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プロフィール
コメント数 1727
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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21.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 この手の戦争映画では、いつも登場人物が判別できるまで苦労する。 特にこの映画のように白人がたくさん出てきて軍隊式に髪型や服装を同じにされると、馴染みの俳優でないかぎり誰が誰だがわからなくなる。 戦闘のリアルな迫力は『バンド・オブ・ブラザース』を思わせる。 ただ、そちらは連続ドラマで人物の認識も感情移入もしやすかった。 その点、この映画では死亡者が出ても誰だかピンと来ないことがあり、その他大勢の死と変わりなくなってしまう。 平時での顔と戦闘時の顔が一致できれば、人物背景もわかってもっと思い入れができるのだが。 とはいえ、戦場の生々しさはすごい。 原作がソマリア内戦への米軍介入を描いたノンフィクションだけに、現実の戦闘の凄まじさ、混乱ぶりを見せてくれる。 市街地で孤立する米軍部隊に、アリのように群がる民兵たち。 一般市民も含めて敵意むき出しに襲い掛かってくる様が、和平の難しさを感じさせる。 米兵に銃を向けた民兵が射殺され、民兵の妻が報復しようと夫の銃を拾ってまた殺される。 憎しみの連鎖はどちらかが絶滅するまで終わらないものか。 米軍が敵地で取り残された少数の味方を救い出そうとして、それより多くの兵が死傷する。 なんだかとても非合理的なことをしているように見えるが、犠牲を払ってでも仲間を見捨てないという姿勢が一貫していた。 そういう連帯意識がないとバラバラになるからだろう。 その辺りがいかにもアメリカらしい。 仲間のために戦い続ける決意を語る兵士の言葉に、元々は何のための戦争なのかとわからなくなってくる。[DVD(吹替)] 5点(2015-01-27 22:46:06)(良:1票) 《改行有》

22.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 地下鉄を追うカーアクションは迫力十分。 捜査の巻き添えで通行人や車掌が撃たれたり、主人公のポパイが仲間のFBIを誤射したり。 手段を選ばず逮捕に執念を燃やすポパイの奮闘もむなしく、最終的には主犯を取り逃がしてしまう。 刑事もののお約束を逸脱する展開に、実際の捜査ではこういうものなのかもしれないと思わせるリアリティを感じる。 ただ、カタルシスは得られないし、事件としてはよくある麻薬捜査で新鮮味はない。[DVD(吹替)] 5点(2014-12-08 19:53:39)《改行有》

23.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 イカれたアウトロー兄弟によるクライムサスペンスかと真剣に見入っていたら、よもやの後半に呆気にとられた。 そこには整合性など何もない。 そんなものクソ食らえとばかりにあえて整合性をぶち壊しているようにも見える。 クライムサスペンスが突然バンパイアものになったこともだが、主人公の凶悪犯がいつの間にか善人のようになっているのもそう。 その凶悪犯と人質にされた姉が、最後はロマンスでも芽生えそうないいムードで、家族が死んでいる状況にもかかわらず男を慕って付いていこうとまでする。 もう「何でやねん」のオンパレードで、やりたい放題。 思い返せば、フラーの子供二人の姉のほうが白人で弟が東洋人(ハーフにも見えない)というところから変だった。 なんともハードロックな反逆心を感じる作品だが、残念ながらこういうハチャメチャを許せる度量を持ち合わせていない。 まるでタトゥーに鼻ピアスの連中を遠目で見るかのように、眉をひそめる結果に。 イカれた兄弟のキャラが立っていただけに(特に弟役のタランティーノが秀逸)、クライムサスペンスで通したものが見たかった。[DVD(吹替)] 2点(2014-11-19 20:56:22)《改行有》

24.  ブレイブハート 《ネタバレ》 キャサリン・マコーマックの笑顔がとてもキュート。 その笑顔が3分の1にもならない前半であっさり消されたのはもったいない。 壮大なスケールでの戦闘シーンは、さすがに迫力があって圧倒される。 初夜の花嫁を領主に持っていかれるというのは最大の屈辱で、スコットランド農民の立場の弱さを端的に物語る。 スコットランド貴族が保身のために寝返ったあたりは、ドラマティックでよかった。 エドワード王の冷酷非情なキャラが立っている。 その王が死の床にあるとき、王妃が耳元で囁いた復讐の言葉。 王にとっては剣で突かれるよりもこたえたに違いない。 ソフィー・マルソーの気品ある美しさは、王妃の役に適っていた。 ただ、ストーリーはおかしなところもチラホラ。 ウォレスは新妻を殺されて復讐に立ち上がったのに、王妃と不倫してはひたむきな愛もぶち壊し。 それで処刑前に亡き新妻の幻影を見たところで、感動なんてできるわけがない。 イギリス軍に対してまったく戦意のなかった農民たちが、ウォレスの演説で一瞬にして180度変わってしまうところも解せない。 そんなに人々の心を動かすほどのことは言ってなかったし、ずいぶんと簡単な扇動に見える。 エンターテイメントのために民衆の心の動きを単純化しすぎていて、深みは感じられなかった。 それに、マコーマックとメル・ギブソンが同年代の幼なじみというのは無理がありすぎ。 どうみたって年の差カップルに見える。[DVD(吹替)] 5点(2014-11-17 21:52:01)(良:1票) 《改行有》

25.  プリズナーズ 《ネタバレ》 最後までどうなるかわからない、真相が藪の中の面白さはあるが、設定にかなり無理を感じるところも。 特に、第二の容疑者であるテイラーのキャラがわかりにくい。 自分が誘拐されたからといって、その模倣に偏執することが、精神疾患とはいえありえることなのか全然ピンと来ない。 その不可解な言動には、観客をミスリードするためのこじつけ感が否めない。 真犯人夫婦がアレックス(最初の容疑者)だけ手元に置いて育てたのも不可解。 これもミスリードのための設定と感じる。 おかげでサスペンス性は高まっているが、その分すっきりしない部分も出てくる。 娘を助けたい一心で容疑者を拷問してしまう父親の暴走は見応えがある。 誘拐されたもう一人の方の両親が、その暴走を黙認してしまうのもリアルだった。 最初に誘拐されたバリー少年が、怪しい薬で知的障碍にされたアレックスと同一人物というのは予想できなかった。 人間関係を完全に整理するのに手間取るけれど、最後まで見入ってしまう。 テーマは宗教色が意外と濃い。 キリスト教的には蛇は悪魔の化身。 息子の不幸で神を呪い、神への反逆として他人の子供たちをさらいまくる。 子供の親を悪に引きずり込む発想が、実に悪魔的。 囚われの身(プリズナーズ)となっているのは誘拐された子供だけではなく、大人たちも含めてのタイトルだったようだ。 結構特異な映画なのにあまり心に刻まれなかったのか、初見から2年程経って見たら細かいところはすっかり忘れていた。[DVD(吹替)] 6点(2014-11-08 23:12:13)《改行有》

26.  ファール・プレイ まったく合わず、途中で早送りしたくなった。 笑いどころらしきポイントでもクスリともできず。 サスペンスとコメディの融合は、コメディ要素が合わなければ厳しい。 外国映画でよくあるヘンテコな日本のイメージがこの作品にも。[DVD(字幕)] 2点(2014-11-04 20:44:19)《改行有》

27.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 自己改善より自己破壊。 「俺たちは歌って踊るだけのこの世のクズだ」 世の中にはびこるクソのような価値観の破壊。 創造のための破壊とも言えるが、主演の二人にあんなネタバラシがあったとは。 振り返ってみると、不眠症や上司の前での一人殴られ芝居など、別人格の前フリはあったわけだ。 暴走を始める自分自身との葛藤が見応えあり。 フィンチャー監督のメッセージ性の強い作品で、現代社会を批判するメタファーに満ちている。 メタファーはあまり好みではないのだが、それほど難解ではないのでエンターテイメント性も感じる。 閉塞感をぶち破りたい、今の社会や自分自身をぶち壊したい気分のときにはオススメか。[DVD(吹替)] 7点(2014-10-28 00:47:27)(良:1票) 《改行有》

28.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 前半は海兵隊養成所、後半は戦地のベトナムが舞台になるが、前半の出来栄えが見事。 微笑みデブの人格が破壊される過程がとてもリアル。 殺戮者を育てるための海兵隊での洗脳教育。 人間性を捨てなければ、立派な殺戮者にはなれない。 教官の下品で卑猥な罵倒にさらされ、イジメを誘発するような環境の中、穏やかだったデブの顔つきがすっかり変わってしまう。 連帯責任を強いる教官のせいで仲間からも嫌われ、どこにも逃げ場がなければ、銃と話をするようになっても仕方がない。 訓練の目的通りに完全なる殺戮者になりきっていれば結末は違っていただろうが、そこまで自分を捨て切れなかったことが哀れを誘う。 何が起こるかわからない緊迫感に、思わず見入ってしまった。 教官は憎まれ役だが、実は理不尽な人間ではなく職務に忠実なだけで、認めるべきところはちゃんと認めていた。 卒業してから実は優秀な教官だったと教え子たちの思い出話になったかもしれない。 でも、歯車が狂えばこういう惨事も起こりえる。 孔子が弟子の性格によって教え方を変えたように、人に応じた教え方があったはずで、一律の古い軍隊教育が生んだ悲劇。 もっとも、職務自体が人間性の破壊という狂気をはらんだものだから、個人の責任とはいえないけれど。 前半はパーフェクトだったが、後半のベトナム戦地編では明らかに失速。 どこかで見たことのあるような戦場風景で、前半のようなインパクトがなかったのが残念。 後半にも戦争の狂気がハッとする切り口で描かれていたら、不滅の大傑作になったかもしれない。 瀕死の重傷を負った女狙撃手にトドメを刺すくらいでは、狂気漂う前半と均衡がとれず、ドラマとして弱い。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-26 22:49:05)《改行有》

29.  ブロードウェイと銃弾 《ネタバレ》 登場人物が個性的で、キャラや台詞が生き生きとしている。 プライドが高くて我がままばかり言う落ち目のベテラン大女優。 頭が空っぽで演技もど素人なくせにスターを夢見るマフィアの情婦。 情婦のご機嫌を取るため無理難題を突きつけるマフィアのボス。 スポンサーであるマフィアのボスに何も言えないプロデューサー。 そんな連中に芝居をめちゃくちゃにされていく脚本兼演出家の姿がおかしくて哀れ。 ずっと芝居を見せられてきたギャングの監視役チーチが、思わぬ名案を提案する展開は実に愉快。 そこにプライドを傷つけられてへそを曲げる主人公も、可哀想な被害者という面だけでなく弱点を持った人間として描かれている。 才能もチーチに劣り、出演者と男と女の関係になってしまう。 主人公よりもチーチが完璧な作品を求めていくようになるのが面白い。 どっちがプロの作家なんだかわからなくなる。 自分の作品のためには人も殺すほど鬼になれるなんて、究極のアーティストともいえる。 一方、主人公はアーティストよりも平凡な人間たることを選んだ。 それぞれみんな人間味があって血が通っているので、ドラマが躍動的に映る。 もったいなかったのはラストで、ちょっと安直なハーピーエンド。 三谷幸喜がこの作品を好きだというのもわかる。 『ラジオの時間』は明らかに本作にインスパイアされている。 予定調和気味にまとまった三谷作品より、角があって予測のつかない面白さ。 ウッディ・アレンの作品の中では、クセもなくて一番楽しめる。[DVD(吹替)] 9点(2014-10-24 22:39:18)《改行有》

30.  ファンダンゴ 《ネタバレ》 ロケット花火の戦争ごっこに、学生時代の夏休みの思い出が蘇る。 ところが一転、戦死した若者の墓に愕然とした二人に、花火がベトナムでの戦火に重なってくる。 当時のアメリカの若者が置かれていた状況がはっきりと伝わってくる。 バカ騒ぎの裏に垣間見えるシリアスな現実。 故障した車を列車に引かせようとしたシーンや、スカイダイビングの件は傑作だった。 洗濯物と人で必死に作った文字が「GO ON」になってしまったのは笑えたし、あのファンキーでパンクな飛行機野郎も最高。 5人の個性が際立っていて、中でも寡黙な巨漢が地味におもしろい。 ある意味、主人公よりも人間的に魅力を感じた。 他に、メンバーの一人がずっと酔いつぶれていてほとんど出番がなかったのもユニーク。 友情を感じる爽やかな青春映画に仕上がっているが、ひとつ引っかかったのは息を吐くように嘘をつく主人公の手馴れたやり口。 口八丁で騙しているのが人の良い老人や田舎者というのがちょっと…。 詐欺師の才能があるようで少し引いてしまう。 5人の消息を紹介するようなエピローグはなかったが、主人公が悪徳商法に手を出して検挙される絵がふと浮かんできた。 もしそれを描いていたら、コメディとしてはアリだけど、青春映画としては台無しかな。 当時30歳のケヴィン・コスナーは、貫禄がありすぎてとても学生には見えなかったのが残念。 再鑑賞。 グループ結成を祝ったドン(ペリ)に会いに行くのはちょっと動機が弱い気もするけれど、別れと旅立ちの卒業旅行の切なさが出ててやっぱり良かった。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-18 21:49:51)(良:1票) 《改行有》

31.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 三つの話が詰まっているので、少しまとまりに欠けた散漫な印象を受ける。 主人公が三人いるが、もう少し絞ったほうが良かったのでは。[DVD(吹替)] 4点(2014-08-15 23:34:39)《改行有》

32.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 同性愛ものはどうしても共感しにくいので、ストーリーに入り込めない。 特に男と男の性愛となるとそれだけで距離ができてしまう。 山のテントの中でいきなり男同士が絡み合ったシーンは唖然。 久々の再会で奥さんに見られているのも気付かず貪るようにキスするシーンにもドン引き。 完全に置いていかれた。 ただ、この作品は人物の心理が丁寧に描けていて、とてもリアルに感じられた。 主人公の二人よりも、イニスの妻アルマのやりきれない思いに同調する。 妻の立場からすれば、夫が他の人を愛していて、しかもそれが男だと知ればどんな心境だろう。 夫が男とキスしているのを目撃してもストレートに問いただすことができず、釣り道具を忘れた夫に注意するだけ。 その裏にある感情の乱れがビンビンと伝わってくる。 ラリーンも関係に気付いているようだったが、アルマよりは割り切っているように見えた。 イニスが幼い頃に見たゲイの悲惨な末路が、ジャックの死の真相を暗示していたよう。 ジャックの両親とイニスの会話はいろんな感情が交錯してみえる。 ジャックがイニスの替わりにテキサスの男と牧場を持とうとしていたことがわかるが、それを聞いたイニスの表情が印象的。 父が息子の遺骨をジャックに渡さないのも、二人の関係に気付いて複雑な思いがあるからか。 この作品では、隠された事実や本音、それに気付いたときの心の動きが見事に描き出されている。 アン・リー監督の手腕と、役者も良かったのだろう。 とはいえ、やっぱり主人公に共感や感情移入できないというのはネックで、感動的に見せるシーンでも感動はできなかった。[DVD(吹替)] 5点(2014-08-01 20:42:04)《改行有》

33.  ブルーラグーン 内容は前作「青い珊瑚礁」と似たり寄ったりで、続編を作った意味があまり感じられない。 16才で無名時の初々しいミラが見どころ。[地上波(字幕)] 4点(2014-07-24 19:51:15)《改行有》

34.  フランケンシュタイン(1994) ホラー度はそれほど高くなく、ヒューマンドラマの要素の方が高いが、じっくり描けずにダイジェスト的になってしまったような。 ドラマティックでおもしろくなりそうなのに、おもしろくしきれなかった感じ。[ビデオ(吹替)] 5点(2014-04-27 10:41:33)《改行有》

35.  フレンチ・キス ケヴィン・クラインが「デーブ」の役とは全然違っていて同一人物だとは最初は全然気付かなかった。 メグ・ライアンはいつものメグ・ライアンで、ラブコメの王道。[ビデオ(吹替)] 6点(2014-04-10 23:31:35)《改行有》

36.  フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 《ネタバレ》 人間の冷凍保存という画期的なプロジェクトにしては、軍の扱いがいい加減すぎる。 SFだとしてもご都合主義が目に付くので、もう少しリアリティを出す工夫がほしい。 ラストのオチは早くからわかってしまうが、安心して楽しめる内容にはなっている。[ビデオ(吹替)] 5点(2014-04-03 20:32:06)《改行有》

37.  フィーリング・ミネソタ 《ネタバレ》 キアヌ・リーブスとキャメロン・ディアスが出ているものの、B級感の漂うチープな内容。 ヒロインが盛りのついたビッチじゃロマンスだって盛り上がらない。 小悪党の兄弟、悪徳警官、モーテルの夫妻など、惹かれる人物が一人もいない。 死んだはずのヒロインも、まさかそんな展開はと思うようなバカバカしい顛末でうんざり。 思いつきで行動するバカップルと同じように、思いつきで綴られたまとまりのないストーリー。 二転三転して観客をうまく騙す作品にしたかったんだろうけど、伏線がまともに張られていないからとってつけたような印象にしかならない。[ビデオ(吹替)] 2点(2014-04-02 22:59:20)《改行有》

38.  フォー・ザ・ボーイズ 《ネタバレ》 最初はどこにでもいるオバサンに見えたベット・ミドラー。 これが主演だとちょっと厳しいかなと思っていたら、どんどん存在感を放ってくる。 ベトナム前線基地の慰問で若い兵士たちを前に歌った「In My Life」は鳥肌もの。 いわゆる反戦映画だが堅苦しいところはまったくなく、ディクシーとエディのコンビを中心に味わい深いヒューマンドラマになっている。 二人のかけあいは長年連れ添った夫婦漫才のよう。 お互い自己主張が激しいので始終ぶつかってしまうが、切っても切れない絆が感じられる。 おかしかったのは、エディが勝手に朝鮮戦争の慰問を発表し、その仕返しにディクシーがエディの10万ドル個人献金を発表したシーン。 オンエア中なのでお互い否定するわけにもいかず笑顔でステージを終えたものの、幕が下りた瞬間に幕越しに喧嘩している二人の姿が笑える。 こうしたユーモラスなシーンも物語に配置されているので、戦争がらみの重い話の緩和剤になってくれる。 ディクシーの毒舌とユーモアはどこかミヤコ蝶々に通じる味わいがあっていい。[ビデオ(吹替)] 8点(2014-03-16 00:43:16)《改行有》

39.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 昔みたときは全然ピンと来なかったが、年を経て見直してみると良さがわかってきたような。 ファンタジーは好きなジャンルではないけど、親父とのキャッチボールは胸に迫るものがある。 自分の父が健在かそうでないかで受け止め方がかなり違ってきそう。 重なる部分があれば自然と感情移入することに。 夢を叶えた若きグラハムが少女を助けるためにフィールドから老医師に戻るシーンはなんとも切なくて美しい。 天の声に従って夢の叶う場所を目指して遠くまで連なるヘッドライトが印象的。 童心に戻って古き良き時代に浸る観衆の姿が目に浮かぶ。 泣けるファンタジー映画の傑作だ。[DVD(吹替)] 9点(2013-11-23 19:10:40)《改行有》

40.  ファントム・オブ・パラダイス 『オペラ座の怪人』に『ダークナイト』を調味料で加えてパロディ仕立てにしてみましたみたいな。 もっとも『ダークナイト』よりずっと前にできたので、影響を与えたのは本作のほうだろうが…。 個性の強い独特のテイストはやみつきになる人もいるだろうけど、ロック調ミュージカルの味が濃すぎて胸焼けしそう。[DVD(字幕)] 4点(2013-10-26 20:49:33)《改行有》

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