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プロフィール |
コメント数 |
34 |
性別 |
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自己紹介 |
じっくりと作品世界に浸れる映画が好み。 |
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1. バビロン(2022)
《ネタバレ》 賛否両論あるのを知った上で、スケールの大きな群像劇に期待して鑑賞。
結果、あまりの無頓着さと幼稚さに呆れた。
「映画って素晴らしい、だから舞台裏がどんなに醜悪でも仕方ないよね」じゃダメでしょ。
ゴシップライターが突然上から目線でブラピに説教する台詞と、
ラスト、人気映画の映像を借用した力技で綺麗にまとめようとしても、やっぱりダメでしょう。
音楽とテンポで押しまくる演出は効いているが、
そのぶん中身の空虚さと、現実に向き合わない幼稚さ・不誠実さが露呈している。
ビッグビジネスの為なら、外国人エキストラが何人死のうが未成年が何人使い棄てられようが関係ない、
それが映画業界の歴史だって?
幼稚な妄想に浸っていないで現実を見ろと言いたい。
搾取、過重労働に支えられた大量生産、
凄惨なハラスメントが問題視される中、
よくもここまで軽薄な、搾取する側の自己正当化映画を撮れたものだ。[ブルーレイ(字幕)] 1点(2023-06-04 15:11:02)《改行有》
2. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 残念ながら合わなかったという事なのか。映画全体のテーマは好みだし堅苦しい事を言う気もないが、観ていて不快感ばかり感じた。本筋にさほど関係あるとも思えない悪趣味な描写の多さ。トラウマや児童虐待、歪んだ子供同士の暴力を何度もフラッシュバックでショッキングに使う手口に辟易。児童ポルノ撮影や脅しつけるような場面をこう何度も見せられるとは。もはやラブストーリーと言うより、最後だけ甘くまとめたサイコパス映画という印象。子供、動物、赤ん坊と母親・・、痛めつけ、傷付けるシーンのオンパレード。しかも、罪悪感の重さが感じられず、妙に軽い。役者陣の声が皆甲高く、ヒステリックに響いたのも痛かった。 切ない筈のラストシーンも全く響かず。オアシスのあの有名な曲でエンディングってのも卑怯じゃないか。[DVD(字幕)] 1点(2006-05-24 05:11:40)
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