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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ヒックとドラゴン2 珠玉の一本とした前作に劣らず、本作も間違いなく素晴らしい内容ではあるのだが、物足りなさを感じた。本作では少年と大人の中間にいるヒックの心情がメインに描かれており、前作で印象的だったドラゴンの飛翔シーンや、個性的な仲間たちとの関わりが控えめになっているのが原因かな。本作のテーマは「大人になるということ」だろう。父親から次期族長としての将来を期待されながらも、ヒックは自分自身にも、進むべき道にもまだ納得できない。本作は、ヒックが大人になるために用意された物語だと考えると、やはりあの「開放感」が控えめになるのは仕方ないのだろう。ネタバレになるので抽象的な言い方になるが、「大人になるということ」は、大切なものを失うことで生まれた責任を果たすために、別の大切な何かを捨てなければならない、ということだ。もう無邪気な子供ではないのだ。そしてトゥースにもまたヒック同様、試練が訪れる。この大きな試練を2人が乗り越えることで、ヒックとトゥースの間に真の絆が生まれることになる。まあ、何だかんだ言っても見て損は無い映画ではあるので。[DVD(吹替)] 6点(2016-09-21 23:52:57)(良:1票) 2. ピラニア 3D 《ネタバレ》 1978年公開の『ピラニア』をリメイクしたスプラッター・パニックもの。出演者もエリザベス・シューとクリストファー・ロイドの『バックトゥーザフューチャー』組や『ジョーズ』のリチャード・ドレイファス、『ホステル』イーライ・ロスなど、脇役に無駄に豪華なところも観所。物語は至って単純で、リゾート地「ビクトリア湖」が、突如として大量発生した古代の人喰魚により、阿鼻叫喚のパニックに陥る。前半は高校生の性春映画っぽくてバカっぽいエッチシーンばかりだが、中盤からが本番でエロ2グロ8の大パニックのオンパレード。観光客たちが強暴な小魚の群れに無残に食い殺され、パニクった群衆が更に悲惨な状況に陥る描写が延々と続く(忠告:食事しながらの鑑賞は不可)。生き残りそうな主要キャラが簡単に死ぬところも良い。ただ、成熟した古代魚が出現してTo bo continued なのはイマイチかな。エログロのスプラッター・パニックものとしては及第点ってことで。[DVD(吹替)] 7点(2012-11-06 23:25:44)(良:1票) 3. 127時間 《ネタバレ》 休日はロッククライマーとして人生を謳歌していたアーロン。彼はいつものように簡単に身支度を整え、誰にも行き先を告げず国立公園の峡谷に出かけたが、岩の狭間に滑落して右腕を岩と壁の間に挟まれる。そこで「127 HOURS」とタイトル。ここから本当の物語が始まる。徐々に精神状態も不安定になり、体力の限界を悟り、脱出のための万策も尽きた彼は、最後に体の一部を切断して生きる道を選ぶ。一番驚嘆すべきは、自然という大きな力に抵抗し、絶体絶命の状況下でも最善を尽くして生き残ろうとする彼の精神力だ。水も食料も残り少なく、普通ならあきらめて然るべき状況下で、このモチベーションはどのように維持されたのだろう。彼は「何でも一人でできると思っていた」と何度も口にしていたが、それは「他人に頼らず一人で活路を見出す」ことにもつながったのではないか。彼の生命力に敬意を評して及第点と。[DVD(吹替)] 7点(2012-02-26 20:20:07) 4. ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 ドラゴンたちの表情や仕草による感情表現が非常に分かりやすく可愛らしい。飛翔シーンが臨場感タップリで、この映画こそやっぱり3D映画館で観るべきだったと後悔。ヒックをはじめとするバイキングとドラゴンの関係が対立から和解、信頼へと変化していくさまも簡潔にうまく描かれており好感が持てる。それでいて子供向けの物語に終わっていない深さもある。ボスドラゴンを倒してハッピーエンドなのは、ちょっと短絡的過ぎだが、ラストのヒックとトゥースの真の意味での調和(尻尾と脚)には深い意味があると思う。いずれにせよ、珠玉の一本として紹介したい作品だと思う。[DVD(吹替)] 8点(2011-01-17 11:45:18)
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