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1. マルコヴィッチの穴
何はともあれ、脚本の力が凄い。それだけに、演出が沈滞してしまっているのが何とも惜しい・・・。高速道路脇に落っこちてきたりする画はシュールなんだけど、いま一歩足りないものがあります。しかし、実験映画として見ればおもしろいんじゃないかな。チャーリー・シーンの禿げ頭なんて見られるもんじゃないですし、ブサイクなキャメロン・ディアス、爽やかさのないジョン・キューザックなどファンには胃が痛くなるキャラがゾロゾロと^^; 因果応報的なストーリーと性倒錯の世界が何ともこわいですね。 「マルコヴィッチの穴」なる邦題をつけた配給会社のセンスを鑑みて7点!!7点(2004-10-03 18:11:29)
2. マジェスティック(2001)
こういう寓話的なお話は好きです。「赤狩り」など無縁の時代に私は生まれましたが、思想や言論の自由が統制されてしまうという恐怖が伝わってきました。現在の日本も徐々にそんな道へと向かっているようで不安にもなりました。主人公の「自分を信じる」、そして「自分を見つけ出す」という確固たる意思に自分自身が勇気づけられました。マーチン・ランドー、ジム・キャリーの名演が光る!余談ながら映画館マジェスティックのネオンサインも良かったですが、ちらっと出てくる食堂のネオンサインの美しさにシビれました。7点(2002-07-02 06:26:14)
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