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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  必死の逃亡者 《ネタバレ》 ボギー久々の悪役はやっぱり様になる。この作品はどこにでもある一般的な中流家庭を襲うってところがミソ。だから当然主役のお父さんもまた一般的フツーのお父さん。映画を引っぱるだけの存在感なんてない。ここでハンフリー・ボガートの強烈な存在感が必要となる。抵抗することが強いのではなく家族を守ることが強いのだともってくる父と息子のアメリカ映画らしいドラマが退屈にならずに済むのも、父や娘が外出を許されるという緊迫感を阻害させるような展開でもそれをあまり感じさせないのもボギーから発せられる危険なオーラがあるからに他ならない。手下がゴミ収集車を追いかけに出たり娘と恋人のあれこれがあったりとドラマを盛り上げる各エピソードが多すぎるような気もするがそこから裾野を広げずにあくまで核は家族であり、よって舞台は家であるということを徹底しているところが好感が持てる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-14 17:04:47)

2.  ビッグ・トレイル(1930) 《ネタバレ》 最初の章で登場人物が出揃いそれぞれのキャラが提示されるのだが、ジョン・ウェインが主役なのは間違いないという役で、悪者はいかにも悪者な風貌で、単純で明快な予定調和な西部劇が始まるなとワクワクさせてくれる。と思ってたらその章の最後で、さあ出発だと全員の移動シーンが映されてびっくり。なんちゅう馬車の数。なんちゅう牛の数。ここまでせんでも。その後もそれら大量の馬車群が川を渡ったり絶壁を下りたりするシーンのように、メインストーリーにあまり関係のなさそうなところでお金と手間をかけまくったシーンがこれでもかと出てくる。いや、これこそがメインストーリーでジョン・ウェインと悪党の対決のほうがサイドストーリーなのであった。実際、対決ってほどのものは映されず、盛り上がりも何もありゃしない。西部開拓者たちの大移動はたしかにこのように過酷であったのだろうと思ったし、そのリアルな迫力は本当に素晴らしかった。『赤い河』のようなバッファローの群れも映ってる。でも見たかったのはジョン・ウェインの活躍だったのだ。若きジョン・ウェインがあんなにもかっこよくなかったらこれでよかったかもしれないが。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-03 14:20:52)

3.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 幻覚というのはここまではっきりとしたものなのだろうか。だとしたらいくらまわりから言われてもこれを幻覚だと思うのは至難の業だ。例えば私には妻子供がいるが突然いやそれは幻覚なんだよと言われるようなもんでしょ。とまあ、そこが一番驚いた。実際のところどうなのか知らないけど、少なくともこの映画の幻覚には説得力があった。その説得力はストーリーテリングのうまさから来る。しかしそのかわりと言っちゃなんだが、中盤まで我々はまんまと騙されていたわけだ。たしかにこの騙しはちょっとしたどんでん返しとしての楽しみを提供してくれてはいるのだろう。しかし勝手に先の展開を思い描いていたものがそれこそジャンルごとごろりと変えられた者(私)からしてみれば、驚きというよりも置いてけぼり感のほうが強かったりする。それとも私が伏線を見逃したか。ロン・ハワードの作品中でも最も美しい画で覆われた作品のようにも感じたがこの急転直下のせいでその感動も半減してしまったのは私のせいか。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-25 14:54:21)

4.  ヒア アフター 《ネタバレ》 主人公は死んだ人間と交信ができる。本当にできるのか。冒頭に兄の紹介でやってきた男は第三者の知るはずのない情報を理由に本物だと確信する。つまり本当に交信ができるのだ。この映画のヒロインのように登場した料理教室の女はそれが本物であるがゆえに唐突にヒロインでいることをやめる。その力は主人公を苦しめる。兄を亡くした少年の手をとり死者と交信する。たしかに交信している。一度終わったかと思ったら、そのときの少年の寂しげな顔を見たあとに「まだ何か言ってる」と交信の続きが語られる。ここは本当に交信が成されているのだろうか。主人公の機転で少年を立ち直らせるために話を作ってるってことはないだろうか。何が言いたいのかというと、その力を信じられない人に対してその力を使う場合は過去にあった秘密の暴露をしなくてはならない。一方、端からその力を信じる人にはその必要がない。それが本当なのか嘘なのかはどうでもいい。本当を前提としているから証明がいらない。結果、過去を語らず、未来を語ることができる。「信頼」を前提とした対人関係が示されているのだ。「死後」を共感できる人との出会いは「信頼」から入る対人関係の成立の可能性を意味する。つまり運命の人(の可能性)。よって主人公ははじめて明るい未来へと目を向けるのだ。そのことをあまりにストレートに見せてしまうラストシーンに呆気にとられながら、その強烈な幸福感に泣いた。[映画館(字幕)] 8点(2011-04-25 17:07:43)(良:4票)

5.  ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》 スピルバーグ『激突!』を彷彿させる執拗且つ不条理な展開にバイオレンスとアクションが加わる。おそらくシナリオだけ見たらえらくチープな三流映画だ。不条理から来る恐怖感だって『激突!』にはるかに及ばない。にもかかわらずこいつは面白い。最大の立役者はもちろんルトガー・ハウアーだ。殺人鬼なのに狂気を見せないその人間離れした表情は『ブレードランナー』のレプリカントのよう。殺人鬼の最期もまたそれが定めだと言わんがごとく死ぬために戦ったレプリカントを彷彿させる。そしてその姿を捉えた映像がとにかくかっこいい。靄の中に浮かぶヒッチハイクするために親指をつきあげるその後姿。クライマックスのロングコートにショットガン。そのどれもが広大な荒野を背景に絶妙の構図に収まる。ハウアー無き後のラストカットはそのかっこいい構図にC・トーマス・ハウエルが車とともに収まる。シブイねえ。[DVD(字幕)] 7点(2010-12-10 15:38:34)

6.  ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 《ネタバレ》 パット・ギャレットが撃たれるシーンから始まるのだが、これから始まる物語が過去のことであり、その「過去」である物語の冒頭と「今」であるパットの最期が何度も切り返されるオープニング、この構成がめちゃくちゃかっこいい。そして原題どおりのパットとビリーの物語が始まる。このオープニングが秀逸なのはかっこよさだけではなく「死」へと向かう物語であることを予告しているからでもある。法などあって無いような時代がいよいよ終焉を迎えようとする西部開拓時代の末期、同じ穴のむじなの二人が保安官と無法者として対峙する。しかし同じ穴のむじな。二人ともが死へと向かうことに抗うことができないその切なさが漂う。そのことを代弁するボブ・ディランの「天国への扉」。ここにバイオレンスの巨匠はいない。いや、ペキンパーはたしかに暴力をスローモーションでショー化してきたが、その暴力の中に悲哀を込め続けたのも確かなのだから、これこそが彼の真髄なのかもしれない。ちなみに見たのは「特別版」。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-18 16:13:18)

7.  ヒズ・ガール・フライデー 同じくホークス監督の傑作『赤ちゃん教育』ではヒロインのマシンガントークに翻弄されることで笑いをとっていたケイリー・グラントが今回は見事な掛け合いで笑いをとる。セリフが終わらぬまにセリフが重なることの繰り返しに観てるこちらは呆気にとられるしかなくその計算しつくされた怒涛の会話の応酬に感心しきり。元夫婦という設定が活きていて、説明なくても「ああ、あの人の策略ね」「ああ、またやられた」とロザリンド・ラッセルがうんざりぎみにしてやられた表情をするだけで(これがまた楽しい)、スピーディな展開に水を差さないのがいい。言葉のラッシュのガチャガチャ感をさらに煽るグラントの身振り手振りもサイコーにおかしい。ハイテンションに乗じて強引に終わらせるのも「楽しかった~!」という余韻を残してくれていい。こういう楽しい映画を新作で観たいなあ。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-09 13:08:12)

8.  左きゝの拳銃 ビリー・ザ・キッドものはこれ以外には『ヤングガン』とペキンパーの『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯 』ぐらいしか見ていないが、ビリーの人物像はこの作品のビリーが最も納得のいくもので、作り手もおそらく一番重要視したのはリアルなビリー像だったんじゃないだろうか。復讐の影で多くの人に迷惑をかけ、多くの命をないがしろにすることに気付かない血気盛んでいて浅はかにすぎる青年をニューマンが熱演。粗野な一方で教養の無さをコンプレックスに思う子供っぽさがニューマンのファニーフェイスとまたしっくり合う。パット・ギャレットがえらくかっこよく描かれているが、ビリーのおそらくは史実であろうエピソードに時間を使いすぎて出番が少ないのがもったいない。アーサー・ペンのデビュー作らしいが、銃撃戦の合間やラストのギャレットと対峙するまでの沈黙の時間がなるほどアーサー・ペンらしいと思った。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-12 14:11:03)

9.  陽のあたる場所 物語は金で目がくらみ人間らしさを見失ってしまったための悲劇、つまり資本主義を糾弾したものがベースにあるのですが、カメラはメロドラマを捉える。その背景には撮影時の赤狩りに対処したという事実があるらしいのですが、まちがいなくエリザベス・テイラーの美貌がメロドラマへの欲求を加速させています。そして訪れる、肩越しから超どアップで捉えたチュー!!映画史上に残る美しいキスシーン。リズの美貌があのシーンを可能にし、あのシーンがリズのその後の活躍を確約したといっても過言ではないと思う。そして物語はこのシーンへ向けて進み、このシーンが余韻としてその後のシーンに影響を与えている。[DVD(字幕)] 7点(2007-03-23 13:28:55)(良:1票)

10.  秘密のかけら ショービジネス界の人気者コンビがなぜコンビ解消したのか、二人の部屋から発見された女の死体がからんでいるのか、そもそも女は誰に殺されたのか、、という謎を追ってゆくストーリーでありながらも毎度のエゴヤン的ストーリー構築(現在と過去を交錯させながら見せる)のせいで「謎」に固執せずに鑑賞させてしまうあたりは素晴らしい。父の教えに基づき客観性を重視したジャーナリズムで真相を暴こうとする女。しかし彼女は過去の出来事によって「無実であってほしい」という極めて主観的な想いからスタートしており、憧れの人の見たくもない裏の顔を見ながらも真実と嘘が交錯する迷宮へとはまり込んでゆく。エゴヤンのこれまでに描いてきたテーマをむりやりに探すと、殺された女の母が重要な位置にいる。愛する娘の喪失にけりをつけるのは真実を知ることなのか?ジャーナリズムの問題とうまく重ねて、またこの物語がより協調する人間誰しも持つ二面性を重ねて答えを模索する。物語は非常にうまく、かつ独特に語っている。でも時代設定とショービズ界という舞台設定のせいか私が望むアトム・エゴヤンらしい画がほとんど無いので残念ながらこの点数。[DVD(字幕)] 5点(2006-10-06 15:37:15)

11.  拾った女 スリとすられる女、そしてそれを見ている男、と主要な人物が交互に写されいきなりサスペンスを盛り上げるオープニングシーンは電車の揺れの再現、窓からの光、新聞紙などの小道具の使い方も含めて何気ないけど完璧に観客をひきつける。この映画はストーリーもじゅうぶん楽しめるがストーリーを堪能しなくても楽しめる。まずなんといってもテンポがいい。テンポがいいから唐突なラブシーンにも酔える。印象深いシーンは多々あるがコミカルな部分を背負っていたタレコミ屋の老女がゆっくりと大げさにクローズアップされてゆくシーンがとりわけ印象に残る。彼女のコミカルな会話が走馬灯のように蘇り彼女の人生、はたまた下層級の生活の厳しさまでもが浮き彫りにされてゆくというとんでもなく素晴らしいシーンです。娯楽映画としてのツボをおさえた作品であると同時に細部へのこだわりに満ちた作品です。[映画館(字幕)] 7点(2006-07-07 11:50:13)

12.  ピンクの豹 さりげないギャグの連続がナンセンスに消化されればいいのだが、妙にリアルでクルーゾー警部がドジるたびにそのドジぶりが笑いへと転化されずに哀れみすらおこさせる。しかしクルーゾーにだけ頼った作品ではなく、むしろ笑いに関してはクルーゾーのキャラで笑わせるという小賢しいまねよりもちゃんと演出で笑わせようという第1作ならではの誠実さが伺えます。ベッド下のリットン卿とバスルームの彼の甥がクルーゾーの部屋から脱出を試みるシーンの抜群のタイミングで絡み合うドタバタぶり、やっと出て行けると思ったらドアノブがとれるという典型的ギャグ、けっこう楽しめました。あと、反則的に笑いをとっていたシマウマ!あの画面の収まり具合は絶妙でしょ。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-28 11:10:25)

13.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』・・「暴力の歴史」から連想するのは「戦争」。この作品で戦争が語られることはない。でもその根源となる暴力のアメリカにおけるスタンスが露呈されていると思う。そもそも暴力によって獲得した地、、アメリカの歴史は暴力と切っても切り離せない関係にある。暴力が描かれているのに嫌悪感を抱かせないつくりになっている「西部劇」の構成をそのまま現代へ転化させ、家族を守るという大儀を与えられた主人公がとてつもなく強いガンマンさながらに超人的強さを見せつけながら敵を倒してゆく。冒頭で見せたモーテルでの暴力の醜悪さとは異にする「正しい暴力」によって。しかしこの映画は暴力を肯定していない。『許されざる者』のイーストウッドがそうであったようにモーテンセンの顔もまたただの人殺しの顔だ。暴力の世界にいた者は暴力に誘われる。暴力には暴力で解決させることしか出来ない。アメリカが抜け出すことの出来ない暴力の連鎖が描かれているように感じた。息子の「暴力の目覚め」もまたアメリカの抱える遺伝子の継承を意味しているのかもしれない。ラストシーンは感動的だ。しかし暴力を許さざるをえないアメリカを象徴しているようでもある。[映画館(字幕)] 7点(2006-06-05 12:16:49)(良:3票)

14.  ビートルジュース バートンの作家性だとか、娯楽性だとかは別にして、確実に賞賛できる部分って彼の独創性だと思う。その独創性が爆発しているのがこの作品。死後の世界をこんなにも奔放に描いた作品もそうはない。その発想の自由さと独自性もさることながら、そのイマジネーションを映像化する技も含めて、バートンは非常に素晴らしいクリエーターだと言える。個性が際立つと当然好き嫌いも際立つでしょうが、だからこそバートンにはコアなファンが多いんでしょうね。私は好き、、とは胸を張って言えるほど好きではないのですが、それでも個性際立つ作品には惹かれるし「個性派」といわれる人は大好きです。 “幽霊は見えないもの”ではなく、“常識から逸脱したものを認めようとしないから見れない”という発想がいかにも「逸脱」をも「個性」に変換させるバートンらしくて良かった。あと、お母さんの、勝手に体が踊りだすときの顔がツボにはまった。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-21 18:58:44)

15.  ビッグ・フィッシュ 映画はどんなにリアルに描こうとも虚構の世界にすぎない。中でもティム・バートンの映画はその虚構性がぶっ飛んでいる。一方人生は現実そのもの。しかし人生の「今」だけが現実であって過去は既に現実ではなく虚構をおびたものに変貌する。中でもこの作品に登場する父の語る人生劇はその虚構性がぶっ飛んでいる。ぶっ飛んだ虚構性を「子供の時は楽しめた」と言う息子の言葉はバートンの映画を子供向けだと言っているのと同じ。結婚式のスピーチに対しての息子の意見は、観客を無視した作り手の自己満足映画だと言っている。しかし息子は最後には虚構を楽しむこと、そして虚構の中にこそ真実があること、さらに虚構を創作することの幸せを発見してこの映画を締めくくる。まるでティム・バートンの遺書のような映画。個人的には息子だけがのけ者というのが気に入らない。のけ者は虚構を語る父であってほしい。息子がぎりぎりセーフで父の語る人生劇の最終章を作り上げるというのも感動はできるけど別に感動しなくてもいいので「らしさ」を出してほしかった。はやまるな!バートン![DVD(字幕)] 6点(2005-10-18 12:04:17)(良:1票)

16.  桃色(ピンク)の店 《ネタバレ》 社長というキャラはとりあえず年寄りでえらそうにふんぞり返っていたらそれなりに社長に見えるもんです。でも実際、年寄りでえらそうにふんぞり返ってればみんな社長かと言ったらそうじゃないし、そうだとしても社員はついてこない。この作品の社長は何よりも大切な愛妻を社員に寝取られ(と思って)、そいつが憎くてたまらなく、とうとう解雇してしまう。しかし自殺を考えるほどのショックを受けているにもかかわらず、個人的な憎しみとは別に、解雇した社員の能力を私情をはさまず正当に評価し、でき得る限りの紹介状をつくる。ここに社長としての資質が見事に描かれている。さらに社長が仕入れたシガレットケース(でしたっけ)に関するエピソードや最後のボーイとの会話に人間的魅力をも存分に見せることで、この人だからこそ社長になり得て、この社長だからこそ人がついてきて、この社長の店だからこそこの極上のドラマが生まれる、となる。ルビッチの映画を見てると、傑作って簡単にできるものだと錯覚してしまう。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-15 15:05:54)(良:2票)

17.  ビクター/ビクトリア 劇中のショーでたっぷりとジュリー・アンドリュースの歌を聞かされるわけですが、私には助長に感じられた。ドタバタに撤してもよかったんじゃなかろうか。ところどころで笑わせてもらったが、ドカーンと爆笑まではいかない。コメディだから冒頭のジュリー・アンドリュースが飯も食えないほどの貧乏に見えないとか、男のどこに魅力を感じて好きになっていくのかがわからないとかは目を瞑るとしても、結局この手の作品は主演女優に魅力を感じるか感じないかで評価が左右されてしまうところがある。魅力を感じられたら最高なんでしょうが。5点(2005-02-02 10:44:39)

18.  ビッグ・リボウスキ ジョン・グッドマン扮するウォルターのバカギレには見ていてイライラさせられるが、最後にはあまりに読める単純バカさに降参。笑うしかない。主人公の夢もツボにはいった。夢の中のジェフ・ブリッジスのあの嬉しそうな顔!画面のあちこちに、セリフのそこかしこに可笑しさが溢れている。ただ、全部は消化できない。英語が理解できればもっと楽しめるのかもしれない。ちょっと悔しい。7点(2004-01-28 14:04:16)

19.  ビッグ 子供が中身はそのままに大人に変身という設定は漫画やアニメなんかでよくあるパターン(「ハクション大魔王」でもあった)。ストーリーはわかりやすくていい。が、トム・ハンクスの「子供」の演技はカズレーさんと同じくあまりに子供すぎではなかろうかと思う。12歳の子供って確かに子供なんだけど見た目の行動って大人と差ほど変わらないように思う。自分でも12歳の頃と今と、あまり変わってないような気がする。ウチの2歳の子供が買ってもらったレゴを一番楽しんでるのは今年37歳の私だったりするんだから..。anemoneさんの「周りの同年代のオトコたちを見ると~」は結構グサッときたりして。5点(2004-01-14 12:16:09)(笑:1票)

20.  ビバリーヒルズ・コップ2 またまたビバリーヒルズという無理やりな内容はさておき、アクション度は前作よりパワーアップしてるし、軽快なノリもパワーアップでウケは前作よりいいかも。続編なのでどうしてもワクワク感の差で1の勝ち。点数は同じにしとこう。英語が理解できたらもっと楽しめるんだろうなあ。6点(2003-12-12 19:07:06)

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