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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. メリー・ポピンズ リターンズ 《ネタバレ》 やっぱり音楽的に好きな感じじゃないのがキビシイ。前作を踏襲するように灯火人たちの集団の乱舞シーンが長い気がするのもどうか。なにより私の大好きな『2ペンスを鳩に』が歌詞の内容に反するように、2ペンスを貯蓄して幸せに、という展開がとても嫌だ。かなり忘れていたので調べたら、やっぱり前作とここの部分の解釈はかなり違う。 他の部分はそれほど悪くなく(セルアニメ調と実写の合成など感動的ですらある)、実に残念だ。[DVD(字幕)] 6点(2019-06-10 21:24:28)《改行有》 2. メカニック(1972) 《ネタバレ》 冒頭の暗殺で、色々な仕掛けを講じるんだけど、最終的に銃弾を撃ち込むのがちょっと暴力的で興ざめである。同様に、途中で組織に裏切られてからの攻防が突然、力業的になって今まで期待した用意周到な殺人組織というイメージがブチ壊しになった。 殺した相手の息子を相棒に選び育てるというのは、ありがちだが最後に「以て瞑す」るんだろうなぁなんて思ってたら、そこのところあんまりタメもなくあっさりやられた感じが寂しい。その後の車爆発シーンで、そんなの分かってたという顛末で少し救われた感じ。でも彼は復讐のためではなく、「組織の自己防衛」の為に死んだ事をその時知って、どう思ったのだろう?仕方ないと思えたのだろうか?[DVD(字幕)] 7点(2018-06-02 18:43:36)《改行有》 3. メリー・ポピンズ 《ネタバレ》 スプーン1杯の砂糖が苦い薬を美味しくするとか、絵の中の楽しみを知るところとか、とにかく示唆に富んでいて面白い。 原作を読んでみると、メリーポピンズというキャラクタと大枠を借りてはいるが、私の好きな『2ペンスを鳩に』以降、子どもと銀行の件がほぼオリジナルであることが分かり、それが意外だった。 だが『2ペンスー』はまだしも、銀行頭取が子供の小銭を毟り取るという部分が、そこだけ随分と異質に感じる。この部分は、メリー・ポピンズが殆どタッチしていず、ちょっと風刺に過ぎるというか、描写が意地悪すぎる感(実際に子供からの返還要求を無視したら取り付け騒ぎが起こるのは当たり前で、事件は自業自得だ)がある。が、このへんの改変とその後の顛末が『ウォルト・ディズニーの約束』を観てみると(そして、それを信じるならば)、なるほど銀行を追われたお父さんの人格と名誉を、そうフォローしたかと思わせるのも、今見ると面白い。 ただし、煙突掃除夫のダンスシーンはもうちょっと削ってもいいんじゃないか?とも思った。 [DVD(字幕)] 7点(2014-09-12 15:36:57)《改行有》 4. メリダとおそろしの森 《ネタバレ》 基本的なストーリーはおとぎ話にありがちなもの。 運命は「変えられる」って話が、魔法で変わってしまった姿を「元に戻そう」とする話なのは、ちょっと皮肉。ま、変えすぎちゃったって事か…。 モルデューに襲われるメリダの前に、すっくと立ちはだかって娘を守ろうとした王女にはちょっと感動させられるが、運命がらみの話としては、そこでクマとなる運命を受け入れる、王女の決意なんか見せてくれても良かったと思う。 途中で三つの国の人たちを感動させたメリダの演説は、物語の最後にあった方が良いような気もする。「運命は自分で切り開くのだ。このように」というように。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-02 02:56:54)《改行有》
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