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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ロイドの要心無用 若いころリバイバルが盛んで、キートンに狂喜し、以後の公開予定のリストの新聞広告を切り抜いて眺めてはニコニコしていたものだが、全部は上映されなかった。客足がそれほど伸びなかったらしい。途中で立ち消えた。ロイドはもっと悲惨で、たしかこの一本だけだったんじゃないか。たしかにロードショー料金でリバイバルされるのは、映画好きにとってもかなり悩める状況で、評価の定まった古い名作より同時代の新作を見るべきじゃないか、と迷わされたものだ。そんなこんなで大型スクリーンで観た唯一のロイド作品(ビデオ・DVDで気軽に見られる時代が来るとは想像も出来なかった)。しかしこれに関しては、見てよかったと思っている。あの「とりあえず一階分だけのぼろう」という姿勢、その後の人生でしばしば思い返したなあ。ちょっと始めればなんかやれるもんなんだ、ということ。ほとんど座右の銘として心に残っちゃった。それも大スクリーンで観賞できたからかもしれない。コメディとしても、各階ごとに趣向があって、最後の風力計まで引き込まれること必定(ここで場内に拍手が湧き起こった喜びも映画館ならではの味)。都市が上を目指しだしたデパートメントストアの時代を告げているし、また広告の時代の到来でもあった。人集めが金になる時代になったのだ。スラプスティックとしても一級の作品だが、それらもろもろの時代の記録としても見事な傑作だったと言えるだろう。[映画館(字幕)] 9点(2014-02-02 09:13:26)(良:2票)

2.  ロシア・ハウス ソ連がらみのスパイものだがKGBが悪役でなく、西側の情報局がもっぱら悪役という珍品。ソ連のひんやりとした街のたたずまいが美しい。たまたまなのか狙ったのか、それともいつもこうなのか、ほとんど曇天で、リスボンと対照される。あとダンテ役のクラウス・マリア・ブランダウアー、臭みギリギリのところもあるんだけど、うつろな感じがいい。でもスパイサスペンス映画としてはもっと単純なほうが好きだな。イスラム過激派という次代の悪役が登場するまでの過渡期の手探り状態を映画史的に確認することは出来る。S・コネリーがCIAの尋問に対しておちょくるあたり楽しい。M・ファイファーがレニングラード攻防戦の説明をしているときに、コネリーがアイラヴユーと言いつつ寄っていき、彼女が無視して説明し続けるところとか。ジェリー・ゴールドスミスのひんやりとしたジャズっぽい音楽はいい。[映画館(字幕)] 5点(2013-09-02 10:00:01)

3.  ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品) 車も銃も出ない活劇の基本を楽しんだ。人物造形がちゃんとしてることね。複雑な内面の個性は持たせないが、特色は持たせる。悪役(『ダイハード』のA・リックマン)をちょいと三枚目にしたのもいい。ナイフをカカカカってやるところなんか。混乱の中でまず結婚式を挙げようとする律儀さとか。C・スレイターの翳りもポイント。これが実は…ってあたりも嬉しい。まとまって吊るされてた人々を台を倒して助けちゃう、とか。活劇にいちいち工夫があって、ただ火薬を多くすればいい、ではないの。盗賊の息子が、父と命の恩人との戦いを楽しげに眺めてるような気のいい連中、ってのも大事だね。リチャード王の特別出演S・コネリーは、昔ロビンをやったことがあるってだけじゃなく、K・コスナー(『アンタッチャブル』)、C・スレイター(『薔薇の名前』)二人の師をやったことがある、ってのも響いていそうだ。[映画館(字幕)] 8点(2013-05-16 09:54:19)

4.  ロケッティア 主人公が本職の「正義の味方」でないところはいい。ヘルメットもあくまで頭を保護する目的に舵が付いたってことで、これを見て主人公がトホホとなるところがあって。あとは本当に定型で、老科学者に、憎まれ役のFBI、異形の殺し屋と揃っている。主人公カップルを土壇場で救って自分が代わりに犠牲になる悪漢の情婦ってのが出てこなかったぐらいか。ナチ、あれだけ兵隊を送り込んでるんなら何もギャングに仕事依頼しなくてもいいのに。ギャングのほうも、ナチの世界になったら俺たち仕事が出来なくなっちまう、ぐらい斜に構えててもらいたいのに。小道具としてのガム、写真の使い方は正しい。悪漢ティモシー・ダルトンは三枚目になり切るべきだったのではないか。[映画館(字幕)] 6点(2012-12-01 09:43:38)

5.  ロイドの人気者 アメリカの最も良質の理想主義がある。チャップリンやキートンは最初から普遍性を持っているが、ロイドは「アメリカ的」ということを突き詰めて普遍性に至ったよう。上級生たちの残酷さに気づかぬロイド、状況を知らずに有頂天になっているロイド、しかしわずかのチャンスを生かして栄光に至る。アメリカではすべての人にチャンスが与えられているはずだ、というあの国の自負と、しかしそのチャンスを生かすのはおまえ自身だぞ、というあの国の教訓。個人主義の国の良さと厳しさ。仮縫いのままのパーティなど笑った。タップはやがて小津が真似するのではないか。ラストの試合が思ったほどじゃなかったけど、キックした球が風船と混ざって分からなくなっちゃうのがおかしい。自分が馬鹿にされていたと知ったときのあたりは、ホロッとさせられた。やっぱり人間努力だ。[映画館(字幕)] 7点(2012-11-11 09:52:48)

6.  ローマの休日 《ネタバレ》 「公人」としての王女と「私人」としてのアンの葛藤を底に秘めつつ、初デートのういういしさを描いたロマンスや、逆シンデレラ(最初の謁見シーンで靴を脱いだ)としてのおとぎ話の要素も織り込んだ豊かな映画。ラストの記者会見で泣けてしまうのは、やはり公人と私人のテーマが生きてるからだろう。王女は公人の窮屈さから逃亡し、休日を得る。でも彼女は責任は捨てられず、自分の義務に戻っていく。ここに彼女の人としての成長がある。それは痛ましくもあるが、人として大きくなったことを描く記者会見が付く。あくまで公の会見でありながら、そのなかに恋人同士の「対話」を織り込んだシナリオが秀逸で、一番思い出深い都市はローマときっぱり宣言する晴れ晴れしさ、公人に戻っても私人は消えていないことを告げる輝かしさがいい。会見の始まりで、二人の視線が合った瞬間にあたりのざわめきが消え完全な静寂が訪れ、「公」の場に「私」の回路が生まれたことを知らせる優れた音響演出も忘れてはならない。それにしてもオードリーはモノクロからカラーに変わる絶妙のタイミングでスクリーンにやってきた。本作や『麗しのサブリナ』や『昼下りの情事』がもしカラーだったら、彼女は妖精とは呼ばれなかったのではないか。カラーのオードリーも美しいが、あくまで地上の美女であり、色でなく光で描かれた彼女こそ妖精と呼ばれるにふさわしい。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-09 09:15:07)(良:4票)

7.  ロングタイム・コンパニオン エイズへの偏見撲滅キャンペーン映画とでも言うか。このころはエイズ映画が多かったけど、最近ないな、今だってまだ蔓延してるんだろ? あの国はときにこういう野暮ぎりぎりのキマジメな映画を作り、それが主流になっては困るけど、こうやって地固めをしている部分もあるのが、あちらの映画産業の丈夫さなんだろう。ゲイ社会たって普通なんだ普通なんだ、と脅迫されているような気がちょっとした。エイズに関して言えば、彼らが人類全体の尖兵となって感知してくれてるようなところがあるわけで、だからと感謝を強要されてるような。みんなで昼メロ見ている和気あいあいの感じが印象的だった。それが仲間でさえキスの後では神経質に口を濯がねばならなくなる病いが、エイズなんだ。ここらへんをもっと突っ込めば普遍性のある映画になっただろう。私のノートの最後に「YMCAは笑えた」と書かれているのだが、なんだったか思い出せなく気になる。[映画館(字幕)] 5点(2012-06-03 09:41:51)

8.  ローラーガールズ・ダイアリー 《ネタバレ》 スモールタウンの日常にうんざりしている少女が、母と来た店でふと店先を振り返ると、ローラーガールズがなめらかに滑り込んできてチラシを置いていく。あのなめらかさに憧れないはずはない、と納得させられる一瞬。ましてガールズは、髪の一部を青く染めている。少女はこっそりとオーディションに向かうバスに乗り込む。隣に座った白髪の老女が、また髪の一部をうっすらと青く染めている。窓の外では自分がバイトしている店で友人が働いている姿が流れていく。決定的な別離なり旅立ちではまだないが、心理的な旅立ちがここで始まったことを告げている。この手の物語では、内気だった主人公が急にヤル気になるのに無理が感じられることが多いのだが、冒頭の「青く染めた髪」ですでに「環境への違和」が育っていることを暗示しており、順に青い髪によって導かれていく段取りがよろしい。オリヴァー君てのがあんまり面白くないな、と思ってたら、そういう役柄なのだった。ジュリエット・ルイスがおっかない人になってた。演出にソツなく、友人との和解をさらりと示すバイト先のゴミ捨てのシーンなんか、うまいよ。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-20 09:38:38)(良:3票)

9.  ロボコップ3 最終的に何が善玉になり何が悪玉になるかで、その文化圏の気分がわかる。ホームレス・警官は善玉で、パンク・日系企業は悪玉と配置された。そうか。ホームレスは日系企業によって生み出された被害者であり、日系企業など外部に対抗して一致団結せねばならぬときに、パンクのようにすさんでいてはいけないのだな。ロボットの弱点、あらかじめインプットされたものには逆らえない、ってのが、今回はあんまり生きてなかった。記憶を消されかけるってのはあったけど。なんとはないコミュニティー志向ってとこに60年代っぽいもんを感じたが、微妙にナショナリズムと続いているような気分もあって、嫌な感じ。日本刀が振り回される。オートモってのは大友克洋へのオマージュか。反・日系企業映画だったがソニーの配給だった。[映画館(字幕)] 5点(2011-08-02 10:20:26)

10.  ロープ 《ネタバレ》 むかしスクリーンで観たときは気がつかなかったが、カット割りあるのね。気がついたのは3ヶ所、もっとあったかもしれない。鶏を絞める話題でフィリップが神経質になったところで教授の疑惑顔に移るとこ、犯人らが言い合ってる背後に教授が来たところで部屋に入ってきた家政婦に移るとこ(このあと家政婦が部屋の片づけを始めるのがヒッチらしい名シーン)、カメラが無人の家具を順に眺めながら犯行の再現をし(これは舞台劇では表現できまい)ブランドンがポケットに手を忍ばせたところで教授に移るとこ。この3ヶ所ではっきりカットを替えていた。どこも緊張の場でその効果は生きてるが、どうしてもカット内でつなげられないというとこでもなく、パンやズームアップ使えば似た効果は出せそうだ。でもそれだと品はなくなるな。映画をワンカットに収めるという趣向より、どうしてもカットを割りたいところでは割る、という判断を優先したのか(単に何度撮り直してもトチる俳優がいたってだけだったりして)、気になるところ。それよりも以前には気がつかなかったことのほうに驚いた。人間、朝起きてから寝るまで毎日ワンカットで世界を見ているわけだが、もしその最中にカット割りがあったら相当びっくりするだろう。でも映像世界では「ワンカット映画」と思い込んで観てたら、けっこう気づかない。今回だってアレッと思ったあと何度か繰り返してみて(上映中の時間を左右するのは映画の神を冒涜する気がするもんだがあえて)、やっと速いパンではないと得心できた。映画って普通の視界とは全然心理的に違う心構えで観てるんだなあ、と思った。その趣向を離れたところでは、ラスト、外の正常な世界の音が流れ込んでくる効果がいい。それは犯人が軽蔑してやまなかった世界だが、それが彼らを裁きにこれからやってくるのだ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-17 12:13:44)

11.  ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ クスグリばかりの弛緩した笑いの世界であったなあ。ギャグのほとんどが中世に現代を入れ込むパターンで、それに笑えないと悲惨。城の宴会でのどんちゃん騒ぎでこそ、映画ならではの笑いを引き出せるはずなのに不発。シャンデリアのロープを切ると、自分の上に落ちてきちゃうとか(メル・ブルックスでロープと言うと『サイレント・ムービー』が懐かしく思い出され)。ぐるっと360度回転のドミノ倒しはまあまあ。ミュージカルに入るあたりも、もっと何か出来そうなのに、ただの「ミュージカル・パロディ」の枠内に留まってしまう。[映画館(字幕)] 5点(2011-03-18 09:49:28)

12.  ロング・ウォーク・ホーム アメリカ映画では、いつも正義と勇気がワンセットになっている。正義を行なう勇気を賞揚する。正義の教育的発展とでも言いましょうか。頭だけの正義派だったシシー・スペイセクが、ナマの現実の中で地に足をつけるまで。「たとえ子どもの教師や隣人が黒人になっても大丈夫ですか」とウーピーが彼女に問う。公園で追い出されたウーピーについて、スペイセクは「何も彼女の子どもを連れてったわけじゃないのに」と言っていたのだった。こういう描きかた、うまいね。さて、正直に告白すると、迫害する側の集団を見てると、変にワクワクしてきてしまったんだ。彼らの意見にまったく同意しないにもかかわらず、会場のシーンなんか、シンボルの旗が垂れてて皆が高揚してて、なんか『意志の勝利』を観たときのワクワク感と似たものが生まれてくる。人間の集団ってものの基本がきっとここにあるんだろう。攻撃すべき他者がはっきりとあって、皆の気分が一つになっていると、その集団の意見とは関係なく魅力的に感じられ興奮できてしまうんだな。本当に恐ろしいことだが、それを体験できたことが私にとってのこの映画の価値。[映画館(字幕)] 6点(2010-09-23 10:51:12)

13.  ロブ・ロイ/ロマンに生きた男 《ネタバレ》 もっと城壁によじ登ったりシャンデリアにぶら下がったりする血沸き肉躍る話かと思っていたら、女のみさおの話であった。男気のロブ・ロイが臥薪嘗胆した果てに、という仁侠映画的展開。血気にはやる馬鹿な若者がウロチョロして死んじゃうのも定型どおり。ラストが決闘というのはちと弱い。剣を手でつかむ、いう伏線はあるんだけど。ティム・ロスやジョン・ハートといったイギリス系役者が画面に映ると、映画が締まる。ロブ・ロイがティム・ロスの首に縄を引っかけてぶら下がり逃げるってのが気に入った。でも、どうのこうの言いながら一応見せてしまうってのは馬鹿にできない。商品としての最低線を確保するハリウッド映画産業のセーフティ・ネット(?)が、ときに生まれる傑作の地面を固めているんだと思う。[映画館(字幕)] 6点(2010-03-27 12:01:29)

14.  ロザンナのために 《ネタバレ》 イタリアが舞台のアメリカ映画だが、監督は英国人で、題名から想像されるラヴストーリーより、死体をめぐるコメディの要素が濃い。妻の墓地確保のために、妻が死ぬまでは町から死者を出させまいとする夫の奮闘。交通事故の死者を出さないように交通整理までやるの。その彼の周囲で死がチラチラする趣向。あっさり自分の車で死者を出してしまい氷漬けに、という展開になっていく。マフィアも絡んできて、こいつもあっさり当人の前で拳銃自殺、何か俺に恨みでもあるのか、って。カチカチの死体を解凍するところで、死体の耳に残っていたグリーンピースをあわてて口にするギャグがある。こういう映画だから、題名でロマンチックなものを期待した向きには気の毒。ジャン・レノってランニングシャツがよく似合う。[映画館(字幕)] 6点(2009-03-14 12:12:51)(良:1票)

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