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プロフィール |
コメント数 |
496 |
性別 |
男性 |
年齢 |
42歳 |
自己紹介 |
皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。
2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。
私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp |
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1. 40歳の童貞男
《ネタバレ》 よくできたコメディ映画。下手にドタバタに堕することなく、まさに「40歳の童貞男」の心理や行動を丁寧に描いている。若い頃は童貞であることが恥ずかしいように思われることが多いが、逆に40歳にもなるとその純真さが一種の人徳にもなってくるような気がした。主人公のアンディもオタクっぽいところもあるが、周囲のモテる友達に比べれば、人格的にマトモな部分もあり、童貞=変な奴というステレオタイプに陥っていないところも良い。脇役も良い演技をしていた。勤め先の悪友連中(テレビゲームをしながらひたすら相手をゲイだと罵るシーンは最高)も性欲過多な女上司など多彩なキャラがストーリーを盛り上げる。
2時間を超えるコメディなのに中だるみを全く感じず、最後まで見入ってしまった。特典映像もぜひ![DVD(字幕)] 8点(2011-04-28 22:06:39)《改行有》
2. 442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍
日系人で組織された第二次世界大戦当時のアメリカ軍部隊のドキュメンタリー。低予算のためか、つくりの安っぽさはあるが、それを上回る感動を得られた映画。あまり民族主義的な見方は好きではないが、忠誠心や勤勉さで優れる日本人部隊はそりゃ強かったろうさと鼻が高くなる。一方で、その戦争が彼らに齎した苦悩にも光が当てられており、これにもとても共感できた。表にで来ることが少ないトピックだけに、この機会に多くの人に観ていただきたい作品だ。
映画のなかでダニエル・イノウエという人を一目見たときから、こりゃ只者じゃないと思って、帰宅後にwikipediaで調べてみたが、やっぱり只者じゃなかった(笑)。強烈なオーラが出ていた。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-13 20:20:00)《改行有》
3. 欲望という名の電車(1951)
《ネタバレ》 この映画を初めて観たのは、まだ小学生か中学生の頃で、当然ながら隠喩的な表現などはよく理解できなかった。しかし、うまく説明できないが、当時から大きな魅力をこの作品に対して感じていた。登場人物たちの性格描写がとても鮮やかで、そこに惹きつけられたのだろう。時を経て、このたび改めて鑑賞したが、自分が成長して、ストーリーの背後にある欲望や醜い感情の蠢きが良く見えるようになっているだけに、鑑賞後は重い気持ちになった。
本来のラストは、ステラがスタンリーの下に戻るものだったとか。倫理的な圧力によって、ステラが「二度と戻らない」と独言するラストに変えられているが、そのつぶやきにリアリティを感じないのは私だけではないだろう。むしろ彼女にそうつぶやかせることで、更に彼女の複雑な心情が表されている。彼女は結局スタンリーの下に戻るはずだ。それを言外に表した表現の素晴らしさは賞賛に値する。[DVD(字幕)] 8点(2009-03-08 02:16:14)《改行有》
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