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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  マーベラス 《ネタバレ》 うーん……コレもまた、観終わって思い返す内容に則ってB級アクションスリラーだと捉えるなら別に全然悪くはない⇔ケド、当初から出て来る面子…等からフツーにもうワンランク上の作品だと見做すなら完全にイマイチ、みたいな作品ですかね。主演含め、まず役者の仕事は決して悪くなかった・手堅かったとも思いますし(⇒個人的にはマイケル・キートンの諸々と「流石」な感じは特に好みで)アクションも質・量ともに決して物足りないってレベルでもなかったかとは思うのですよね。しかし、同時に諸々と、そこら中がどーにも「チープ」とゆーか、展開運びの雑さやアイデアの陳腐さ、加えてマギー・Qやマイケル・キートン演じる殺し屋のカッコ好さの「見せ方(のアイデア)」とかも、とにかく「B級的」としか言い様が無い感じのモノで揃ってた…みたいな感覚が非常に強いのでしてですね。。再度、ごく娯楽として・暇潰しに使うんなら全然ナンとかなるって感じかとは思いますが、それ以上では(決して)ねーかなと。。 マーティン・キャンベルさんは、元々「職人」系の(アクション)監督かなァ~とも思ったりはしてましたが、今作に関してはちょっと余りにも「職人」に徹し過ぎてますかね。まあ、それ自体を求められての今回の仕事…てコトだって可能性とて、全然フツーに在り得るとは思うケド……[インターネット(字幕)] 5点(2024-06-20 15:51:01)《改行有》

2.  マッドマックス:フュリオサ 《ネタバレ》 全然フツーにまたメッチャ面白いっすね。ぶっちゃけ、それだけ言えば事足りる…という感じですらあるのですケド、より正確には(ある種奇跡的に)前作とおんなじ様な感じで⇔前作とおんなじ位面白い、みたいな感じでしょーか。更に強いて言うなら序盤(前半)がややドラマ寄りでテンポ重めかとも思われましたが、中盤の大立ち回りな超絶カーアクションシーン以降は再び素晴らしい疾走感で、長尺を気にするコトなど全く無くって実に楽しく爽快に観終われましたよね。是非映画館で。 いちおう、念の為ですが、観てないのだったら前作は+何なら旧作も『マッドマックス2』は(出来ればソッチを先に)観た方が好いかな…とは思ってますね。コレもある種映画鑑賞の「基本」かとは思いますが、今作もかなり「クセ」のある作品だとは思いますので(⇒前作がいきなり超・ポピュラリティを獲得しちゃってるのでふと忘れかけてはしまいますケドも)「何でこんなにイカレてんの?」とならない為の本当に念の為として、シリーズとしての順序は守った方がより絶対に楽しめるとは思ってますね。今ならどこでも観れると思いますので…[映画館(字幕)] 8点(2024-06-01 00:26:48)《改行有》

3.  マダム・ウェブ 《ネタバレ》 ちょうど、ダコタ・ジョンソンがかなり思い切ったコトを言ってるインタビュー記事が出てきてしまったタイミングでの鑑賞になりましたが、私も正直「うーん……」とか「ムムム……」とか、結果的にはちょっと頭を抱えてしまう様な感覚の中で観終わったのは否めませんのですよね。まず、マダム・ウェブなんてキャラについては(元々)知ってるハズなぞ無いのですケド、鑑賞後に英語版Wikiを読む限りではそもそもも大体こーいう感じのキャラってコトで好いよーです。「未来予知」てのは一見は確かに、ヒーローの能力としては地味ではあるかとも思うのですが、ゆーてそれでもオーソドックスっちゃあオーソドックスって言って好いモノだとも思いますし、逆にそーでないとも思ったりもします。それは端的に、もし完全にコレがコントロール出来ちゃったら最早ちょっと「強すぎる」とゆーか、最低限確実に「飛び道具」と言うべき大いにクセの有る能力ではある、と思うのですよね(根本的に)。 こーいうキャラがサポート役に回る…つーのは今まででも幾らでも観てきたとも思うのですケド、今作では彼女=マダム・ウェブが完全に主役なのですし、他に味方に肉弾戦用のキャラも居ないという中々にストロングスタイルな状況なのです。コレはやっぱある種、何年も前から言われてきた「いつまでヒーロー映画ばっかつくってんだ!」状態の打破…とゆーか、シンプルに「一味違った」ヒーロー映画をつくろうとして⇒結果的にヒーロー映画だか何なんだか好く分からないケドも(それでも)ヒーロー映画としか言い様が無いという珍妙なモノが出来上がった…としか(また)言い様が無い様な感じなのですね。特に、マーベル初の本格ミステリー…な~んて宣伝文句は完全に嘘っぱちでしかない!としか(またまた)言い様が無い有様で、私自身も実際に鑑賞してこの支離滅裂さを思い切り体感してしまうってーと、正にダコタが言ってたのはこのコトか…としか思えないという状況ですよね(企画当初はだから、チャンともっと全然ヒーローものっぽくない映画だったんじゃねーかな…と)。 重ね重ね、支離滅裂とゆーか・完成度がどーにも低いとゆーか、特に展開運びが随所で異常に「強引」に思えるコトとか、何処にも彼処にも何とゆーか不要な=必然ではない捻れや葛藤・鬩ぎ合いが芋洗い状態だ!みたいな感覚も在ります。加えてあと、かなり個人的なコトなのですケド、私はどーにもあの手の「実は幻でした=現実じゃあありませんでした」系の描写がとにかく苦手で、それが連発される中盤のシーンはまたどーにも居心地・気持ちが悪くてそれも好みではなかったりもしましたね。ただ、そんな中で一つダケ、そーいった(若干ホラー的な)居心地の悪さも含めて、唯一今作においては「今までのヒーロー映画になかった」質感、とゆーのダケは、こーいった変化球的なヒーロー映画の数々の中でもトップクラスに高度に感じ取れた…とも思うのです。中でも特に、腕力ゼロだケド⇒予知能力と知恵を駆使してピンボールみたいな闘いを繰り広げる…なんて、それこそ「ジョジョ」だよなコレ…と思ってしまったのも事実なのでして、だからジョジョ好きな私としてはその「トリッキーな戦闘」に特化してフツーに分り易いヒーロー映画としてやってくれたら、絶対にもう少しダケはマシな出来には成ったのではねーか(+更にその部分に斬新なアイデアとかが積めていれば、良作にだって成り得たのではねーか)とちょっと思ってしまったりもするのですね。個人的には、かなり「惜しまれる」作品…と言って好い様な感覚もあります(⇒どこかで何らか再利用されれば…とは思ってしまいますかね)。[映画館(字幕)] 5点(2024-03-07 00:42:02)(良:1票) 《改行有》

4.  マーベルズ 《ネタバレ》 うーん…確かに微妙……それでも、全体的に雰囲気・見てくれがかなり「風変わり」であるコト自体は、オーソドックス・在り来りであるコトよりは(この期に及んでは)好しとも思うのですね。ミズ・マーベル役の女優さんとかも、確かにヒーロー映画としては異色の配役だとも思うし、そのコト自体は(あくまで個人的には)ポジティブに捉えたいと思うのですし。あと個別の場面だと、アラドナ到着時の例のシーンとかもちょっとインド映画みたい!なんて楽しく観れたりもしましたよ。それに、アクション的なキモである「入れ替り」設定とかも(その設定が導入される原理は確かにまたしっくり来ないモノではあれど)実際にそれを活かしたハイテンポなアクションの出来とかは決して悪くなかったとも思うのですね(クライマックスとかワリと好かったのでは…と⇒尺は短くてチョイ物足りない感じでは在りましたが…) ただ、見てくれは確かにそー在れど、お話の内容自体は(かなり絶望的に)また在り来りだった…とも思いますし、むしろ今作のそれってだいぶ好い加減+分り辛い・入って来辛い・疑問だらけの代物だったとも思うのですよね。一点だけ指摘するならば、まずはほぼほぼオーラスまで、お気楽ムードとシリアスムードの混ぜこぜが如何せん心地好くなかったのですよね。少なくとも私は(そのラストまでは)たぶん惑星二つ滅びてるよね?と思ってちょいブルーで観てましたし、その一方でなんかアホみたいなギャグみたいなシーンも多いのでそこはハッキリ「ナンじゃこりゃ?」と思って白けてましたよ。んで重ね重ね、最後まで観てるとそーいうのが実は別に大したコトじゃなかった…て、そこでもう一発「ナンじゃこりゃ?」ですよ⇒ハラの太陽を復活させる件とて、出来ると知らなかったって設定なんでしょーケド結果的にノーリスクで出来んなら最初からそーせいよ!と…(殊に、多少なりとも罪の意識があんのなら…) あとはとにかくコレに触れずば終われまい…とゆーのが、直接の前作は無論・ドラマとかも観てから望まないといけないのか…という最重要事項・注意点ですよね。率直に、序盤はかなり(その辺の未視聴者を)置いてけぼりにする感じが強いな…とも思いましたが、中盤以降はごく肝心なトコロは台詞に入れて説明してくれてるのかな?という感じでもありました(⇒私も最近のマーベルは、鑑賞直前に前作のWikiぐらいは見てから入る様にしてます)。とは言え、やっぱしその辺をチャンと「おさらい」してないとどーにもこーにもキビシイ…という感じではありますし、かつそれを完璧に達成・コンプリートしてたとしても(今作自体が)別にそんな劇的に面白くもならねーだろうな…て出来なのもまた確かだと思うのですね。だから、今後も正直あまりそーするモチベーションは湧いて来ない(ナンなら「より」来なくなった)という感じではありますかね。[映画館(字幕)] 5点(2023-11-16 22:18:22)《改行有》

5.  マッドゴッド 《ネタバレ》 30年間温め続けていた企画とのコトですが、奇しくも本邦では直近の『JUNK HEAD』とかなり近い質感・ルックスに為ってしまってるのも確かですね。ただ比べると、映像面では正直コッチが圧倒的⇔でもコッチはストーリーが基本的には無いのでフツーに映画として観れるのは確実にアッチ…て感じかも知れませんかね。映像は、必ずしもストップモーションアニメ一辺倒というワケでもなく、通常の実写に加えて多少はその他の特撮シーンも含まれている様に思えました(CGも、たぶん多少は使ってるのではねーかと思いましたが)。しかし如何せん、前述どおりストーリーが相当に曖昧でほぼ伝わらないので、全体としてはかなりアヴァンギャルドなアート系 or 実験映画といった風情で、だから(人に依って)好みは分かれる…としか言い様が無いって感じでもありますね。重ね重ね、映像の出来は諸々とごく高度だと思いますので、グロ・スプラッタ・ダークなファンタジーがお好みという方には十分にオススメできます(尺も短い≒長すぎるというコトは絶対にない、と思いますし)。[DVD(字幕)] 6点(2023-11-12 10:44:35)

6.  マー/サイコパスの狂気の地下室 《ネタバレ》 ムムム……アイデアとしては非常に明確ですし、ソレも別に「分が悪かった」なんてヤツでもないと思うのですね。あのオクタヴィア・スペンサーでサイコ・スリラーを撮ろう!という極めてシンプルな作品だと思いますし、んでソレはソレで誰だってフツーに観たいヤツじゃねーですか!と。そんでもって結局、最後まで観てもやっぱりフツーにそーいう作品として理解すれば好いヤツだ、とも思ったのが確かなのでしてね(少なくとも根幹のコンセプトとしては確実に)。 でも……だとしたらとにかく、ナニもかもが「ヌルすぎる」というコトですかね。。マ~、何処も彼処もつまりは「緩衝材」だらけだとゆーか、そもそもこの手の○チガイのキがチ○ってる「理由」なんてのは基本全く描く必要が無いと思ってますし、また(メチャクチャに虐待してるっテンならまだしも)犯人に娘が居る(+同居してる)ての自体もかなり微妙だと思いますし、あと結局3人位は殺されるんですがソレも全員碌でもないコトが明示されてる「大人」に限られてますし、そしてオーラスの地下室でのガキ共のイビリ方は、アレはもはや一体全体どーいう積りなのでしょーか?⇒イチバンに恨み骨髄な彼に包丁を突き立てるのはともかく、他はアイロンをワザワザ「腹」に当てる・唇「ダケ」を慎重に縫い合わせる(⇒他んトコは傷つけない)・で「顔を白く塗る」てのに関しては、マジでモ~何がしたいの?と(⇒全員ズタズタにヌッ殺せば好いじゃんか!と)。先ほど、シンプルにサイコ・スリラーだと理解すれば好い…なんて申し上げたったのですケド、観終わった時点での感覚としては(重ねて結局はそう理解「するしかない」とは言え)客観的にはスリラーのレベルではなくて(悪い意味で)精々サスペンス級の不穏さ、かつ(だとしたら)オーラスのオーラスで「逆に」オクタヴィアおばさんの方に感情移入させて「哀しく終わる」…て方のドラマにした方が好かったんじゃねーか…?なんて思ってもーたって始末でありまして…ですね…(重ね重ね、結局はそーいう工夫すら無かった…のですケド)。 とは言え個人的には、オクタヴィア・スペンサーさんとゆーのはワリと「人権系」の映画でも目立って活躍されてる方ですし、そもそもこーいう映画であんまし「羽目を外し過ぎる」の自体がキャリア的には諸々と悪手だ…と思うのですよね。結局今作も、例の『ヘルプ』のスタッフ(監督)の繋がりで製作されてるヤツっぽく見えては居るので、その辺は監督が思いっ切り気を遣った…のかも知れないな~、なんてね(でも、そーなんだったらも~少し工夫した別のジャンルの脚本に仕上げろよ…とも)。[インターネット(字幕)] 3点(2023-05-14 22:24:27)《改行有》

7.  魔人ドラキュラ 《ネタバレ》 トーキー以降の映画界に新たな怪奇映画時代の幕開けをもたらした歴史的作品…とのコトですが、流石にもう100年近く前の映画なだけあってまずは極め付きに重いテンポ(とゆーか俳優の動作自体が総じてかなりスローモー)と、その「緩」に比してアクション含み等の「急」な場面が殆ど無いコト、そしてやはりホラーとしてはショックシーンを含めBGMが全く入らないのなんかも確実に観る側の「物足りなさ」には繋がってくるかと思います(劇伴自体は皆無というワケではねーのですが)。でも、セット・衣装その他のゴージャスさ⇒その醸し出す雰囲気の好さや、恐怖や狂気を描き出す俳優の演技自体のクオリティ⇒その見せ方とかだって思った以上にハイレベルで、なのでごく分かり易くそしてかなり面白く観るコトが出来たのは正直結構に意外でもありました。観て損した感じは全く無いですね。 まァ、その今作で一番観る価値が在るのは(当然の如くに)ルゴシのドラキュラ伯爵その人なワケです。全体的な佇まい・所作のエレガントさ+その中に含ませる絶妙な「色気」とゆーのは、一朝一夕に身に付けたとも思われない熟練の技巧だと感じられましたね。そして何よりもその「眼力」こそが今作のホラー部分を一手に担うとゆーか、コレも流石の超・迫力だったと思います。とは言え重ねて、今作のクオリティてのは原作の力+展開運び・演出の適切さも在ってのコトには違いないかと思います。翌年にもルゴシ主演(+同じく彼の「眼力」頼りというコンセプト)でゾンビ映画の始祖たる『恐怖城』が製作されましたが、コッチはソレだけではどーにもなってなかった…とは確実にそー思われるトコロであるのですし。[DVD(字幕)] 5点(2022-06-02 00:41:27)《改行有》

8.  マトリックス レザレクションズ 《ネタバレ》 『マトリックス』って、設定や世界観は確かに斬新・秀逸だけども、その部分に関わる根本的なストーリーの方は率直にイマイチ(いやソレとて、実はごく精密につくり込まれてるのだろうケドも、残念ながら映画観ただけじゃまるで伝わらない or そもそも伝わるよーにつくってない)という作品だったかと思っていて、一方でソレをこれまた斬新でスタイリッシュ極まりない映像表現で纏め上げるコトで謎含みながらもオシャレで現代的な作品として成立させていた…というヤツかと思ってるのですね。その意味では、ほぼ同時代の『エヴァンゲリオン』とも通じるトコロが大いにあったかと思っていて、この2作品が最近になって(若干蛇足にも思われる様な)続編を次々に世に送り出してきた(=そしてその一方がある程度の称賛をもって迎えられた、けども、もう一方は…)という顛末自体が、ちょっと興味深い「偶然」として私の眼には映っていたのですよね。 ただ、私は正直『エヴァ』の新劇場版には全く興味が無い(だから全部ナンにも観てない)のですね。あの作品も、背景部分の根本的なストーリーの方は(少なくとも)一回観ただけではてんで伝わらないモノではあったかと(やはり)思うのですが、少なくとも主人公の「人間」としてのお話は(極めて単純でオーソドックスながらも)非常に綺麗にカタが付いていた…と思っているのです(=だから私の中ではアレは完全に「終わった」作品なのですね)。一方で『マトリックス』の方は実はそーでもないかな…と感じてるのが正直なトコロで、ソレは多分(『エヴァ』以上に)結構みんなそー思ってるのではないかな…とも思ったりするのですよね。特に、あの作品の「人類を支配する『機械』」という要素を現代社会批判にハメ込んで悦に入っていた様な人々てのは、結局機械と人類の争いに決着が付いた様にはどーにも見えない…という『レボリューションズ』の結末に嘗て大いに拍子抜けしたコトは間違いないと言えるでしょうし…てかね(ドコが『レボリューション』やねん!と)。 だから今作、極々なんとなく観に行ってしまったのですが、おそらくその私のモチベーションは「もう少しお話の方を嚙み砕いて説明してほしい+その上で少し先に進んでほしい」というトコロにあったのではないか…と思うのです(実は)。個人的な感覚として、昨今ちょっとまた「一周回った」とゆーか、特に娯楽作品についてはワリと分かり易い・シンプルな作品の方がトレンドになってきてる様な気がしてたりして、その意味でも…という感じでもあり(=ソレはまた昨今の映像技術のチョイ飛躍的な進歩によって、内容よりも映像で勝負する方が費用対効果が高い状況になりつつある…というコトかとも思ってますケド)。そして結論的にはその観点からすると、残念ながら今作についてはその部分の期待とゆーのは完全に裏切られた…としか言い様がないのですね。細かいトコロでチョコチョコと設定のアップデートや旧作の要素・登場キャラの再構築も見て取れるのですケド、全体としてはこれまた何を言いたいのかほぼ分からん代物になってもーてますし、特に人類と機械の関係性とゆーのは(件の「シンシエント」という新規要素の所為もあって)旧作以上に掴みドコロの無いモノに成り果ててる…とすら思います。 ただよくよく考えてみると、それこそ『マトリックス』てこーいうよく分からないお話だったジャン…とも思うのですね(前述どおり)。だから、ソコはソレを期待した私が「勘違い」だったのであって…とも思うのですよ。なので、本レビューについてはその部分は評価対象外として評点には反映させないコトにしました。従って、この点数になってしまった理由は単純に映像面の出来の方も至極微妙だった…というもう一つのごく残念な事情によるもの、というコトになりますです。なんつーか、別に映像として決してクオリティがそこまで低いワケではない…とも思うのですが、惜しむらくまるで「斬新」ではないのですよね。特にアクション(中でもカンフー)は、旧作の独特な「異世界」「仮想現実」感とゆーのがまるで感じられない「フツーのモノ」に見えてしまったのが非常に口惜しかったです(逆にリアルな生々しさが感じ取れたり、そもそも例のソレが『マトリックス』風という意味で既に陳腐化しつつある…という影響力の高さ故なのかとも思うのですケドね)。 正直、ワザワザ観に行った価値はあまり感じられませんでしたし、続編があっても映画館では観ないかな…と(まあ、無さそうではありますが)。[映画館(字幕)] 5点(2021-12-30 13:24:34)《改行有》

9.  マリグナント 狂暴な悪夢 《ネタバレ》 いや~超ッ絶パワフル!!キレッキレ!!日々の陰鬱な気分を吹っ飛ばす、実に爽快なホラーでした。大満足。 とは言え序盤~中盤にかけて真相に向かって暫くモヤモヤしてゆく部分は、そのメイントリックが結局「イマジナリー・フレンド」だろうが「ヴァニシング・ツイン」だろうが決して観たコト無くはないよーな話にも思えており(=なんだかんだ結末がソッチのカテゴリーに帰着してゆくのはほぼ間違い無さそーな…つーか)、その在り来りさをショック描写(或いは部分的にはアクションとも言えるソレ)のキレ味や、ワリに凝ったカメラワーク、そして臆面も無くガンガン放り込まれるCGの端的な高水準さ、といった個々の要素のつくり込みで観せてゆこうという作品に見えているのですね。その意味では、ある種手堅い横綱相撲の様な作品にまた思えてた…とでも言いますか(流石は「横綱」ジェームズ・ワン、てか)。 しかし今作、本質的には結局オチの内容自体は前述の想像の範囲を大きくは外れないものの、その「異形さ」とゆーのが諸々ちょっと一般向けホラーの水準を逸脱してると言って好いレベルでして、ソコは間違い無く(好い意味で)従前の期待(あるいは王道なA級ホラーとしての序盤からの流れ)をブチ裏切ってくれた…と思いました(ガブリエルの正体が顕かになったシーン、映画館で間違い無く「ヒェッ…」て声が聞こえましたのですね)。そっから先の大暴れ・カッ飛ばしぶりはもう中々に凄まじく、横綱だと思ったらこれヒグマ(=もはや人外)でしたね。結論、近年稀にみる抜群のキレ味だったと言ってよいと思います。 しかし、私ですらラスト30分には薄っすらと「やりすぎ?」感も覚えるよーな有様で、コレは多分ふだんホラー観慣れない人には少~し刺激が強すぎる…かも知れんですね(エンドロールでまた館内がエラくザワついててですね…こんなのも久し振りで…)。その意味では、オーラスは存外にアッサリ暢気にグッド・エンドの方に倒れてゆく…てのも、実は高度なバランス感覚の為せる「技」かとも思いました(=コレって適切だなあ、と率直に)。重ねて、決してレベル低くもないケド全体としては「緩」な前半と、全力全開に「急」な後半のメリハリ、等、総じて隅々までかなり行き届いた良作だったと思います。コレは是非映画館で![映画館(字幕)] 8点(2021-12-03 23:42:13)《改行有》

10.  マイラ 《ネタバレ》 若さ故にトガリすぎている(必要以上に)というだけなのかも知れませんが、こんなコトされたら誰だって怒るでしょ、としか言い様がありません。どーもこの手の人たちってのは「新しい」自分達は絶対に「正しい」=何をやっても好い、一方で、古くて間違った連中は何もかも許容しろ、というダブルスタンダード甚だしい思考に陥っている傾向に在るよーに思います。言ってるコトが(ある程度でも)正しいのと、違う考えの他人に敬意を持てないのは、全く別の問題だと思っています。まあ、ヨーロッパ圏の「風刺」文化とゆーのがそもそもどーにも肌に合わない私にとっては一際、というコトだとも思いますケド。でも、他人をコキ下ろしても自分の(絶対的)価値は決して上がらない(むしろ下がる)というコトにどこで気付くか、というコトにも思えますケドね。 そこら辺の殊更に不愉快なシーンを除けば、単純にコメディとしてはそこそこ面白くも観れますし、何と言ってもキャスト自体はかなり豪華です。ラクエル・ウェルチもファラ・フォーセットも素晴らしいルックスでしたし、それ以上にメエ・ウェストの存在感たるや(中盤のステージは地味に圧巻でした)。まあそのうち二回目を観るかも知れませんが、なのでその時にはもう少し寛容にシンプルに楽しめるかも、という気もします。[DVD(字幕)] 1点(2021-08-01 11:19:37)《改行有》

11.  魔女がいっぱい 《ネタバレ》 率直にラストは確実に議論の在るトコだと思う。で個人的にはコレはナシ(それでイイの?と訊かれたら、イイ訳ねーじゃん…としか言い様が無い)。そのうえに、ややダーク寄りではあるケドも子供向けファンタジー・アドベンチャーとしてはごく手堅い展開運びでありながら、どーも盛り上がりを欠くとゆーか要するに展開上に登場するミッションをなんつーかどれも容易く乗り越えて行ってしまう…ので結果ハラハラ感というのが不足しているのですよね。そーすると尚更、ある意味意表を突くラストでごく気が抜けてしまう感も強まる、と言いますかね。 大人が鑑賞するに当たってはそーゆうお話の方はさて置いて、キッズ向けを装いつつも相当ダークで正直グロめな魔女絡みの演出・演技を楽しむ…という観点からなら(ポイントを絞っての)鑑賞価値とゆーのは十二分以上に見出せる、と言えるかも知れない。アン・ハサウェイ自体はかなり好かったと思いますよ(目が大き「過ぎる」という点でかなり個性的な顔なので、特殊効果も普通以上にモ~予想外に映えるなあ…と思いました)。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-05-28 21:36:29)(良:1票) 《改行有》

12.  マペットのメリー・クリスマス<TVM> 《ネタバレ》 クリスマス・イブの夜、窮地に陥ったマペット・シアター支配人のカーミットは絶望の淵にひとり佇んでいた。彼を救うべく、ウーピー・ゴールドバーグは天使ダニエルをその下に遣わした…と、単純な邦題からどんな話かな~♪と思って観ていたら、ド直球な『素晴らしき哉、人生!』のパロディだった。 パロディながら、カーミットがその人?生で本当に大切なモノに気づく、という辺りは中々イイ感じに感動的で、今作はかの名作を子供にも観易い様にリメイクする、というのがコンセプトなのだろうと感じるし、ある程度以上にそれは成功していると言えるだろう。ただその意味でも少しだけ残念なのが、ラストをかなりアッサリ終わらせてしまっていることだろうか。TV映画としてはキャストも豪華でかなり頑張っているが、ラストだけちょっと息切れした感がある。 しかし重ねて、全体的に決して出来は悪くない。パロディ・ギャグもふんだんに盛り込まれて楽しく観れるし、前述の豪華キャストの登場シーンも楽しい。一番目立っているのは圧倒的に悪役のジョーン・キューザック(=元ネタでいうトコロのポッターに相当する)。多彩でコミカルな表情のつくり方など、流石のスーパーコメディエンヌの仕事と言ってよいだろう。[DVD(吹替)] 6点(2020-12-29 02:08:40)《改行有》

13.  マペットの宝島 《ネタバレ》 これもDisneyプラスで鑑賞。大昔『マペット放送局』とか面白く観てたのですよね。なのでカーミットの船長やゴンゾ、ベンジャミーナことミス・ピギー辺りには見覚えもあって、観ていて非常に懐かしく思いました。 お話は古典的児童文学『宝島』をワリと細かい部分まで踏襲しており、そこをマペットのドタバタで最後まで微笑ましく観てゆけるという手堅い作品です。副船長のキャラが個人的には中々イカしてると思いました。個々のつくりも結構チャンとしてて、掘り出し物という感じですね。 一点、Disneyプラス版は吹替付きですが、歌のシーンは英語のまま、かつ日本語字幕は全編で出せません。手抜きですね。。[インターネット(吹替)] 6点(2020-12-12 17:15:07)《改行有》

14.  マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 正直、残り40分くらいまでは、J・クルーニー演じるライアンがあまりに人物として完成され過ぎていて、これは物語にはなっていない、と感じていたのですね(主人公がナタリーならまだ話は分かるのだけど、くらいに)。しかし、残り30分はある意味怒涛の展開で、ライアンの人生に転機が訪れ?ます。普通に考えれば、1000万マイルを達成することにも、それを達成する程に飛び回ってする人切りの仕事にだって、人生を託すに足る意味があるとは思えません。それに気づいたナタリーは、さっさと仕事を辞めて人生を変えにゆくのです。 しかし、それはナタリーが若いから意味のあることで、50絡みのライアンに可能なこととも思えません。人生の何に意味を見出すか、なんて宗教みたいなもので、万人が共有できる答えなんて無い、とも言えます。ここまで来てしまったら、もはやそこは今までのそれを貫き通してゆくしかないのだ、という様なラストは、悲喜劇的でもあり、教訓である様にも思えます(もちろん、私がライアンよりもまだ多少若いからこの話を教訓と出来る、ということだとは思いますが)。 映画としては一点、ライアンの心変わりにあまり説得力のある必然性が感じられないのが少し痛い所だと思います(まあアレックスがイイ女過ぎた、ということかも知れませんが)。ただ、ラストのほろ苦い感じと、それでいて肝心な所は人・世代によって受け止め方が変わるだろう玉虫の色合いには、中々悪くない旨味がある、とも思いましたが。[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-05 04:12:45)《改行有》

15.  マッド・ナース 《ネタバレ》 ナースがエロエロで、かつ超残虐、というのをやりたかっただけな映画。展開運びは全編通して非常に手抜き(ごくありふれた話だからそれでも全然ついてけるケド)、そしてラストは全部放り投げてやりたい放題の滅茶苦茶だし、(エロはともかく)肝心の残虐描写もどれも超チープな質感で、総じて映画としての質はお世辞にも高いとは言えない。 だから本作、そのエロくて残虐なナースからどのくらい魅力を感じ取れるかに全てが掛かっている。これがまた、極めて個性的な顔立ちのお姉さんで、見ようによってはハッキリ「ブス」だと言えるかも知れない。しかし、何と言うか色気に全ステータスを振り捨てているというか、とにかく何ともエロい(イヤらしい)のですね。その意味では、無修正版を観ないと正確には評価できない作品なのかも知れない(ブラはあんまり外さないがパンツは脱ぎたがるという変態だったりするので)。[インターネット(字幕)] 5点(2020-05-20 22:13:57)《改行有》

16.  マングラー 《ネタバレ》 プレス機に近づかなければいい話なので、中盤まではショックシーンは有れど展開自体はかなり地味。しかし終盤、悪魔が本気を出し始めて以降はかなり派手な展開で少々ビックリ。ショボいCGが使われているが、暗闇を利用して粗さを上手く消し、意外にそこそこ良い効果を上げている。加えて、圧搾グチャグチャ死体のグロ度が中々でこれも良い見どころ。まずまずのホラー。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-02-04 20:36:00)

17.  マーターズ(2015) 《ネタバレ》 ほぼほぼ元ネタ通りな展開のリメイクだが、全体的にややマイルドになっている感じ(特に件の「皮剥ぎ」が何だかよく分からん描写になっているのは正直痛い)。同じと言って劣る所は有れど(所々ただプロットをなぞってるだけな箇所も目立つ)優る所は無いという意味ではややダメリメイクな感じだが、マイルド故の観易さも含め、ギリ許容範囲ではあるか。初心者はこちらでも。[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-04 20:12:35)

18.  魔の巣 Manos 《ネタバレ》 『死霊の盆踊り』に匹敵する中身の無さ。仄かにでも笑える、というのは中盤の謎のドタバタ痴話ゲンカ騒ぎぐらいなので、ハッキリ言って使い道は何も無い。史上最低の映画の有力な候補一角。[DVD(字幕)] 1点(2020-01-16 23:40:38)

19.  マリッジ・ストーリー 《ネタバレ》 人間関係の中でもとりわけ男女の関係にはアンビバレントなものが生じ易く、それを法律で何とか白黒つけまっせという離婚調停という代物は、極めて構造的で深刻な矛盾を孕んでいる様に思う。名作『クレイマー、クレイマー』に大分似通った状況設定だが(男親が後手を踏んで慌て出すのもソックリ)、本作のコンセプトはその離婚調停の顛末を描くことと言うよりは、この状況が露にするアンビバレントで複雑な男女2人の関係性を描くことにあるように思う。 演出面でも、随所で明確かつ絶妙にコミカルながら、シリアス有り、ペーソス有り、更にハートフルまで有りな、混ざった味が色々と美味しい映画だったと言える。その意味で圧巻だったのは中盤の壮絶な口論のシーン。真っ赤な鬼の形相で泣きながら喚き合う様は、極めてスリリングながらもどこか実に滑稽でもあり、そして最後には心の底から哀しかった。主演二人の演技は文句無しに出色(特にアダム・ドライバー)。加えて、終始イラっとさせるローラ・ダーンも素晴らしい出来だった。オススメ。[映画館(字幕)] 8点(2019-12-30 18:30:43)(良:1票) 《改行有》

20.  マスク(1994) 《ネタバレ》 マスクが暴れるシーンはバカバカしくて面白いが、他は正直言って相当にイマイチで、駄作の範疇。ただ、犬の演技がなんか凄いのと、完全に全盛期なキャメロン・ディアスは極めて魅力的で、そこは観る価値が有るかと思う。[DVD(字幕)] 4点(2019-11-21 22:28:40)

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