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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 荒野の七人と同じタイトルらしいが、今回の字幕を見て初めてそのタイトルが「崇高・壮大」な7人という意味だと知った。「侍」をそう解釈したのか…と、ちょっとおもしろく感じたが、主人公の行動の目的に私怨があっても崇高なのかな?とは思う。だが他のメンバーたちにも自身の都合により参加した聖戦。どんな理由にせよ正義は正義ということか。 それでも明確に悪い奴らをガンガン撃ち倒すウエスタンは、爽快で楽しめる。 今回この映画で知ったこと。いつもいつも映画の中では悪役で登場するガトリングガン、悪魔の銃って呼ばれてたんだ…。[映画館(字幕)] 8点(2017-02-09 11:14:13)《改行有》 2. マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 スーパーマンというモノを始めてみた。ジャンルの中でも古典で超正統派。日本でいえば月光仮面かウルトラマンくらいの「開祖」と思っている。(違うのかな?) その始まりの物語として、原作通りなのかは知らぬが、人類を救う話の割には、人間そっちのけ感がちょっと寂しい。実際には共闘してるんだけど、人類を守るというよりゾッドの企てを阻止する、という方に主眼があるような気がするのだ。実際には同じことだとも言えるが、実際のアクションが「攻撃」なので守ってる感が乏しい。 このスーパーマンは人類を守る正義の味方ではなく、自分と愛する人だけを守るただの戦士であるように見えて仕方ないのが、不満の原因ではないかと思う。 そんな事を言うと「イマドキそんな正義の観念が薄っぺらい映画は…」的な事になるのかもしれないが、スーパーマンや月光仮面くらいは単純な勧善懲悪、やさしいヒーローで良いのではないだろうか? 正直、このゾッドさんの主張も、(地球征服は別として)種族の存続という観点から見て、悪い事ではない気がする。[DVD(字幕)] 4点(2014-02-24 16:28:18)(良:3票) 《改行有》 3. マイティ・ソー 《ネタバレ》 家庭の事情により、神様は嫌いだが神の物語は好きなのである。科学と神話の適度に融合した話も同様だ。 アベンジャーズをより理解しようと思って観てみたが、やはりこちらを先に見るべきだった。あの兄弟にはこんな因縁があったのか。 物語は、王となる兄が傲慢の罰により力を失った隙に、弟が謀反を起こすが、心入れ替えた兄が復権し弟を征伐するという、昔話にありそうなモノ。コミックのヒーローだったと言うから、このストーリーの中のどこかで、毎週だか毎月だか人間を救っていたのだろう。 しかし今作では、あんまり人間側ドラマに面白い所はない。というか、氷の国人たちも、もっと地球を攻めて来て、もっと人間にかかわって欲しい気がする。神々の争いの影響がロボット一体というのは、ちょっと寂しいのではないだろうか、 とは言え、あの変なロボットは凄い。パーツを組み立てた構造物では無い感じのキモチワルさ、甲虫やムカデを思わせる全身の分割具合、顔の中なんてガランドウで、人のカッコをしているだけに余計不気味。それにヘンに巨大すぎない、俊敏でない、弱くない、というのもイイ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-29 21:46:49)(良:1票) 《改行有》 4. 真昼の決闘 《ネタバレ》 アメリカという国は、良くも悪くも、社会というものは治安も含めて市民が作るんだ、という事が基本なんだな。もちろん、実話ではないんだろうが、こういう精神構造が町を作り、州を作り、国を作ってきたのだろう。だから自衛のための銃所持も当然。まっ、それはそれとして。 そういった治安観から、西部の町では、犯罪者を自警団が私刑してしまう事もよくあったと聞く。この町の人達も、どうみても理不尽な悪漢の襲来という事態に対して、どう対処するか議論になるが、結局相手のターゲットが保安官一人なのを良い事に、我関せずを決め込んでしまう。社会の構成員が、社会の秩序維持を辞めてしまった瞬間だ。 保安官は、自身の問題として決着を付けなければ、先へ進めないため、これに立ち向かうが、事が終わった後には、バッジを捨てる。当然だ。町が町を守る意思を捨てたのだから、保安官も要らないはず。 蜘蛛の子を散らすという言葉があるが、その真反対を見るように、銃撃戦の後ワラワラと集まる市民を見ると、一見、保安官の正義と職責を貫く映画のように見えるこの映画が、私には、実はこの社会の有り様というものを描いているように見えて仕方がない。これでいいのか?と問いかけているように。 ところで、だれも味方のいない立場で悪に立ち向かわざるをえない、というシチュエーションは、アメリカ映画の大好物だったなあと、思ってみたりもする。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-01 05:01:02)《改行有》 5. マトリックス 《ネタバレ》 まあ、些細な事かも知れないけれど、「心と体は一体」であるのなら、彼らがマトリックス世界の中で、派手に撃ち殺した仕事熱心な警備員たちは、「電池ホルダ」の中で実際に死んでるんだよね? いいのか?[地上波(吹替)] 7点(2011-06-24 23:00:48)《改行有》
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