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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 好意的に見れば「一本で二本楽しめる」で、前半は逃走もの。タランティーノのすぐ人を殺しちゃう弟が気味悪くおかしい。で悩める牧師の車をかっさらってメキシコへと走る、とここまでは普通の映画の範疇。牧師ってとこに伏線があったんだけど、見てて分かるわけがない。メキシコの怪しい酒場が後半の舞台で、ダンサーが蛇女に変わっちゃうところでノケぞる。きっとこれは夢だったってことで元の話に戻るんだよね、とはかなく思い続けている間も、スクリーンでは吸血鬼との戦いは続き、どうもこの時間経過からみて本気らしいぞ、と認めざるを得ず、そうかこういう「えっ!?」という瞬間がタランティーノは好きだったんだっけなあ、と遅れて気がつくのであった。ドンチャン騒ぎとしては『ブレインデッド』に劣る。[映画館(字幕)] 6点(2009-07-29 11:56:30)

42.  フィオナの海 伝説・言い伝えなどを話の中に織り込みつつ、映画全体がラストへ向け、しだいに伝説・昔話の中に溶けていく、アザラシや海鳥を媒介にして。ケルト音楽も伝説っぽいし。そもそも弟の揺り籠が流されていくところからリアリティは薄いのであって(だって海で暮らす人があんな波打ち際に置いておくとは思えない)、そこらへんからもう半ばオハナシの世界にはいっている。じいさんばあさんと子どもってのも昔話の準備だし。つまりとうさんかあさんは近代化のほうへ向いてしまうのね、じいさんばあさんに子どもが昔の島へ戻っていく、伝説ともども封じられに。おそらくアイルランドという土地ならではの風土が生きているのだろう。アザラシの映像の使い方がうまく、変に擬人化させるのでなく、アザラシのまま意味を持たせるのに成功している。[映画館(字幕)] 6点(2009-07-26 09:15:15)

43.  フェイク A・パチーノが貫禄のボス役かと思ったら、うだつの上がらぬ中堅どころってのがミソで、人情家ゆえにも一つ伸し上がれないチンピラに毛の生えた程度のマフィア。動物番組を見、クリスマスには部下に金をやり、でもそれを借り、大親分へのカードをドキドキしながら選び、料理をする。ゴッドファーザーのパロディになってしまいそうなところだが、そこはさすがパチーノ、ちゃんとリアリティある人物として造形できていて面白かった。潜入捜査官も憎めなくなっちゃうわけ。J・デップは、子の父としては失敗したが、やくざの息子としては合格してしまったわけだ。自分の家族から、やくざのファミリーへ、しだいにアイデンティティが移っていってしまう。仮面がしだいに本物の皮膚になってしまうような気味の悪さ、ここらへんにだけ絞って100分に納めれば、もっと良かっただろうけど、悪い映画ではない。[映画館(字幕)] 6点(2009-04-04 11:58:44)(良:1票)

44.  ブラック・スネーク・モーン 《ネタバレ》 半裸のクリスティーナ・リッチが鎖に縛られて監禁される話と聞けば、良からぬ期待を抱いて見てしまうのは、まあ男の業。ところがぜんぜん猟奇変態ものじゃないの。どちらかというと“健康が一番”ってストーリーで、おいおい話が違うじゃないか、と思ったときは遅かった。治療と回復の話であった。予断を持って見たこちらが悪いのであって、リッチ嬢に責任はない。はい、南部の空気が味わえる良い映画です。白人の娘が殴られて道に倒れているのを見つけた黒人は、保安官に知らせると面倒なことになるので自宅に運んで治療する、なんてあたり、ああこれが南部かと思う。ただね、白人が抱える問題や悩みを、有色人種の精神性が癒やしていくってパターンはアメリカ映画に多いのよね。あからさまな差別とは言えないかも知れないけど、なんか『風と共に去りぬ』の黒人乳母マミーの扱いのころから、さして進歩してないんじゃないかって気にもなる。そういえば、M・ミッチェルはあからさまな差別映画『国民の創生』の原作者の熱狂的なファンだったそうだ。[DVD(字幕)] 6点(2008-05-18 12:18:47)(良:2票)

45.  フリーダ 亭主が桂春団治的で、芸のためなら浮気もコヤシって感じの人。でもメキシコの女はただでは忍従しない。忍従を美徳としない。忍従するくらいなら男になってしまう。受難を解放に変えていく。自分の体を締め付けているギプスに絵を描く、自分を拘束するものによって解放されていく。それはラストの寝台ごとの個展出席にまで続いていくわけだ。メキシコ文化という拘束から、インターナショナルなものを生み出していく。地球の反対側の中南米文化って、中身も日本と正反対みたいで、元気いっぱい。[映画館(字幕)] 6点(2008-05-08 12:13:49)

46.  プラスティック・ナイトメア/仮面の情事 《ネタバレ》 これ「大方の予想をくつがえす意表をつく結末」って宣伝で、まあそういうので本当に意表をついてくれるのは少ないんだけど、これなんかどういう「大方の予想」を宣伝部は想像してたんだろう、ってことのほうに興味が行ったぐらい。顔の整形のとこ見せちゃうのは、フェアにやりたいって作者の良心の現われなのかな、あれは伏せといてもアンフェアじゃないと思うよ。ラストでばらせばいいんで、スリラーで迷宮感出せなかったら、いくらフェアでもしょうがない。演出も、不安におののく主人公の顔に、いくつかのイメージカットがダブってきたり、陳腐。廃船のセットのとこだけ雰囲気がよろしい。秘書がもしかして自分の浮気相手かと確認するあたり、ちょっとおかしい。[映画館(字幕)] 5点(2012-12-21 09:57:08)

47.  フィッシャー・キング この監督はもっとヒネクレたもので勝負すべきで、ピュアなものを肯定したい気持ちになってたのかな。R・ウィリアムズが出るとすぐそういうトーンになっちゃうんだ。でもそこはじっと我慢して『ブラジル』の線で行ってほしかった。中世志向もグロテスク趣味というよりロマンの味付けどまり。通勤の人たちのワルツのシーンのみ買う。これ脚本にはギリアムはタッチしてないのね。全体として監督が慣れない世界で窮屈に仕事している感じで、そこから世界が広がれば次のステップになるんだけど、なんかこの窮屈さから抜けられなくなってしまった印象。[映画館(字幕)] 5点(2012-07-17 09:59:25)

48.  不意打ち 《ネタバレ》 タイトルのところはかっこいい。が、そこまで。家庭用エレベーターの中に宙吊りで閉じ込められた老婦人の恐怖、って設定があんまり生きてこないんだ。なんせ中盤でエレベーターのドアがお婆さん自身によって開けられ、密閉感が減じる。一応飛び降りられない高所ってことになってて、彼女の視線からだとずいぶん高いんだけど、据えたカメラ目線で見るとそれほどでもなく(腰を傷めてることになってるが)、スリラー演出上、中盤で開けちゃった意図が分からない。入り込んできたチンピラが力ずくで初めて開けたほうが効果あるのに(閉じ込められた場所が防御の場所になってたのに、という展開の妙)、あんまりそういう計算はなく、ただ若者の無軌道ぶりだけが前面に出てて単調だった。彼女自身が息子にとっての檻だった、という皮肉も、だから生きてこない。先に忍び込んでた浮浪者らもチンピラによって家に閉じ込められるが、その閉塞感も薄い。いくらでも逃げられそうなのに、ただグズグズしてるだけに見えちゃう。「閉じ込め」がこのスリラーのモチーフなのに、それをちゃんとやってくれないので、空気が抜けっぱなしでぜんぜん圧力が高まらない。この作品の価値は、『風と共に去りぬ』のオリヴィア・デ・ハヴィランドと『ゴッドファーザー』のジェームズ・カーンが共演してる映画があるの知ってる? と人に言えること。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-23 10:46:13)(良:1票)

49.  フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 プロポーズは決めたときにすぐやらないと、ヤヤコシイことになる、という教訓つき。人間の冷凍保存もの、ってのがこの頃ちょっと目に付いた時期でしたなあ(『レイト・フォー・ディナー』ってのが前年にあり)。この手の趣向では、世代のズレを見せるのが面白味なんだけど、これは別にそうでもなかったか。留守番電話に戸惑ってた。少年を配置して繰り返されることを強調。軍の上層部がこのことを知ってたのなら保管がずいぶんいい加減だし、よーく知ってたのならもうとっくにハリーのノートなんか入手してたように思うんだけど。「日本を襲う台風のように」なんて比喩が使われてたな。まあ全体ブツブツ言いながら見てたんだけど、ラストの再会シーンではホロリとしてしまった。こういうのに弱いんだ。意が通ずる、というか、よかったよかった、って空気。ウミカモメが浮遊してて。[映画館(字幕)] 5点(2011-11-21 10:20:53)

50.  フォートレス 《ネタバレ》 夢の中にまで立ち入られちゃうってのが、ちと怖い。Don’t dream、ってね。SFもサイコスリラーの流行りと連動していて、なにか心理的なものへの関心が高まっていた時期だったんでしょうなあ。でもこの所長、ぬかりすぎてますよ。逃げる場所メキシコが存在してるってのも甘いなあ。その他のものをみな死なせても、自分の子どもが無事出産されれば、それで「よかったよかった」になるの。あちらの映画に出てくる有色人種はだいたい「いい人だけどけっきょく白色人種の最終的勝利のための犠牲になって邪魔にならず退場していく」という役割りが多い。[映画館(字幕)] 5点(2011-09-22 10:51:49)

51.  フリントストーン/モダン石器時代 よく知らないんだけど、昔のコミックかなんかが元になってるのか。50~60年代のタッチがありますな、髪形なんかにも。家族とか友情とか、それの扱い方・扱う手つきが昔っぽい。その手つきを懐かしんでる、ってところがある。現代のものを一つ一つ石器時代に置き換える、というのが笑いのポイントなのだが、もひとつオッというアイデアはなかった。エリザベス・テイラーは馬鹿な役をやっていて、自分をコケにできるところがハリウッド女優の偉いところだ。というか、こういう役やると箔が付く風土でもあるのかもしれない。うらやましい。ロージー・オドネルはこうやって見ると、別にブスではないな。自然保護メッセージとか近代文明批判がないのが良い。[映画館(字幕)] 5点(2010-09-08 09:55:11)

52.  不都合な真実 啓蒙映画なら啓蒙映画でいいから、それなりに監督は全力を尽くしてほしい。大切なこと言ってるんだからいいだろ、と内容に寄りかからないでほしい。講演会の実況中継に絵解きを添えただけの手抜き演出、省エネを実践してみせたのか。ただ一点、ついに政治家も自然科学について語らねばならぬ時代になったか、という感慨はある。かつて「日本沈没」では、総理大臣が国民にテレビを通じて地学を語ったが、現代の政治家には、科学知識が必須の条件として求められだした。大統領候補になった人が、聴衆に「非線形的ふるまい」について解説している映像そのものが、とめどなく温暖化が加速していくこの世界にかろうじて希望をつないでくれる。[DVD(吹替)] 5点(2007-11-01 12:15:39)

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