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1. マーティ
《ネタバレ》 恋をして舞い上がり多弁になるかと思えば、些細なことで急に冷めることもある。身近で起こる、誰かのありふれた恋愛模様をつぶさに観察したら、本作のような光景が多々見られるはず。そういう意味では物凄くリアルで、それが狙いならば大成功。しかし、なんだかなあ…純粋に心温まるとは思えず、どちらかというと私にはとても皮肉っぽい作品に思えた。ひとたび恋愛→結婚→家族という風な、人生のオーソドックスな軌道に乗るか、それが見えてくるかすると、人は結局同じ台詞を吐いてしまうもんなんですよ、というような作者の意図が見えたから。ところで、気になったのは、マーティの相手役の女性のブス設定。今までどなたもレビューにてツッコまれていないし…もしかしてどこからどう見ても美人に見えた私の美意識はズレてるんだろうか。困った困った。[地上波(字幕)] 6点(2009-09-15 17:59:35)
2. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 2001年の映画にしてはどこか古めかしく、それでいて鮮やかで、いつまでも心に残るであろう一作。謎解きは謎解きで楽しみだが、不可思議な世界を不可思議なまま捉えていても魅力的なストーリー。哀しくて、儚い。ところで、とにかくナオミ・ワッツが褒めそやされる本作だが、私は妖艶なローラ・ハリングにやられた。美人女優とはかくあるべきという、気品と色気が漂い、圧倒される。こんな人なら、訳ありで怪しくても助けてしまうし、こんな人に捨てられたら、私もきっと暴走してしまうだろう(ちなみにノンケですが。笑)。女性同士のラブシーンでこんなにうっとりしてしまったのは初めて。[DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 20:50:45)
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