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1. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 この作品の評価すべきポイントはストーリーだけでなく、主人公エリカの心理変化の描写だと思う。その点で、ジョディの演技は素晴らしかったと思う。体の内側から「エリカ」になっていた。特にラジオの仕事を再開するシーンは、特に良く、「目」もそうだが「声」も「覚悟」を持っている者の声だった。この作品はジョディの演技を見るだけでもいいと思う。
もし、僕が、見ず知らずの者に愛する者(家族)の命が奪われるというエリカと同じ状況におかれたならば、隣人に恐怖し、銃を持ってしまうだろう。その後、エリカは偶然が重なるとはいえ、自分の行動に、嫌悪しつつも(もう前の自分に戻れないと思いつつ)ラストにたどり着く。物語ラストの行為は、エリカも社会的に反する行為だと解っている。僕もそう思っている。けれども反社会的行動を僕も必ず同じ行動をとる。そう思わせる素晴らしい演技だった。ジョディ天才。[映画館(字幕)] 9点(2007-10-28 22:32:23)(良:1票) 《改行有》
2. フォレスト・ガンプ/一期一会
とても素晴しい映画だと思います。高評価のレビューを読むだけでも泣きそうになります。 劇中、頭の弱いガンプは自分が求める現実の愛をひたすら待っていて、頭の良いジェニーは自分が求める幻想の愛をひたすら探し続けます。その過程と結果は観ての通りなのですが、求める方法がどちらが正しいのかは僕には分かりません。どちらも正しいと思えます。愛の形はいろいろありそれが男女の愛であったり親子の愛であったり友情という形の愛であったりします。僕も含めみんな、それが欲しいと願っていると思います。しかし思い描くものはなかなか手に入りません。それでも時間と人生は容赦なく進んでいきます。人生は自分が主人公であり脇役で、回りの人たちは脇役であって主人公たちです。そういうことを「人生はチョコレートの箱、開けるまで中はわからない」や走り続けるフォレストに投影し喜怒哀楽をからめて表現しているのが素晴しいと思います。[DVD(字幕)] 10点(2006-10-21 12:57:07)
3. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 公開時に見て以来久しぶりに見ました。僕自身が年齢的にも若いときに見るのと、レイ・キンセラの年齢に近付いた時に見るのでは印象が違いました。
現在、僕の親父は彼の父と違いすこぶる元気です。この映画を見たら何が親孝行かは分からないけれど親孝行しなくちゃと考えてしまいます。
今度実家帰ったら、キャッチボールではベタ過ぎるので、冷たいビールでも一緒に飲もうかと思います。とても後味良い映画でした。[DVD(字幕)] 10点(2006-08-21 21:20:47)(良:1票) 《改行有》
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