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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 秘密の花園(1993) 冬の間寂しかった我が家のベランダも、春になって近頃俄然賑やかになって来た。新しく植えた苗もかわいいのだけど、冬の間茶色くてカサカサだった枝からポツポツと生えてくる緑はもっと愛おしい。冬の間ほっぽらかしておいたのに春になれば何度でも再生する、その生命のエネルギーにはすさまじいパワーがある。この映画はそんなエネルギーが奇跡を起こすことをすんなり受入れさせるような作りになっていて、こじんまりとした良い作品だと思う。それにしてもここにレビューされてる方は原作ファンの方が多いようですね。かく言う私も子供の頃大好きで何度も読んだのが「秘密の花園」と「ああ無情」それとアンデルセン童話で、これらの作品は現在の自分の感性に結構影響を与えている気がします。6点(2004-04-14 11:17:19) 2. 日の名残り たまりません。様式美を愛するイギリス好きの私には超ドツボな映画。アンソニー・ホプキンスが執り仕切る優美で洗練された貴族の生活。台所で、食卓で、遊技部屋で、彼が行う様々な仕事にウットリした。BGMがまた素晴らしい(【ともとも】様に同感)。人生の大事な選択って発車のベルが鳴り終わってから扉が閉まるまでの電車のように、ちょっとでも躊躇すれば乗り遅れてしまう。けど、乗ったら乗ったで果たしてそれで良かったのかと自問自答。それでも時は容赦なく過ぎてゆくのだ。この役はアンソニー・ホプキンスにとっての最高傑作だと私は思うなぁ。まさに緩やかに暮れて行く「日の名残り」を存分に味わえる作品。8点(2004-04-05 15:44:31)(良:2票) 3. ビートニク 50年代末から70年代にかけて流行、若者に多大な影響を与えた「ビートニク」について、アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ、ジャック・ケルアックを中心にムーブメントの関係者が次々登場して証言するドキュメンタリー。所々にジョニー・デップやデニス・ホッパー、ジョン・タトゥーロなどが現れてギンズバーグ達の作品を朗読する。私としてはなんと言っても感動したのが「路上(ケルアック著)」のディーン・モリアーティのモデルとされるニール・キャサディが出てくること!いや、びっくり。それにしてもこうやって見みるとやっぱバロウズが一番クール(と言うかバロウズだけがクール)。もの凄くキレるし悪魔みたなオッサンだよ。あらゆるドラッグをやりまくり、ウィリアム・テルごっこで妻を射殺し、極上のキャビアを好んだこのオッサンが83歳まで生きるんだから、健康に気をつけるなんてアホらしくなる。なかなか貴重で興味深いこの映画だけど、ビート関係に興味無い方には説明があまり無いので全然面白くないみたいです。7点(2004-01-23 12:31:36) 4. 羊たちの沈黙 原作が好きだったからなぁ。「レッドドラゴン」→「羊たちの沈黙」って流れて読んでたのでレクター博士のイメージもなーんか違うんだよね。普通に面白いけど無数にあるサスペンス映画の中で何故これだけが特別?って感じです。6点(2003-12-26 16:08:18) 5. ビッグ 好きな映画だったしニューヨークに旅行した時は「FAOシュワルツ」に行って「ビッグだよー」と感激した。けど、最近ひっさしぶりにTVで見たらトムハンクスにちょっとイライラ。どーも大人が幼児化してるような最近のカルチャーに反感を持っているので「いつまでも子供みたいな大人」である彼に昔のような好意を持てなくなったのかも。映画自体は非常にチャーミングな良い映画だと思います。 6点(2003-12-18 12:10:24) 6. ビッグ・リボウスキ かなりおもしろい。コーエン兄弟の作品の中では一番素直に笑えるんじゃないでしょうか。ドラッグは出て来ないけど映像的には知的で上品なドラッグ映画と言う感じがしました。7点(2003-10-08 22:02:28) 7. 陽だまりのグラウンド 《ネタバレ》 題材が野球じゃなかったらこき下ろしまくるタイプの作品なのかもしれないが、アメリカの野球映画には弱いので6点。狭くて暗い通路を通り抜け、パッと広がるフィードが目に入った時のあのなんとも言えない昂揚した気持ち!それだけで泣いてしまいます。それと、大勝負の賭けをしたブルズ戦でのキアヌ・リーブス、かなり良かったです。さすがにあそこまで命張らないけど、私も競馬やるので大金つっこんだ時の気持ち、すごくわかります。ただし、私だったら借金返して残りでもうひと勝負するけどね。6点(2003-09-01 11:59:58)(良:1票) 8. 陽のあたる教室 ハリウッド系泣かせ映画が大嫌いな私ですが、TVでやっていたので何気なく見たら意外と良かった。リチャード・ドレイファスの教師生活と共に、アメリカのポップミュージックの移り変わりが表現されていてなかなか楽しい。また楽器を演奏したいなぁと言う気にさせられました。この手の映画にしてはあんまり嫌味に感じないのはリチャード・ドレイファスに負うところが大きいんでしょうね。やっぱ良い役者だなと改めて思いました。6点(2002-12-05 11:10:41)
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