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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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21.  ハンナだけど、生きていく! 《ネタバレ》 マンブルコア作品の中でも重要作に位置づけられる本作、とゆーのも、この作品には所謂マンブルコアの特徴とゆーのが凡そ全部(かつごく分かり易く)入っている…という様にも思います。ソレこそ即興的で口語的な台詞回し、ほぼ動きを伴わない座り込んでの会話による構成、手ブレ全開のハンディカム(+加えて接写の多用)、そして内容が在るんだか無いんだか分からない様な取り留めの無い展開運び…他にも、例えばグレタ・ガーウィグに着目すればメイクとかだってもう通常の映画では見られない様なお手軽さだし、そもそも如何にもカネ持ってなさそーな感じとかも含めた彼女のキャラ自体だって高度に映画的ではない自然さ・リアルさを大いに纏っている…と確実に感じられます。コレも多分、知らずにいきなり観たらドキュメンタリだと思ったりだってするでしょう。 ただ、ソレってやっぱ根本的にはどーなのかな?と思わなくもないのですよね。劇映画で、脚本も(通常とは違うモノだろうとは言え)用意されている以上、どんなに「つくりもの」感を排除したトコロで結局はつくりものである(=つくりものであるのは確実に見透かされる)コトからは免れない…のであって。今作の様なレベルでそーいうコトをやるのであれば、そもそもどーにかしてドキュメンタリを撮ればイイんじゃね?とだって(少しだけ)思ったりもするのです。 そーするとやはり(また話にも内容があんまり無い以上)見ドコロは俳優のユニークで即興的・瞬間的な演技の仕事、というコトになってくるのかも…とは思いましたかね(ソレは必ずしも話の内容とも深くは関連していなくて…つーか)。その意味では、今作でもグレタ・ガーウィグ自体は十分に魅力(とゆーよりは観て損は無い…というレベルの奥ゆかしいモノ)を醸し出せていたかとは思うのです。決して全く見映えがしないという女優さんでもないかとは思いますが、前述どおりにごく自然な(=不必要にキラキラした感じを消し去った)キャラとして人物像をつくり込みつつ、垣間見せる「人間ぽさ」にもまた十二分に面白みがあったとも思うのですね。如何にインディーズとは言え、ある程度はそーいったクオリティを備える演技が出来て、かつその自然体なキャラを元々備えた俳優さんを起用できないと、中々好い「マンブルコア」にもならないな~というよーな気はしましたです(重ねて、だから尚更に本作にはグレタ由来の確かな価値があるのではないかな、と)。[インターネット(字幕)] 6点(2022-03-24 21:47:23)《改行有》

22.  バーレスク 《ネタバレ》 歌って踊るバーレスク・パフォーマーとしての主人公のサクセス・ストーリー、という意味では、それこそ『ショーガール』なんかにも(大まかな流れは)かなり似ています。バーレスクとゆーのは、もともとの20世紀前半においても(当時からストリップの要素を多分に含むものの)決して全裸にはならず、そのコト自体は20世紀末からのニュー・バーレスクとゆーのも基本的にはその通りで、特に現在ではエロよりも歌や踊りで魅せるもの、というコトらしいのですかね(バストトップを隠す飾りはペイスティと呼ばれるそーで)。ただ、ラスベガスではそれこそ『ショーガール』みたいなトップレスのショーもバーレスクと言ってたりするらしいので、明確な定義とゆーのは無いのかも知れません。が、とりあえず今作でのソレはあまり際どいトコロまでは脱がない(=ペイスティにもならない)ごく本当に歌と踊りが主体な大人のショー、という感じでしたかね。 そのごく健全な・まろやかな、とゆーのは見た目のみならず、お話の中身もそーだと言ってしまって好いかと思います。田舎から出てきた主人公は抜きん出た歌の才能を備えていて瞬く間にスーパーなパフォーマーになってしまいますし(だからライバルとのやり合いだとか、あとお決まりの色恋沙汰なんかも含めて派手な人間関係の立ち回りはほぼ無いですし)、終盤にお話のポイントとなるクラブの経営の危機もトリッキーな手段でアッサリ解決してしまいます。率直に、もしコレがお話だけだったら少し物足りない…という感じかとも思うのですよね。 ただ今作は、そのお話を彩るバーレスク・ショー自体のクオリティの方が確実にメインディッシュなのだとも思います(あくまでソッチを引き立たせる様なシンプルなシナリオ、という意味では、古典的ミュージカル映画風な、と言っても好いかと)。ダンスもカッコ好かったですし(+撮り方も好かったと思いますし)、何より主役の2人(アギレラ嬢とシェール姐さん)の歌唱は流石のハイ・パフォーマンスでした(圧巻の迫力)。重ねて、ミュージカル的に音楽主体でごくノンビリと観てゆく分には、まずまず楽しめる作品かと。[DVD(字幕)] 6点(2022-02-05 00:46:47)《改行有》

23.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 まずは矢鱈と長尺なのですが、密度自体は決して低くないとゆーか間延びしてたりするコトもないし、結論的にはワリと全編通してダレずに楽しく観れてましたかね。どちらかとゆーと本来的には更にボリュームの有るドラマを何とかこの尺に押し込めた…てな方かとも思われ、むしろ(これでも)全体的に少し軽めの描写になっちゃってる…という気すらしましたです。重ねて、長尺ですが全然普通に「観れる・観切れる」映画ではあります。少なくとも暇潰しにはも~十分かと。 とは言え…そのレベルを超えて更に面白かった・中身が芳醇だった(深かった)かと訊かれたら少し答えに困る様な…とでも言いますか。鳴り響くこれ見よがしなオペラ楽曲の数々(その他も「如何にも」な70~80年代ポップス)が醸し出す雰囲気は好く言えばレトロ、悪く言えばやや古臭いといった様にも感じられましたが、内容の方もこれらに違わぬイタリア・オペラ的な「古典的」悲喜劇の如き様相を呈している…という有様で。登場人物とて、とにかくどいつもこいつもコテコテにおバカな小悪党で、そのあまりのステレオタイプぶりには「え、これ実話ベースとチャウん?」とやや驚き(疑問)を覚えずには居られませんでしたですよ。加えて前述どおり全体的に(実は結構)ダイジェスト的な展開運びにも感じられているので、コレが尚更にごく浅薄な人達の織りなす浮ついた薄っぺらいブラック・コメディ(しかも本質的にはあんまし「笑えない」ヤツ)にも見えてもーてた…とゆーか。なんつーか、つくり話だとゆーにはあまりにペラペラなんだケドも、逆に実話だとしたらあまりに唯々「惨め」な…てかね。少なくとも私には、何らか深遠な人間性(或いはそーいった人間性が形づくる傾聴すべき物語)を描いた作品には見えてませんでしたです。 ひとつ面白かったのは、英語作品なんだケドもみんなイタリア訛りの英語で喋ってて、体感はイタリア語映画にも思える…という一見イマイチ意図の分からない演出が施されていたのですが、中々どーしてコレが効果的だったとゆーかかなり「効いてる」様に思われたというコトですね。誤解を恐れずに言えば正直、なんか「イタリアっぽい」話かなあ~とも思ったりするのですよね(実際にそーだから当たり前なのかも知れませんが、だからごくそーいう風に見せかける…とゆーのがまた非常に効果的だったのかな、と)。[映画館(字幕)] 5点(2022-02-03 22:47:02)(良:1票) 《改行有》

24.  ハロウィン KILLS 《ネタバレ》 ヴァイオレンス描写の豊富さやキレの好さなんかは全然悪くないのだケド、お話としては結論的にはブギーマンが(また)住宅街で暴れ回ってます!なダケのひたすらなモノになってしまっており、流石に今更ソレは工夫が無さすぎる…とも思われるのですね。いちおう、中盤には若干の捻りも入っているのですが、コレが妙にクオリティ低くてその辺が異常にダルい…とゆーのもかなり頭の痛いトコロであります。 なんとなく、好くある三部作の中弛み、というヤツにも思えますね。やりたいコトがねーんだったら二作で完結させーよ!とも思いますケドね。[映画館(字幕)] 4点(2021-11-03 15:26:57)《改行有》

25.  ハニーボーイ 《ネタバレ》 シャイア・ラブーフの自伝的作品で、脚本を本人が書き上げ、かつキーマンとなる主人公の「父親」を自身が演じている、というアイデア。これが中々に… 一緒に居るとお互いダメになってしまう二人、とゆーのはまま存在するもんかと思うけれど、互いの互いに対するアンビヴァレントな感情の縺れ、或いは依存関係の歪み、だとかいった「理由」の側面はともかく、本作ではその二人とゆーのが(よくある恋人同士ではなくて)親子、とゆーのは少々物珍しく、かつ事態はより深刻な様にも思われる。ただ、本作のその部分のリアリティはやはりとゆーか相当に高度で、この話があくまで実話に誠実なものだとゆーのにも容易に納得は出来るのだし、そしてこの二人が互いを傷つけ合う様にしか生きられないのだ、ということ(状況或いは人間性そのものについて)にも、やはり大いに納得はゆくのである。実に切なく、そして哀しい親子の物語(ラブストーリー)だと感じましたね。 また、その親子ふたりをつくり出す演技は率直にかなり素晴らしかったと思いますが、特に父親役のシャイア・ラブーフのそれはある部分で演技の域を超えているとゆーか、非常に強力なメッセージ(それは本当は我々に向けたモノでもないのかも知れませんが)を感じるとゆーか、とても好印象だったのですね。前述どおりのそのアンビヴァレントさと、父親の方を演じていながらもソコに「息子」である自分の真実の感情を含ませた(のではないか)というコトも含めて、非常に多面的・多層的でテクニカル、かつ実に「熱い」素晴らしい仕事だと思いました。 そして、あくまで本作で描かれた時間軸においては、彼らの間にはそれでも確かに愛というものもまた存在していた様に見える、その部分は率直にとても美しい映画でもあったと思います(美しくないモノの中に本当に美しいモノが際立っている様な映画、でもあるかと)。彼らのその後は(おそらく敢えて)描かれておらず、そもそも彼らの物語はまだ終わっている訳でもないのだろうとも思うと、その物語の終着がまた美しいモノであることを願って止まない、という温かい共感に包まれる様なエンドロールの余韻も、中々に優れたものであったなあ、と思います(演出もソッチの方に寄せてたよーに思われますし)。[インターネット(字幕)] 8点(2021-09-16 00:39:14)《改行有》

26.  犯罪王リコ 《ネタバレ》 ギャング一代の栄枯盛衰を(なんと80分で!)描く、というトコロで、正直なかなか色々シンドイ部分もある映画ですが、極め付きにシンプル、が故に逆にギャング・マフィア映画に必要なエッセンスとゆーのは何なのか、とゆーのが諸々よく分かるという風にも思われます。一番重要なのはやはり、役者自身がアウトローな存在感を如何に醸し出すか、というコトだとは大いに実感できましたね。だから今作、エドワード・G・ロビンソンが主演な時点で負け戦は無い、という映画だとも思われます(彼の演技は随所で出色でした)。冷酷・苛烈な様でどこか人間味のあるキャラ造形も好かったですし、終盤にジョーと対峙するシーンの演技は90年前のものとは思えない迫力で引き込まれました。かなり古い映画ですが、十分に観る価値のある作品だと思います。[インターネット(字幕)] 6点(2021-05-25 23:14:09)

27.  パブリック 図書館の奇跡 《ネタバレ》 前半の「起・承」の部分は、まだそれなりに色々と描かれていく多様な状況・人間模様の面白さでドラマとして観てゆけるのだが、後半はとゆーとその展開運びには意外なまでに盛り上がりというものが無い(どちらかと言うと、多少は派手な展開になるよーに見せかけての「意図的な」肩透かしという風にも思える)ので、全体としては、主人公サイド(その理念または手段)にいかに共感できるか、という映画だと言って過言ではない。お話として、或いは演出・演技として、単独で観ていて面白いモノがあるかとゆーと少し微妙、という感じかと思う。 理念、と言う部分には、率直に誰しも多少なりともは共感は出来るのではないかと思う(まあとは言え、図書館という公共施設を占拠してもよいのかというそもそもの部分にも、異論や意見とゆーのは絶対にあるだろうとも思うケド)。ただ、本作の問題はどちらかと言うと「手段」の部分にある。主人公側の行動というのがかなり場当り的かつ感情的で、集団としての目的とゆーのにも統一感も無く、本件が「有効」な行為であった様にどーにも見えない、というのが、映画としては少し難しいトコロかも知れない(これも率直に、あまり万人向けではない、という様にも思われる)。 根本的に、本作が描きたかったのは彼らの「怒り」なのだ、というのは重々承知である。とは言え、だとしてもも少しウマくやらんかい!というのが個人的結論(ガキじゃねーんだからさ)。[DVD(字幕)] 5点(2021-05-18 00:12:34)《改行有》

28.  パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 《ネタバレ》 これもお話の方は随所に首を傾げたくなるような部分がアリアリなのですが、その面でも前作・前々作あたりのヒドさに比べればかなり改善が見られます。と言っても、話の内容的にも諸々のクオリティ的にも2作目あたりの水準に持ち直した、という感じかとも思いますが。映像はCGのクオリティが流石だったり、アクション的なのもかなり凝っている&そこそこ独創的なアイデアのあるのが散見され、その面ではまあまあ楽しめました(前述どおり、少なくとも2作目と同じくらいには)。 今作も興行的にはかなりペイしているハズですので、続編はあるのでしょう。デップをクビにしてマーゴット・ロビーでリブートするとの噂ですが、成立するんですかね?[インターネット(字幕)] 5点(2021-01-03 00:21:28)《改行有》

29.  パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 《ネタバレ》 それでも終盤までは、製作費のワリに地味だな、と首を傾げつつもボーっと観てられたのですよ。しかしラスト付近、よく分からん描写の必殺パンチ連発で、フラフラ状態で観終わりました。黒ひげは何であんなにアッサリやられてしまうのですか?スペイン軍は何がしたかったのですか?人魚は何故聖杯を届けてくれるの?(そして何故あんなに状況がタイムリーに伝わっているの?)アンジェリカにしても父親がアクドイのに比べてちょっと素直すぎるよーに思いますし、彼女をワザワザ助けたのに置き去りにするスパロウもこれまた何がしたいのかよー分からんし。と言うか、今作は全体的にスパロウのしたいコト・役割がイマイチ伝わりませんでした。彼のキャラクターにはシリーズ通して個人的には違和感しかないのですが、その彼に主役ヅラをさせる、という部分に無理が出てきているよーな気がしています。うーむ、確かに駄作!としか言えんですねえ。。ようやっとあと一作。。。[インターネット(字幕)] 4点(2021-01-02 20:59:46)

30.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 なんかね、最初40~50分くらいボケっと観てたんですケド、サッパリ訳分からんのですよ。しょーがねえのでwikiのあらすじを片目で読みつつ、鑑賞続行したのですよ。でもね、なんちゅーかね、あらすじはシンプルに見えるんですケド、映画の方はモノ凄いゴテゴテしてるというか、無駄が凄く多い(というか大半が無駄)みたいな感じなんすよ。いや~シラフで観るにはちとキツイ代物ですね~1・2作目は映画館で観たら面白かったカモ!なんと思いましたが、コレに関してはそーしなくて確実に正解でした(そーしてたら100%寝たと思います)。 本サイトの情報では、4作目はこれより更に評価低いのですね…まあでも今作より30分は短いし…[インターネット(字幕)] 3点(2020-12-24 22:46:16)《改行有》

31.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 なんですかねえ、映像は随所でモノ凄く素晴らしい出来なんですよ。まずフライング・ダッチマン号の諸々はエラい凝ったビジュアルで実に気持ち悪かったですし、アクションでは水車のヤツなんかかなり良く出来てましたし、何よりクラーケン襲撃シーンの迫力たるや。他にもどのシーンでもエゲツないくらいにカネが掛かってるのが一発で察せるというか、行き届いた出来でした。一応ソレを眺めてゆくだけでも(長いですが)退屈まではしないという感じなのですよね(前作同様、映画館で観れば更に楽しめたでしょう)。 しかし、何なんですかこのシナリオは。とっ散らかっているという言葉が最もシックリきますが、何故にこんなに支離滅裂なのでしょーか?展開運び自体も謎だらけですが、一番酷いのがキャラの設定・目的意識の積み上げのテキトーさでしょうか。ジャック・ウィル・ノリントンの三竦みあたりは誰が何を目的に戦ってるのかサッパリ分かりませんでしたし、一番酷いのがラストのエリザベスでしょう。え、仲間だったんちゃうん?というか、唯々ポカーンとして2秒後に呆れました。言いたくないですけど、繰り出したい映像ありきの行き当りばったりにしか思えません(それにしても酷すぎると思いますケド)。 どーでもいいことですが、ビル・ターナーは生きてたじゃあないですか(前作公開後に指摘を喰らって慌てて今作で取り繕った感はありますが)。[インターネット(字幕)] 5点(2020-12-20 19:33:31)《改行有》

32.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 コレ、昔観たときは全然面白く感じなくて続編も全く観てないのですが、今回観直したらそんなに悪くはないかも?と思い直しました。終盤はそこそこは工夫の効いた展開運びでまあまあ面白く観れますし、全体的に「海賊」「大航海時代」「海戦」とかいったちょっと物珍しい要素がビジュアル的にもアクション的にもあまり見慣れていない質感を醸していて興味深く観れる、というか。主要キャストの見映えが各々抜群に美しいのも評価できる点ですし、娯楽作としては割かし手堅いですかね(映画館で観ればもっと楽しめたでしょう)。 ただ、以前観たときに気になった点は今回も引き続き気になってはいます。まず個人的にはジャック・スパロウのキャラはあまり好みではありません。最初から船長を自称し、エラく凝った見た目をしていますが、正直チンピラにしか見えない、というか。もう一つ、何故この映画はこんなに長いのでしょうか。とりあえず開幕すぐにブラックパール号が街へ襲来、くらいで好かったのではないかと(序盤が特にダルいのですよね)。最後に一点、ビル・ターナーは金貨を盗んでるのですが、どうして不死身になっていないのでしょう(どっかの海底にずっと沈んでるんですかね?)。 でも音楽もいいし、CG映像も割と出来が好くて今観てもさほど見劣りしません。暇潰しには十二分すぎるでしょう。[インターネット(字幕)] 6点(2020-12-14 20:41:06)《改行有》

33.  バッドボーイズ フォー・ライフ 《ネタバレ》 17年越しの続編となった今作、割と世評が高かったので、大して面白いと思わなかった前作・前々作を再見してからの鑑賞に相成ったワケだが、果たしてそれが吉と出るか凶と出るか… そもそも本シリーズというのは、そのコンセプトが秘めるポテンシャルを(マイケル・ベイ御大の大味な製作方針の所為で)生かし切れていなかったと思うのですよね。ヒップホップな型破り黒人デカのしかもバディものを、名優ウィル・スミスが演じて面白くならない訳がないじゃないですか。その意味では、今作は非常に正統派で「チャンとした」バディものアクションに(初めて)仕上げられている、と思いました。恐らく、これが本来の『バッド・ボーイズ』だったのではないか、とも個人的には感じます。 雰囲気面でも前2作とは異なる部分が諸所に見られますが、一番の変更点は、コメディ色をやや薄めて(全くコミカル描写が無い、という訳では無いですが)、本筋は比較的シリアス・ハードに進めていることですね。年齢的限界から引退を決意したマーカス、その彼とマイクとのバディものとしてのオーソドックスなテーマに加え、若き日のマイクに関わるシリアスなストーリーを織り交ぜたシナリオは、アクション映画としては比較的よく出来ている方ではないかと率直に感じました。 アクションそのものも手堅いですね。中盤のカーチェイス的な場面にせよ、終盤の激しい銃撃戦にせよ、これも前2作で既にやっているのと本質的には大差ありませんし、派手さで言えば前作が上回るでしょう。しかし、それなりにユニークなアイデアも無くはなく、今風の悪くないクオリティに仕上がっているのも確実で、この面の出来も十分に合格点なのではないかと思います。 結論、セオリーに従ってシリーズ一気観したのは正解だったと感じます(6点と悩みましたが、ギリ7点で)。旧作キャラは総じて前作からの俳優が続けて演じているワケですし(まさかのあの人物も再登場しますしね)。[DVD(字幕)] 7点(2020-08-15 23:57:45)《改行有》

34.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 なんですか、前作の中途半端さを批判されたのを根に持ってでも居たとゆーのでしょうか、大物になったマイケル・ベイが、今作では「俺は娯楽映画については巨匠だ!観客の観たいモノをとにかく沢山ブチ込んでやるぜ!」→「入れられるモノがあんまり多すぎて尺も2時間半になっちまったぜHAHAHA!」とでも言ってるかの様な御大層ぶりですね(これを観ているとつまり、前作の中途半端さは予算的なコトに依拠する、と言えるのかも知れません)。 しかし、肝心な描かれるモノというのは、ハッキリ言ってどれも低俗の極みです。下品な下ネタの数々に、アクションだってひたすらに銃撃・爆撃・カーチェイスに次ぐカーチェイス(&転がって弾けるお高いお車)。アクション映画の価値とゆーのは、使った火薬の量と壊した備品の合計金額に比例する、とでも思っているのでしょーか。 まあでも、カメラワークは流石に随所でだいぶ凝ってたり、質より量なアクションも所々はそこそこ爽快ですし、少なくとも前作よりは少ーしマシかなあ、とも思います(尺が大幅に増えてるのにはかなりイラっとしますが)。ただ、大規模予算を与えてもこんなバカなコトしかやらないのであれば、小予算で頭を捻って貰った方が(結局のトコロ誰しもが)皆もう少し幸せだったりするのかも知れない、とも思いますケド。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-15 23:57:43)《改行有》

35.  バッドボーイズ(1995) 《ネタバレ》 マイケル・ベイは、今作が初監督なのですね。しかし、この手堅いコンセプトに手堅いキャストで、何故にこんなに面白くないのか、ということでもあるのですが… まあ色々と、とにかく雑、ですかね。事件ものとしての展開運びなんか特に雑ですが(正直、マジメに観るに値しないレベル)、コメディにしても黒人2人にこんな感じでピーチクパーチク喋らせときゃいいんだろ、的な感じだし、アクションにしてもとりあえず爆発させときゃいいんだろ、的な感じというか。満を持したお初なハズなのに何故にこんなに気が入ってないのか(あまり伝わって来ませんが、カメラワークの方に拘りまくったが故に他が等閑になった、とかなのでしょーか)。 ただ、そうは言っても私も、アクション映画で色々と爆発し出すのを観てるとなにかホッとする、というタチなので、ラスト15分はそこそこ好きです。まあ重ねて、そこまでがつまんな過ぎるのですけれど。[DVD(字幕)] 4点(2020-08-15 23:57:41)(良:1票) 《改行有》

36.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 まず一点、主役の女の子にまるで気持ちを乗せてゆけなかった、というか。母親の心尽しの衣装を着たまま泥んこに為りに行っちゃうわ、食うなってのに平気で食うわ、あと随所でモタモタノタノタとノロマなことは極まりないわ、観ていてとにかくイライラする。 もう一点、メルセデスは何故、あそこで大尉を殺さなかったのか(仕留め損なえば助けを呼ぶのは分かり切っているのに)。大尉を殺すのはラストです、と決まっていたからだとしか言い様が無い。その点でも完成度が高いとは言えない。 そもそも、子供が主役のファンタジックな話を、ここまで徹底的に不愉快でグロテスクで汚らしく描くのは何のためなのか。色々と説明して貰っても、自分でそれなりに考えても、どうにもしっくり来る答えが見当たらない。物珍しさ・意外性がショック描写と結びついているのを見応えと称するのが目的ならば、その意味でも私にとって、もう二度と観る必要はない映画だ。単純な結論である。[DVD(字幕)] 3点(2020-06-18 23:49:52)《改行有》

37.  バッド・バディ!私とカレの暗殺デート 《ネタバレ》 アナケンさんて、非常に美形でスマートなお顔だと思うのですが、何故にこーまで「おバカ」キャラがハマるんですかね(よく見るとお芝居も結構巧いし、決して実際にそんなにバカだとかには思えないのですが)。 本作は、アクションを比較的しっかりつくっているアクション・ラブコメという所で、個々の要素はアクションにせよコメディにせよ、そして両者の中核を担うサム・ロックウェルの出来にしても決して全く悪くありません(前述のとおりアナケンさんもまずまずハマっていますし)。ただロマンスとしては、まずサムが何故アナちゃんにベタ惚れなのかが全く説明されないという大きな疑問点がありますし(終盤、アナちゃんが暗殺者として覚醒した所を見ると、類は恋人を呼ぶ、的な何かなのでしょうか)、アクション部分のストーリーもお世辞にも上出来とは言えないレベルで、総じてお話としては及第点以下な出来かと思います。 とは言え、前述どおり個々の要素の出来の良さはあるので、ノンビリ気楽に観る分にはそこそこ楽しめるのではないかと思います。主演が2人ともお気に入りな俳優さんだったので、私は十二分に楽しめました。そんな感じ。[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-17 00:35:28)《改行有》

38.  パターソン 《ネタバレ》 いけませんねコレは。羨ましすぎるじゃないですか。平穏。ひたすらな平穏だからこそ、むしろ些細な出来事がみな愛おしく見えてゆく。この生き方には確かにひとつの真理が在る様に感じられるし、大袈裟かもしれませんが一種、人のあるべき最善の姿の様にも思われます(ちょっと大袈裟ですね)。それこそ、種々の宗教において定義される「隠者」の要素を、多分に、かつ現代的に持ち合わせている様な、とでも言いますでしょうか。 また、彼の仕事がバス運転手だというのも如何にも洒落込んでいるじゃあないですか。世の喧騒を離れて静謐に暮らしつつも、日々バスに乗っては降りていく数多の人々は必ず何かしらな葛藤を抱えて彼の傍を通り過ぎてゆく。そこから彼は確実にインスピレーションを拾い得て、自分の世界をより深化させていくのだと。 駄目ですね。人が皆この生き方を選べる訳ではないし、仮に自分はそれを選べたとして、選ぶべきなのか。人と人が欺き合い、出し抜き合う混沌の現実から逃避することは許されるのか。 精神もまた、老いるものだと思います。この映画から抗い難い魅力を感じ取れるように為ったということ自体が、自分の精神的老化を示しているように思えて仕方が無いのです。何とも複雑な気分にさせられる映画体験でしたね。[インターネット(字幕)] 8点(2020-06-14 02:39:23)(良:1票) 《改行有》

39.  ハッピー・クリスマス 《ネタバレ》 いちおう、監督のジョー・スワンバーグという人は、いわゆるマンブルコアの主要人物の一人で、今作に先立つそのテイストの作品『ドリンキング・バディーズ』でもアナケン嬢を主要キャストに起用し、そこそこの評判を得たのだ。その意味では、今作は監督にとってもアナ嬢にとっても、謂わば「二匹目の泥鰌」なのだろうとも思われる。 そんな本作、ここにもしテーマ的なものが在るとしたら、それは「ダメ女のダメダメ生活」を描いたコメディ、ということにしかならないだろう。とにかく今作のアナ嬢は、頭は悪いわ常識は無いわ自分勝手なことは極まりないわで、見ように依ってはかなり不愉快な人物である。こんな彼女の有様からいかに魅力、は無理としても滑稽さを汲み取り、ユルーくノンビリ半笑いで観れるか、という作品だとも思われるが、個人的にはそれでもそこそこ面白く観ることが出来た(アナ嬢は、誤解を恐れずに言えば、賢しげなキャラよりこっちの方が絶対向いてると思う)。 マンブルコアならではの自然で面白げな会話シーンとしては、数回のガールズトーク(後半は猥談気味)に関しては、その中身についてどこがどういう理屈で面白いのかは男の私には皆目分からないが、とにかくなんか楽しそうだな、というのは重々伝わってくる。[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-14 00:40:57)(良:1票) 《改行有》

40.  パーティで女の子に話しかけるには 《ネタバレ》 うーん…どうでしょう。。タイトルからは全く想像も出来ないような非常に珍妙なSFの話で、しかもメインコンテンツは極めて単純なボーイ・ミーツ・ガールの物語だという。あくまでSFの小品としてなら、その奇妙さには十分に作品としての価値を備えていると言えるかも知れないが、ひとつの映画として十分にユニークな内容があったかと言われると、やや微妙だと思う。ところどころ、あまりにヘンテコでちょっと笑えるという箇所もあったのだけど、正直エル・ファニングが可愛いからなんとか観ていられる、という作品に思える。 ただ、エル・ファニングは確かに可愛かった。髪型とかも超可愛かった。その点でおまけの1点アップ。[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-23 17:55:12)《改行有》

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