みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. ミスト 《ネタバレ》 もうスティーブン・キング印のB級感満載のシチュエーションホラー&スリラー。意味不明な濃霧に追い立てられ、スーパーマーケットに閉じ込められた人間たちの極限状態を描く。キングお得意の気持ちの悪い化け物や蠢く虫たちもさることながら、次第に狂っていく人間たちの暴走もひたすら怖い!!この気持ち悪さはなかなかツボです。そして、賛否両論の超後味悪いラストシーン……。もう、ここまで気持ちの悪い映画を撮った監督にただただ拍手です(笑)。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-26 13:57:15) 22. ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 大ヒットシリーズの一作目。基になったテレビシリーズのいまにしてみたら野暮ったい古い演出(なおこのテープは自動的に消滅する、やら、他人に成りすますための仮面だとか)を現代的に上手く解釈しなおしていて、観ていて小気味良い。それに、あの有名な音楽を現代的にスタイリッシュにカバーしてみせたU2のテーマ曲がいやがおうにも盛り上げてくれる。特に、宙吊り状態のトム・クルーズから滑り落ちるナイフの見せ方がぞくぞくするくらいに美しい。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-26 13:07:42) 23. 未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 悪夢のような未来社会の描写、意味不明な登場人物、徹底的に救いようのないオチ。もうテリー・ギリアムの魅力全開です。まるでサルバドール・ダリの絵画のなかに迷い込んだかのような強烈な超現実世界。そこでは意味なんか無意味です。二時間強の映画が終わるころには、目くるめく悪夢にうなされたような心地良い疲労感を味わえます。まぁ、「そんな体験味わいたくないわ!」っていう人には理解不能だろうけど(笑)。[DVD(字幕)] 9点(2013-04-21 19:36:09) 24. Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 一流スパイ夫婦の、銃器を多用した壮絶な夫婦喧嘩映画。もう無茶苦茶お金使って、馬鹿馬鹿しいけど最高に楽しい映画を撮ろう!って狙いは分かるんだけど、なんとなくスベッている感じかなー。そんな笑えなかったし。[DVD(字幕)] 4点(2013-04-20 19:37:33) 25. M:I-2 《ネタバレ》 もう前作の『ミッション・イン・ポッシブル』とか全く関係のなくなってしまった、ジョン・ウー印のお馬鹿アクション映画。そのわりには、いまいちカタルシスに欠けていたように思います。[DVD(字幕)] 4点(2013-03-30 10:36:32) 26. ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 この手の、人の精神世界へと入り込むようなSF映画(インセプション等)は個人的に大好きです。でも、さすがにこの作品の設定は無理がありすぎるのではないでしょうか。あまりにも突っ込むところが多すぎて、いちいち感情移入が阻害される。だいたい、個人の記憶に入り込んだというのに、その本人が知り得ないような情報まで手に入れることが出来るって、それって仕組みとしておかしすぎる。最後のオチでそれが明かされるが、なんだかとって付けたような感じで興醒めだった。それでも映像としては結構好み。[DVD(字幕)] 5点(2012-11-21 18:23:55) 27. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 面白かった。本当にエンタメ映画の王道をいく徹底的にこだわりぬいた脚本に、ひたすらお金をかけた迫力の映像。とくにドバイの高層ビルのシーンは、高所恐怖症の自分としては、「もう、やめて~」というくらいハラハラドキドキ。やっぱりエンタメ映画はこうでなくちゃ。そしてこんな映画があるからこそ、それこそマイナーな良質のアート系映画もちゃんと創られる余地もでてくる。ハリウッド映画の腹の広さを再確認できる、最高に面白いアクション映画だった。余談だけど、トム・クルーズのひたすら走ってるだけの姿って何故か絵になるなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-12 21:15:49)(良:1票) 28. ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 どうしようもない貧困家庭に育ち、出口の見えない閉塞状況をひたすら這いずり回るように生きてきたマギー。そんな八方ふさがりの自分の人生から必死に這い上がろうと、彼女は偶然出合った老トレーナー・フランキーと共に女子ボクシングの世界でチャンスを掴もうとする。だが、彼女を待ち受ける現実はどこまでも苛烈で残酷だった。前半の絵に描いたようなサクセスストーリーから一転、物語はひたすら奈落に突き落とすかのように陰鬱な展開へと突き進んでいく。多様な解釈が可能な本作のなかで、もっとも重要なテーマは恐らく〝神の不在〟だろう。神なき現代社会において、人にとって〝赦し〟とはなんであるのか。極限の苦難に苦しむ彼女のために、血反吐を吐くほどの懊悩を重ねたフランキーは、最後、彼女が望んだ〝赦し〟という名の罪を犯す。神の定めた倫理に背いてまで、罪を背負う決心をした彼の決断は、永遠に答えなど出ない深い問題を僕らの心に突きつけてくる。正直、重たい作品で観終わったあとの絶望感は半端じゃないけど、それでも現代という不確かな時代に生きる者なら、一度は観ておくべき、イーストウッドの傑作だ。だからといって、カップルで観るとかは、止めといたほうがいいだろうけど(笑)。[DVD(字幕)] 8点(2012-07-26 15:34:45) 29. ミルク(アメリカ映画) 《ネタバレ》 ガス・ヴァン・サントが久々に撮った、まともなメジャー映画。主演に名優ショーン・ペンを迎えてけっこうお金がかかった映画だけに、これまでのガス・ヴァン・サント作品とは違ってかなり無難な映画に仕上がっている。さらに実話を基にしたということで、特に驚きなどはないが、それでもショーン・ペンの熱演も相俟ってまあまあの秀作だった。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-08 22:12:13)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS