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プロフィール |
コメント数 |
125 |
性別 |
男性 |
年齢 |
56歳 |
自己紹介 |
ここ10年ほどはもっぱらDVD、LD鑑賞になってしまい、映画館行ってないなあ。 テーマが明快でわかりやすい映画が好き。ややこしいとかテーマが曖昧なののはキライ。 アクションから戦争、コメディ、恋愛など何でも見るけど、未だに自分の好みが自分でわからないし、良いなと思ってもなんでいいと思ったのかの自己分析は苦手。だから好きな映画ほど評価しにくい。キライな映画はなぜ嫌いなのか書けるんだけど。 評価する柄じゃないってことかもね。 最近10数年ぶりに有給休暇を取ったので映画館に行きました。10数年ぶりに。 『ボーン・スプレマシー』 当分行かないでしょう(涙) |
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1. ミリオンダラー・ベイビー
評価が難しい作品。
尊厳死についての各自の考え方によって評価は分かれるかもしれません。この作品でも答えを出していません。
結果的に尊厳死を選択したわけですが、そこに至るまでの苦悩、処置を施してからの描き方、いずれも明確な何かを指しているわけではありません。
”明確な答えが出せない”というのが答えなのでしょう。
尊厳死に対する考え方がいまだ社会的に明確になっていない以上は現時点ではこうするしか無かったと思いますが、尊厳死は古くからある問題であり、現時点で映画にする以上はもう少し踏み込んだ解釈が欲しかったと思います。
前半のサクセススト-リーは後半へ繋ぐための重要な要素ですが、この映画の要点は『尊厳死』にあると思うので、もう少し後半に時間を割いても良かったかもしれません。
マギーに処置を施す直前のシーンですが、娘から突き返された手紙に凝然と立ちつくすダン、そして処置の前に”モ・クシュラ”の意味を伝えるまでのシークエンスは、抑え気味の演出が却って情感に溢れており上手いと思うんですが、ちょっと直行すぎた感はあります。
もう一つ捻りというか悩む姿を入れても良かったような気がしますが、くどすぎると判断されたのかもしれません。
全体として重くやるせないイメージはあります。
尊厳死に関しては”そうするしか仕方なかった”という『意味づけ』が非常に重要であり繊細な問題点ですが、その意味づけを描く過程がやや強引な印象があります。
重要であるがために『意味づけ』に気を取られすぎたのでしょう。
女子ボクシングという分野を選んだ点が一つ。あちらでは一般的なのでしょうか? 馴染みのない日本ではその奇異さに目を取られて感情移入しにくい面があります。
もう一つはマギーの家族の醜悪さ。もちろん意味づけの大事な要素なのでああいう描き方は外せなかったんでしょうが、少々極端すぎるきらいがあります。
その設定への奇異感・嫌悪感が映画全体の評価に影響する面があるのは痛し痒しといったところでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2008-10-31 17:57:29)《改行有》
2. ミスト
《ネタバレ》 クリーチャー物なのかパニック物なのかどっちつかず。
”何かが霧の中に潜んでる”ってのを描くにはその”何か”は最後まで見せないほうが良いし、出すなら出すで徹底的に気味悪く描くべき。
この作品はそのどちらにも失敗しています。
巨大イナゴが出てきたシーンには思わず爆笑。
薬局シーンの「エイリアン」完全パクリぶりに失笑。
全く怖くもなく、終末思想を説く女がウザいだけです。
最後のオチはブラックジョーク?
ガソリン無くなったら他のクルマから抜けばイイだけだし、自殺する前にできることは幾らでもあったでしょうに。
やるべきことを放棄して自滅した愚かな人間を描きたかったわけ?
”なんで○○しないんだよ!!”的描き方はホラー映画の常道といえば常道ですが、この21世紀に今さらなんでこんな映画を作ったのか、まさに『五里霧中』。
ダラボン監督はもうそろそろ廃業した方が良いのでは?[DVD(字幕)] 1点(2008-10-22 19:57:12)(良:5票) 《改行有》
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