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1. ニューヨーク1997
《ネタバレ》 もうこれはこの手の映画の第一級の古典といっていいのでしょう。日本もこれから凶悪犯罪者が激増して、刑務所が満杯でもたなくなれば、どこかの島をこんなふうにあてて、「島流し」を政府は検討し出すかもしれない。まんざら荒唐無稽ばかりでない近未来。それはそうと、ラストでまんまと当局にいっぱいくわせつつ、署長の再雇用の提案にも見向きもせず、飄然と立ち去ってゆくスネークの反権力ぶりが素敵だった。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-09-24 04:41:14)
2. ニック・オブ・タイム
「劇の時間が観ているリアルタイムと一緒」というふれこみで、TSUTAYAがおススメ「発掘良品」の棚に、「知る人ぞ知るこの2本」のうちの一本として並べていたので借りてきたところ、なんだ昔一度観たことのあるものだった。それくらい印象の薄い作品。いかんせん、根本的にプロットに無理がある。もし自分が暗殺側だったら、こんな面倒で、危険の多いやり方は絶対しない。観客にハラハラさせてやろうという、はじめの企画段階からの意図が見え見え。なるほどハラハラはさせるだろうが、薄っぺらな作品。[DVD(字幕)] 3点(2010-11-12 03:48:24)
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