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プロフィール |
コメント数 |
271 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。 無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。 |
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1. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 往年の名作を遅ればせながら初鑑賞。
近年のCG満載のディザスター・ムービーを見慣れた目で観ても、十分に見応えがあった。
序盤では主要人物のキャラクターをひととおり観客に紹介したところで、転覆事故が発生するタイミングは絶妙な流れで、
その後の脱出劇を含め、最後までダレ場が一切なく作品世界に引き込まれる。
この主要人物達のキャラクター造形や男女・年代構成もよく練られており、知らないうちに感情移入している自分に気づく。
カメラはひたすらこのグループを追い続けており、全体の状況がどうなっているかわからないまま、観客もこの脱出劇に嫌が応にも釘付けにされる仕組みは、後年の「CUBE」などにも引き継がれている手法だ。
なぜか女性がホットパンツや文字通りパンツ姿で、惜しげもなく脚線美をさらしながらの脱出劇というのも、後年のパニックムービーのスタンダードとして定着している。
天地が逆さまになっているセットや、水中の撮影、リアルな衣装の汚れ具合等も含め、撮影現場に注がれたエネルギーは近年の作品の比ではないことも容易に想像できる。
名優ジーン・ハックマン演じるスコット牧師の「神は人々を守らない」「神は自分自身の中にいる」との信条も新鮮であり、運命は自らが切り開くべき、との
主張を身で表したような勇気ある行動により、最後は観客自身も何ものかから解放されていくようなラストは映画史に残る名シーン。[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-08-07 10:53:12)(良:1票) 《改行有》
2. ホワイトハウス・ダウン
《ネタバレ》 さすがエメリッヒ監督。十八番のディザスターものではないが、アクション映画の王道をいく安定感のある作り。主人公が偶然閉鎖的空間でのテロに出くわす事。家族が人質にとられる事。敵の目的が終盤まではっきりわからない事など、プロットはもろに「ダイハード」なのだが、なかなかどうしていい勝負をしている。またどうしても「エンド・オブ~」とも比較してしまうが、こちらの方が数段面白い。こうした作品では敵にも大義があった方がリアリティがあって良いが、中東和平を嫌う軍需産業という使い古された構図とはいえ、こちらの方が一定の説得力をもっている。またあちらは大統領が早々と拘束されてしまうが、こちらは主人公と共に動く分、活躍の場が増している。特に本作は大統領警護官志望の主人公と、「我が家」を知悉している「大統領」がバディになるところに独特の面白さが生まれている。シナリオもしっかりしているし、ウィットが効いていてところどころ笑える。大統領がハウス内を駆け巡る際、革靴では大変だなーと思っていていたら、ちゃんとエアジョーダンに履き替える場面があったり‥。ただ一点、娘の最後の「旗振り」はちょっとあざとかったかな(実際のパイロットは独断で任務を中止したりはしない)。あそこは普通に核ミサイルが発射されなかったことを確認できて「任務中止命令」で良かったと思うが‥。それにしても娘が犯人の動画をネットにアップロードするところとか、結構今という時代性も取り入れられており、ホワイトハウス内の細かいガジェットも手抜きがみられず、久しぶりに見終わって満足できるアクション映画だった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-02-10 11:34:09)(良:1票) 《改行有》
3. ポーラー・エクスプレス
《ネタバレ》 クリスマスに観たいと思い、イブに鑑賞。これは「アバター」でひとつの完成形をみた「モーション・キャプチャー」という手法を用いた先駆的なフルCG映画だったことに気づいた。人物描写に若干違和感があったが、本作を今の技術で制作すれば、実写とCGアニメが融合した、もっと完成度の高い作品になっていたことだろう。原作の絵本から膨らませたストーリーとのことだが、クリスマス文化の違う日本ではこれまた作品の意図が伝わりにくいのはやむを得ないだろう。最後も単なる夢オチにしないところに、余韻が残るようになっている。クリスマスソングもふんだんに流れ、クリスマス時期に家族で観るには、特に小学校低学年以下の子供と一緒なら純粋に楽しめるのではないだろうか。[DVD(吹替)] 6点(2011-12-26 12:01:41)
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