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1. 普通の人々
何と言ってもお母さんのキッチュぶりが燦然と輝く異色の作品です。この家族にとって離婚は悲劇ではなく、大いなる解放への出発点です。そこへたどりつくまでの人間の苦悩を描き、レッドフォードの監督第一作として、忘れることのできない映画となりました。[DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 06:21:40)
2. フリーダ
この映画の主人公のような尋常ではないエネルギッシュな人を見ていると自分の情けなさが身に染みて感じられ、つらいです。人の思惑なんか屁とも思わなければ何かを成し遂げることはできないのでしょう。それは無思慮として非難されることが多いのですが(日本などでは特に!)、それこそ嫉妬というものの実態なのかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-10 05:33:07)《改行有》
3. プレステージ(2006)
つきあいで見ました。科学と魔術の境目がまだ曖昧だったころのお話で、当然のようにエジソンの手下やテスラも登場してきます。このあたりのいきさつはアメリカでは常識ですが、日本人には「・・・?」と思われるかもしれません。実はエジソンというのは怒りと憎しみの塊みたいな人で、競争相手は容赦なく叩きつぶしていました。その矢面に立たされた一人がテスラです。テスラは正真正銘の天才でしたが、その業績はしばしばオカルトまがいの見せ物とも受け取られました(本作でも同様です)。交流電流や蛍光灯など、今日の私たちの生活の多くはテスラの発明に負っています。[DVD(字幕)] 2点(2009-01-30 06:39:02)
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