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1. ネバーエンディング・ストーリー第2章
《ネタバレ》 主人公の子役が気味悪いとか、幼ごころの君が全然幼ごころでない顔だったりとか、ブツブツ言いながら観てたが、けっきょくは大人を経由したファンタジーでしかないって不満。もちろんファンタジーの世界を作り上げるのは大人には違いないけど、子どもを尊重してないんだよな。原作者エンデがあんまり好きでないのは、どこかそういう「大人だまし」の作家って気がする(キャロルや賢治のようには古典になれないのでは)。願いごとが叶うたびに記憶が消えていく、ってのなんかはちょっとオツなんだけど、最後の願いが「あなたの心に愛を」で決められると、やはり呆然とする。カラッポってのが深そうに感じられたのに、それを埋めるのが「愛」だったとは。どこまでが原作の責任で、どこから脚色の責任なのか知りませんが、筋が単線で広がりがない。[映画館(字幕)] 4点(2014-01-16 09:41:39)
2. 眠れる森の美女(1959)
平板な画づくりにして、絵画的にする効果。『白雪姫』みたいな話だけど、こっちはラストにヤマ場をちゃんと作ってある。イバラが繁茂していくあたり、逃げ出すときの危機一髪の感じ。『白雪姫』の、初めてのものに挑戦している緊張がない代わりに、定型ができている安定がある。妖精たちの飛翔感。一番の見せ場は、誕生日の魔法のイロイロかな。卵たちが自分で動いて料理の本を読んだりしているのがおかしい。縫い物の、生地や糸の動き、これが美しい。そして糸車ってのが「運命的」なのよね。そのあと眠りにつかせるシーンがまたスペクタクル的見せ場。堀脇の灯も順に消していくの。[映画館(吹替)] 7点(2011-06-01 13:55:54)
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