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1. バック・トゥ・ザ・フューチャー
ストーリーよし、セリフよし、小ネタよし、キャラクターよし、お手本のような娯楽映画。一歩間違えればややこしくなったり、陳腐になりかねないタイムトラベルもののSFをここまで見事に面白くしたゼメキスはすごい。9点(2003-10-13 23:49:20)
2. パルプ・フィクション
ヤマなし・オチなしのストーリーを、切り刻むだけで不思議と気になるシナリオに仕立て上げ、妙に目が離せないシーンの連続を演出してみせたタランティーノはすごい。話の筋でドラッグの入手から使用までをスタイリッシュに説明していて、「これはクスリを推奨する映画なのか!?」と、いささか心配になってしまった。しかし見終わった後はドラッグをやろうと思わない。泡ふいてアドレナリンの注射を心臓に突き立てられたくないもんね。「ゼッドは死んだ(ゼッド・デッド)」など、くだらないギャグや駄洒落のオンパレードだが、生きたアメリカ英語の勉強になるかもしれない。お気に入りのキャラクターはトラボルタ演じるギャングのヴィンセント。言わなくていい時に、要らんことを言わずにはいられない性格がいかにもチンピラという感じで良い。7点8点(2003-10-14 12:24:05)
3. ハリー・ポッターと賢者の石
《ネタバレ》 原作は未読。しかし、なぜこの作品(原作)がウケたのか、わかった気がする。空を飛べるほうきや魔法のステッキ、鍋でグツグツ煮て作る秘薬など、欧米のトラディショナルな昔話や言い伝えなどの土着文化に根ざした「魔法」を現代に持ってくることに成功しているからだ。この映画はそういった匂いを映像化しようとして、これにもまた、ある程度成功している。色んなところで血統や階級が取り沙汰されるのは、やはりイギリスだからだろうか。しかし、最期のグリフィンドールの勝利はやりすぎ。意図的にスリザリンという叩かれ寮を作っているのだとしたら、あの校長は外道としか言いようがない(笑)。7点(2003-10-13 23:46:46)(良:1票)
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