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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  放射能X 《ネタバレ》 この手のもので恐らく最初に観るべき『原子怪獣現わる』の方は観れてないのですが、初代『ゴジラ』とほぼ同時期・同コンセプトの(割かし)有名な特撮作品かとは思います。冒頭から暫くがホラーっぽいコトや、その放射能が引き起こした災厄を「戦争」と重ね合わせる様な視点を持っているコトなんかは、確かにかなり『ゴジラ』にも似ていると思われましたよね。ただ、その特撮のクオリティ・ボリューム自体は『ゴジラ』とは比べるべくもないB級的なレベルだった…とは思えど、逆にそのチープさを如何にパニック風に大袈裟に見せるか、という点でのストーリー上の工夫とゆーのは、却って非常にクオリティ高かった…とも思えたのですよね。重ね重ね、冒頭からのSFホラー風味の箇所も(ネタは当然バレているのに)結構引き込まれて観れましたし、そっから先も砂漠⇒都会(ロサンゼルス)⇒地下道、と適切にしっかりと楽しめる様に展開してゆくので最後までごくハラハラと観切るコトが出来ました。かなり迷いましたが、もう1点アップしておきます。良作。[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-31 23:59:25)

2.  ボーはおそれている 《ネタバレ》 スッッゴく雑に一言で言っちゃうと、多分「実験映画」系…てヤツかなって思いますよね。結局、筋書きとかテーマだとかってレベルのトコロに一貫性が在るってコトでは(必ずしも)なくって、どちらかとゆーとソレ=一貫性が在るのは、描写の個々の性質・方向性の方のレイヤーだ…とゆーか、要はこの世の森羅万象の中でごく「正視に耐えないモノ」「(全力で)見て見ぬフリを極め込みたくなる様なモノ」を手当たり次第に全部詰め込んだ!(⇒監督の感性の下に!)て方のヤツに見えるのですよ。ソレはまた取りも直さず、全体としても特に諸々の「虚実」が終始綯交ぜで進行し続け+最後まで観てもソレが全く整理も解決もされず+最初から最後までナニが「真実=主人公の(具体的な)現在地」なのかが分からないという、非常に根本的で強力な「不安・不快感」に包まれ続けたままフツーにシレっと終わってゆくコト、であるとか、ホアキン・フェニックス演じる主人公だってコレが余りにも事態対処能力が低いから尚更に感情移入が超・難しいコト、とか、そもそもそんな居心地の悪い時間が(明らかに意図的に)3時間も続くコト、だとかにだって思いっ切り表れて居ると思われるのですよね。人に依っては正直「嫌がらせ」みたいな映画だ…て思うと(私も)思うのですし、ソレって全然的外れじゃあねーよな…とも個人的には思ってますよね。 またごく個人的に、もう一つ例示しておくなら、なんとな~く『ハウス・ジャック・ビルト』と『ファニーゲーム』の中間…みたいなヤツって気もしてます。『ファニーゲーム』ほど「完全に」嫌がらせではない・ケド『ハウス・ジャック・ビルト』ほど明確に所謂「映画」としてつくられても居ない⇒から、絶対に映画として観れないってワケじゃない・ケド所謂「映画」として観れる作品にも+シンプルに摂取可能な(映画的)芸術にもなり切れても居ない、みたいな。まァ私もさっき「実験映画」だとは言っちゃってる以上、いくら摂取自体が難しいモノでもいちおう芸術は芸術だ(=見方に依っては芸術にはなり得るヤツだ)とは言わねばならんのかも…と思ったりはするのですが、だとしても少なくとも私自身は、そのコト自体にも根本的にあまり「価値」を見出すコトが出来て居ないのですよね⇒またまた取りも直さず、根本的に今作のこの「方向性」っての自体に、然程の面白み・興味・共感を覚えなかった…という事情もあります(またすっごくざっくり端的にゆーと、極めて「好きくない」方の映画だったよなコレ…と)。結論、正直、コレを観るんだったら(今なら)『哀れなるものたち』を観た方が好んじゃね?とも(少~しダケ)思ってはしまいますかね⇒コレもなんとな~くではありますケドも、多少その方向性「のみ」に関しては近いトコロも有るカモ…とは。[映画館(字幕)] 5点(2024-02-18 21:43:29)《改行有》

3.  ボディ・スナッチャー/恐怖の街 《ネタバレ》 まあ、根本的に「白黒」のホラーって、今今に観てもその怖さって残念ながらほぼほぼ伝わらないかな~と思ったりもするのですケド、その中じゃあ今作って相当に「怖い」方だったな~って感覚は確かに在るのですよね。ロメロの『ドーン・オブ・ザ・デッド』前(かつ『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』後の時期)て、その後のヤツと違って多少理性が残ってる系のそーいう作品も在った様に記憶してまして、他だとそれこそ(コレもその頃なら)『ウィッカーマン』とか、それより少し前だと『地球最後の男』とか、この手の「見た目フツーの人間だケド人間じゃない or 人間を人間とも思ってない程に悪意の凝り固まった狂気の集団」とゆーのが、やっぱイチバンに怖い&シンプルに厄介だ…と常々思ってるのですね。経緯を確認すると今作、映画としては『地球最後の男』よりは先行ですが、原作小説的にはコレがテレコになってるみたいすね(マシスンの原作は1954年出版で、今作の原作小説『盗まれた街』は単行本化が1955年なので)。あと、私は観てる間には気が付きませんでしたが今作はその点、当時の社会的な共産主義・全体主義への恐怖とゆーのがバックボーンに在る作品ってコトなのでして、その辺も含めてこーいうのの「根っこ」を辿りに辿るってーと、結局そーいったモノに(全部)辿り着く…みたいなコトが見えて来る様な気もしますかね。また結局、リアルでない恐怖など(そもそも)恐怖ではねーのだから、その根っことゆーのは総て現実社会に根差したモノのハズなのだ…みたいなコトかと。 あと、今作で「逆に」面白いと思ったのが、別にコレは単に時代的・技術的なコトだとも思うのですケド、全体の質感として「如何に普段周りに在るモノだけで恐怖SFを撮れるか」みたいなつくり方をしてる様にも見えたのが寧ろちょっと面白かったのですね。またまた結局、その意味からも本当に「見た目は人間にしか見えない」って今作のモンスターとゆーのが、それがやっぱ「逆に怖い」という意味でも作中最も優れた「アイデア」だったと思うのですよね⇒重ね重ね、コレって困難を乗り越える為の単なる「工夫」の一つだったとは思ってますが。この「不可能を可能にする」ってのが本来のアイデアなんだ!としたらば(⇒要は「ゼロイチ」のコトだ、と)キョウビCGやら何やらで・誰でも何でもカンでも可能になっちゃってるってこの状況だと、根本的に本来的な「アイデア」なんてモ~湧いて来なくなっちゃうんじゃねーか…な~んて思ったりもするのですよね(⇒こんなん素人の杞憂に過ぎないってコトであってほしいですケドね)。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-05 16:32:24)《改行有》

4.  炎のデス・ポリス 《ネタバレ》 若干チープな邦題から、もっと単純明快(+ややヒャッハー!)な娯楽アクションを予想していたのですが、ごく終盤は比較的そーいうヤツ=シンプルで派手なアクションとして観れたのですが、その終盤までの大半に於いては(ソリッドとまでは言わない=もう少し自由度はある、ケドも)シチュエーション・スリラーとしての作品に少~しタランティーノを添加した…みたいな、多少「捻り」の効いた方のヤツではあったのですよね。とは言え、逆に分り難い・難解だ、なんてコトもない=状況自体は(最初から最後まで)ごくクリアなお話ではあるので、中盤までは中々テンションが上がり切らない感じは否めないながらも、ボーっと眺めてゆく分には終始「少しハラハラ+所ドコロはクスっと+アクションはスカッと」みたいな感じでノンビリ楽しんでゆけるかとは思いました(+取り分け、前述どおりラスト付近はかなりしっかり「アクションやったるぜ!」みたいにやって呉れては居ましたし)。 その「捻り」という意味では、まあまあ登場人物が多い+中で結局ダレが勝ちそう or 凄そう or 真っ当そう、なのかといった辺りが結構アヤフヤ or 二転三転フラフラする…てトコロが面白みだったかと思うのですね(主役こそ明確に黒人新人女性警官のあの方なのかとは思いますが)。しかしその意味では(やっぱし)主役は確定してる⇒この人が勝つのは多分固い…というトコロには(最後まで観ても結果)意外性は無かったのでして、だとするとソレもちょっと好い様な悪い様な…という気もしますかね。個人的には気楽に十分に楽しめたので、一旦この点数でいこうと思います。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-03 02:02:08)《改行有》

5.  炎の少女チャーリー(2022) 《ネタバレ》 ドリュー・バリモア版てのは、とにかく終始かなりグダグダしていて、だから決してソコまで面白い映画ではなかったかと思うのですが、コレもとにかくドリューが死ぬほど可愛い!+彼女演じるチャーリーがモ~目ン玉飛び出る位にオニ強い!という二点に関しては確実に大きな見ドコロになってはいたかな、と(そこそこヒットもしたらしくて)。今作も、基本的にはそのコンセプトとゆーのはほぼ変わってないと思いますし、そもそも話の流れも結構「旧作のまんま」でもありますね。ただ、内容は少しコンパクトにした上で展開運び自体もだいぶ整え直したという印象があって、結果かなり観易い・(ソコまでは)ダレない・オーラスに向けてしっかり盛り上がってゆく様な抑揚も備わってる、という感じで、リメイクとしてはその辺は確実に向上出来てるという部分ではあるかなと。んでオーラスではまたチャーリーちゃんがキッチリ縦横無尽に全開大暴れ!もしてくれますし、個人的にはまずまず「観たかったモノは(最低限)観れた」て感じすかね。 ただ、まずはゆーて今作ってたぶん若干B級寄りとゆーかソコまで予算が潤沢…とかでもないのかなと思えてまして、描写自体のクオリティや特にその物量的な面にはあまりゴージャスみとかは感じられませんでした(⇒少し物足りない…と言っちゃっても好いかと)。あと、原作が40年以上前なモンを(前述どおりほぼ)まんま再映画化してるので、特にその能力バトルというSF面についてもその部分の質感は好く言って「オーソドックス(クラシカル)」悪く言えば「古臭い」そして「既視感タップリ」てな感じではあるのですよね。やっぱ何より、能力者の能力そのものがも~ちょっとシンプル過ぎるかな、と。だからかな…とも思うのですが今作では結局最後にはチャーリーちゃんは(パイロキネシスに加えてお父ちゃんお母ちゃんの能力も兼ね備えた)アルティメット・サイキック・ガールに成り果ててもーてますケドね(個人的には、コレは別に嫌いなコトではありませんでした)。[映画館(字幕)] 5点(2022-06-23 00:48:49)《改行有》

6.  ポーキーズ 《ネタバレ》 『アメリカン・パイ』とかって個人的には結構好きだったりするのですケド、確かにその原型とゆーかごくおバカ下ネタをメインコンテンツとしている映画に見えます。そのおバカ下ネタのバカさ加減は決してアメパイにも負けず劣らずなレベルに見えました(=まずまず笑える)。酒でも飲みながら観る分には、男性ならワリと世代問わず楽しく観れるのではないでしょーかね。 ただ一つ残念なのは、アメパイに比べてもやや青春映画としての要素は薄いし、ゆーて全体的にもお話としてはかなり取り留めの無いヤツだったという気がします。普遍的な脱童貞物語かと思いきや、中盤からはストリップ小屋のチンケな小悪党との対決が主になってゆき、クライマックスもその仕返しがメインという…結論、やっぱ酒でも飲みながらボンヤリ眺める…くらいが丁度好い作品かと思えますね(好い大人なら特に)。[DVD(字幕)] 5点(2022-03-24 22:52:07)《改行有》

7.  ポーキーズ2 《ネタバレ》 前作より更に、いや遥かに取り留めの無い話になってもーてますね(もはや「ポーキーズ」とかナンの関係も無いし)。かつ、おバカ下ネタ部分はともかく、全体的なコメディの質が個人的にあまり好みの感じではありませんでした。ピーウィが仲間に充てがう女を(セクハラ紛いで)探してゆくくだりとか、後半も差別ネタやらゲロやらが大目立ちで…特に、ゲロはマジで勘弁して欲しいっす(欧米のコメディってマジでゲロ塗れだな~とか常々感じてるので、回避用に誰かそーいう検索タグとかつくってくれたりしないかな…)[DVD(字幕)] 4点(2022-03-24 22:08:47)

8.  ポラロイド 《ネタバレ》 殺人鬼の怨念が籠った呪いのポラロイドカメラで撮影されると死ぬ、というシンプルなアイデアのホラー。かつ全体的に典型的アメリカン・ホラーといった感じの(大味な)質感。例として、まずカメラで撮られた犠牲者とゆーのは呪いの力で不可解に死んでゆく、とかではなく、いちいち怨霊が出向いて(素手で)殺して回るという時点でかなりの力技、てなもんで。 序盤30分くらいがだいぶん地味で正直退屈だが、中盤からは無難に盛り上がってゆき、終盤はCG全開ながらそこそこデーハーな話になるのは個人的には悪しからず思う(これも少ーしアメリカンにチープ!かとも感じるケド)。他方、ショック描写はグロ控えめで、そこも含めて対象世代はティーンド真ん中といった感じの手堅くややマイルドめの仕上りと言えるか(好く言えば)。ただ一点、終始画面が妙に暗くて単純にチョイ見辛いのは幾分マイナスである。結論、別に全然悪い作品ではないと思うが(好くもねーけど)パンチやユニークさといった部分はまあ不足ぎみですかね。珍しくスキナー副長官ことミッチ・ピレッジがそこそこ重要な役ドコロで出てるのだす。[映画館(字幕)] 5点(2022-02-12 02:42:55)(良:1票) 《改行有》

9.  ほとりの朔子 《ネタバレ》 とある少女のひと夏のバカンスを描く、という建付けで、主要な部分もいわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」であったりもするのだケド、全然見た目ほど爽快で心地好い話、という訳でもなく、部分的にはドロドロしてたり、率直に「居辛い」シーンも多い(主要人物の相関も結構入り組んでたりするよーで)。分かり易い感動シーンみたいなのも無いし、見た目はシンプル、実際にも繊細、なワリに妙に高度にややっこしい、一言では言い表せない様な映画だと思う。 何とゆーか、記憶の奥底にこびりついて離れない「違和感・心残り」の様な、とでも言いましょうか。自分自身を構成している記憶って意外と、楽しいとか気持ち好いとかそーいうのバカリでもなくて、その時は気付かなかったけど後から思い返すと気まずい・気恥ずかしい、というか、そーいう(どちらかと言うと)ネガティブな記憶の方が多い様な気もするのですよね。これは、朔子にとってそんなものになってゆく様なある夏の記憶、とでもゆーかの様に、私には見えましたのですね。[DVD(邦画)] 7点(2021-06-09 00:31:07)《改行有》

10.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 スペクタクルにして、それ以上に重厚な人間ドラマだったリメイク元に比べて、今作は極めて単純なパニック・アクションとなっているのは確かにそうだが、その意味では別に全然出来が悪い訳でも無く、ややコンパクトであることも相まってテンポ良く観終われるアトラクション映画に仕上がっていると言える。話の大枠こそリメイク元と全く同じながら、完全に別種の映画として評価すべきなのだろう。 私の好みも確実にリメイク元の方だし、あっちがあれば今作が無くても全く困らないが、別に今作があっても困る訳が無いのもまた事実である。パニックのもたらすスリル的な部分については、今作の方が部分的には優れている様にも思う(襲いかかる水だ炎だ爆風だ電撃だといったバリエーションの多彩さに加え、ダクトの中ですし詰めで水が迫ってくるシーンなどは観ているだけで息苦しくなったりと)。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-09 01:20:05)《改行有》

11.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 ハックマンに唯々諾々と従うボーグナインなど観たくないし、逆もまた然りである。激しく衝突しながらも生き残るために肝心な部分では見事なチームワークを発揮するご両人は、物語に(見た目的にも)重厚さと、そしてリアリティを吹き込むことに成功している。本作はスペクタクルとしても十二分に優れた作品なのだが、この2人に限らず、随所に描かれる人間の描写にリアリティと重みがあり、それが本作で一番面白い要素だと率直に感じる。 ふだん、牧師が人々に説くのは神の言葉、つまりはそれが正しい保証など無いものだとも言える。船の実際の状態など分かろうはずも無い状況で、強引なまでのリーダーシップを発揮するハックマンが皆の一応の信頼を集められる理由は、彼の言っていることの正確さではなく、彼がただ皆を可能な限り救いたいと強く願う意志の正しさにあると言える。この部分も個人的には中々味の有る設定だな、と思った。[DVD(字幕)] 8点(2020-06-25 02:10:07)(良:2票) 《改行有》

12.  ポゼッション(2012) 《ネタバレ》 なんか変な箱を買ってきたら、それに悪魔が…という悪魔祓い系のホラー。メイン展開には全くなんの捻りも無いのと、やや盛り上げ下手というか、徐々に徐々に現象がエスカレートする、という部分の演出が稚拙で、正直あまり怖くなってゆかない(全体としても少し色々マイルドめ、という印象)。あと、音楽がこれもなんか単純であまり好い雰囲気を出せているとは言えない。 ただ、オーソドックスなのはそこに普遍的な価値・怖さがあるからで、本作も決して全く使い道が無い、という訳でも無い。この点数を付けておいてなんだが、これは個人的にはホラーとしてはギリ合格点である。 一点、あの箱ってなんですか、民俗学的、宗教的にリアルな奴なんですかね?何の変哲も無いというか、もっと全然それっぽい小道具にできたと思うんですけど。欧米人的にはあれでも十分ゴシックで気味悪いということなのかしら。[インターネット(字幕)] 5点(2020-06-22 21:51:47)《改行有》

13.  ホテル・ムンバイ 《ネタバレ》 同じ題材の別の映画(そっちも何故かオーストラリア産だったよーな)がタルくてあまり出来が良くなかったのだが、こっちの出来は正に雲泥。映画技術としては、実話ベースながら非常に巧みな展開運びで実に見事な緊迫感が終始持続する。というか、この緊張感・切実な恐怖は通常のその系統の映画のそれを完全に超えている。こういう言い方は相応しくないかも知れないが、超一級品のスリラーだと思う(私はネットで何回か止めながら観たが、これが映画館だったら、人によっては耐えられないということもあるかも知れない)。 そういった本作の「表面的な」価値ももちろん出色であるが、一方で「中身」の方の出来も文句無しに優れている作品だと思う。テロに立ち向かい身を挺して宿泊客を守った従業員の気高さだとか、家族の愛・自己犠牲だとか、人の人たる素晴らしさもまた多く描き込まれている作品である。覚悟を決めて是非観て頂きたい。[インターネット(字幕)] 8点(2020-05-15 23:42:58)《改行有》

14.  ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 中盤までは、意図的な演出だが状況がよく分からないまま進み、実話ベースの衝撃的な描写のいくつかが映画のテンションを保っている(が、やや退屈)。しかし終盤、それまでを更に上回るショッキングな展開と、繰り出されるデルトロの鬼気迫る演技に圧倒される。エミリー・ブラントの疲れ果てた様も中々良いが、これは完全にデルトロの映画である。近年稀に見る傑作アクション。[DVD(字幕)] 8点(2020-01-17 01:01:33)

15.  北斗の拳(1995) 《ネタバレ》 質感はC級映画と言う程ではなく、時代相応のB級映画程度のクオリティは整っており、セットや全般的な演出もそこまでチープではない。ほぼ白人なキャスト陣も(何故か無意味にユリアだけ日本人なのもよく分からないが)特にケンシロウの俳優は筋肉も素晴らしく、全体的にそこそこ頑張っている様にも思う。そもそも原作のコンセプトが「マッドマックス+カンフー」ということで、要はカンフーがこの映画のキモだと思うのだが、序盤はかなりショボく見えたが(北斗百裂拳!(ペチペチペチペチ)には思いっ切り吹いてしまった)、終盤の大盤振る舞いな見せ場では、合格点とまでは行かないがこれもそれなりに頑張っており(主演男優はプロのキックボクサーらしく、蹴りはそこそこ)、率直な評価として「『北斗の拳』の映画化」という意味では全くの無価値な映画という程に酷い作品ではないと思う。 問題は普通に映画として観た場合で、北斗の拳を熟読している私でさえ(話の大筋はともかく)細かい部分は何がどうなってるのかサッパリ分からない非常に適当な展開運び&設定で(かつ状況説明も殆ど無いし)、これをアメリカ人にいきなり観せたら、それはそれは残念な事になるのは必然的に明らかである(映画単体としては救いようの無い程にポンコツ)。 後は、この「『北斗の拳』の映画化」という非常に「無茶な」試みに対し(そもそも映画化できる題材ではないと思う)、各々がどれだけハードルを下げられるかに全てが掛かっているのだと思う。まあ、本作で一番「印象に残った」シーンは「リュウケンを『射殺』するシン」だったと言う時点で(失笑)、高が知れているのは否めないが。[インターネット(吹替)] 3点(2019-12-14 00:59:14)《改行有》

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