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1. パール・ハーバー
いやー、3時間もよく耐えて観たよ。えらい!
能無しプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと、アメリカ万歳監督マイケル・ベイだから、何も言うことはないのだがとにかく酷い。真昼の連ドラ以下の茶番三角関係。そのスパイスに真珠湾攻撃を扱うなどとは言語道断。
日本人の描き方などはどうでもいい。所詮マイケル・ベイだ。ただ、作品として成立しないほどの低レベルな脚本と俳優の演技はもう笑う他はない。編集に関してもセンスなし。ただとにかく長いだけの映画である。
主人公クラスの女性がとにかく男女関係に軽い人間としてしか描かれず、感情を持たない人形のように見えてしまう点がまずいただけない。これでもう開始15分で見る気が無くなる。それを取り囲むベンもジョッシュも最低レベルの演技で飽きさせてくれる。メロドラマに散々閉口したところで鬼畜なジャップがハワイを蹂躙するというわけで・・・。観客のフラストレーションは全てジャップにそそがれるというわけだ。
肝心の奇襲シーンだが、素晴らしくよく出来ていて実写とCGとミニチュアの区別をつけることも困難。最高レベルのVFX技術を堪能できるのだが・・・。
いかんせん、見せ物としてしか描く気のない製作者のこと、リアル感はなくまるで戦争シミュレーションゲームのイベントシーンのような仕上がりになっている。史実を完全に無視する過激な描写によって、日本人の残虐性を強調する点も製作者の人間性を疑わせる。
ラスト、お決まりのように偉大なるアメリカ合衆国のメッセージとともに、なんら意味も持たない3時間の無駄な映像作品は終わりを告げる。
1,観るだけ時間の無駄
2,それでも観るなら覚悟を決めて座り心地の良いイスを準備せよ
ということだ。
いやー、「アルマゲドン」が面白いと思えるこの映画は素晴らしい!!1点(2004-05-18 20:34:58)《改行有》
2. パーフェクト・ワールド
皮肉なタイトルですよね。でも、現実はタイトルとは違うよって言わんばかりの内容がかえって切ない。子ども心底からを愛せない親、親の信仰に従って生きる子、そして主人公。 子どもを誘拐するなんて行為は肯定はできないですが、その道中での二人の心の機微を見てると、人の心のどこかに「パーフェクト・ワールド」はあるのかなって気がしました。ドラマとしては物足りなさも残りますが、ロードムービーが少なくなった昨今では秀作だと思います。7点(2004-05-02 06:57:14)
3. パーフェクト ストーム
ハリウッド映画の常識からハズれたラストは、観客の予想を裏切る点で凄いと思います。ILMの視覚効果は頑張ってますが、一流のキャストを揃えた割には人間描写がいまいちで残念です。5点(2004-05-02 06:44:14)
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