みんなのシネマレビュー
なんのかんのさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2336
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  メンフィス・ベル(1990) 『Uボート』の空中版。爆撃機の中だけの狭苦しい「戦場」での青春群像もの。でも結局は「勇敢さ」に収斂されていっちゃう。ヒロイズム讃歌。「戦争は良くないけれども、いろんな階級の人が平等に触れ合えるのはいいことだった」なんて意見に導きそう。カチンときたのは、そばに病院や学校などの民間施設があって誤爆してはいけないからと旋回するとこ。そりゃこのメンフィス・ベルはそうだったのかもしれないけど、そうだとしてもそれはよほど特殊なケースでしょ。東京と違いすぎるじゃん。最近のイスラム圏でも豪快に誤爆しまくってる。フジサンケイグループが絡んでいて(冒頭に「石田ナントカに捧ぐ」と出てのけぞった)ま金を出しただけだろうが、歴史の部分を拡大して全体を美化するあそこの歴史観となら通じ合うものがあっただろう。爆撃機が離陸するときの揺れ具合やバチンバチンというトタンを叩くような音にのみリアリティが感じられた。[映画館(字幕)] 5点(2013-12-04 09:49:19)

2.  メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 どこでも映っているアメリカのテレビ、そのノンキさの対照のように映画には腐臭が漂う。『ガルシアの首』はボスの怒りゆえだったが、こちらは友愛ゆえ、でも死臭漂う執念を見せるのは同じ。腐敗を見せつけることも裁きの一環か。罪に向かわせる旅となった。いつのまにか師弟のように見える二人、ってジャンルの映画があるな。男の映画として一つの型になっている。盲人の農夫のエピソードが好き。食料を届けるせがれはガンで死んだらしい。何かしてほしいことは? に対して、撃ってくれ、と言う。荒涼とした生がここにはある。あとで国境警備隊が来たときは、欲しいものは? に対して、ない、とキッパリ言う。心の通う者と通わぬ者との違い。メキシコの乾いた風景がこの物語にふさわしい。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-29 09:54:50)

3.  メトロポリス(1984) 群衆への不信が根強くある監督で、そっちのほうが資本家対労働者の図式より奥にある。偽のマリアに興奮させられていくくだりなど、おっかない。ロボットが資本家の言いなりになって、なんとなく話の輪郭が掴めた気分になったところで、ロボットが言うことをきかなくなり、破壊そのものの楽しさへ走っていく。それまでのところはナチズムを予見したというレベルだが、こうなると、兵器が人間の理性の範囲を超えてズンズン進化していってしまっている現代(1985年3月にロードショーで見た)の恐怖そのものに迫っている。1920年代に、もうここまで予見していた我々人類を自慢していいのか、それを知っていながら愚行を重ねた20世紀史にションボリすべきなのか。ロック音楽をかぶせたバージョンで、労働者たちが首うなだれて行進してるとこなんか、独自の効果があった。ソ連映画じゃないので労働者がすべて前向きなわけではなく、使いの役を忘れてヨシワラに行っちゃったりするのも、苦くてよろしい。[映画館(字幕)] 7点(2013-08-26 09:33:53)

4.  メル・ブルックス/逆転人生 《ネタバレ》 ドシラソの音形に靴の進行が絡む冒頭。その靴はやがて浮浪者たちに奪われ、しかしラストではその浮浪者たちの行進がドシラソと鳴り響く。金持ちが賭けで30日間スラムで暮らすって趣向。黒人少年のタップを真似たりするギャグが続く。彼が本当は金持ちと知ったときに、浮浪者仲間にもうちょっと否定的なリアクションがあっていいんじゃないか。このころ日本企業がゴッホを大枚で買って話題になってたんでドキッとする場もある。いざりの男をショベルカーに轢かれたと思わせるので笑ったが、きつい笑いではあった。[映画館(字幕)] 6点(2013-01-29 10:29:29)

5.  めまい(1958) テレビでマラソン中継見てて、前を走る車からランナーにズームしていくと「めまい」の効果が出ることがある。まだこの映画を知らないころも、この不思議な感じいいな、とドキドキしながら見てた。その後、テレビドラマや映画でしばしばその手法を目にし、やがて本作が本家と知った。車の追尾シーンの素晴らしさは、何と言うか、マジックハンドで糸巻きに糸を巻きつけていくような興奮と言うか、決して急かさない、ゆっくりゆっくりとしかし正確に進行していく興奮で、この映画全体に言えることだ。町の女性が死んだ女になっていくところも、急かさないテンポ。どうして現代のスリラーはアレグロばかりになってしまったんだろう、スリラーはスローがいいという代表作。ただ観客に正体を知らせるのが少し早すぎる気がするのだが。[映画館(字幕)] 8点(2013-01-13 09:41:43)

6.  めぐり逢えたら この前の『恋人たちの予感』が、クリスマス・新年で終わったので、今度はそこから始まる。夢のような恋愛・運命的な恋愛、そういうものが失われた現代から憧れて振り返っているようなところがある。スタンダードナンバーに、ケイリー・グラントの『めぐり逢い』の世界。ケイリー・グラント、デボラ・カーの美男美女の世界を、庶民派のトム・ハンクス、メグ・ライアンでなぞり直すわけ。飛行コースがいちいちテンテンで出るのがおかしい。こういうのではそれぞれの振られ役をどうフォローするかってのが難しいんだけど、これもそれクリアできなかった。ま、分かっていてもエンパイアステートビルの屋上ではホロリとしてしまう。これは過去のC・グラントの時代に戻れてホロリとしているのか、T・ハンクスの現代でも運命の出会いがあり得ると思ってホロリとしているのか。[映画館(字幕)] 6点(2011-04-02 10:18:30)

7.  メリー・ポピンズ 《ネタバレ》 これ私が人生で一番最初に観たミュージカル映画(邦画なら東宝特撮・洋画ならディズニーとだいたい決まってた)。そのせいか今でも自転車こいでると「凧を揚げよう」をしばしば口ずさんでいる。まだ脳が固まってないときに沁み込んだものは、基底部に固着してしまうのだ。子どもにタップの至芸見せたってしょうがないから、ダンスでは煙突掃除人の群舞に見どころを集中させ、あとはトリック撮影で興味をつないでるのも正解。風や煙や凧や、あるいは子どもたちと探検するロンドンの屋根屋根が、ポピンズの浮遊のイメージを補強し、その浮遊が「笑い」にもつながっていく。完全セット撮影は、トリックしやすいってこともあっただろうが、いかにもミュージカル世界の「作り物」にふさわしい。…なんて書いてくとすごく冷静に再見してたみたいでしょ。ところが…。最初のほう、ドアの前に並んだ家庭教師応募人たちが風で吹き散らされていくところで、なぜかハラハラと泣き出してしまったんだな。その後も要所要所、いや特別要所とも思われないとこでも、滂沱。ラストのバンクス氏の会社復帰が告げられるご都合主義きわまる場面まで、何度も感きわまってしまった。脳の基底部から揺り動かされてくるような異様な過感情状態になっていた。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-12 12:39:20)(良:1票)

8.  めぐりあう時間たち ジュリアン・ムーアの老けメイクに感心した。素顔の地を生かしながら、ちゃんとメリル・ストリープより年上になっている。ニコール・キッドマンの鼻よりこっちの勝ち。話としては、幽閉からの解放が一つのテーマか。ウルフは田園に幽閉されて自ら命を絶つ。ムーアは平凡な日常に幽閉され、命を絶ちかけるが逃亡する。現代では幽閉されているのは男、心配しているのが女と、ウルフの時代から逆転した。女性解放の歴史であった20世紀だが、しかしそれはまた何とうら寂しい輝きのない場所に至ったのか、と思う。女と男が入れ替わっただけで、幽閉の被害は消えてないということか。[映画館(字幕)] 6点(2008-05-24 12:21:24)

9.  名犬ラッシー(2005) 《ネタバレ》 最初は字幕で見てたんだけど、あ、これは吹き替えのほうが味わいでるぞ、と途中で切り替えた。するとけなげな子どもはよりけなげに、いじわるなハインズさんはよりいじわるに、くどくなる分ドラマの輪郭がクッキリした。それで原作の古さによるちょっと引っかかるところ(左翼的に見れば忠義推奨・階級差是認の保守反動)があまり気にならない。古典の様式という枠があれば、ガチガチの封建思想を描く歌舞伎だって平気で感動できるのと同じことだ。そういえばラストのP・オトゥールの“犬あらため”なんて歌舞伎の“首実検”をそのまま裏返しにしたような腹芸の場で、ちゃんと赤塗りの憎まれ役にあたる人物までいる。あそこで泣かない人は鬼畜であろう。ある種の古典的な型は東西さして変わらないのかも知れず、本作ではその洗練された定式ゆえの安定感を充分味わえた。縦断していく英国の冬に向かう風景もまことに美しい。[DVD(吹替)] 7点(2007-09-27 12:17:00)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS