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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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181.  めまい(1958) 《ネタバレ》 実はこの作品のトリックが観ている最中にわかってしまい、 興味はラストへの展開のみとなってしまいました。 恋愛ものとしては全く私の苦手なメロドラマであり、 自殺未遂やよく似た女が現れる不倫などもう、 一昔前の日本の恋愛映画(見たことはないから言えませんが) これに戦争でも絡めば苦手な「ドクトルジバゴ」になるでしょう・・ 前半の幻想シーンのようなロマンス・・ キューブリックの方がここらはうまいんじゃないかと思う。 飛び落ちた瞬間、「嘘や」それはこの女じゃないと思いました。 ああ、もっと鈍感ならこの作品も楽しめたのに・・ 妻に会えと頼むあたりから怪しいと思っていた夫の刑事は、 やはりそれからあまり出てきません。 塔にまるで誘い込むように逃げる妻。 お葬式までしたのだから妻は死んだことになります。 これで夫の刑事は主人公に殺人こそさせてはいないけれども、 妻を殺すことに成功したのです。 まあ私の読み違いといえば妻が誤って落ちたという解釈。 本当は殺されたんですが・・ 手品のトリックですね。 しばらくしてまだ忘れられないでいる主人公の前に、 捜し求めた刑事の亡き妻そっくりの女性が現れた。 ここですりかわり殺人とわかりました。 もうそこからは粘着質の主人公が変に哀れであり、 観ているこちらはわかっているからさっさと消えればいいのにと思う。 メロドラマによくある許されない両思いのようでしかも本格的。 男のことを本当に思うのならば国外にでも逃げればいいものを、 と観てて正直いらいらしました。 男も私はもううっとおしくなりました。 だから最期に塔に登ったときに「この女性飛び降りないのか」と思いました。 真実がわかっても階段でも大騒ぎして「あなたには上れない」 もう手遅れだ、ふたりで飛び降りるかここから男を残して逃げろと。 そこでまた濃厚なキスシーン・・何てひつこいドラマなんだ。 2度あることは3度ある、最後に「神のご加護を」とシスターが突然現れたのはコミカル。 でもこれがないと不満だけが残るのでこれはすっきりしました。 落ちた女性は私の頭の中ではほとんどJAWSのサメのようなものです。 って・・ちょっと過激でしょうか(苦笑) 残された3度の過ちを超えられなかった主人公にも何の感情も起こらなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:46:17)《改行有》

182.  アンドロメダ・・・ 《ネタバレ》 この映画はかな~り地味でたいした盛り上がりもないのですが、 脚本&発想としては10点満点! ただし映画として観れば3点・・で、総合的には6点でしょうか? 最初と残り30分くらいの面白さを味わうためには全部を観なくてはいけませんが・・ 細菌がなかなか動き出さないので本当に忍耐が必要です。 最期まで引きずりこむ脚本のうまさには感心します。 地下研究室の真の意味や細菌繁殖が始まったあとの駆け引き、 これは地球全体の戦争問題にも発展しかねないスリルです。 DVDでレンタルしてざっと全体を観てもう一度ラスト付近だけ見直す手も・・ たぶん科学が好きな方が観ればこたえられない面白さだと思いますよ。 私は科学や地学は苦手なのですが道理がかなってるので面白かったなぁ・・ エンディングもそのあとは?と深く考えさせられる問題もあり、 後半だけなら何回も見られるんですが・・全体が淡々としているのが映画の娯楽に欠けている。 なぜ細菌にやられた街で赤ちゃんとアル中の胃潰瘍の老人だけが生き残ったのか? そこに鍵があるのですがまた発想がいいです。 どんな方法を考えても無敵の細菌。 すでにアメリカ中に広まるのは時間の問題・・ 細菌をやっつけるために原爆を使うことを選ぶのですが、 さてここの原爆発動装置の解除キーは科学者のひとりが持っています。 ところが原爆を使ってもさらに世界中が細菌の恐怖に落ちる恐怖が判明。 しかも地下研究室はコンピューターによってドアが遮断され融通がきかない。 原爆解除できなければ細菌がさらに繁殖してしまう。 映画的にここは最高に面白い演出です。 ゲームが好きなんですが(笑)昔やったはしごゲームを思い出しました。 ここをすぎてもまだ山はありますので後半30分盛り上がりばかり。 なぜ赤ちゃんとアル中の病人だけ生きられるか?? テンポよく時間も短くリメイクしてくれたらいいのになぁ・・ その際、政治的なところも新たに絡めてくれるとサスペンス度もアップするかも。 観終わったあと、人に話したくなる映画というかSF小説の映像化という感じ。 映像で見せるエイリアンものでもなくアクションもありません。 戦闘シュミレーションや科学が好きな方に特にお勧め。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:39:47)《改行有》

183.  マラソン マン 《ネタバレ》 ローレンス・オリビエが「ブラジルから来た少年」でユダヤ人博士をやってて、 この作品ではナチの医師をやってるとわかれば見るしかないでしょう。 うまい・・うますぎる。 主役からしてダスティン・ホフマンだし・・兄き役がJAWSのロイ・シャイダー。 このシャイダーの役は結構いいです。 何も考えず頭を使いまくってください。 「ゴッドファーザー」のような殺戮シーンもあり、 最初の東洋系の男はなかなか不気味だった。 マフィアやスパイものが好きな人は楽しめると思う。 当時かなり話題になったらしい拷問シーンはホラーより怖いかも。 最初は見世物みたいな感覚でこちらも見てたのにエスカレートしてくると、 精神的に来ますねこれは~!歯医者に行かない人増えたりして・・ 歯医者=電気ドリル=宝石商 NYを散策してからビジネスに行く歯医者の行動は普通で、 街に溶け込んでこっけいであり不気味です。 さてここで冒頭と同じような場面になるところがうまいんですねぇ。 あの武器はスパイダーマンに使われてたみたいなかっこよさがある(爆) こんなに悪いやつなのに尊厳さえ抱かせるこの歯医者とは・・? そこらにいそうな医者か学校の先生か銀行員みたいだから怖い。 ラストの水道処理場(?)のようなところでのシーンなんかは、 歯をいたぶられたホフマンの報復みたいなもんですが、 あの終わり方は本当は違うらしいです。 でもああなったのはホフマン自身が監督に変更を頼んでのもの。 あれでよかったと思いますしあれしかないと思いました。 勧善懲悪だけが映画ではないしそれがハリウッド的なステレオタイプでも、 結果的にはいい子ちゃんになっても私はこれでいいと・・ 「ブラジルから来た少年」も同じようなラストですが、 全て悪いものを撲滅しなければならないとは思わないのです。 目には目を歯には歯を(爆)を続けていけば戦争は終わりません。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-01 11:35:00)《改行有》

184.  アラバマ物語 《ネタバレ》 ん~こういう映画に辛い点をつけると人でなしのように思われるので、 また迷ってしまう困った映画です(苦笑) とても優等生な映画でありこれを面白くないからと合わない私は「右派」だと言われました(笑) というんでもなくて、苦手なジャンルにピタリ合っていたのです。 法廷もの(十二人の怒れる男は別)、田舎の人情もの(大草原の小さな家とかも) 子供の回想という点でも「ニューシネマパラダイス」は合うが、 「スタンドバイミー」は全く合わなかった(ジャンルは違うんですが・・) それとシリアスなのにファンタジーが入ってるところも苦手だった。 「普通の人々」や「リバーランズスルーイット」は合う作品でしたが・・ 自分が合わないというのを解く鍵はスピルバーグ映画での黒人映画、 「カラーパープル」は合わなかったけど「アミスタッド」は合ったという感じ。 作品は(社会の公民の時間)に先生に進められる良識な映画という感じ。 プーの正体が、ロバート・デュバルだったというのが、観てもわからない。 若すぎて別人です。好きな俳優さんなのですが・・ 借りたきっかけは・・グレゴリー・ペックの演技が観たかったこと。 私の大好きな「アラビアのロレンス」がアカデミー賞を取った同年、 しかし俳優は取っていません。この作品が主演賞を取っていますね。 大作の賞総なめか?の年は俳優には別作品が選出されることが多いですが・・ ペック氏は他にもっともっといい映画やいい演技をしていると思われ、 これが最高とは思えないのですが・・(演技的には渋い押し殺した演技ですね) [DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:19:45)《改行有》

185.  エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 ディレクターズカットという触れ込みで再上映されたようで、 元の削除されているシーンを付け加えて完全版になっているのだから観てみようと。 いきなり冒頭から全く違和感ある砂漠の発掘現場から始まり、 違う映画を間違えて借りたのかとびっくりしましたが・・ サスペンスとしても1級品であり全く古さを感じません。 こんなに家族愛が細かく描かれていたなんて! 特に神父が母を救えなかったことがトラウマになるということと、 とりつかれた少女はいい子だけれど実は両親の言い争いを聞いていた・・ このふたつのトラウマが心に根付き後半に結ぶつく見事さ! 心の弱い優しい人間に悪魔はとりつくという恐怖・・ それを救うのは神ではありますが根本的には自己救済ではないでしょうか? 十字を切る神父にかっこいい~!と思いました。 見世物としての娯楽性も観ている最中に何度も「かっこいい」と思いました。 特に手品のように浮く少女はもう大きな画面でまた観てみたい。 「死霊のはらわた」のゾンビはこのメイクがもとだということがわかります。 最期の方で(元を忘れたのでわかりませんが) 階段から神父は落ち悪魔をやっつけたことはわかりますが、 そのあとまた別の知人が駆け寄り(彼も神父だったかな?)魂を救済させます。 このあとすぐ終わればどうなんでしょうか? かなり重く怖く嫌な気分になるのではないかと思いました。 映画的にはここで終わってほしいとも思いながらそれは最悪なトラウマになりかねないとも・・ しかしよく考えたら、ここまで勧善懲悪を潔く映画化した作品は珍しい。 ということであそこの階段オチで終わらない方がこの映画の本質を現せています。 あそこで切ればただ後味の悪さだけが残りますから・・ この監督は階段を使うのがうまいんですね「フレンチコネクション」といい・・ この新たな追加版がどれだけ追加されたのかは元の古い劇場版を見直さなければわかりません。 フラッシュ映像も奇をてらった観にくいものではなくカメラワークも丁寧で素晴らしい。 音楽はもっと流してもいいくらい少なかったけれども効果的で、 「サスペリア2」とすごくよく似ていたのでまた比べてみようと思いました。 あと、俳優の演技が素晴らしくて見ほれてしまいました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-01 11:17:56)(良:1票) 《改行有》

186.  栄光への脱出 《ネタバレ》 「アラビアのロレンス」になんとなく似ているんですよね。 歴史的に見ても先にロレンスを観ておくとこの作品がわかりやすいです。 さてこの作品はその後のアラブを描いております。 アラビアのロレンスが長い作品なのですが、今作はなんと212分! いやぁ・・やはりややこしい時代背景ゆえこれは見ごたえある。 モーゼになったニューマンは故郷に帰るのですが、 冷静に客観的に見ると、このイギリス統治下のままでよかったのではと思うんですが・・ アラブのひとユダヤのひとが仲良く共存しています。 そこに時代を変えた流れが政治という見えない支配によって、 イギリスの力は失せ代わりに触れてはいませんがアメリカの力が見えます。 アメリカに触れずあえて看護婦をアメリカ人としたところが、 これは絶対ハリウッド現代版十戒を描きたかったんだなぁと・・ 客観的に描いていると思わせ実はアメリカ映画だというのがわかります。 アラブやイギリスのことをあまり悪く描いていない(むしろ善)のに対して、 最期の方でなぜかドイツが出てくるさまはアメリカ人はドイツは悪役と見ていたのでしょう。 この時代にこの映画というのは勇気があるというか、 作品中にニューマンが言う「これは宣伝だ」実際プロバガンダ映画なのでしょう。 ラストはもろ「アラビアのロレンス」です。 ジープはどこに向かっているのか? 彼らは本当の自由を手に入れられたのか? 私たちはすでに現在を知っていて歴史は繰り返される。 確かに一方的な描き方かもしれませんが、 そのおかげで逆に娯楽性もあり長い作品を観ることが出来るのです。 いや、こういう政治民族問題は色々な方向から描いていくのは難しい。 栄光への脱出という日本タイトルは無神経でセンスがありません。 本当は船の名前であり深い別な意味があるのです。 アメリカがいかに自由で正義で弱者に手を差し伸べているという演出は、 看護婦がアメリカ人であることでもう十分でした。 アメリカ女性との恋愛を絡めなくても十分伝わったのではないでしょうか。 こういうロマンスを省いて骨太な実は宗教が根付く土地という争いを、 じっくりわかりやすくシリアスに描いてほしかったのです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:09:21)《改行有》

187.  エクソシスト2 《ネタバレ》  私は劇中ずっと「カラスはぁ?」と言っていました。 メリンもそりゃあえらいひとですが、カラスは泣くよ~♪ カラス神父に最期に近寄った神父と今回の神父は同一俳優ではないだろうし。 どうもリチャード・バートンが苦手かもしれないです。 この人「聖衣」の主役でした。 カラス神父は3で出てくるようなので3を楽しみにします。 監督も1の監督が3をやっているので・・ と、評価になっていませんね! まずはこの作品は「エクソシスト」とは別な作品と思って観たほうがいい。 話の進め方は似ているのですが内容は違う。 「インディジョーンズ魔宮の伝説」みたいになっちゃってる。 心臓わしづかみを見せられても怖くもキモクもないんだなぁ・・ コクモとかいう鍵を握る悪魔に憑かれなかった男を捜すあたり、 もろレイダースですから・・ 脳波を調べてる途中で神父とリンダの世界に入るんだけど、 わからないような神秘的にはしているんだけれども、 私にはその怪しさは伝わってきませんでした・・ 悪魔の世界に引きずりこまれそうなシーンでは、SWのフォースへの誘いを思い出した(笑) 特殊メイクをしたゾンビ顔が少ないとかの問題でもなく、 遺跡をたどるシーンが「オーメン」なみにチャチでセットだとわかるのです。 1では砂漠はセットじゃあなかったですよ~! それと人間ドラマが感情移入しにくい悪魔ドラマになっている。 リンダの母はどうしちゃったんだろう・・1シーンでもゲスト出演していないし。 イナゴの大群を悪霊に例えたのはインパクトはありましたが・・ 「三国志」の最初の方の黄巾族の乱のあたりを思い出しましたよ。 キリスト教も仏教も同じなのかなぁ?? 三国志でもイナゴの大群のことにふれていました。 このイナゴのアップがレイ・ハリーハウゼンの特撮を思い出し、 リンダの部屋のドアから吹き出る大群はもう「鳥」そっくりでした。 もしかしたらあのイナゴの大群は当事者たちしか見えていないのかも・・ という設定の方が説得力ありますね。 まあ2というタイトルがついたものではやはり失敗作でしょう。 例外は「ターミネーター2」「エイリアン2」「サスペリア2」ですね。1を超えてしまったのは・・ [DVD(字幕)] 3点(2005-09-01 11:04:46)《改行有》

188.  ゼイリブ 《ネタバレ》 もったいない映画です。 ストーリーからして面白そうだからあらすじを見て借りた人も多いと思います。 しかも変なSF描写が得意なJ・カーペンターの作品。 これは期待できる!?と観ていたのですが・・ 全半だけかもしれない(苦笑) サングラスをかけると誰がエイリアンかわかっちゃうってのは面白い。 これは実は大分前にバビル2世という漫画でやっていたのです。 バビル2世の続編かもしれません。 TV版でもヨミの部下でこの映画のエイリアンそっくりの、 顔だけサイボーグのような人間が出てきます。 ハリウッド映画はそろそろ正直に横山光輝にあやまりましょう! エイリアンもよいのですがもっとおかしいのはこちら、 サングラスをかけると真実が見えてくる!? というもので全て宇宙からのメッセージになっています。 サブリミナルというからてっきり私の苦手な「アイランド」で使ったチラチラ映像かと・・ よかった、ただ色がついていない監視カメラのように映るだけなんです。 なかなかおもしろいですよ。 あとあとになってくると、これでは動きにくいだろうとかいって、 コンタクトレンズを渡されるんですが・・ なんなのこの映画は!! コメディとして観ると非常に面白いのだけれども、 中半にシリアスに仲間とけんかをするのがかなりつまらなかった。 時間にして短い映画なんですがこのけんかのシーンかなり長い。 しかもプロレスのわざをかけて「いいかげんにメガネをかけろ!」 これはやはりコメディか?? と思えばまたまたシリアスにとわけがわからない。 内容も映像も悪くはないのですが・・J・カーペンターの作品これで2度目、 今回も眠気が襲ってきたのはどうしてだろうか?? 後半なんかメル・ギブソンの映画(1本も見たことがないけど)の、 リーサル・エポン?だっけ?あんな感じのノリになって、 これはアクションなのか、しかも黒人と白人のコンビだし・・ ノリについていけなかった。 確かに遊星からの物体Xと比べちゃかわいそうだけど・・ まあアイディアは大笑いできるので観てない方はそれなりに楽しめるかも。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-20 12:30:19)《改行有》

189.  ブラジルから来た少年 《ネタバレ》 まず脚本(原作)がおもしろいんです。 そして今見直すと俳優が豪華です。 アウシュビッツにいた博士を頭にナチの残党がある計画を実行してゆく。 世界各国にいる65歳になる普通の男を94人殺害する・・ G・ペック扮する博士以外はそれがなんなのかは知らされず。 なぜ65歳の男がなぜ94人なのか?? 普通ナチの残党とか言ったらそりゃあユダヤ人だろうと思いますが、 あまり関係ないのです。 人種を超えてある計画を実行するためにその選ばれた94人を殺害しなければならない。 未見の方で(未読の方で)ここまででわかった人はかなり戦争通ですね! 映画が進んでゆくにつれホラーよりも怖い話にびっくりします。 そしてニヤニヤするかも・・よくできていますよ。 この博士を追い詰める役がローレンス・オリヴィエ。 彼はユダヤ人の役ですが・・こちらはかなり関係あります。 なかなか深いものがありますね・・ エンディングにいたるまで完成度の高い作品ですが、 娯楽に頼らず原作に忠実に製作された(未読ですが)ようで、 知る人ぞ知る作品になってしまいましたが、 SF&サスペンス好きならぜひ観てほしいです。 今リメイクしても十分そのメッセージは伝わると思います。 上映されるヒットラーの映画と合わせて見るのも面白いかも・・ ヒットラー映画はR・カーライル主演のを前に見てるのでもういいです。 でも本質はこちらのほうが怖くて残ると思いますよ。 もしかしたら優秀な戦争映画よりずっと・・ 早速DVDを注文しました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-20 12:28:01)(良:2票) 《改行有》

190.  鳥(1963) 《ネタバレ》  恋愛モノとしてみればちょっと理解できないその時代背景があります。 いわゆる上流社会の女性なのですが・・この設定は苦手だなぁ。 でもつがいの鳥を籠に入れて男性(弁護士)に届けに行かなければ話しははじまらない。 陸の孤島のような男性の家の家族には父はいません。 気難しい母と男性と都市の離れた妹、そして近所に昔の彼女・・ 人物は限られており母親役のジェシカおばさんが怖くもいい味です。 私は最初この母が息子を溺愛するあまりに鳥を差し向けているんだと思いましたから。 かなり人間ドラマは優秀でして、特に女性が母親は離別で環境がどことなく似ている。 今ではよくあるパニックものには離婚(離別)がつきものというお手本で、 エンディングあたりにはちょっと感情移入してしまいました。 さてこの古き良き作品に目新しいところを探すのはあら探しになってしまいます。 爆発炎上シーンなどは違和感さえ感じるくらいこの時代にしては今風です。 私がこれは・・と思ったシーンは静と動のシーンです。 ほとんどの方が感心すると思われる(ジャングルジム)のシーンは静です。 そしてエンディングは地雷を踏むような静の恐怖。 動とは、電話ボックス襲撃と屋根裏の襲撃シーン。 でもやはり静の描写のほうがなぜか動かないのに動くであろう恐怖感があります。 「裏窓」でうまいなぁと思いましたが、この作品も予測させるシーンがたくさんあり、 落ち着いて観られる作品を作るんだなぁと感心しました。 さて・・気になるのは「ゾンビ」のエンディングのようなあやふやなオチですが・・ あそこでちょん切られると後のことまで考えて後味が悪い。 これを狙ったんでしょうねたぶん。考えながら納得。 あとカメラワークですがまだあまりたくさん観ていないのですが、 天井を抜いて上から撮る今では当たり前な手法、 同時代の他の映画と比べるとそれがいかにこの監督のものかがわかる。 それと地平線や水平線などとにかく線を真ん中に持ってくる。 どういう効果があるのかまだ疑問ですが面白い構図ではあります。 最後に気になって仕方がないのは登場人物よりも、 あのつがいの鳥ですね。 あれはいったいなんだったのでしょうか?? 暴れもせずかわいいだけなのですが不幸を呼ぶ鳥にしか見えなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:25:54)(良:1票) 《改行有》

191.  地球へ2千万マイル 《ネタバレ》 あたたたた~やってくれましたねぇ・・ 東映系の昔の怪獣モノが苦手な私にとってこの作品はどう評価していいものやら・・ 金星人対象! うそっ!?これ象も特撮なんだぁ・・ この場面は評価しなきゃあならないでしょう! だれがこんなの考え付く?再現する?? まるでプロレスのような戦いにおかしすぎて大うけ! うまいうまいよ、このシーンは。 デビルマン(は苦手なんだけれど)のOPでマンモス対デビルマンや、 とにかく永井豪の漫画には(特にデビルマン)レイ・ハリーハウゼンの特撮キャラが勢ぞろい。 永井豪はいいかげんあやまりましょう! 余談ですがサム・ライミ!まだハリーハウゼンが健在(SF殿堂受賞おめでとう)のうちに、 永井豪と一緒に手土産でも持ってハリーハウゼンにあやまるべきだ! ・・みんな好きなんですよね、このカクカクした動きがもう愛らしくてくせになる。 ただし今回の金星人は私には合わなかったなぁ・・(これをいかすと思う人って・・) 動きはこの特撮職人のキャラの一角獣に似ていますね。 象と絡ませることに新鮮味と違和感がありものすごくツボにはまる。 一体だけだと異性人を地球人が勝手に孵化させて大きくなったから殺したみたいな、 そのわりにあっさりとエンディングを迎えてしまうのは寂しい。 この時代にしては迫力ある映像なのに白黒というのは見づらい。 57年だともうすでにカラーがあったはずなのに惜しい。 本物かどうかはわかりませんがイタリアでの追撃はリアル。 コロシアムを登る一角獣(笑)金星人は結構見もので、 まだ未見のキングコング(リメイク上映間近なので予習しようかな)に興味。 まああとは冒頭の海にまっ縦に落ちたロケットが面白い。 そこから金星人の卵のカプセルが見つかるんだけれど。 その星の説明を生き残った主人公に詳しくしてほしかった・・ ビーナス(金星)に密かに到着しててしかも卵まで持ち帰るなんて、 昔のSFは飛びすぎて説明のしようがなかったのでした。 だいたい説明は決まっていて、 「わからないことばかりだ」とか「神の仕業だ」とか突っ込ませない方法で清い(とも言う) [DVD(字幕)] 4点(2005-08-20 12:21:51)《改行有》

192.  コクーン 《ネタバレ》  この手の作品はもう趣味の問題でしょう。 特に私は友好的な宇宙人ものが好きみたいで、 おまけにピーターパン症候群なところがあるので、 こういう老人たちが主役といっても現実逃避方ファンタジーに、 答えの出ない哲学を掛け合わされると無条件降伏(笑)してしまいます。 「未知との遭遇」老人編といってもいいラストは、 全く切り口が新しく面白くて見入ってしまいました。 異性人に誘われ(よく考えれば催眠術で惑わされた集団誘拐とも取れるが) 選ばれたというより自分らで選んで乗った船はまるで(ノアの箱舟)で、 危ない宗教団体のようなんですが・・私は乗船しそう(苦笑) 妻が死に身寄りのない老人が仲間とともに船に乗らない。 普通は孫のいる老人こそがこの世(という言い方をすれば哲学的なSFになるけど)に いなくてはならないはずなんです。 地球で現存する人間がこの世とすれば、宇宙は永遠であり帰れないからあの世かもしれない。 そういう見方で見てゆけば老人たちの行動やセリフに意味があったり、 なかったりする(一時の感情)もので面白いものがある。 孫のいる老人が釣りをしながら孫に別れを言うこのあたりもうまいし、 みんなに別れを告げる地球に残るひとりぼっちの老人も味わい深い。 初めのほうで若返る老人たちにラストは読め、 そんな年になってもういいんじゃあないかと思っていたし、 自然に逆らうようなことはしないほうがいいと観ていたんですが、 それは建前かもしれないのです。 もし自分が今80歳ならどうでしょうか? 90歳なら?目の前で奇跡が起きて永遠の命を手に入れられるのなら? それはその年にならないとわからないだろうと登場人物のセリフの違いで考えます。 観る人の家庭環境や年にも左右されますが、 色んな考え方が用意されているのでどれも否定はできないのです。 集団心理というか、何人かが賛同すれば船はいっぱいになるのです。 だから逆に仲間がいなくなっても地球に残る老人に涙しました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:20:13)《改行有》

193.  地球最後の日 《ネタバレ》 またジョージ・パルのSFを観てしまった・・ この手のSFは異性人襲来ではないからまだ合うかもと借りたのですが、 もともとアルマゲドン的なSFはあまり好きではありません(ディープインパクトは好き) それよりもアイディアが面白いなと期待しました。 地球に激突する予定の惑星ともうひとつ惑星が時間差で近づく。 その第二惑星のほうに飛び移るというのは面白いかも。 「宇宙戦争」だけではなくこの作品も既存のSFにもれず、 最初と最後にナレーションが入ります。 それはそれでいいのですが、いきなり聖書が出てきました(最後も) 「コクーン」でも触れましたがSF作家さん脚本家さんたち、みなさん聖書好き。 特に、ノアの箱舟!やはり一部の選ばれた人間は宇宙(神)に救われるのでしょうか・・ あ、「アイランド」でもありましたよね。 私はいっそのこと旧約聖書をSF映画にして「天地創造」のリメイクにしてほしい。 ところでこの選ばれたというのが箱庭的であります。 天変地異は世界中のニュースになり大騒ぎする映像はチラッと掠めるものの、 その場所だけで進んでゆきます。オリジナルの「宇宙戦争」もそうだった・・ 人間ドラマは安っぽく感じられると言われればそれまでだけれど、 ステレオタイプにうまくつじつまをあわせて描かれています。 嫌われるタイプの金持ちは地球に置いてゆかれる等・・ そして主役がとてもいい人、好きな女性のフィアンセもそれ以上にいい人。 生きようとする本能と留まろうとする人間性、ここらはディープインパクトがよく描けていますが、 この映画もその点ではがんばっていると思いました。 人間ドラマとパニックものの融合というSFは今でもすたれていない。 でもこの結末は・・壁画です(新たなる夜明けの風景) CGを使えとは言いませんが合成できれいな景色を持ってきたほうがよかったかも。 これがなきゃ脚本は面白いのですが・・ [ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-20 12:16:52)《改行有》

194.  地底探険 《ネタバレ》 私はもしかしたら冒険ものの中では洞窟が一番好きかもしれません。 だって「ナショナルトレジャー」を観たのも「インディジョーンズ」みたいだと思ったから。 昔のSF冒険ものを触手しているのは根本に「インディジョーンズ」があったから! ところでこの地底探検はかなりインディに影響を与えていると思いました。 パラマウント映画の山そっくりな山がインディに出てきますが・・ この映画でも実は出てくるのですよ。 そして極めつけが・・洞窟に巨大な岩が転がるシーン! これをパクリと言わずしてなんなのでしょうか?? オマージュというよりパクリです(苦笑) スピルバーグ映画にしては珍しいそのまんまギャグです(まいったなぁ) まあこういうのを見つけて喜ぶ私もあきれますが・・ちょっと嬉しい。 ジェール・ヴェルヌっていいですねぇ! 派手で飛んでるH.G.ウェルスもいいんだけれどまた味わいが違う。 こちらのほうが飛びすぎていないというか地味でも深いかもしれませんね。 突飛な発想は子供に帰れるひと時であり、わりと科学的な思想も入っており楽しめる。 地球の中心に行ってみたいと思いませんか? そしてそこに滅びた遺跡などがあったら・・見てみたい! 観ている最中も「嘘や、地底はマグマに決まってる!」と言いながらも、 「もしかしたらこんなところがあるかもしれない」と夢を見ている気持ち。 人間ドラマもコメディが入っており面白い。 ただ主役のジェームズ・メイソンが堅物の役でちょっと違和感がありましたが、 それも役どころなので仕方がありません(この人、ブラジルから来た少年、海底二万マイルにも出てた) まあ主役が堅物ということでもう一方のパット・ブーン(て歌手でしたね確か)が、 歌ったり笑わせたりと掛け合いがなかなか面白い(この人のミュージカルなら観てみたい気も) そして先にすでに地底までいたその土地の住民(と主張していますが) 実は彼が本当の最初の発見者の末裔なのでした。 この謎解きもなかなかわかりやすくも楽しいです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-20 12:14:14)《改行有》

195.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 オーメンは心理的に怖いだろうと思っていたのですが、 「サスペリア」と同じようなガックリ感でした。 魔女ではないのですが犬が活躍してその犬と人間から出来た子供というのが、 どうも違和感があり全然怖くはなかったのです。 犬は最初から出てきますのでわかりますし、同じ犬ネタでしたら「遊星からの物体X」の方が優秀。 殺人シーンもどうというものではなく、特に発掘現場での殺人シーンは(あ、人形)とわかる。 あれならばガラスに血ノリだけ流れて死体は映さない方がいい。 そうして肝心なダミアンなのですがかわいすぎる・・ 私がイメージしていたのはもっと無表情な悪魔の子なのでもしかしたら2の方がそれがあるかも。 怖さで言えば主役よりも犬を連れてた従女!あれの方が怖い。 けど「キャリー」や「サスペリア2」の母には及ばない・・ 一番怖いなぁと思ったのが心霊写真(予言写真)を撮る記者。 こいつの立場で見ていたらマジに怖いと思いました。 だってなぜ写真を撮り続けるかといえば、自分の未来が写っていたからなんですよ。 そりゃあ怖いでしょうに・・ 神父さまの最期のシーンがよく撮れていました。 反キリスト映画と言うふれこみだったので違う期待もしてしまいました。 もしかしたら政治的な歴史大作ホラーかもしれないと・・ そんなたいそうなものではなかったんですね。 それと有名なホラーゆえ観る前から十字軍の亡霊や黒ミサを勝手に想像してました(苦笑) 演出としてはダミアンが三輪車でグルグル回るシーンですがこれもよい。 でもこのシーンは「シャイニング」そのものですよね。 あと主役のグレゴリー・ペックは山崎務(外人を日本人に例えるのがクセ)似で渋くてよいです。 この映画でもっとも良かったのは音楽です。 昔グレゴリー・チャットに凝ってて聴いていたんですが、 あれは車でひとり聞くとものすごい怖いんでやめました。 教会音楽って静寂と迫力があり落ち着くし怖くもなる。 効果音で言うと、「JAWS」のような音使いをしてて特典でも言ってました。 (JAWSのような音楽を作ってくれ)と頼まれて作ったとか・・ このころはすごい勢いのある映画が多かったんですね~! [DVD(字幕)] 6点(2005-08-20 12:12:40)《改行有》

196.  世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す 《ネタバレ》 中からこちらでは宇宙人が現れるのですが、 よくあるヌメッとしたデザインではなくロボットのような感じでして、 その後殺して捕獲したところ外はダースベーダーのような作りで、 中は干からびた本体が出てきました・・ 冒頭からSF映画ではもう昔からのお約束のセリフが流れます。 これは他と違いうまかったです。 この物語のエピローグを語りながら主人公である博士に変わります。 博士もレコーダーに向かい語るのです。 レコーダーに録音された宇宙人のメッセージが後になってわかるのですが、 車を走らせるこれまたお約束の主役夫婦の車上を行き過ぎるUFO、 車すれすれに通り過ぎるさまは「未知との遭遇」 もちろんこちらのほうが元祖なのに怖くないので笑う・・ ふたつめによかったのが誘拐された博士の義父が脳に細工され、 地球人の行動が読まれてしまうところは斬新。 私が最近見たホラー映画のあるヒントに気づき、 お話にでもしようと思っていた脳のスクリーン。 いやぁ・・脳が停止するまでの5分の映像を映画の脚本にできないかと・・ 昔のアイデアはすごいなぁと感心。 よかったのはこのふたつだけなのです。 予告でわりと時間をさいてもろ(見せ場)のように建物に突撃するUFOたち、 お約束で世界各地にいるはずのUFOですが逃げ惑う群集はあらゆる言葉ですが、 アメリカ国内しかもある地域しか映りません。 電磁波のようなビームを人類は残された時間で発明し、 攻撃するUFOを落とすのでした。 あら、ユラユラ~ヨロッ・・グワシーン! と、次々に建物に突撃墜落するさまはレイハリーハウゼンの手作りならでは! しかし・・脚本がチャチで突っ込みどころ笑いどころ満載。 展開が都合よく速すぎて最後はリゾート地で海水浴はポカーン。 この美しい星はわれわれのものだ!・・みたいなセリフ(最初の声)が流れます(汗) たいていのSF古典はセリフで始まりセリフで終わるお約束は、 聖書ものの映画と同じですので神がかりだと言いたいのでしょう。 その点SWはセリフでは始まりますがあくまでも読ませるもので、そこがSWのお約束でいいです。 そしてやはり古典の王道を外していなかった「宇宙戦争」の勇気には拍手はあげたい。 [DVD(字幕)] 4点(2005-08-10 12:39:22)《改行有》

197.  死霊のえじき 《ネタバレ》  これはサバイバルなのか戦争ドラマを観ているみたいだと眠くなりました。 人間ドラマは確かに他のホラーよりしっかり描かれています。 普通のドラマよりしっかり描かれてたかもしれませんが・・ そんなの長々と見せられてもねぇ・・ ちなみにDVDパッケージの壁から伸びるゾンビの手は冒頭の映像で、 ラストへとうまくは繋がっています。 ジャンルは違うけれども、「ロストワールド」を思い出しました。 両方観たことがある人なら思い出して比べてみてください。 対立するグループの人間ドラマとゾンビ(恐竜)たち、 エレベーターや檻の使い方などなど・・ あきらかにロストワールドはホラーパニックアドベンチャーです。 この映画は私には合わず酷評しています(途中で寝たし) この死霊のえじきにもそういう眠い暗いところがあるのです。 まあそれと真面目すぎるホラーでしかもこわくないところ。 脚本もよくできているし人物もよく描けてるのに何が気に入らないのか、 たぶん前出のロストワールド的なつまらなさだと思うのです。 人物で手放しで褒めたい設定は、最後に十字を切り生贄になる男(スペイン人かな) あのキャラはジュラシックパークのデブくらい褒めてあげよう(ってどういうたとえだ) その次が神になりたかったゾンビ救済の博士。 あれも同じくジュラシックパークの博士と同じくらい褒めてあげよう(よけいわからん) R・アッテンポローかと勘違いしたくらい。同じリチャードという俳優ですが・・ 繋がれた元軍人ゾンビはもうキングコングのようで声はチューバッカだし。 主役の女性はレイア姫に似てたのでそうじゃないかと真剣に調べたら違った(笑) あと一番のキーポイントになる悪い奴だけど共感はできるところもある軍人。 軍役がわからないのでとにかく一番偉い奴、 こいつがキングコングゾンビに廊下で殺されるときに、 プライドを捨てて敬礼さえすれば助かったかもと苦笑。 まあ後ろもゾンビだから救いようがないんだけれども・・ しかし文句を言いながらよくこんなに観た映画を覚えているなぁ・・ それというのも人物描写が特に深く描けていた映画だからでしょう。 ホラーは苦手だけれどもサバイバル人間ドラマは見たい人にお勧めかな。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-10 12:35:19)《改行有》

198.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 DVD特典のサスペンスドラマ第1話のほうが面白かったです。 本作は子供が作った脚本に大人が演出したかと思いきゃ、 この監督って・・脚本も書いてるんですね。 しかも「バイオバザード」の監督さんなんですか・・ あまりにもオリジナリティがない(パロディ映画だから仕方ないけど) 途中から私マジに邦画SFかと思いましたもの。 あらら~最後は未知との遭遇を真似たリターナーかい!とあきれましたが、 プレデターは神だということにまで発展させてど~すんの? プレデターびいきの人はうれしいかもしれないけど・・ いや、ダークさがなくなって安っぽくなった。 それと最初の方のえらい丁寧な人間ドラマはいらない。 何も意味をなさないしそんなものを観るために借りたんじゃないし、 何よりじいさんの余命を知って背中を向けたプレデターにじいさんのあの態度はない。 たぶんこの映画の監督がよほどプレデターびいきと思う。 けど・・神ねぇ、私は北国の生ハゲか中世の騎士の置物に見える・・ エイリアンのほうが3まで観てるからというのもあるけど、 悪に徹してるから好きです(エイリアン自体のファンではなく) 今回久しぶりにエイリアンを見て思いました。 こいつはキモイけど映像より音がキモイんだなぁと・・ あの粘着系の音はレタスをつぶしたりして作ってるとか聞いたことがある。 慣れてしまえば映像的には爬虫類の怪獣なんだけど、 生まれ方やネバネバしたものが生理的に匂ってきそうで気味が悪い。 そのクチャクチャっていう音がよけいそう思わせます。 エイリアンが苦手な人は音を消して観てください。 全然平気だと気づくはずです(音を最初に考えた人はえらい) しかし映像がめちゃくちゃ見にくいので途中から電気を消した。 青黒いのはもう最近のSFのお約束といってもこれはひどい。 怪物対決だけ見たかったのにまるでゲームの中の決闘。 またまたロストワールド(あるいはゴジラ)を思い出した。 脚本バツ、人間ドラマもバツ、映像は見にくい、演出もアップと平面が目立ち、 良かったところを仕方なく探せば冒険モノが久しぶりに見えたことくらい。 それもインディシリーズからの明らかな流用がわかるのは少し嬉しい。 インディジョーンズ久しぶりに見てみようかなぁ・・ [DVD(字幕)] 3点(2005-08-10 12:33:14)《改行有》

199.  H.G.ウェルズのS.F.月世界探険 《ネタバレ》 主人公が博士と婚約者と3人で月へ行くのに説得力なんていらない。 地球の未来とかそんなたいそうなものなどナシ。 娯楽とコメディとごったがえしたSF、これはR・ゼメキス感覚で観てほしい。 宇宙船のデザインが球状というのもコンタクトだし(タイムマシーンでもありました) 主人公と博士の掛け合い漫才のような真剣なやりとりは、 もろバック・トゥ・ザ・フューチャーではないですか! 博士の口調や演技もドクだろう?てな嬉しさです。 月面に着いて外を歩くんだけれど宇宙服に素手っていったい・・ 画面に向かって突っ込みながら観ていたら突然、無重力じゃあ~と浮くふたり。 で・・ある基地に到達するのですが、 2001年宇宙の旅そっくりな場面が出てきて苦笑。 あの映画もこれを参考にしていたのか・・ 宇宙服のヘルメットを落とし地底深く探検するのですが、 ヘルメットを見つけるもまた変な地底人がわいてきて(弱い)逃げてると、 テレビ画面の横から中のふたりは出てきたのです!! うそっ!?待て待て!! どこから出てきたんだ・・?? 「宇宙船がなくなってるぞ」 それよりあんたらどこから・・?? とポカーンとしていたら別の入り口から入ってゆきました(編集すごすぎ) 地底にはイモ虫のような怪獣が現れたり月星人たちの生活が楽しめます。 翻訳機能を使い月星人のドンと会話する博士。 羽は生えて蜂のデザインですがどう見ても未知との遭遇の異星人。 私はこの普遍的な宇宙人のデザインを見ると安心します。 科学の雑誌などに出てくる異星人はこうじゃなかったですか? 博士とこの異星人は理解しあいやがて博士だけ残ることになります。 冒頭の設定は現在でしてそれからは回想となるのです。 そして博士を残したあとふたりは地球へ帰還。 それからオチにつながります。 ラストは宇宙戦争オチです。 同じ原作者でもあるからでしょうが、 こちらのほうがはっきり言って好き。 ここらもまた突っ込みどころ満載で怒りながら笑いましたが・・ 博士が作った世界も見てみたかったなぁ・・ どのくらいの時間を過ごしたんでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-10 12:31:17)《改行有》

200.  泳ぐひと 《ネタバレ》 ストレイトストーリー」の逆であり、「市民ケーン」のラストでもあります・・ そしてシリアスなのに暗くも取れない。 コミカルな異質さはあるのに重い。 やはり変な映画でした・・ ただ・・この時代のと考えれば本当に斬新ですよ。 カメラワークも幻想的でホラーみたいだし。 最初に主人公が登場するプールから昔の我が家までの道のりは、 普通のロードムービーとは考え方を逆にしないといけません。 我が家の現実に近づくにつれ泳ぐプールの環境も変わります。 だんだんわかってきます。 泳ぎ続ける主人公を面白く見ていたのですが、 オチが読めるくらいになると(あと何件泳ぐんだ?)と嫌な気持ちに。 でもいつの間にか観ている自分もプールの住民たちと同じように、 結末を期待してしまいます。 (勘違い男!)と心で唱えながら・・ それぞれ出会う人との会話からこの主人公の過去や近況が・・ この現実から逃げ帰ってきたときの現実は・・ 「スケアクロウ」的でもありますが、あれは相棒という救いがあり感動できました。 そして「市民ケーン」もどちらかというと人生のロードムービー的な作りで、 この映画のラストの朽ち果てた我が家のさびた柵はオマージュかと思わせます。 だが・・泳ぐ人はその失くしてしまったものの哀愁があまり感じられません。 おそらくは破産したいきさつや家族もないがしろにしてきた(たぶん仕事で)男の、 当然の報いとしか受け取れないのです。 しかしそれを引いてもこの発想と脚本、重いテーマを逆に突き放して描く演出・・! 私は残念ながら後味の悪さや重さも残らなかったのですが、 人生を比喩した作品でこういう変な描き方もあるんだなぁと感心しました。 音楽がまた変なんで(大袈裟で主役の体育会的なキャラとは違和感)そこがまたいい。 リメイクするならトム・ハンクス(笑)もうちょっとコミカルに仕上げられそう。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:25:40)《改行有》

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