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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 パニック映画の中のパニック映画、って事なんでしょうけど・・・パニック映画が好きでしょうがなかった子供の頃の私、確かに面白いとは思いつつ観たんですが、何となく違和感も。「パニック映画では、災害や動物の群れに人間が脅かされつつも、雄雄しく戦い、それを打ち破らなければならぬ」という思いがあったんですが、一方この映画は、災害の中で逃げ回るだけ。物足りん! というわけで私の中ではパニック映画ではなく、まさに「アドベンチャー映画」にカテゴライズされている映画なのです。別にそれが悪い訳でも何でもないけど、残念ながら「パニック映画専用ボーナスポイント」は点数に加算されません、悪しからず。ま、その後何度も観返して、やっぱこれはスゴイ、観るたびにスゴイ、と思うのですが、その一方で、見る度気になる事も。要するに、「上」にある船底への逃避行の道中、関所のごとく危難が待ち伏せ、そのたびに人柱のごとく一人ずつ死んで行く、あの段取り良すぎるストーリー展開ですね。例えば『タワーリング・インフェルノ』なんかでは、クライマックスに向けて上り詰めて行く、鼻血の出そうなとてつもない焦燥感と興奮があり、そういう要素の乏しい本作と比べるとどうしてもアチラに軍配を上げちゃう。でもね、やっぱり本作も当然ながら捨てがたい。キャラ設定のうまさが、このストーリーを生かしきっています。仲間が減って行く衝撃、それでも容赦なく迫る水の恐怖。特にボーグナイン無くしては、本作はありえません。それからあと、オネーチャンは助かる、というのも、まあ、サービスなんでしょうなあ。8点(2004-05-09 01:36:38)(良:1票) 42. ポルターガイスト2 コレって確か、スクリーミング・マッドジョージが特殊メイクで抜擢されて一躍名前を売った映画ですよね?? まあ確かに映画が全然怖くないので、気を散らさずにじっくり特殊メイクの出来が堪能できますな(それでいいのか?)。前作では、発端はポルターガイストで、次第に背景に隠された真実が見えてくるような展開になってましたが、この一応ケリのついたハナシに、本作を何とかつなげようとして、結局、ポルターガイストなんてあんまり関係ない、ただのお化け映画になってしまいました。コレを観ると、前作がどれだけよく出来たかわかります。前作は余裕を持って観客をアレコレ手玉にとり、怖がらせてくれる「計算」があったんですが、本作、余裕無いですね、ホント。迷走しまくった挙句、クライマックスは・・・絶句。5点(2004-01-17 01:49:34) 43. ポルターガイスト(1982) あんまり脚本を書かないスピルバーグ、書いた作品ってせいぜい『未知との遭遇』と『A.I.』くらいかと思ってたら、そうそう、コレも脚本に噛んでたのでした。お陰でもうこりゃ完全にスピルバーグ「監督作品」、すでに何人かの方も書かれてますね↓。しかしラストのシッチャカメッチャカぶりはここで確かにトビー・フーパーの血肉となり、ちゃんと『スペースバンパイア』でも生かされているのだ(と言い切っていいのかな?)。さて私は無類の怖がり、当時は恐怖映画なんて絶対観たくないタチで、「自分ごときがこんな恐ろしい映画に観ようなどとまさに分不相応な挑戦ではないか」と、もうドキドキして臨んだのでした。そして無事この映画をクリアした時、人生の新たな1ページが(大袈裟だなあ)。そういやこの映画、仲間内で何故か妙に流行った時期があり、「ポルターガイスト」がほとんど合言葉になってたのよね、なぜか。その位、衝撃的な映画だったのです。今観直したら、実は結構モノスゴイ内容だったという事に気づき、新たな衝撃が。まあでも、窓の外の大木の不気味さなど、怖さだけじゃなくノスタルジーを感じさせる味わい。はたまた、超常現象で娘がスワ押し潰されたか、とドキドキさせる怖さ。洗面所のシーンに至っては、つい目を覆ったね。というわけで、「人を殺さないホラー」という制約の中でもたっぷり楽しませてくれる、実にアイデア満載の映画であります。7点(2004-01-17 01:29:34) 44. ホワット・ライズ・ビニース 怪しげな隣人、何を企むのか?と思ってたら、なんと、その話はそのまま立消え。まあ要するに、こういうシーンも撮ってみたかっただけなんでしょう。後半は、意外な展開と言うべきか、はたまた「そのままやんけ」という展開と言うべきか。クライマックスは、お詫びの大サービスで、通常のカメラワークでは不可能な撮影をCGで実現してくれたので、何となく嬉しい気分(若干騙された気分)。結局、なーんとなく一本スジが通ってない感じがして、映画のインパクトを弱めてます。6点(2003-11-01 01:36:23) 45. ボーン・コレクター 日々作られ続けるサイコスリラーものに、「主人公が全身麻痺で動けない」という要素を付け加えて、新鮮味を出そうっちゅうわけでしょうが、いかんせん、デンゼル・ワシントンではピチピチの健康体にしか見えず、仮病ちゃうんかい、と言いたくなったのでした。ま、一応は、楽しめましたが、さほど設定がオリジナリティに貢献してない気もします。6点(2003-08-30 20:48:44) 46. ボルケーノ 「『ダンテズ・ピーク』を観た以上、コイツも観ないとバランスが取れないわい」、観に行った理由はこれだけなんですが。往年のパニック映画の雰囲気が味わえて、テキトーに自らを犠牲にする人が出てくるあたり、懐かしいと言えば懐かしいが、いささかサービス過剰ですな。その一方じゃ「アチチ~」程度で済んじゃう能天気ぶり。しかし街のまん中が溶岩で埋め尽くされるシーンはやっぱり圧巻。溶岩に水かけて戦うのって、昔、エトナ火山かどっかでも実際にやってませんでしたっけ?7点(2003-08-17 13:50:15) 47. ホット・ショット2 申し訳ありませんが、勝手な事言わせていただきます。「相変わらず全然笑えません。ボケがストレート過ぎて、ヒネリが全然足りません。日本の漫才でも見てしっかり勉強して下さい。」2点(2003-08-14 19:59:59) 48. ホット・ショット 申し訳ありませんが、勝手な事言わせていただきます。「まるーっきり笑えないんで、困りました。もっと頑張りましょう」2点(2003-08-14 19:56:33) 49. 星の国から来た仲間 ディズニーの実写映画、というとどれもこれも評判がよくない気がします。まあコレもそんな映画の一つではあるのですが、子供の頃に観て、超能力で大人をやり込める描写とかに、随分ワクワクしました。で、最後のカーチェイス(という程でも無い)には、何かこう、とても感動するものがありました。弱い者が強い者に立ち向かっていく姿には、ホロリと来るんです。8点(2003-07-19 20:25:27) 50. ボディ・ダブル 『裏窓』と『めまい』を足そうとしたが、足し算を間違えちゃったってな感じの映画。いやあ、足し算って本当にムツカシイもんですねえ。いや勿論オリジナル作品として観るべきでしょうけど、サスペンスとして、もひとつ盛り上がりません。蛇足ですが、メラニー・グリフィスは、『鳥』のティッピ・ヘドレンの娘。これまた本作のヒッチづくしたる所以です。6点(2003-07-13 14:27:41) 51. 炎の少女チャーリー(1984) チャーリーズ・エンジェルがチャーリーを演じていたという映画(クダラナイって?ごめん)。『ファイアスターター』にこんなスポ根のような邦題がついたので、昔、友人がバカ受けしてました。グレる前のドリューが、超能力少女を演じてますが、超能力者と見ると政府は必ずこれを軍事利用しようとするという、例のごとくのお決まりパターン。ラスト、チャーリーが超能力で大暴れするシーン、ダイナミックではありますが、なぜかもひとつ緊迫感に欠けて盛り上がりません。7点(2003-06-28 11:50:23) 52. 暴走機関車 エンドロールの途中で席を立つのは嫌いなんですが、この映画は「立たなかった」んじなく、「立てなかった」作品。真っ白な雪の原野をバク進する黒い機関車の映像は絶望的で異様の一言(撮影アラン・ヒューム)。圧倒されます。ヴィヴァルディ「グロリア」の挿入も実にハマってる!ちなみに、黒澤明監督が準備してた元脚本とは、コンセプトも終わり方も全然違ってます(元の脚本の方も面白いですよ)。10点(2003-05-11 13:42:25)
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