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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  バーバー 《ネタバレ》 もしかしたら白黒ということで得しちゃってる作品かも・・ 白黒というだけで不気味だしクールだし、 最近の映画によくあるワンパターンの青黒い色調に比べれば、 白黒の観客の個々に想像できる美しさといったら・・ この作品を借りたきっかけは「シンプルプラン」でビリー・ボブ・ソーントンを見て。 期待通り存在感のあるいい役者さんですね。 このての役者は主役に回るとイマイチなんですが、 うまいんですね~ こんな抑えた普通の役ができるなんて(でもやはりクセはあるんだけど) 全体的にゆったりして淡々と流れていくので、 時折飽きたりもするコーエン兄弟の作風。 お話自体は好きなほうです。 普通の人がほんのちょっとでいいから今より幸せになりたい。 しかしそれはほんのちょっとどころかどこかがずれてしまい、 自分の周りがばらばらのパズルのように壊れさる。 結局は分相応でいれば一番幸せだったんだ。 その居場所に気づいたときには元には戻れない・・ あれっ?「シンプルプラン」とおんなじだ・・ 「ファーゴ」のほうがさらに似てるらしいんだけどね(苦笑) 「スモーク」の救われない版と例えるのも変・・? どうしょうもない普通の人の願われない幸せ、 いや、さらに庶民のあがくより以下の底辺の恨みや混沌さを描いていたのが、 黒澤監督の「天国と地獄」という作品なのですが・・ こういった見終わったあと悪い奴をあざけりながらもすかっとせず、 もしかしたらこの底辺の庶民を非難しきれない自分がそこにいて、 居心地の悪い映画だったとか国全体の重いピラミッド社会の責任だとか、 気分悪いくらい重い後味なのに何年も残る映画・・ [映画館(字幕)] 6点(2006-09-21 07:36:03)《改行有》

2.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 打ち寄せる波しぶきと岩。 これは最初のほうに出てきたので非常に気になった。 最後にも出てきたのでやはりなとは思ったが、 たぶん自分が映画全体に共感できず客観的に見てしまうのは、 心の波しぶきとか壁の絵の世界といったものを経験していないからかも。 共感こそできないがわかるような生理的なものを感じたのは、 壁からはがれる壁紙という不安感。 あの不安感や暑苦しさは普通の人でもあると思う。 けれど壁の絵のユートピアはどうなんだろうか? ある程度人生経験をつんだ人や大きな仕事から解放された人、 そういう人が見れば内容がわからなくてもなんとなく共感できる作品かも。 箱の謎を明かさなかったことはとても悪趣味ではあるが良心的。 「セブン」のような後味の悪さで生きる映画ではないから。 内容の不思議さよりも単純ではあるがどうしても気になる謎がある。 「ハイル・ヒットラー!」グッドマンが後半に叫ぶあれは何?? 時代設定が1941年ということや主人公のタートゥーロがユダヤ系ということ。 そんなことが関係しているのだろうか?? 全然関係なく妄想で炎のナチ宣言をしているのか(爆) たぶん強烈なるインパクトを残しているであろう、 グッドマン炎の登場シーン。 私はあまりここの描写は好きではない。 それまでひたひたといい演出だった反ハリウッド映画が、 これではバカにしているハリウッドアクションになってしまう。 たぶんそういうことが言いたいのかもしれない。 「エンド・オブ・デイズ」かと思った(苦笑) あそこまでやると(なんだ妄想か)とわかってしまう・・ 全体的には自分ら(コーエン)の野望とハリウッド映画界への風刺を、 満面にあふれさせたコップの水のような映画。 これをさすがだうまい!と飲み干すのは映画業界の人らか、 コーエン兄弟=映画通かも?と思われたい人ら。 私は映画通ではないから飲みほせはしないし、 その中身が水なのか何なのかわからない。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 06:49:07)《改行有》

3.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 破壊破壊破壊・・ ((((((ノ゚⊿゚)ノ山々山々山ばかり(苦笑) 確かにアクション映画としては面白いんだけれども、 長くて観るのに疲れました。 1と比べたらパワーアップはかなりのもので、 もう派手ですね。 1ではマイケル・ベイ監督を見直したんですが、 2は面白いんだけれどもひつこい。 アクション長すぎ。 「アイランド」の後半みたいにひつこい(笑) カーチェイスもアイランドのときもあまりうまくないと思っていたんですが、 ここでもぶれまくりでほとんど逆走追いかけで視点が合ってない。 おそらくレッカー車から車がピンボールみたいに転がらなければ飽きた。 このアクションは後半にもありまして、 後半は葬儀車から死体が転がると・・やりすぎ。 何度も何度も同じアクションを延々と繰り返すから、 監督が自分で受けてるのか?と呆れた。 あとスローはまだ許すけれど、 あの長回しの回転カメラはひつこい(苦笑) ヽ((◎д◎ ))ゝそれを何回もやるのね。 コメデイと俳優ふたりがよかっただけに演出がくどくて減点。 最後のほうなんか「アルマゲドン」のような熱血系に・・ 俳優といえば敵キャラもヒロインもよかったです。 特にローレンスの妹役はよかった。 しかしM・ローレンス・・かなり太っていたので違和感。 W・スミスと同級生というのはどうなのか・・ まあでもこのふたりの組み合わせだからいいか。 やはりこのふたりのうちひとりがキザな白人だとつまらない。 私が想像するにはマイケル・ベイ監督の本性はW・スミス役なのでは(爆) 製作者側がM・ローレンス(苦笑) コメデイは大笑いできて楽しい。 かなり毒もあるけど。 90分くらいにまとめればすっきりしたかも。 2は先日テレビ放送でやっていて観ようかと思ったのですが、 日本語吹き替えだからといってもラップを日本語で歌われたのでやめた。 借りて字幕で観たあと日本語も確認しましたが、 どう考えても違和感があります。 黒人が日本語でラップ歌ってどうするんだ・・ やはりこれからも洋画はできるだけテレビでは観たくはありません。 おなかがいっぱいになりすぎる娯楽作だったので、 ゲップが出て何を食べたのか思い出せないような映画でした(爆) ジェットコースターも2時間以上乗ると酔いますよ(爆) [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:06:56)《改行有》

4.  バガー・ヴァンスの伝説 《ネタバレ》 レモンが見たことがバガーという謎の黒人キャディの伝説というお話。 実は主役かとも思える落ちぶれた栄光のゴルファーがディモンで、 その彼女が亡き父の残したゴルフ場の娘セロン。 さすがにセロンはこういう時代の役はきれいです。 前半がかなりたいくつなんですが一応時代の筋を読んでおくということで。 相変わらず真面目な作りだなぁと思いながら観ていくと、 暗闇で練習をするマットのところへスミスがトランクを持ちスーツに帽子で現れる。 5ドルでキャディをさせてくれというのです。 当初の予定はブラッド・ピットとモーガン・フリーマンだったのです。 私もソレがいいとは思ったのですがスミスで正解。 モーガンだと暗闇からの登場は怖いです(笑) マットについてキャディをしながら哲学じみたうんちくを語るのですが、 これもうまくても固いモーガンではなくひょうひょうとしたスミスだからよい。 この演技は私は最後には(うまいよなぁ~)と感心したくらいですから。 押し付けがましいうんちくをいい続けるのにうるさくないんです。 独特のキャラを見抜いた制作陣に感心。 「チャンス」を思い出したのもそこなんです。 人生をやり直させるきっかけとなった謎のキャディ。 林の中での問いかけはちょっとしんみりとほのぼのしました。 たぶん私が想像するには彼は、 守護神という見方もできますがマットの過去なのではないでしょうか。 なんて優しい映画なんだとしみじみ思ったのですが、 真面目で優等生な監督の色がそのままマットにも反映されたかのような、 ゴルフのきれいさを強調するかのようなルール。 これがきっかけでキャディ・スミスはもう役割は終わったと笑顔で去るのです。 もちろんよい話なんですがゴルフの清廉なんだというルールがちょっと・・ 紳士のきれいなスポーツなんだと見てくれみたいな演出が合わなかった。 最後の意識の戻ったレモンの現在のシーンに帰ったときは、 やはりいい映画かも・・とまたなごやかになっちゃうんです。 見えない謎のキャディとプレイしているんですよね。 勝負ではなくプレイすること。 私は今でもその場所を探している・・ 相変わらず哲学的できれいな世界です。 惚れ惚れしますよ(苦笑) [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:57:20)《改行有》

5.  バッドボーイズ(1995) 《ネタバレ》 マイケル・ベイ 監督作ってニガテなんですよね。 根拠のない派手な展開やベタさがどうも内容がないようで・・ ところがこの作品、内容はないのに面白いじゃあないですか。 この「バッドボーイズ」がこの監督のよさが出ているなぁと感じられるのは、 配役の自然さもあるのですがとにかくストレートで簡潔な内容を、 飽きることなく見せ続けられたということ。 ( ̄▽ ̄)=3 まあ配役が大きいですね(爆) タランティーノ映画風のお下品なセリフ回しのテンポのよさも、 リズミカルだからくどくはないし。 爆破爆破とひつこいほどの壊し演出も内容がコメディだから飽きない。 もちろんこの作品がベタな恋愛アクションであれば、 やはり私にとっては面白くない作品になっていたでしょう。 Σ(~∀~||;) 最初からすでにわかる犯人グループはもうサスペンス的な面白さはないし、 突っ込みどころも多いしアクションもとにかく過多なんですが、 犯人なんてどうでもいいという内容のなさが成功。 マヌケな上司のせいでマーカス&マイクの役が入れ替わるというアイデア。 入れ替わりアイデアというのも実は普遍的なコメディなんですが、 ストレートなアクションのひつこさと間違えられ大騒ぎになるふたりが黒人、 両主役が黒人というのは珍しくも新鮮なのではないでしょうか。 探せばあるのかもしれないけれど・・ ひとりは金持ちの黒人でひとりが妻子もちのマヌケな黒人。 実はマヌケなほうのマーティン・ローレンスが主役なんだと思います。 犯人に顔を見られ追われる女性をかくまうのに、 女性の誤解と上司の命令で金持ち独身のウィル・スミスの空き部屋(ホテル)に連れ込む。 さらにお互いのつじつまを合わせるためにスミスは恐妻家のローレンス宅に・・ コレだけでも面白いのに犯人グループはそんなことは知らない。 コメディなのに真面目に力入ったアクションと違和感が楽しい。 観終わった後はっきりいってな~んにも残らない。 けれど破壊の裏に大義名分とか愛とか大袈裟なものがないから楽しい。 ヽ(゚◇゚ )ノ マイケル・ベイはこういったアクション・コメディや冒険もののほうが合うのでは? 意外と007シリーズの監督をやらせると面白いものを作るかも・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:25:08)《改行有》

6.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 なぜか世界を変えてもアイテムは変わらない。 そのアイテムは書き換えられないのか?? これは私の解釈で考えますと、 聖書のようなものだと思います。 バイブル・・ それは読み方解釈の仕方によっては書き換えられる。 聖書そのものは書き換えられなくとも行動は変わりますよね。 最後には燃やされることやユダヤのこともちらっと出てきます。 神にそむいた行動ということは、 いくら自分が良かれと思ってしたことでも、 運命は根本的には変えられない。 道は変わっても解釈で書き換えられようとも、 犠牲になる人間が変わるだけで同じなのです。 実によくできた映画だと思いますよ。 よい映画だと思い始めたのは、 少年時代の悪役の子供が変わるシーン。 初恋の少女の兄という設定ですが悪魔のような子で、 周りがこいつのために不幸になるのは許せないと見ていて、 しかし実は道が変わるとまた別のいいお兄さんにもなっていて、 ここらから主人公に共感し、 こいつの人生を変えるのはおこがましい。 そして最後の道を選んだ主人公にさらに共感し、 ああ、この主人公がどんなに彼女のことを思っていたのかが理解できました。 究極の愛は一番好きな人に背を向けること・・ 普通に時間が穏やかに流れる中で主人公だけがその記憶を持つ。 この切なさは、 最初の自分だけが記憶を失くした感じとダブります。 仲間は幼少時の記憶のトラウマがあるけれど、 自分だけが記憶喪失で日記の空白がある。 自分探しの旅ができる能力を利用し、 過去を変えてゆけば誰かが犠牲になる。 後味は切ないんですが、 このての「時をかける少女」映画は、 もしかしたら新しい出会いがあるかもしれないという、 それからの展開が希望的なものに変えられる可能性も秘めています。 「ダークシティ」のエンディングのように、 主人公だけが真実を知っていて、 相手は知らないから可能性があるわけです。 両方の記憶があれば出会うことを避けてしまうかもしれないから。 そう考えたいのか別エンディングのシーンを見ると後味はこのままでいいとおもいます。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-23 13:37:43)(良:1票) 《改行有》

7.  ハルク 《ネタバレ》 長い・・そして暗すぎる画面に飽きてきた。 「ダークシティ」のような灯りを消せば観られるという暗さではない。 なんとこの作品の暗がりでの格闘シーンはCGとCGの戦いみたいなもので、 揺れるし暗いしで全く臨場感もない・・ 唯一よかったのが明るすぎるくらい明るい砂漠や裸の山を飛ぶハルク、 かなりドンキー・コングみたいに飛びまくるのだがその浮遊感はよかった。 何が合わないというのはすぐわかった。 演出だ。 デ・パルマの映画のようなカット割り。 あちらはサスペンスだからまだよいとして・・ SFでのこの説明的な漫画のコマ割りはどうなのか? たまにあるなら許せるにしてもあまりに乱雑に使われると、 安物のスパイ映画をテレビで観ているよう・・ もしこういった演出をたとえば「キング・コング」でやったらどうか?? SFで一応お金かけてるんだから・・ 監督のアン・リーは「ブローク・バック・マウンテン」の人なんだけど、 まさかこういうのその映画ではやらないでほしい・・ あのカット割りはデ・パルマやタランティーノ作品で観るべき(苦笑) ハルクに変身してからも緑の怪人=シュレックか、 サッカーのイタリア代表のビエリか!? そう、体の動きはドンキー・コングやってるみたいだった。 「宇宙戦争」の地面の割れる見せ所のようなシーンが出てくるが、 同じようなシーンを演出してもコレだけ違うんだと納得。 SFは見世物でもあるのだから「ダークシティ」を見習ってほしい。 その作品にも出ていたジェニファー・コネリーをまた観た事になる。 かわいいしきれいだなぁ・・ どちらかといえば彼女は男顔で東洋的、 天海祐希に感じが似てる気がするのだけれど・・ エリック・バナは「ミュンヘン」のほうがよかったなぁ。 もちろんこの作品でも親子愛やらシリアスな演技もしてはいるものの、 「トロイ」や「ミュンヘン」に比べると・・ というより彼はこういうのに出ちゃいけないとさえ思う。 ハリウッドで数少ない誠実な普通の大人が素でやれる役者だと思うんだけど・・ うまいけれど作られた普通さのトム・ハンクスとか、 若い朴訥なトビー・ワグワイアやユアン・マクレガーとかは別として・・ 役者の個性という点ではジェニファーの父がよかったなぁ・・ [DVD(字幕)] 4点(2006-04-02 13:19:43)《改行有》

8.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 評なこの作品も観ていなければ「羊たちの沈黙」も評価できないと、 こちらは初めて観賞しました。 前評判が悪かったことからなんの期待もしなかったので、 そんなに悪いつまらない作品とは思わなかった。 けれども2回観ようとは思わない。 やはり誰もが思うように主役が今イチ(今3くらい) これならば全く逆の発想でニコール・キッドマンとか別の個性でもよかったのでは? 「ターミネーター3」とどちらがいいかというくらいダメでしたね。 クラリスの真剣な強気とか弱さと無邪気さが・・ まるでジュリアン・ムーアはただのインテリFBIに見え、 メリル・ストリーブに見えてしまいました(爆) クラリスの姉とかの設定に変えてもよかったり・・ この違和感は最後まで付きまといました。 あとゲイリー・オールドマンのあの役は・・なんであんな役ばかり(泣) レクターが自在に犯行計画を実地してゆくので、 羊たちのような怖さは全く感じず、 恐怖よりは不快感のみのグロ映画になってしまった。 脳ミソを食べるシーンなどは「魔宮の伝説」のほうが優秀だし、 おかしくて逆に笑えてしまったくらい。 よかったところは刑事が賞金目当てでレクターを売ろうとしたくだり。 あれはダンテの歌曲にかけての制裁なのですが、 これはこれで羊たちのクラリスに対するトラウマ探しと同じですね。 こちらでは先祖の首吊りのトラウマを使うわけですが、 もう完全にホラーしていますね。 羊たちではゲイ団体から抗議が起きたそうですが、 こちらはカトリックから抗議が起きそうな感じです。 これではカトリックは悪の宗教みたいな描かれ方で、 これを主体にむしろホラーにすればよかったと(苦笑) その場合クラリスは必要ないわけで、 結局今回の2作目も私はいらないとさえ思っている。 あれだけレクターが活躍すればいらないかなと。 むしろ出さずにでも映画として成立できそうです。 レクターの回想シーンや独り言にしたら面白そうだ。 よかったのはあと・・音楽くらいですね。 とにかく私はやはりリドリー・スコットとは「エイリアン」以外は相性が悪い。 大きな理由に画面の青黒さが苦手だということ・・ ヤヌス・カミンスキーの撮影する最近のスピルバーグの作品も色は苦手。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-02 12:51:55)《改行有》

9.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 「オープン・ユア・アイズ」から10年以上たっているとかならまだしも、 こういったリメイクって許されるんだろうか(爆) じゃあなぜ観たのか? ハリウッドのリメイクだとまた違う解釈になるのではとか、 もうひとつ最大に期待したのはトム・クルーズの演技でした。 私は前から彼が苦手で出演作は観る理由がなければ観ていません。 しかしこの作品だとまったくはまる演技をしてくれるんじゃないかと、 演技面で期待したのでした。 作品の前半などは特に元の作品の俳優の真似をしていると思うくらい、 全くコピーでしたから見比べるとかいう以前の問題です。 特典を見てみるとやはり関係者は元の作品を研究しつくしていた。 物語の筋やセリフやカメラワークでさえ同じようなところがある。 それ以上に俳優の表情使いが元を参考にしたというだけある・・ 元のは確かラテン系の俳優だったと思う。 人種が違うのに同じような演技をしている・・ もうひとり苦手なデカプリオならどうだったろう・・ 彼のほうが生意気な金持ち役は自分流にやれるタイプ。 トム・クルーズの嫌味な金持ち役が観たかったのに・・ オープンのほうと見比べてみるとわかりますよ。 パッケージに顔のアップを持ってくるのもなんかなぁ・・ やhり苦手意識は続きます。 「宇宙戦争」はそうならなかったのでよかった。 ペネロペは元のほうがよかった。 不安に満ちた不思議な感じでピエロのかっこうなんてよかった。 あのみずみずしい公園の出会いがこの作品ではこれ・・? 唯一がんばってたのではと思うのが、 これもまた苦手なキャメロン・ディアス(苦笑) 彼女は難役を自分のものにしていて好感。 演技派という点では「マルコビッチの穴」もそうだけど評価したいです。 もうひとつ評価対象が音楽。 正直もとの作品よりいいのは音楽と最後のビルの映像くらい。 でも音楽でいいなぁと思ったのはビーチ・ボーイズの、 グッド・バイヴレーションくらいだった・・ 他はなんか70年代風な曲が多くラストを除いてなんか昔の映画、 アメリカの「真夜中のカウボーイ」や「卒業」とかの・・ そんな感じの違和感がありました。 [DVD(字幕)] 4点(2006-02-28 09:35:04)《改行有》

10.  パトリオット・ゲーム 《ネタバレ》 この作品はあまり評価がよくなかったので覚悟はしていたのですが、 「レッド・オクトーバーを追え」の続編ということでやはり期待は少し・・ ハリソン・フォードは嫌いじゃないんですよね。 アクションや刑事ものは彼が一番だと思っていますし。 そして「ロード・オブ・ザ・リング」のショーン・ビーンでしょう。 こんなにいいキャストなのになんでだろう・・ 前半はとてもよさそうなのでもっとよくなるだろうと期待、 それがだんだん面白くなくなってくる・・ これは復讐劇なんだろうけれど、 個人の復讐劇にしたいのか、 それとも国家の復讐劇が絡んでいるのも見せたいのか・・ 全く個人的なものになってしまった・・ これでは同じハリソン主役ブラピと共演のテロ映画のほうが意味が通じる。 あれのほうが後味の悪さはあれど意義があった・・ 面白いアクションを撮ればいいというものでもないでしょう? しかも・・そのアクション=娯楽も中途半端。 本屋のオヤジは仲間は・・あれではショーン・ビーンが、 「ケープ・フィアー」のデ・ニーロと化してしまっている・・ せっかく最初の設定はよかったのに。 せっかくのこのふたりが台無しだ。 砂漠の基地は何のため? あれから面白く出来たのに・・ 前のレッド・オクトーバーを追えが狭い潜水艦の中でしかも、 実はショーン・コネリーの個人的なことだったのに、 かなりな世界を想像させるシュミレーションの面白さがあったのに、 これはかなりな世界を広げたわりには潜水艦の中よりも狭い・・ う~ん・・観てやはり人気倒れだったかと納得。 話のバランスが悪いのでわからないところも見直そうという気にもなれない。 途中の親切すぎる演出もどうでしょうか・・ [DVD(字幕)] 4点(2006-02-15 11:09:17)《改行有》

11.  バーディ 《ネタバレ》 うわ・・暗い内容じゃあないか。 ところが演出がファンタジーみたいに優しくて、 しかもコメディも入っているのでそうシリアスには見えません。 全てを見諭している物言わないモディンは、 世間のほうが病気だといわんばかりに・・ 檻の中と檻の外それは鳥カゴでもあるし、 社会への風刺でもあるし・・ 小説か哲学のような自問自答のような内容に、 このまま結末は救いようがないのかとも考えますが・・ 即感動して泣けるという生優しい映画ではありません。 泣いてくださいという種類ではないのです。 考え込んでくださいというほど深いものでもないのですが、 やはりラストのあのアイデアはなんともいえない、 人間って強いそしていいもんだなぁとも思え笑みさえこぼれます。 最初のモディンが落ちるシーンは最後にきいてくるので、 見終わったあと見返すと感動できます。 こんなラストは全く想像もしていなかったふいうちで、 そのあとエンドロールが終わるまで映画の内容をかみ締めました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 14:08:51)《改行有》

12.  ハリーの災難 《ネタバレ》 これは・・合いませんでした。 次々と用意されるネタがいつ出されるかのみの興味で、 しかもそのネタを出すシーンがかなり予測できます。 ヒッチ・コックの映画は次の展開がわかりやすく、 最悪最初からエンディングが読めてしまうのです。 今の作品に出尽くされたネタなのかもしれませんが、 テンポが遅いのと緩急がないのとさらに、 私が氏の作品のコメディが全く笑えないところがネック。 紙芝居のように次のネタが丁寧に用意され、 先の先まで読めてしまうのでサスペンスの妙が少ない。 最後で意外な結末となってもそこまでだらだらと見ているので、 あまりびっくりはしないのです。 そして映画のお約束が守られすぎている。 最初と最後は繋がっている。 だいたい犯人は最初に主役の近くに出てくる等・・ シャーリー・マクレーンはかわいかったのですが・・ あと叙情的な景色も悪くはない。 しかし同じようなブラックサスペンスでしたら、 違う解釈の、死体は動かさずの「ロープ」のほうが面白い。 死体が動く面白さは「第三の男」のほうが格段にいい。 もしこの二作を未見でしたらぜひお勧めします。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-04 15:45:18)《改行有》

13.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 ・・見事につまらなかったです。 面白いと思う人もいると思うけど私は合わなかったです。 最初にディズニーと現れた瞬間、まさかピーターパンやフック船長みたいなお話か? とひいたのですが、やはりそんな感じでした(アニメはディズニーいいんですが) この長い作品中全くヒトコマも笑えなかったのです。 笑わせようと見えるというかコメディに入る前にタメが入り笑えない。 同じギャグや同じことを何度も繰り返す。 採点も同じような冒険モノで「バロン」と比べて明らかにバロンが大笑いできたので・・ それにバロンはついてゆけない独走ギャグわが道を行く精神がある。 これはそれがなぜか感じられず立ち回りばかり目立ちました。 チャンバラ(に見えるのよ)が固い、笑いが台本どおりのような間合いがある・・ と同じように思う人もいるはずです。 何も考えずに楽しむには時間が長く間延びしてしまいました。 役者も主役級を揃えているのになぜなんだろうか?? さてこの作品をなぜ観ようかと思ったか? 冒険モノだろうということと、 好きな役者が出ているからです。 さてその好きな役者とは・・ジェフリー・ラッシュです。 ところがこの役もそつなくこなしてはいるものの、 コメディなのか娯楽なのか中途半端な演出ゆえちょっと・・ そういえば同じように「フック」でも、D・ホフマンの演技が映画と合っていなかった。 役者はよくても演出がチグハグだったのかもしれません。 このての映画はどれだけ役者をそろえても演出が難しいのかも。 ドタバタになっちゃってお金だけかかっちゃう・・ ということで意外にもワケがわからない「バロン」を再評価したくなったのでした。 ところで面白いことに私はこれがJ・ディップ出演作初観賞です。 実は・・苦手なのですよ(爆) 苦手な俳優が今のハリウッド映画で活躍しているほとんど上位の人!というこまりもの。 観る映画というかジャンルが限られてしまうので努力しようと思います。 さて・・これをディップ初観賞は失敗でしたね。 これは演技も素顔もわかったもんじゃあないですね(苦笑) J・プライスが(未来世紀ブラジル)どこに出ていたのか・・? [DVD(字幕)] 4点(2005-10-22 12:33:58)《改行有》

14.  ハーヴェイ 《ネタバレ》  とにかくウサギが見えなければ純粋じゃあないとまで努力しましたが、 誰もが見えないウサギを主人公と酒場の連中(たぶん見えてる奴が何人かいるはずだ) に見えてるってのはこいつはアル中の幻覚症状で、 それも母親が死んでからこうなったとかいうと、 おかしいよりもなんかかわいそうな人だと観ていました。 しかし物語が進むにつれてこの主人公は当たり前に純粋なのかもと思い、 また努力をしてみます。 中半にはなんとウサギと2ショットの油絵まで登場。 いったい誰がそんな絵を描いたのか?? 帽子にウサギの耳のふたつの穴が開いているのも不気味でかわいい。 後半には主人公以外の人にも見えるんです。 ドアが音もなく開いたりブランコが揺れたりするのですが、 もうこれはウサギだからよかったものの最後まで見えないのですから怖いです。 最初は白黒か~と思っていましたが白黒だから怖いです。 もうひとりのハーヴェイ理解者はその不思議な力を知ると、 ハーヴェイを置いていってほしいと主人公に頼みます。 見えるまでは純粋だったのかもしれませんが・・ アメリカの良心の人の役をやらせたらJ・スチュワートは似合うんですが、 J・スチュワートのほんわかした演技はまるで地のようで、 悟りを開いた子供のようです。 外見やしぐさ(かなり礼儀正しい)は紳士ですが、 目が中を歩いている子供なのでリアルな不気味さがあるのです。 、 この主人公はもしかしたらこの世に嫌気がさして世捨て人のように 純真な老人のようになってしまったのかもしれません。 なにをされても言われても怒らないけど見ててイライラすることもない、 後半のセリフで亡き母が語ったと言われる言葉がいいですね。 賢く生きるか楽しく生きるか・・僕は賢く生きてきて楽しく生きるほうを選んだっての。 楽しく生きれなければハーヴェイは見えないのかもしれませんね。 そういう意味では演出はちょっと不気味ですが、 悲しいひとに見えるモノより楽しい人に見えるハーヴィは癒し系なんでしょうか。 助演女優賞のジョセフィン・ハル(お姉さんの設定)が後半、 弟を普通の人に戻すことに反対するあたりにテーマがあるかもしれません。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-09 15:26:35)《改行有》

15.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 監督変わってたんですね・・知らなかったです。 まあ作品のファンでもないのでショックでもなかったのですが、 変わってることに知らずに観ててなんか違和感。 この監督はホラーっぽい描写が入るのねとうなづきつつ・・ ん?グレムリンやヤングシャーロックやそりゃ感じるけれど・・違う。 だいぶ大人なファンタジーになっていた。 見る分には登場人物も成長しているしいつまでも絵本のような色も?だけれど、 なんか絵本のままのほうがこのシリーズにはよかったんではないかな?? 原作に全然興味はないから読まないけれど、 絵本のようなファンタジーさがないですねこれは。 いや、監督のせいというわけだけでもないと思う。 内容は一番まともというかサスペンス仕立てだし、 大人でも満足できるような凝ったストーリー。 親子愛もお約束で入れてるし次作が観たくなるような役者割りをしている。 でも・・前2作の中だるみあり悪趣味映像ありでも、 魔法使いのお話という童話=逸話性がなくなって新鮮味がなくなった。 そういう風に考えれば前2作はもろ魔法使いの童話の再現でした。 ハリー・ポッターは童話ではなくなってSFファンタジーとなってしまった。 映画のできばえはこちらが数段上でもヤングシャーロックのほうが好きですね。 今回の作品は特に魔法使いのおとぎ話ではなく、 バックトゥザフューチャーごっこをする映像と音楽のできのいい続編といったら失礼か・・ 映像はCGだなぁ・・とかなり思いました。SW3は気にならなかったのですが・・ 音楽が唯一気に入りました。やはりジョン・ウィリアムス。 特にハリー・ポッターはワルツっぽい軽快に変わるところが、 ミュージカルチックでウィリアムスの音楽の中でもかわいい(一番好きなのはE.T.です) ゲイリー・オールドマンが好きなので次も観るだろうと思います。 レイフ・ファインズも出るみたいだし、マギー・スミスも好きです。 大人はいいんですが子役がだんだん大きくなっていき心配ですね。 特に主役の子をあまり私は気に入ってないので・・ 1作目のときはかわいかったんですが・・ かなり映像に力を入れてあるのがわかることと、 バックトゥザフューチャーや銀河鉄道のパロであろうとわかりやすい脚本に、 おまけして★5つが限度かなぁ・・ [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:19:06)《改行有》

16.  白鯨 《ネタバレ》 古い映画ですが、これもまた掘り出し物でした。 退屈で固いんじゃないかと思っていただけに、予想を裏切る面白さでした。 笑えるところもきちんとあるし、見せ所のパニックアクションは、ジョーズをしのぐと・・ ジョーズは何度も見ていて評価をまだつけていないので、もう少しお待ちくださいね。 そのジョーズに匹敵する、いや時代からしたらしのぐんじゃないかと思いました。 まじめな文芸作品、でも単純でそして深いドラマです。 ただ単に仕返しの鯨退治じゃあないのです。 私はこの船長はもしかしたら白鯨、そして白鯨もまた船長と思います。 同じ敵同士でその時を待っていたかのように・・ この映画もまた他の洋画の例にもれず、キリスト教の教えがあります。 単純なストーリーですが深い深いものがあります。 途中に出てくる船員の言葉、「鯨を捕って油を売るのは人様のためになり神も喜ぶ」 「けれども復讐のために鯨を殺すのは神にそむく行為だ」こんなような言葉・・ うまいこと言ったものだと納得しました。 あの白鯨は守り神なのかもしれないし、殺された鯨の怨念かもしれない。 船長の言葉も「この船では私が神だ」のような言葉を言いますが、 あの驕りは前者の言葉とリンクしているような・・ 最初に主人公が出会う預言者の言葉が怖いです。 ひとりを残してみんな死ぬ、船長は手招きして呼ぶ・・そんな風な言葉。 見終わるともう一度すぐ見たくなる。 すべて登場人物から言葉からつながっています。 あまり古い役者は知らないのですが、教会の牧師がオーソン・ウェルズだった。 とにかく暴れまくる白鯨のすごい迫力に圧倒されます。 たまに海が船と色があってなくて合成技術の甘さは感じるものの、 それでもこれだけの無駄のない面白い作品が作れるんですね。 今の映画のアラは気になりますが古い良質の映画のアラは気にならない。 ラストのあるモノが浮かび上がりたったひとり生き残った人物は・・ そのあるモノにも深い意味があるんですよ。 後味は普通悪いものなんですが救われました。 私はどの人間になれるのだろうかと少し怖かった。 ある意味宗教がかっていて、ホラー感覚も味わえます。 小説で読んだ人にも映像が迫力あるのでおすすめ! [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-20 04:38:07)(良:3票) 《改行有》

17.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》  まあ映画って観る人それぞれが感じればよいのだけれど、 この監督の独特のものがわかったような気がしてきました。 色や撮り方それは手法であり実はもっと単純なもの。 (わからない)ということです。 この多くの人にわからないということが、芸術性価値ともファンに認められていること。 そしてこのわからない価値というものが、また見てみようという気にさせるのです。 その価値観ですが、私はわかりやすい未知への方を選びました。 それがラストの芸術性です。 結局同じことなのですが、それの描きかたは筆が違うように全く別物になっています。 キューブリックのそれは、ミュージカルのようで宗教がかって美しい哀しさ。 ルメットのほうは、それを映さぬ方法でしかも冷酷なまでに切り落とします。 私の見解で申し訳ないのですが、 キューブリックが中世の壁画なら、ルメットは衝撃的な報道写真・・ どちらも芸術なのです。 コメディであるこの映画で笑えた箇所は2箇所でした。 最初の方で爆撃機が登場するたび流れていたソ連の民謡のような曲。 あれはひつこいくらい流れててコメディホラーのようだった。 そしてもうひとつがP・セラーズではないんです。 大統領!ばかばかりの中にひとり場違いな普通な人がいる・・ ロシア通訳の電話の応対でおかしかった。「受話器がない」指を鳴らす大統領・・ 1941(かなり好きな映画ですが)の大失敗は、ばかばかりだったところ。 この博士のほうは、ひとりまともな普通の人間(それも大統領、に見えないのがミソ) を絡めて、その他ほとんどのばかが目立つという、コメディの基本をはずしていない。 コレは見事だと思いました。 さてラストの謎ですが・・ あの車椅子で立ち上がる博士の意味は何なんでしょうか?? 私が理解するには頭が痛くなるどうでもいいと。 たぶん「私は立てた、まだ戦えるぞ!」ということなのかな? しかし時間がないでしょうに潜る時間が・・・ わかりませんなぁ・・ 1回目は未知への飛行と比べて実は怒っていたんですが、 2回目の博士の異常な愛情を観てると戦争もいたしかたなし、 みんななくなるのも楽しいかもなんて堕落的に考えてしまうのって、 どういうことなんだろう・・ [DVD(字幕)] 3点(2005-05-07 08:02:48)《改行有》

18.  ハスラー2 《ネタバレ》 この2はもちろんカラーなのですが、 不思議と1よりも古さを感じました。 80年代の古さです。このカラーであるバブルの時代の娯楽作。 そこにまた変に哀愁も感じます。 ボウリングやビリヤードといった娯楽。 それがいつかはまた廃れる娯楽。 ところがまた1から2のように静かなブームになっています。 お金を賭けるゲームからファッションへ変わり、 今また新しい懐古として不思議な娯楽なのです。 この映画こそ、ポール・ニューマンの映画だと思いました。 確かに1も主役でしたが、脇役に食われていた。 ところがこの2では、ニューマンが見事にトム・クルーズを 食ってしまうワガママな中年ハスラー役。 中年も超えた年のおやじが、子供のように本能のまま 突っ走るさまは見ていて腹立たしくもありいとしい。 「おやじがんばれ!」と応援せずにはいられない。 その情けなさ、ありのままの勝負師の姿は、 まるで往年の「ロッキー」のようでもあります。 最初は、なんだニューマンも年を取ったな。 教師役かよ~と見ていたのですが、誤解でした。 どんどん化けの皮がはがれ、1の若かりし日のニューマンに 帰ってゆく意気込みに、変わってないじゃん!とあきれながら、 少し嬉しい。こういう役、情けないけど実直な我の強いおやじ。 ニューマンがやると色気や品まで感じさせるから不思議。 ラストでは逆に教え子のトムに諭され種明かしまでされ、 引くということをすればまた大人の魅力を発揮できたのにね。 それができなかったところに、いい裏切りがあるのです。 教える側にはまだなれなくていい。 1でさえ、ニューマンの性格が把握できなかったのに、 これはただこの作品の主役は俺だ!と言わんばかりの活躍。 ただし、老年ハスラーの哀愁や暗さがあまり出ず、 1の方が若年寄に見えるのは時代と色と、作り手の娯楽性か。 色がつき玉のスピードが見える方が映画としては面白い。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-03 02:14:49)《改行有》

19.  背徳の囁き リチャード・ギアの悪役がこんなにはまってるとは・・ でもこういう善人顔がこういう役やると、映画としてはいいんだけど、 人間不信になりそうだね。あまり観たくはない。 メグ・ライアンの汚れ役見たくないようにね。 女たらしの役ならいいんだけどこういうのは・・ [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-03 02:13:49)《改行有》

20.  鳩の翼 わけがわからなかったです。 あまり好きな題材ではなかったので真剣に見ていなかったから・・ 主役のヘレナよりも助演の女優がかわいい。 と思ってたらもしかして「この駅でバスは・・」の人かな?? イタリアの景色を堪能するには贅沢すぎるくらいきれいな映像。 ベニスに行ってみたくなります。 なんのことはない愛憎劇なんですが淡々としてて、眠くなった。 どこかフランス映画みたい。最後の方で面白い映像があったのはいい。 2点(2005-02-25 07:15:05)《改行有》

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