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1. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 前作に引き続き、見るものを突き放した「気づき」の映画。果たして脱落者は何人いるのか。見かけが娯楽アクション映画なので、脱落者に入ると本気でムカつき、こんなのはくだらない映画だ、酸っぱいブドウだとこきおろしたくなる、良くも悪くもそんな映画。今回は難解なストーリーがヒートアップし、システム開発の手法まで登場させてくる。そこまで突き放してしまって良いのか、別の意味で心配だ。しかも最後には入れ子構造のメタフィクションを匂わせるシーンまで出してきた。大丈夫か。大丈夫なのか。もうここまで来たらどこまでも突っ走れ、ウォシャウスキー兄弟。10点(2003-10-13 23:49:50)
2. マトリックス
《ネタバレ》 先々行オールナイトで見てやられ、先行オールナイトでもう一度見に行き、職場の同僚に金は払うから見ろと言って見せたりで、なんだかんだで6回は見に行った映画。派手なアクションに目を奪われがちだが、じつは高度な「気づき」の謎かけ映画である。予言者がネオは救世主ではないと告げる→あるいは後世でなら(今の人生では救世主になれない)→ネオ、スミスに射殺される→復活→つまり後世で救世主として目覚める…こういった説明のされていないカラクリが随所にちりばめられているので、派手なアクションに目を奪われて陳腐だと感じてしまった人や、そういうオタクっぽい映画探索に魅力を感じない人は見ないでいいかもしれない、言ってしまえば判らない人には判らなくていい。ゆえに評価の高い人と低い人の感じ方には、あきらかに一線を画しているように思えるのだ。私はと言えば、もちろん一線の向こう側に踏み込んでしまった人間である。 10点(2003-10-13 23:42:49)(良:1票)
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