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1. フライトナイト/恐怖の夜
《ネタバレ》 全然怖くない吸血鬼もの。
もしかしたら隣人が吸血鬼?友達の言ってたことは本当だったの?
この辺の心理的恐怖をまるきり端折って、怒涛のバトルシーン突入。
400年も生きてきた吸血鬼なのに、結構弱いし力技ばかり。
ただの高校生とバンパイヤショーの人が勝利。
そして噛まれて吸血鬼になってた人間たちも元どおり。
アントン・ウエルチン君はオタク卒業で可愛い彼女とハッピーエンド。
ホラーってなってたけど、違いますよね?[地上波(吹替)] 4点(2021-02-14 02:20:17)《改行有》
2. ブリッツ
《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサム主演だし、型破りな刑事役だからどれだけ大暴れしてくれるんだろうと思ったら、話が小粒でつまらなかったです。
だって、相手にするのは警官連続殺人事件の犯人たった一人で、しかもそいつが異常だけど頭は悪くないてことになってるから、もっと知能犯で周りを翻弄するかと思いきや、早々に捕まり、証拠不十分で釈放されて、マスコミを使ってちょっとしたスター気取り。
最後は法で裁けないから、型破りな二人が私刑。
話も悪党もしょぼすぎます。残念。[DVD(字幕)] 4点(2015-08-31 23:11:29)(良:1票) 《改行有》
3. ブロークバック・マウンテン
《ネタバレ》 心から求めてる相手と一緒になれない。
片思いじゃなくて両思いなのに、こんなに苦しいことは無いですね。
世間体や、カモフラージュ、子どもの頃から植えつけられた結婚観、それで結婚したとしても、求めてるのは心身ともに愛せる相手。
それは、異性愛者でも同じだと思いますが、この偏見と差別の強いアメリカ南部では、同性愛者が愛を貫くのはほぼ不可能。
二人で過ごした最後のキャンプで、ジャックの「俺たちには、あのブロークバック・マウンテンしかない!」という叫びは痛々しかったです。
イニスが、ジャックの死後、ジャックの実家へ訪ねていき、老いた両親に会うシーン。
遺骨はブロークバック・マウンテンに撒いて欲しいというジャックの遺言に対し、家族の墓に埋葬するという父親。
イニスを暖かく迎え、息子のシャツを黙って持っていかせる母親。
二人とも、薄々ジャックとイニスの関係に気づいている。
拒否する父親と許容する母親の対比が良く描かれていました。
そして何より、そのシャツ。
最初の別れの際、「シャツを山に忘れてきた」と言ってたイニス。
実はジャックが持ち帰ってて、クローゼットに自分の着てたシャツの下にしてハンガーにかけていたことが、ジャックの部屋に行った時にわかります。
自分のシャツで包み込むように。
せめてシャツだけでもずっと一緒になれるように、シャツの袖まで通して。
それを持ち帰り、今度は自分のシャツを上にしてクローゼットにしまいます。
クローゼットの扉の裏にはブロークバック・マウンテンの写真。
そして「永遠に一緒だ」とつぶやくイニス。
死によって結ばれるという結末は好きではありませんが、このシャツのシーンは秀逸だと思います。
主演二人の熱演もあり、見終わってもしばらくいろいろ考えさせられました。
[DVD(吹替)] 8点(2014-11-29 15:51:15)《改行有》
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