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1. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
《ネタバレ》 ブラピにケイトを使って興行収入を稼いじまおうって映画だろうと、1歩距離を置いて
遠巻きに観賞し始めましたがこれがどうしてどうして!!
映画の世界にこんなに深く引き込まれるとは思いもしなかった。
老いて生まれて老いながら若返って行く。。。こんなアリエナイ設定なのに疑う事よりストーリーへの求心力の方が勝ってて、設定なんかどうでもいいようにまで思えた。
まったりと流れるストーリー展開もじっくりと考えながら観賞出来たし、やや疲れそうになった頃のケイトの交通事故。
ここのアップテンポでの流し方なんか実に素晴らしいタイミングだったと思う。
でも、考えようによってはコートを忘れたりドライバーが休憩してたから命まで奪われず足の骨折だけで済んでいたのかもしれないとも云えよう。
やっと結ばれて新しい命も芽生えて幸せ絶頂に思えていても、やがて訪れるであろう
老化という若返り。だからといって姿を消す事はなかっただろうにとも思えたが
ベンジャミンの決断はやはり正しく、消えた事が家族への思いやりだったと気付かされる。
何も意味を持ってないように思えた7回も雷に打たれて生きている男の存在。
雷に当たった時の映像の見せ方がとても滑稽で場を和ませると同時に、スゥーッと深呼吸
を客に促してるかの様な中継ぎになってたと思う。
ひとつだけ残念に思えたのは、キャロラインの語りからベンジャミンの語りへオーバーラップする繋ぎ方。
ここがどうしても重なる長さが短くて急に女声から男声への転換が急過ぎて違和感を感じた。[映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 16:37:43)《改行有》
2. ベオウルフ/呪われし勇者
《ネタバレ》 この手の映画は事前の思い入れがないとワクワクする感情になれないのかもしれない。例えば幼子の時に母親から絵本で読み聞かせてもらったとか、祖父がお酒を飲むといつもベオウルフの話を偉そうに語ってたとかね。そんなバックボーンがあればずっとワクワクして観る事が出来たのかもしれない。ただ映像は良く出来てたんじゃないかな。どこまでがCGでどこまでが実写かよくわかんないし。それと、アンジェリーナジョリーが出演ってことが映画館に足を運ぶ後押しになったのだが、アンソニーホプキンスが出演してるとは知らなかった。あの太った王様は誰だろう??ってずっと考えてて途中で気付きましたよw[映画館(字幕)] 6点(2008-01-17 18:04:27)
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