系サイトみたいなのや、酒池肉林ゾーン、整形サロンなど、面白い仕掛けもあるが、なんせオモチャっぽい。脇役でファラフォーセットが出ているが、ヒロインよりオーラが出てるかも。壮大なイメージで誰かリメイクしないかな。酷評したが、なぜか我が家にDVDがある。6点(2003-06-22 23:07:08)
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