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1. 人喰族
「史上最低の食人映画」として有名なこの作品。いろんな意味でめたくそに痛い。まず題名からして、食人映画の代表格とも言える「食人族」のパクリだ。おそらく「食人族」と間違えてこれを借りてしまった人のレンタル料を糧としているのだろう。そんな卑怯な手を使わざるをえない事実が、この作品の内容のひどさを物語っている。さらに「ひとくい」と読みが変わって、語感まで痛さを増しているように思える…日本語って恐い。0点(2004-01-20 14:41:27)(笑:1票)
2. ピンク・フラミンゴ
モラルを罵倒した皮肉たっぷりの映画です。この映画の製作監督であったジョン・ウォーターズは、同性愛者であったため社会に適応できなかったそうです。そんな彼は、映画という世界で自分を社会に認めてもらおうとします。映画を通じて、彼はさまざまな変態たちと出会います。彼らもまた社会不適合者と名指しされ、社会から追放された者たちでした。…そんな彼らが集まり、できたのがこの映画です。彼らは映画の中で、最強の下品をやってのけました。世間体から見れば“最低”ですが、彼らにとってみれば“最高”でした。…言うなれば、社会にこの映画を見せることが“最高”だったんです。そして、それがこの映画の陰にもなっています。とことん下品路線を歩んだこの映画は、一種の美学です。“なぜこんな映画つくったんだ?”と理解に苦しむ社会こそ、この映画を生んだ元凶ということを、この映画監督は言いたかったのかも知れません。 0点(2004-01-01 15:29:49)(良:3票)
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