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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
81. バトルランナー 小悪党の司会による悪趣味なテレビ番組及び深く物事を考えずに熱狂する観衆を皮肉っているのでしょう。したがって、全編を貫くアホさ加減が中途半端でない事は本作にマッチしています。デイモン・サブゼロ・バズソー・ダイナモ・ファイヤーボールの脳みそが欠如した面々の中で、とりわけダイナモは空前にして絶後のキャラクターであり、忘れじの(忘れてしまいたいのに忘れられない)爆笑オペラおやじです。結構楽しめる作品です。[DVD(字幕)] 5点(2006-05-20 17:45:50) 82. ハード・トゥ・キル 脚本も格闘もひねりのない安易さでした。鍼をうったり東洋に造詣が深いかのような気配を漂わせつつ、畳を土足で踏みにじっているし、下心の見え透いた看護婦さんをあっさり迎え入れるしでその気配はお飾りだけの精神の薄っぺらい主人公に魅力を感じません。薄くなった筋肉だけは驚異的な早さで取り戻せ、小悪党達の手足をバキバキへし折っていましたが、彼の友人の方が余程強い人間に感じました。友人に合掌しなさい、と言いたいです。3点(2005-03-20 09:59:31) 83. 蝿男の恐怖 《ネタバレ》 蝿男が何千万の蝿を率いて街を占拠する、蝿男が未知の病原菌を街にばらまく、ような恐怖を想像して、つい借りてしまいましたが、蝿男が恐怖ではなく、蝿男になってしまった事が恐怖の『悲しみの蝿男』というタイトルがぴったりの物語でした。登場人物全員が善意の人々からなる見事な脚本で、科学者として抑えきれない好奇心が生み出す悲劇が科学の進歩と隣り合わせの危険な落とし穴を感じさせ、妻を愛しているという人間としての意識がある内にという思いから彼がとった行為には胸が詰まるものがあります。左手だけ見せて頭の黒い布がここが最高というタイミングで取れて変わり果てた姿があらわになる恐怖の演出にも唸らされます。自分の予想を良い意味で裏切られた印象に残る作品でした。8点(2005-02-13 15:56:47)(良:2票) 84. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 子供の付き添いで観ました。原作も読んだ事ありません。アラン・リックマンとエマ・トンプソンとゲイリー・オールドマンが出演しているのには「何で出てんの?」と仰天でしたし、失いそうになる意識を何度も呼び覚ましてもらい、最後まで観賞できました。相変わらずイギリスの曇り空は美しいと感じました。5点(2004-07-25 18:00:59)
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