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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ヘブンズ・ゲート お目当てドルフ・ラングレンは筋肉美を拝めず、アクションは地味、台詞回しは棒。 それにも増して、お話がどうしようもなくしょぼい。撃沈。[インターネット(字幕)] 2点(2024-05-01 01:38:33)《改行有》 2. ヘレンに何が起こったのか? 「何がジェーンに起こったか」の原作者の脚本による本作。二匹目のどじょうを狙ったのでしょうが、傑作の二番煎じにすらなっていない残念な内容でした。1930年、共に殺人罪終身刑の息子を持つシェリー・ウィンタースとデビー・レイノルズが世間の目を逃れてハリウッドに移り住む。のっけから興味津々でしたが、サブキャラが思わせぶりで機能していなく、神経が病んだシェリー・ウィンタースにおんぶに抱っこの作品。50歳にして老け込みがきつい姿も淋しいところです。[DVD(字幕)] 6点(2022-10-18 11:10:38) 3. ペリカン文書 主役2人の他に有名どころがずらりと脇を固めていて「これはなかなか」期待上昇しましたが。それぞれが手堅い演技をしていても脚本が拙くて興に乗れません。2人が誰に追われているのか(FBI、CIA、他)最後まで分からず、危機回避(するのは分かっていますが)も「そんなあほな!」白ける演出でした。最後まで分からなかったもう一つがロバート・カルプ(刑事コロンボ犯人役三羽ガラスの1人)が何処に出ていたのか。まさかの合衆国大統領役だったとは、出世しましたねぇ、面影は目元に微かに残るのみ。本作1番の「へぇ~」に+1点。[DVD(字幕)] 6点(2021-06-02 01:05:33) 4. 別離(1939) イングリッド・バーグマン24歳 ハリウッドデビュー作と言うことで、私が苦手としている白けてしまう気の強さが無く、素直に美貌(+4点)を眺めていました。セルズニックのお好きな不倫話で、「痴人の愛」鑑賞の口直しにもってこいと言える小綺麗で愁嘆場も無い造りとなっております。ま、しかし、セルズニック印のご都合主義男によるご都合主義なよろめきドラマにあほくさとしか言いようがありません。[インターネット(字幕)] 4点(2021-04-23 01:28:33) 5. 北京の55日 初見。豪華キャストの中で唯一不要に思えたエヴァ・ガードナー、衰えた容姿での覇気のない演技、彼女パートでの深み無い脚本。まるごとカットでよかったかと。鑑賞後に知った製作時での絶え間ないいがみ合いも頷ける、かけたお金に見合わない薄っぺらい娯楽作。[DVD(字幕)] 5点(2020-05-07 14:59:26) 6. ペレ 伝説の誕生 ペレ誕生のドラマは見応え満点。両親、幼馴染、スラム街の面々、ブラジル国民、それぞれの熱い思いにこちらも熱くなります。また、初めて知ったブラジルサッカーとジンガの関係も印象深い。直線的に怒涛の攻めを見せるドイツサッカーが好みの私にも充分楽しめた一品。[DVD(字幕)] 7点(2019-09-19 01:46:28) 7. ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録 《ネタバレ》 実在人物でレクター博士のモデルとなったと言われるヘンリーの殺人記録が描かれています。彼の生い立ち、被害者の人となり、警察捜査模様は一切描かれておらず、殺人模様及び遺体をこれでもかと見せられて、私がこれまでに殺した蚊の数を覚えていないのと同じレベルで人を殺す人物の恐ろしさを味わいました。おどろおどろしい音楽も怖さを後押ししておりました。[DVD(字幕)] 6点(2019-06-17 16:43:16) 8. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 スティーヴン・スピルバーグ、トム・ハンクス、メリル・ストリープ揃い踏みのこなれた作品でサクサク感に物足りなさを感じます。「マスコミは社会の木鐸たれ」が浮かぶ新聞の品質を語る、アメリカにとってタイムリーな物語。[DVD(字幕)] 6点(2019-02-17 23:59:17) 9. ペーパー・チェイス ハーバードロースクールという雲の上の人々が織りなす人間模様が実に見応えがあります。教授の存在感が凄い。学問に対する峻烈さ、生徒の名前を覚えようとしない姿は無機質な冷たさを感じるものの、生徒全員のスタンディングオベーションを受ける姿に気安く見せない人情を持ち合わせている事が見て取れ感動しました。[DVD(字幕)] 8点(2017-12-08 16:21:57) 10. 蛇の穴 何かが起きそうでハラハラしながら目が離せなかったが大きく盛り上がることなく終わったのが残念。虎の穴なら知ってるけど蛇の穴って? 一番の疑問が解けた光景が強烈で皆が悲しみやトラウマを背負っているのだろうかと考えさせられた。患者をモノとして扱う看護師に対するキック先生の人間として接する姿も印象深い。[DVD(字幕)] 6点(2017-11-27 09:59:12) 11. ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 《ネタバレ》 「奇蹟がくれた数式」を彷彿させる内容で、カリスマ編集者マックス・パーキンズと夭折の天才作家トマス・ウルフの交流が描かれています。ベストセラーが世に送り出される過程で編集者の役割が如何に大きなものかを認識させられます。奔放な作家と冷静沈着な編集者の言葉を削るせめぎ合いは実に見応えがありました。また、仕事に没頭する二人が片や妻に寂しい思いをさせ、片や愛人に嫉妬させているのに現実味を感じます。息子の様に思って接していたという年齢差は感じられなかったものの、紳士のニューヨーカーを演ずる英国紳士コリン・ファースは安定感抜群でまさにはまり役、絶品でありました。対するジュード・ロウは迸る情熱と未熟さを好演しており劣らぬ存在感でした。曲折を経た末のラストシーンで帽子を脱いで涙するパーキンズに、本作のキャッチコピー「傷一つ残らないなら真の友情とは言えない」が重なります。[DVD(字幕)] 8点(2017-04-28 00:36:30)(良:1票) 12. ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 タイトルから美容室を舞台にした作品だと想像していたのですが。嬉しい部類の予想外れの作品です。男のような顔だと思っていた母がトラボルタであった事を本サイトで知り仰天し、改めて夫婦のダンスシーンを思い浮かべている次第です。テーマ、ストーリー、歌と踊り、それぞれが程よく溶け合った、なかなかの出来栄えです。自分を嫌わないトレーシーの笑顔が魅力的で印象に残ります。【追記】クリストファー・ウォーケン目当てで再見しました。時折笑みを浮かべて歌って踊る姿、ミシェル・ファイファーをあしらう様子に酸いも甘いも噛み分けた好々爺ぶりが滲み出ておりました。[DVD(字幕)] 7点(2010-08-02 00:49:57) 13. HELL ヘル(2003) 《ネタバレ》 心の支えを失い劣悪な環境の中で人間性を失った者が、己を取り戻し巨悪に挑む姿が闘いを通して描かれています。この筋立て悪くないのですが、各過程において踏み込みが浅く歯痒さの残る作品でした。具体的には、妻との絆、冷酷さの希薄な人間性の欠如ぶり、己を取り戻せた要因、451との絡み、下衆さばかりで卑劣さのない管理者達です。肝心のスパルカも単調で退屈でした。もっと残酷にしろとは言いませんが、攻めと守りとやられっぷりに工夫が欲しかったです。本作の収穫はラストで主役を食っていた451の存在です。鋭い観察眼と的確な状況判断、殺る時はためらいなく殺る姿が参考になりました。[DVD(字幕)] 5点(2006-12-15 01:31:14)
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