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プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》 いま当然となっているものでも昔はそうでなかった。あるいは何らかの歴史の上に成り立っている「いま」であった。そういうことを知ることができる映画でした。 自分が日本人だからか、それとも今の時代に生きているからなのか。黒人差別と言われてもピンとこないというのが正直なところです。まあ日本人にしてみれば白人も黒人もどちらも「外人」であってその感覚そのものに隔たりはありませんから。あえて「外人」と書きましたが日本人もある意味「外人」に対して偏見を持っていて、無意識もしくは無条件にそういう感覚を持っているという意味では黒人差別と通じるものがあるのかもしれません。 さて舞台は第2次世界大戦直後のアメリカ野球界。当時は野球選手と言えば全員白人というのが当たり前で、黒人選手など一人もいなかった。黒人は野球選手としてどころか社会から排斥されて不当な扱いばかり受けていた時代。黒人というだけで飛行機は無理やりキャンセルして白人に渡され、トイレやシャワー、その他公共施設も白人と同じものを使うことは許されなかった。そんな中で野球選手としてBranch Ricky(=Harrison Fordさん)に見いだされ、史上初めての黒人選手Jacky Robinsonが誕生するというお話。 万人に見せる映画なので一見きれいなドラマに仕上がっていますが、「実話に基づく」とはいえここで描かれた以上のこともたくさんあったんでしょうねえ。シンシナティとの試合で、純粋に野球が好きそうな白人の子供が、その父親がロビンソンを口汚く野次っているのを見て自分もそうすべきなのかなと逡巡した挙句、「この黒人やろう!出ていけ!」と野次を始めたのはショッキングでした。自分が日本人で、今の時代に生きているからその異常性がわかりますが、なんて悲しいことなんでしょうか。逆にいまのこの日本の社会の中で自分たちがそういうことをしていないか、子供たちにそんな差別意識の伝達をしていないのか、改めて思いをはせてみる良い機会となりました。 ただ上述のように万人向けの作りになっていたため、本当の黒人差別のひどさを知ることができたかというと少々物足りなかったか。例えばこれをその時代に生きた黒人の人に見てもらって、「これで当時の差別のひどさが十分伝わりますか」と聞けばおそらく不十分と言われるような気がする。少し鑑賞者のレートをあげてもよいからもっと踏み込んでほしかった。これを観た人全てが、黒人を卑下するあの言葉を使うことを心から忌避してしまう、そんな映画を。実際にこれを観た黒人の人の意見も聞いてみたいと思いました。[インターネット(字幕)] 9点(2021-09-07 15:10:19)《改行有》

2.  ファミリー・ツリー 《ネタバレ》 どっちかというとヒューマンドラマ系の映画は私は敬遠するタイプなのですが、なんとなく観ることに。ですが『LOST』シリーズをコンプリートした自分としては、ハワイがロケ地だった『LOST』の情景を思い出せてとても入り込みやすかった映画でした。 一般に「楽園」「パラダイス」と形容されるハワイを舞台として、そんなイメージとかけ離れたある一家の苦難が描かれます。冒頭から奥さん意識不明の危篤状態。娘たちは素行が良いとは言えず、肝心の一家の大黒柱の父親との関係も不良・・・。というやや鬱になる状態から話はスタート。 はっきり言って中盤くらいまでは「苦手な雰囲気」の映画でした。父親は頑張ってるけど娘はやる気無いし、彼氏なんか「何でこいつ映画に出したんだ!?」ってくらいのイライラキャラで、「みんなのシネマレビュー」の評価で行けば「3」くらい付けてやろうかなと思っていたくらいです。 しかしそこからの家族のつながり方がすごい。決して妥協しないお父さんの姿勢が娘たちにもわかってきたのか、急接近と言うわけではなく本当に徐々に子供たちがお父さんの苦悩をわかっていく過程が丁寧に描かれていました。 極めつけは父親(=ジョージ・クルーニーさん)に向かってその義父が彼のことを罵倒するシーン。ただただ自分の娘のことが可愛い義父は彼女の浮気のことなど知らず義理の息子のマットをなじり続けるのですが、それを見かねたアレクサンドラと彼氏が「お父さんは精一杯頑張ったわ!!」とマットを擁護します。義父は黙って俯き、マットとアレクサンドラそして彼氏は部屋を出ます。そして外から部屋をのぞくと、ただ黙って娘の顔をなで続ける義父の姿が。それを見てアレクサンドラと彼氏も何かを感じます。 このシーンはとても思うものがありました。一言も発することができない人間の周囲にどれだけの思い・気持ちが交錯し、争いを生み、理解を生むのかと。 一つだけ蛇足と感じたのはやはりタイトルにもなった『The descendants』=「子孫たち」という部分でしょうか。私としてはこの部分はいらなかったかな・・・と。そんなに物語の大筋に絡む部分でもありませんでしたし、私はこのストーリーとハワイの情景でお腹いっぱいでした。変にお金が絡んだりする話は、ただただ蛇足と感じた。[DVD(字幕)] 9点(2013-05-12 13:09:31)《改行有》

3.  BLACK & WHITE/ブラック&ホワイト(2012) 《ネタバレ》 予告編ですでにクスクス笑っていました。映画館では観れませんでしたが、満を持してのレンタル鑑賞。「ひょっとしてその女・・・カブッた!?」のシーンは忘れられない(笑) 近年に多い予告編でだます類の映画ではなく、予告編で視聴者が期待したとおりの内容にとても満足できました。CIAのエージェントが女をゲットするために職権乱用しまくりってのが良いですね◎それも決して陰険な感じのストーカー然としたものではなく、しかし男の本能は全開で彼女をストーカーすると言う(笑) そしてお互いCIAエージェントで同じ女を好きになって同じ方法でストーカーするこの二人が、『Black & White』のタイトルに題されるようにきちんとキャラの色分けがされていることがすごい!!どっちが黒って言うと・・・FDRなんでしょうね、やっぱり。女性はやはりタックのような紳士よりFDRのようなチャラっぽい男性のほうがいいのでしょうか。考えさせられます。 リース・ウィザースプーンさんも久しぶりに見ました。どっちかというと苦手な顔なのにそれでも可愛い雰囲気を出しているあたりはさすがだと思う。平然とストーカー行為をする男性陣に対し、こちらも平然と恋愛のダブルヘッダー。終盤で実はタックとFDRが顔見知りということを知り切れる彼女ですが、「あんたに切れる権利は無いよ、笑」とそこだけ妙に冷めた目で見てしまった。他にも彼女は役柄の上で作り込めていないところがあるように感じ、そのあたりで少し評価が下がってしまっているかもしれません。 しかしとても流れの良い映画で、観やすいし楽しい映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-28 22:10:50)(良:1票) 《改行有》

4.  50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》 家族にいくつかの問題は持ちながらも、現代人としてはいたって真面目であり人並みな暮らしを送っていたアダム(=ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。そんな中唐突に自分にガンがあることが判明。周囲の人間や自分の中の葛藤などと紆余曲折しながらそれに向き合っていくというお話。 タイトルは生存率。まさに生きるか死ぬか真っ二つという状況で当たり前ですがアダムは苦悩し、足掻きます。アダムの家族・友人・彼女・カウンセラーもそれぞれにアダムについて苦悩し、足掻きます。決して平坦とは言えない道程ながらもそれでも彼は自分なりに一歩ずつ前進し、ある種の信念を得てラスト手術に臨みます。 借りる時にろくにDVDのジャケットも見ず最初私はこれがコメディだと思っていました。やたらテンションの高い友人は出てくるしガンが見つかったとか父親がアルツハイマーだとかは、こう言ってはなんですが洋画(というか米画)特有のブラックジョーク的なフラグ程度にしか思っていませんでしたが、思った以上にシリアスに作りこんであるストーリーで良い意味で裏切られました。 しかしカウンセラーに限ってはやはり「映画」的展開でした。あんなに気を許してくれるカウンセラーなら良いなあとか、少し羨ましく思ってしまったり。美人だし、こういうと批判されるかもしれないがあんな人とカウンセリングで毎回会えるって思ったらそれだけで元気になれそう。でもやっぱり自分がガンとかだとそうも思えないのかな。う~ん、こればっかりは当事者になってみないとわからん。 と、まあ独り言のようなつぶやきですみません。良い映画ですよ!上記のつぶやきのように、色々考えさせられると思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-16 22:41:40)(良:1票) 《改行有》

5.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 製作者の意図がはっきりとわかる作品。観てる人を楽しませるとかスッキリさせるつもりなんかさらっさらないですね。ここまで徹底的にやられると潔いとさえ思う。その首尾一貫した姿勢に脱帽。 かなりネタバレますが、最後の最後まで救いようのない話でしたね。人よりは多く映画を観てきた自負はありますが、こんな展開でやられたのは初めて。どこかでハッピーエンディングへと話がシフトしていくんだろうという自分の予想を完全に裏切ってくれました。救いようのない話というだけなら他にもいくらか思い浮かびますが、ここまで淡々淡々と、特に大きなBGMも無く、シーンによっては10分近くノーカットでゆっくりと見せ続けるという手法はある意味で新鮮でした。 おそらく大方の人が上述の私のように、どこかでどんでん返しがあると思っていたと思います。それが全くない。最後まで犯人たちの思い通りに進みきったというサスペンス。 この作り方からもわかるように、この映画は観てる人を真正面から挑発しています。いきなりカメラ目線でこっちに喋りかけてきたり、仲間が殺されても話そのものを巻き戻して無かったことにしてしまう始末。映画を通して「どうだ、気分悪いだろう??」って言われてる気分でした。 でも世の中で起きる犯罪なんて本当にこんなものなのかもしれないと思わされました。カメラ目線や巻き戻しは別にしても、こんな風に犯罪者に踏みにじられるだけ踏みにじられて終わってしまう犠牲者だって現実はいるんだろうなと、そんなことを思わせられてしまった。 ある意味私には革命的映画でした。受け入れられない人もたくさんおられるかと思いますが、映画好きな人ほど観てみてほしいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 14:20:53)(良:1票) 《改行有》

6.  プロメテウス 《ネタバレ》 『エイリアン』として作れば??鑑賞後すぐそう思ってしまった。同じ監督の作品だとは知ってたけど、そんなやり方・・・。なんにも前知識なしにこの映画見た人の立場は??本来娯楽目的のSF大作というジャンルの映画に、そんな「わかる人にはわかる」映画の作り方してたらろくなことにならないと思うが。 とまあここまで書いてもわかるように、ひどい映画だと思いました。作中の人物たちの行動の意味も、なぜその行動にいたるのかもわからない。アンドロイドがエイリアンの種仕込む理由も、最初殺されたクルー2名のうちの1人が凶暴化する理由も、船長が最後特攻する理由も、全てが理由として弱すぎるし意味不明。特に特攻の場面は、船長だけならともかく他の二人があっさり船長に同調するのもわからない。彼ら何??実際ドーム内部に入ったわけでもないのに命捨てるほどやばい状況ってわかるのか??エリザベス博士のあんな説得では命まで投げ出せない。自分なら絶対地球に帰ってるわ。 シャーリーズ・セロンさんの死に方もあまりに雑。横に2m動けばかわせるのに、ずーーっと船が倒れてくる方向に逃げる二人。一人はでんぐり返って(苦笑)助かり、ひとりはそのまま死亡、っておいおい!! この内容なら『エイリアン』絡みの映画って宣伝しておくべきだったと思います。隠す意味もわからないし・・・。「実はそうでした」なんて観終わってから言われても困る。映画という商売形態上、「見せれば勝ち」とでも思ってるのでしょうか。内容より興行収入目当ての宣伝の仕方しか考えてないように思えるやりかたに、個人的には怒りすら覚える。 映画界・・・もうちょっとしっかりして欲しい。[映画館(字幕)] 3点(2012-08-24 21:24:26)(良:4票) 《改行有》

7.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 バレエやミュージカルには全く無関心&無知なのであれですが、ここに出てくるニナ(=ナタリー・ポートマンさん)は白鳥役ですら全く出来ていないように思える。終始表情が硬すぎる。精神的に弱い子なのかどうかは知りませんが、こんな表情で踊る子を、例えば私なら、起用はしない。弱弱しすぎるし不安定。振付師の趣味とは言えどこれはないだろうと。ニナがもっと変化していくかもしくは白鳥役でもにこやかに朗らかな演技でもって魅せてくれれば評価は違ったのですが。終始暗い表情で、特に作中で成長も見られない彼女に魅力を感じることはありませんでした。 黒鳥役も妖艶になって良くなったというより、ただ吹っ切れてやけになっただけにしか見えない。そういうパフォーマンスの形もあるだろうが、あんな歯を食いしばって目を剥いて踊る黒鳥を振付師は求めてたのか??ぶっ飛んだ感じはあるが、魅力は感じない。まあ、バレエのことは知らない素人の感想として聞き流してください。 後は痛々しい映画って感想しか残ってない。この映画観て子供にバレエ習わそうとは思わないな・・・。足の指折るんじゃないかとか、振付師に抱かれないと成功しないのかとかそんな先入観を植え付けられた。他の女性の世界もそうですが、息苦しいし醜いですね。ああ怖い。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-31 12:19:24)《改行有》

8.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 人間がサルより下で家畜扱いされているという惑星での設定。それならいっそ主役のレオ(=マーク・ウォールバーグさん)以外の人間はしゃべれないという設定でいって欲しかった。家畜が喋れて意思疎通が図れればそりゃあ情も湧くでしょう。むしろ意思疎通が図れる生き物に家畜扱いができることが不自然。言葉を持つ知能を持つ生き物を飼いならそうなんて設定がそもそも無茶。まあ相手がサルだから間を取りにくかったのでしょうが・・・(類人猿とか??)ただ愛玩と奴隷役のためにあれだけの人間が必要かというと疑問符が残る。サルのためにある惑星という設定で、人間の役割とかその数とか、知能とか、そういう細かいところに不満・疑問が残る作品だったことは言いたいですね。 しかし「もし自分たち(人間)が家畜になったら」という想定で観る分にはインパクトは十分にあり、考えさせられる作品だったと思います。家畜の気持ちが少しはわかるかな、と。グロくはなりますがそれこそ食肉用の家畜だったらもっとひどいことになるだろうとか、豚や牛もこんな気持ちになったりするんだろうかとか考えました。犬や猫も互いに言葉が喋れるくらいの知能がありコミュニケーションを取れたら、人間に反乱を起こしてるかもしれませんね。そんなことを考える作品。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-28 10:36:53)(良:2票) 《改行有》

9.  ブレードランナー 《ネタバレ》 何かの雑誌の【歴代SF映画トップ10】という記事でこの映画が1位になってたので、興味を持って観賞しました。観終わっての感想は、良くも悪くも自分の「SF」という固定観念から大きく異なっていた作品だったということです。全体的にとても叙情的だったのがまず印象的でした。とても情緒のある音楽が流れる中、主人公デッカード(=ハリソン・フォードさん)の心の声をそのままナレーションしていく手法は、地味ながら芸術的な詩のようなゆったりした雰囲気で、「これはSFなのか!?」と自問自答しながら観ていました。 観賞前に作品タイトルから受けていた印象は、もっとアクションシーン満載の痛快バトルSFみたいなものを想像していました。映像としては確かに30年近く前に作られたと思えない世界観でこちらを圧倒してくれました。建物や背景などもとてもディティールに凝っていて、実は自分の生まれ年の映画なのですが、そんな時期の映画とはとても思えなかったです。しかしその実内容のほうはSFと言うより江國かおりの小説を読んでいるよう。そのギャップに驚かされました。が・・・ あくまで個人レベルでこれを楽しめたかと言うと、それほどでもなかったかな、と。やっぱり自分が期待していたSFではなかったことが大きかった気がします。上述のようにバリバリのアクションを期待していたものとしては肩透かしだったかな。『ブレードランナー』なんてタイトル、そりゃアクションだと思うだろう・・・(苦笑) しかし、この時代でここまで日本をフィーチャーされた映画も珍しいなっていう視点ではとても楽しんで観ることができました。良作だと思います。 追記:すみません。これだけは言いたいのですが、かつての上司に現場復帰を請われるほどの人物にしては、デッカードが弱すぎる。いつやられててもおかしくなかった。「元エリートブレードランナー」の片鱗も見れなかったのは、デッカードというキャラの設定上、物足りない印象がぬぐえない、マイナス点だったと思います。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-14 15:34:03)《改行有》

10.  ブレイキング・ポイント(2008) 《ネタバレ》 だいぶ前に観た映画で、内容のほうがかなり消えてしまっていますが、ただひとつ強く記憶に残っているのは、ケイト・ベッキンセールさん演じるカーラの身勝手さに怒りを覚えたこと。自分ももうすぐ子供が生まれる身なのですが、このカーラの子供の扱い方が信じられない。そもそも望まれずに生んでしまったのか、カーラは子供にお乳もあげず、腹をすかせて泣いてる子供の横で男と寝る始末。その後も子供は医者に会うための口実に利用される存在に過ぎず、そのためならすすんで子供をネグレクトするという。いやはや・・・。『ブレイキング・ポイント』っていやいや、もうとっくに壊れてますが?? 原題の"Winged Creatures"もよくわからない。この映画で出てきた主要キャラクターたちに羽が生えるような素晴らしい旅立ちがあるとでも??少なくとも映画からはそんな前向きなメッセージは受けない。 サスペンスとしての要素は好きなんですが、イマイチ要領がつかめない、ゴールの見えない映画でした。[DVD(字幕)] 5点(2011-05-17 13:59:04)《改行有》

11.  PUSH 光と闇の能力者 《ネタバレ》 「面白かったー!!ここでは何点付いてんだろう」って興味津々でレビューの平均点見たら評価平均2.12点(私が見た時点で)でびっくりしました。なんでだろう、私にはかなり面白かったんだが。 まず能力がジャンル分けされてるってのが面白い。ある程度決まった形での能力が存在すると言うのがHUNTER×HUNTERみたいなマンガとかゲームの設定みたいでまず興味を引かれた。主要な能力者同士が敵味方に分かれて闘うのを見て、邦題の意味もなるほどと。邦題でなぜPUSHをそんなにPUSHするのかは分かりませんでしたが。 ダコタさん対中国女のウォッチャー対決などは面白かった!SFアクションに加えて、ウォッチャーを絡めた心理戦もドキドキしながら見ていました。まずダコタさんがかっこいい!!下でも書かれてますが、ショートパンツに奇抜な格好で大人のような振る舞いを見せる彼女は『レオン』のナタリー・ポートマンさんを思い出させます。一番綺麗だと思ったシーンは、夜の坂道で赤い袋をピッと捨ててお酒をあおるシーン。変な意味でなく、人間として惚れそうになりました。危ない危ない。 全体的にとても良いテンポで話が進み個人的には月イチくらいの映画に入ります☆ 細部で雑なところもあります。個人的に一番不可解なのはキラをはじめとするプッシャーが、どう考えても非効率的な能力の使い方をしているところです。人を洗脳して好き放題に操れるんだからもっとやりかたはあっただろうに。銃弾の雨の中を這いずり回って闘わなければならない意味が分からない。だいたいなんであの能力が"PUSH"なんだろう??あと作中で能力名は出ませんでしたが、大声を出す"BLEEDER"はうるさかった(笑)あの中の一人が芸人の庄司そっくりだったんですがどうでしょう??[DVD(字幕)] 9点(2011-03-09 10:06:24)(良:1票) 《改行有》

12.  フローズン 《ネタバレ》 何が起きても「自業自得」の一言で個人的には少し冷めた気持ちで観てしまう内容でした。 何より一番気になったのは、キャストたちの行動の不自然さ。リフトからもっと良い脱出方法があるだろというつっこみは多分わたしがしなくても他の方も思われてる事だと思うんで言及しませんが、私は彼らの防寒対策が中途半端な事が一番気になりました。本当に寒いならふつうは手袋の付けてない手は無意識にでも袖に引っ込めるだろうし、ジャケットは一番上までジッパーを上げ、カメみたいに顔は引っ込めていたくなります。でも彼等はそんな素振りもなかったので、「所詮作りものだな」という目で鑑賞してしまいました。あの寒さの中でズボンの中で用を足すとか、考えられないし。あまつさえそのまま寝たりしたら凍りついて張り付きません??なんか重箱の隅をつつくような批判ばかりで申し訳ない。気になったので。 しかしシチュエーション・サスペンスとしては魅力があり、『オープン・ウォーター』のような、話に引き込まれる状況は良かったと思います。あとは丁寧な作りこみでこういう映画は化けると思いますが。自分的にはこういうのは大好きなので、今後も期待したいと思います。[DVD(字幕)] 5点(2011-01-08 21:54:22)(良:1票) 《改行有》

13.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 「プレデター1が一番良かった!」という持論がある私としましては、やはりこの『プレデターズ』も物足りなさを感じる内容でした。とりあえず主要キャストのムキムキ度が全然違う。そりゃあエイドリアン・ブロディさんも他の方たちもそこらの一般男性よりはよっぽど屈強に見えますけど、「1」で汗でテラテラ光るその勇壮な肉体美を惜しげもなく披露したシュワちゃんやカール・ウェザースさんにはかなり見劣りします。 あとのキャストの方々も、アクション俳優と言うよりかどちらかと言うとサスペンス俳優。体を動かすよりも口が動くといった印象。口ではなく空気で動いていた「1」のシュワちゃん部隊とはえらい違いだと感じてしまいました。今作のは寄せ集め集団なので仕方ないのでしょうけど。 やはり私は「1」信者なのでしょう。ここまで書いてどうしても「1」と比べてみてしまう自分に気づきました。ちょっと面白いと思うシーンがあるのも、あくまで「1」のイメージをベースに観てるからであって、自分が『プレデターズ』そのものをちゃんと鑑賞してないことに自分でも少し残念でした。 しかし今作を作った監督も「1」信者と言う点では似たものを感じました。音楽は同じものを使っているし、滝から落ちるシーンやプレデターVS人間の白兵戦シーン、泥パックシーンなどは完全に「1」をイメージして、それを超えようと模索したものだと推測します。 「やっぱりプレデターシリーズを作るならこの描写は外せない、この音楽も外せない」とか監督も相当頭を悩ませたのではないでしょうか。物足りないところはあったにしても、「プレデター愛」はとても伝わる作品でした。その評価コミで8点で付けたいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-30 13:38:54)《改行有》

14.  ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] 《ネタバレ》 使用するCGや能力のわりにスケールの小さい映画だな、と。あのメンバーの中でいかにもアメリカ大作的なド派手なアクションを見せられるのはトーチ君だけですね。あとは某少年雑誌の主人公のようなゴム人間と、それとは正反対のガチガチ岩人間。あと透明人間といった地味な能力の残り3人。X-menとかぶるのを恐れたのかな。トーチ君ですらすでに能力としてはX-menで既出でしたしね。 キャストとして、スーザン(=ジェシカ・アルバ)以外はキャラクターにも魅力が無い。主人公のリードは地味だしオタクだし、トーチ君は目立ちたがりでどっかうざいし、岩男ベンさんは「元に戻れない」と悲劇のヒーロー気取りで鬱陶しいし。スーザンですら、男性からは好評だけど女性からはどうなんだろう。突然得体の知れない能力をもった人たちを等身大に描いたのがこの作品なんでしょうが、派手なCGを使うヒーローモノアクション映画にそんな繊細さを描かれても興ざめです。どうせなら中途半端にアクションなど入れず、徹底的にラブストーリーにするくらいの思い切りが欲しかった。 続編があるみたいだけど、まあ観れたら観よう。[DVD(字幕)] 4点(2009-09-28 12:24:44)《改行有》

15.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 ただ綺麗で、高価で、女性にプレゼントすれば喜んでもらえるものというくらいの認識しかなかったダイアモンドに対する見方がずいぶん変わった気がします。休日にショッピングモールのウィンドウに何気なく見つけるダイアモンドにもあんな歴史があるかもしれないのですね。まさに"BLOOD DIAMOND"(血にまみれたダイアモンド)だと思いました。 血にまみれたといえば、RUFの活動は全くもって理解しがたい。最初は政府への反発とかもっと真っ当な理念があったはずなのに、少年兵を拉致・麻薬漬けにし軍事的に洗脳。大量虐殺。この映画を見る限り、反政府組織なんて名ばかりのただのヤンキー&ジャンキーの集まりで・・・、そんな中で歪んだ教育を受けさせられる子供たちの存在はただただ悲しいですね。本当にまっすぐに育っていた子供が「テメェなんか消えちまえ、クソヤロー!!」とか言うようになってたら本当に悲しいですよね。麻薬ってほんと怖いわ。。。 序盤、UNHCRの活動の一端なども映画に出てきましたが、現場は実際ああいったものなんですかね。。。難民がたくさん押し寄せるから、一人一人の話もじっくり聞けないのかな。そういった意味では映画という演出を基本とする形ではなく、ドキュメンタリーで見せてもらっても面白い話だったかも、と思います。もちろん映画も良かったですけどね。 レオナルド・ディカプリオは久しぶりにかっこいい役。ちょっと惚れる。冒頭、ダイアモンドの密売人と言うけっこうケチな立ち位置だったのが、利害の一致からソロモンやマディーと行動を共にするようになってからはまさにガーディアン!!なんだかんだダイアモンドのことばかり気にしながらも、しっかり二人をフォローする姿は何とも勇壮でした。 自分の身近にあるものが、どんな経緯で今ここにあるのか。どんな人の気持ちを渡ってきて今ここにあるのか。それはこの映画のように欲望であったり、はたまた誰かの努力の賜物であったり、誰かの親切であったり。そういった「モノ」の原点というものに目を向ける、素晴らしい映画だと思います。今回その「モノ」はダイアモンドだったわけですが、他の「モノ」についてもちょっと見方が変わるかもしれません。[DVD(字幕)] 9点(2009-09-08 23:39:36)(良:1票) 《改行有》

16.  ブラック・ラン<TVM> 《ネタバレ》 ある片田舎で元囚人の息子として育ったジョニーは地元のカーレースで賞金を稼ぎ、いずれは大都会に橋を作るという夢を叶えると同時に早くこんな町から出たいと思っていた。そんな折、オクラホマ刑務所で服役中の囚人が脱走してしまい、その逃亡中にジョニーの恋人のサラはその逃亡犯らに偶然出会ってしまい、人質としてさらわれてしまう。  ・・・といったストーリーなのですが、見所はほとんどありません。脚本マジでフランク・ダラボンなんですか??かなりどこにでもあるストーリーで、ぶっちゃけ自分でも作れそうな気さえします。強いて言えば車にこだわりや知識がある人なら多少は楽しいのかなと思ったくらいで、それ以上特筆すべき事はなし。最近安いからってこの手のB級アクションをよく観るんですが、今んとこHITゼロです(泣)安物の冒険はやめようかなと思う今日この頃。。。 [DVD(字幕)] 3点(2009-02-12 01:01:56)《改行有》

17.  不法侵入 《ネタバレ》 いや、不法侵入すぎるだろうこの映画は。。。セコム(違)取り付けた後にあんなに簡単に侵入できたらダメだろう。アラームの後の警官はともかく友達とかも入り放題やし。この家のセキュリティは一体・・・。ストーリーはけっこうありがちで単純。ちょっといいなと思ってたゆきずりの警官が実はけっこうなワルだったと。で、ずっと「あいつは怪しい」と言っていた旦那さんのほうはと言うとその警官のワナにかかって冤罪で捕まったり。最後のほうでワル警官ピート(=Ray Liotta)が「ウォー!!」って言いながら庭の窓を押し破って来たのにはちょっと笑った(笑)あれで突っ込んだところにマイケル(=Kurt Russell)とカレン(=Madeleine Stowe)がいなかったらただのバカだなと(笑)。まあ目新しいものは特に無く、でもだからこそ気楽に観れた映画でした。逆にこの手の単純な映画も最近では貴重かも知れません。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:28:53)(笑:1票)

18.  フロム・ヘル 《ネタバレ》 ジャック・ザ・リッパーの元ネタってあるんですよね?なんかこないだ違うジャック・ザ・リッパーものを観たんですが、犯人が微妙に違う・・・。ミステリー系の「犯人は誰だ?」みたいな展開はけっこう好きでした。「こいつだ」って思ったやつみんな違ってました。オレが刑事になったら後々誰かに冤罪で捕まったって告発されそう。 とまあ冗談はさておいて映画の話ですが、1888年のロンドンってはっきり言って腐ってますね。奇形になった患者を医学の為とか言って人がいっぱいいる中でその病状をさらしものにしたり、この頃からすでに警察に圧力をかけてもみ消すとかされてたり。マジでこんなことやってたんですかねえ。もし本当ならひどい時代なんてもんじゃないですね。ロンドンの街にはびこる娼婦達にしても、そうやっていかないと生計を立てられないならともかく、ラストで自分の故郷に帰って子どもと幸せそうに暮らしてたメアリ(=ヘザー・グラハム)は一体なんだ。故郷に帰れば生活も出来、さらに子どもも養えるのか。なんだじゃあ最初っから娼婦なんかせずにそうしろよ、って思いました。そんな風に思って欲しくないんなら生活が苦しかったはずのメアリをあんな簡単に幸せになりましたって感じで描かないで欲しかった。あれでは他の娼婦達の立場がない。もし実際にその時代のその場にいた当人達がこの映画を観たら、「そんな簡単なもんじゃなかったわよ!」って苦情が来ると思う。そうしたら頑張って苦情処理してくださいヒューズ兄弟。 目にコインを乗せ死者を弔うっていうのはなんか違う映画でも見たことありますが、現世とその世の狭間で死者が迷わないようにって渡し守達のおまじない的意味があったんですねえ。知らなかった。でも見た目はなんか・・・ですよねぇ?かのジョニー・デップでさえ目にコインを乗せられるとちょっと笑える顔に(笑)。一瞬『シックス・デイ』を感じたのはオレだけでしょうか? ラストでアバーライン(=ジョニー・デップ)が死んだとき、とっさに「わかった!自分は死んだ事にして姿を消してこっそりメアリに会いに行くんだ!」という大どんでん返しを期待したんですが、そのまま画面はエンドクレジットへ・・・。「あっ、あっさり死んじゃうんだ。」なんかあっけないラストに少々がっかりでした 6点(2005-03-01 14:40:45)《改行有》

19.  フィアー・ドット・コム 《ネタバレ》 なんつーか、「この世に未練のある幽霊がネットを通じて生者に自分の遺体を見つけるよう救いを求めて、でも見つけてみたら実は本当の目的は自分を殺した相手の復讐で・・・」ってリングかい(爆)!!ちょこちょこと違うところはあるけど「サイトを見てから2日で死ぬ」とか、自分の遺体探しをさせるところとか、かなりの部分『リング』とかぶっててはっきりいって楽しめなかった。2番煎じもいいところというのが正直な感想である。「絶対にあのサイトは見ないで、約束よ」っつっても見るんですよね結局は。実際問題見なかったら話は進まないんですけど、でもそんな展開にはもう飽きました。 まぁ言ったら、最近のホラーものなんかほとんどといって言いほどストーリーとか怖がらせ方とかは何かの2番煎じなんですけどね。リメイクものなんてモロだし。髪の長い女性や子どもの幽霊出せば観客はゼッタイ怖がると思ってんでしょうか?最近は韓国ホラー映画までそんな流れが・・・。ああ、誰かこのお決まりホラーパターンから脱却してくれる監督はいないんだろうか。 なんか最近のホラー映画批判みたいになっちゃいましたが、要はそれぐらいこの手のホラーは「見飽きた」ってことです。昔とかは怖いシーンごとにちょっと一時停止したり、わりと怖々と楽しめたんですが、もう今とかは完全に垂れ流し再生状態ですからね。ホラーなのに緊迫感も何もあったもんじゃない。またいつかオレが一時停止しながら恐る恐る観たくなるような映画ができてくれることに期待☆ 3点(2005-02-21 11:56:19)《改行有》

20.  プラトーン 「反戦争」というムードは終戦直後に爆発的に高まり、その後産業発展を遂げる過程でそれはだんだんと薄くなっていき、そして近年ではイラク戦争やテロリズムの影響でまた高くなってきています。この映画が作られた'86年の時点では少なくとも日本のそういった反戦意識は正直薄くなってるときだったと思います(まあアメリカにはとてもタイムリーなトピックだったんでしょうが)。そんな時代に今見ても充分通用するほどの戦争の実態をここまでまざまざと見せてくれている映画があったというのはとてもすごい事だと思います。逆に言えば、こういった戦争の実態を描いた映画は最近では珍しくはないので、そういう意味でのインパクトはオレには多少弱かったように思います。しかしどうしても臨場感と言うかあそこまで狂ってしまう人間がいることが、ぬくぬくと生きてきてしまっている日本人の私達には実感が湧かないのが悔しいと言うか、なにか歯がゆいですね。戦争の現場がどういうものかも知らないので、自信を持ってこういう映画に対して発言もできないし、いくら何を語っても全て安全圏にいる者の「外側の」意見にしかなり得ません。この映画が出来てからもうすぐ20年になりますが、そろそろ日本にも国際感覚をもった人が増えてきて欲しいと思いますね。いつまでも外側のことでは済まないのですから。6点(2004-11-27 22:24:15)

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