|
1. バック・トゥ・ザ・フューチャー
ネタをつぎからつぎへと繰り出していって、それが最後に集大成していくという手法は、まさにアメリカ映画の独壇場だと思います。そしてこの作品はその嚆矢ともなったものではないでしょうか。『ダイハード』などにつながっていく(って、どっちが先だったっけ・・・)。ちなみに外見がドクそっくりの人を知っています。あちこちでドクに間違えられているようですが、本人は得意げ。本物同様たしかにちょいと変わり者ですが、よい人物です。8点(2004-08-31 22:12:24)
2. バウンティフルへの旅
高齢者が、なんとかいまはもう存在しない故郷へ帰り着こうという作品です。故郷はしっかりと記憶にあり、自分の故郷はバウンティフルだと堂々と名乗れる。しかし実際にその故郷は廃村になってしまっているという二重性。この揺らぎがいろいろと考えさせてくれました。旅にもいろいろあるでしょうが、「最後の帰省が最高の旅」なのかもしれませんね。こじんまりとしていますが、なかなかの作品だと思いました。ぜんぜん雰囲気は違うのですが、さだまさしの「水底の村」という作品を思い出しました。ばらばらになった人生の糸がかろうじてまた結ばれる。これって、いささか宗教的なことばになり気が引けるのですが、「浄土」の予兆といってよいような気がします。高齢化社会を迎えるこれからの日本。この手の記憶をめぐる作品が増えていくものと思われます。結構期待しています。7点(2004-08-31 21:49:36)
|