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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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181.  レディホーク 《ネタバレ》 ミシェル・ファイファーがきれい! 最初誰かわからず、ラックスのおねえさん(シャーリーズ・セロン)かと・・ 髪の長いイメージがあったのでこんなキュートだったなんて。 彼女は呪いをかけられた鷹です。 ルトガー・ハウアーがSFちっくでかっこいい! 時折違和感(あまりにSFちっくで)もありましたが、 宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統(ふるっ!)のようなかっこよさ、 ある意味怖いまじめな演技にほれます。 彼も呪いをかけられて狼になりました。 この愛し合うふたりはお互いの時間を人間の姿で共存できないのです。 その切なさはプラトニックでありながらよくあらわせてる。 で、このふたりに仕方なく協力することとなったのが、 脱走した少年役のマシュー・ブロデリックです。 彼の初期の作品はよく見ていて写真集も持っています。 どうも私はタレ目の人が好きなようだ・・ どこにいったんでしょうか?? 最初はわけがわからないのですがよく見てみると紙芝居のように、 童話の世界に連れて行ってくれます。 大人の童話とでも言うのでしょうか・・ 鶴の恩返しみたいなところもあり面白い脚本です。 映像がファンタジーですが妙にホラーっぽい色を使っています。 音楽が教会のシーンとかになると、グレゴリーチャット(というのかな?) が流れ、より不思議なホラー感でちょっとおかしい。 以前この教会音楽に興味を持ち寝るときに聞こうと思っていましたが、 落ち着くどころか声の抑揚が怖くて催眠音楽にはなりませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-07 07:44:46)《改行有》

182.  インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 《ネタバレ》  ホラーの要素も入っていますので、 少したいくつしたときにいかがでしょうか。 はまる人ははまるという特定なファン向けの種類の作品を、 ここまで一般受けするように演出したのは成功。 ところでこの作品の見所は、 一番観やすいのがインタビュー役のスレーターの目で観る。 彼が観客役をしてもいるのでわかりやすいのです。 そして次がクルーズの役の目。 こちらは演技のしがいもあるおいしい役でもあり、 征服欲を下地にとにかくブラピに対する愛(きもいけど)で観ればいい。 ・・最初この図式が受け付けなかったのですが、 ここを理解すれば同性愛を超えて哲学的な人間の生死まで考えられる。 次に理解したいのがダンストの目で観ること。 理解しやすそうに見えて実はややこしい。 私は久々に観てやっとわかりましたから。 命を奪ったのはブラピでさらに仲間に引き入れたのがトム・・ ところがダンストはブラピを憎めない。 なぜなんだろうか。 彼に人間を感じたことと彼女の血にはトムの血も入っている。 つまりはそこを考えるとかなりヤバイ映画になってしまう。 自分の中に嫌いな男がいてその血は誰を愛しているのか怖い(難解) さてバンデラスの目といえば出番は少ないけれど、 こういう背景のルーツと未来がそこにあるので重要。 バンテラスを理解できれば一番難解なブラピの役も理解できる。 人間として命を終えたかったブラピは永遠の命を与えられる。 欲しくないのに与えられた永遠の命という矛盾は、 まさに悩める人間の苦悩とダンストとブラピの役は一致します。 バンデラスは時代を謳歌しながらも人間性を保ちたかった。 確率的に時代に流されながらも人間を捨てられないブラピは稀でした。 取りように見ればかなり難解な(どうにもならないことが)テーマを、 娯楽だけに走らず映画化できた作品だと思いました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-03 02:12:55)《改行有》

183.  チャンス(1979) 《ネタバレ》 いったいあの庭師はどこへ行くのか? 主を亡くし孤独になった庭師はあるきっかけで大富豪に雇われる。 でもその新しい主人もまた余命はわずか。 庭師のチャンスはただ思いついたことしか言わない朴訥な性格。 そのひとことひとことに意味を求め、周りは騒ぎ耳を傾けあがめる。 ・・と昔の童話のような話なのですが、最初見たときには このチャンスが住み着く家の主人は亡くなる。怖いやつだと・・ 何がいいたいのかわからなかったです。 つまり何もないということなのでしょう。 意味はない。欲得を求め意味を探ろうとしても、 人間の生死には意味などない。全て無から生まれ無に帰る。 体も軽くなったチャンスが湖の中を歩いてゆく。 哲学的で少し怖いです。 でも人間って意味がないことを悟ってしまうと、面白くなくなるのでは・・ と、欲も得もおおいにある私には程遠い悟りの映画でした。 意味を見つけるために生きて、やがて意味のないことを知る・・ [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-03 02:09:39)《改行有》

184.  ギフト(2000) 《ネタバレ》 恥ずかしながらラストのどんでん返しのある場所で、 感動して涙ぐみながら次の瞬間、恐怖で怖くて泣きながらわめいていた・・ この映画はオチがわかると、なんだしょうもないと思われる人もいるが、 後半がつまらないという人が大半の中、私にはそれまでがたいくつだった。 これ、サスペンス?だってホラーのところにあったし、 サム・ライミだし・・両方ですが・・ 最終的にはホラーとします。ホラー落ちなもので。 ケイト・ブランシェットのうまい演技が見たくて見たのだけれど、 張り合うほどのすごい演技を見せたのが、ジョヴァンニ・リビシ。 「プライベートライアン」に出ていたそうなんで、今度見直そうっと。 もうひとつの借りる理由が、私がサム・ライミのファンだということ。 でもカメラワークはどうということもなく、 ただ夜景(特に木や池)の撮り方がファンタジーホラーでした。 どことなくティム・バートン風で、んん~ライミ手ぬるいと。 サスペンスの前半は特に怖くもなく、 ライミ好きの私には物足りず時折見せる悪趣味な偶像も、 フィンチャーの方が秀悦でした。 が、前出したケイトとリビシの演技にリアルささえ感じて、 その問題の後半で「ああ、いい話じゃないか」と涙。 それが恐怖の知らせとわかると怖くてもう泣いてしまう・・ 自分の中にまだ子供が住んでいた・・ んなオチで泣くなんて。しかも前に同じようなのにやられたじゃないか。 ライミがこんなホラー作るなんて、反則ですよね。 ついに大衆の支持は愛で得たくなってきたか・・? 「スパイダーマン」もそうだしね。 まあこの時期大ブレイク後のキアヌ・リーブスが悪役で出演と、 話題にはなりましたがキアヌは悪役きびしいものが・・ よーく見ているとわかりやすく先も読みやすいドラマです。 でも今回の私のように何も考えず見ると面白い。 サスペンスと見ててふいをつかれたのです。 「ギフト」という題は、深いです。 彼女は人の人生を占い、善意のお金をもらい生活しているけれど、 最後にもらったのはお金ではないんですよね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-03 00:32:59)《改行有》

185.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 予告で面白そうだと期待して観に行きました。 インディジョーンズシリーズが大好きなので、筋的には満足しています。 が・・やはり最初からそのことばかり期待し比べてしまう。 ニコラス・ケイジというのもよかった。 演技的に今回の役回りは、インディとかぶりました。 ところが・・話が難解すぎる。 あまりに謎から謎へと続いてゆくので考え予測するのが楽しくなくなり、 ニコラス・ケイジの後をつけ秘宝を奪おうという役どころがあったので、 そいつに乗ったほうが楽しく鑑賞できるだろうと切り替えました。 それで正解だったようですね。 懲りすぎなのと、日本人が観ると特にわからない番地や歴史によって変わる住所。 こういうのは推理するより見過ごして楽しまないと展開についてゆけない。 ルパン三世みたいだなぁどっちかといえば・・ 面白くなってきたのは実は、教会に入ってからなのです。 やっぱりインディジョーンズが私は好きなので、 教会の棺を格納してある壁を壊すと洞窟になっている、 そこから本当の冒険が始まるんだとワクワクしましたから。 主役と父との関わりなどもインディジョーンズの・・3ですね。似ています。 その父子のつながりもよく描けていましたが・・ 一番の掘り出し物といえば、ケイジの助手役をやっていた青年。 メガネをかけたパソコンおたくなんですが、トビー・マグワイア似です。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-03 00:24:46)《改行有》

186.  インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 レイダースよりは面白く(贅沢すぎ)魔宮よりはハチャメチャ。 どことなく「1941」を髣髴とさせるお金の無駄使いな映画。 でもルーカスが「やろう」と言うならスピルバーグはもともと、 無駄使い大好きですから「戦車使っていい?」なんてな感じで・・ コメディもなんか全シリーズ中一番でした。 ばからしすぎて(へえ~スピルバーグの映画ってこんなにギャグ冴えてた?) と、見直しました・・って変でしょうか?? あの縛られた親子がくるくる回るアイデアって、 ばかとしか言いようがないセンス!ツボだ・・ ショーン・コネリーが真面目にやってる・・すごい! 関係ないがバンデットQを思い出した。 もう見れないリバー・フェニックスも真剣にギャグやってるしで。 実はこの最後の聖戦だけ見ていなかったのです。 面白くなさそうと思い(配役が豪華すぎ)ボックスDVDを買うと、 仕方なく4枚もついてるので一番後回しに見ることに・・・ あ、4枚目は特典のみのディスクで、これだけでもかなりの価値。 思ってたより面白く見れたのですが、中半のテンポが目茶目茶。 ああ、戦車や建物を見せたいんだ・・とストーリーそっちのけの、 冒険映画に付き合ったのです。「らくだはいらない」これもおかしい・・ 個人的に思うのですが、スピルバーグはSFよりも、 西部劇の方がうまいんじゃないかと。馬の撮りかたがうまい!(シャレか) あと、ここまでナチを毛嫌い超えて、ギャグにする人って・・・ 原作はルーカスですからルーカスもナチ嫌いなのかも。 7点(2005-03-01 05:32:06)《改行有》

187.  ハスラー 《ネタバレ》 遅まきながら見ました。見る前から過度の期待をしていたせいでしょうか。 「なーんだ」と思うところが・・ 自分の中でこうなってはいけない的な見方をしますが、 そう思えたのも小説のような脚本の良さでしょう。 が、やっぱり単にヒモだったニューマンと、 本気の末にああなった彼女というシチュエーションはやりすぎ。 本気だったと気づき正当化しても嫌ですね。 それとエンディングが気に入らない。 最初にあった長々と続くゲームからして、 勝手にエンディングさえも感動のエンディングと期待。 でもあっさり終わるのは、何も残らなかったということ。 勝負に勝っても残らないむなしさということ。 もっと娯楽も期待したのです。 あとニューマンの髪型が面白い。後期の方が好きだなぁ・・ で、良かったところはつまり内面を描いているということ。 おごり高ぶり自分を忘れる主人公の、 それからの人間的な成長がよく描けています。 埃っぽい賭博所と化したプールバーの雰囲気も、 モノクロでなきゃと思いました。 あるセリフが変に残りました。 敵方のマネージャー役、この人がなかなかいい演技。 「この世には負ける理由を探している人間がたくさんいる」 こんなセリフだったと思うけど。 展開としては、最初ニューマンについていた相棒と、 最後でも組んでくれたらかなり評価も変わるかも。 7点(2005-02-07 15:18:58)《改行有》

188.  ターミナル 《ネタバレ》 劇場鑑賞は「オールウェイズ」からご無沙汰していました。見ないと後悔すると思いましたよ。確かに最初の到着予定板(正式名わかる方いませんか?)の映し方から、ぐるりと主人公の周りを説明するカメラワーク、 「なんかしら昔の洋画見てる感じでレトロで品がありよいのだが・・ ああ、やっぱり私にはヤヌス・カミンスキーは合わないわ・・と思った。でも抜いたごちゃつく色に慣れてきて気づく。昔のヨーロッパ映画みたいだなぁ。確かに面白いコミカルなところは笑えほのぼのと見られ(ハンクスのやりすぎな芸も古風)、でもたいくつするくらい(昔のヨーロッパ映画ってそうだよね)ほのぼのとしながら、ある時を待っていました。・・思えばターミナルのコピーそのまま、観客もいつその時が来るのか待っていたのではないだろうか?何を待つか?CMなどで見た感動を劇場で味わいたいという、盛り上がりでしょう。ハンクスは何を待っていたのか?私の解釈では彼女の気持ち。 空港から出られるチャンスはあったのに出なかった。空港から出たいけど空港にいれば彼女を待つことができる。そうゆう意味ではまあいらないなとも思った、ゼタ=ジョーンズも、役的に意味があるのかもね。・・それとも、保護ではなく正当な理由で出て行く許可をもらいたかったとか。(国が元の状態に戻ること)とにかくよくわからない。 ラストにかけても。観客は宣伝に期待して泣きに来たのにコメディだから切り替えるも、ヤギの薬の事件やモップおやじ旅客機を止める事件など、泣けそうなところがあるたびに、「ここか?」と感情を盛り上げる用意をするもまたコメディにと、雪の空港で終わった方がよかったか。ジャズバーまで行くのならそれからまた空港へと行けばよかったか。 おそらく最大の原因は、トム・ハンクスの映画になってしまったことかも。 パンフを読むと、コメディとか多くハンクスが関与してるし、スピルバーグは前にA.I.で、キューブリックと半分こやってどっちつかずになったのに。あれは、ブラックのままか家族愛に絞ればよかった。これも80パーセントコメディ&人情劇なのに、ラストに監督が締めを担当しましたみたい。キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンを、まだ見てない人はぜひ見比べてください。これが良くも悪くもスピルバーグの映画です。個人的にはこっちのハンクスの方が、脇役でありながらとても良いです。7点(2005-01-08 07:20:28)《改行有》

189.  ターザン(1999) ディズニーは話は好きですが絵と音楽が苦手で、 現時点で見たのはこれと、ピーターパンになります。 金城武の吹き替えの方を見ましたが、評判がいいのに納得。 違和感なしでひとりニヤニヤ(たどたどしさがはまってて、 この人選ディズニーさん偉いよね)笑うくらいターザンがリアル。 (ドラマの喋りよりうまかった・・)っていったい?? あの喋りなら英語も彼で聞きたかったな。(英語は日本語よりうまいし) それと、既存になりますが絵の素晴らしさ。 苦手だったなめらかすぎの絵も背景のきれいさと、 スピード感にびっくり。ゲームやってるみたい。 大画面で見たほうがいいかも。 ラストがあっさり終わるので、ああやっぱりミュージカルだと思いましたが、 たまに見るのにはいいかも。ただ、歌がV6だったので、 母ゴリラとのふれあいのバラードはそれでよいのですが、 全部V6というのがひきました。アニメの吹き替えは日本語全然OKです。 7点(2004-11-09 20:35:44)《改行有》

190.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 脚本、見せ方など総合では、1の方がよかった。 なんでだろうか??1をDVDしかもパソコンの画面で見、 うわ~楽しそう!2が来たら絶対映画館で見るんだっ!と、 誇大な期待を膨らませたからか・・ そのダイナミックな浮遊感は劇場で実現したものの、 ストーリーやキャラクターがいまいち。 悪役敵キャラが1のほうがよかった。 Xメンのようになってしまった・・ それとダサかっこいい演出が気に入っていたのに、 本当にダサいところを強調(主人公の運のなさ)しすぎ。 それがちょっと時計を見たくなる長く感じた要因かも。 個人的に気に入ったのは相変わらずノビ太くんな、 トビー・マグワイアと、手術シーン。 でも劇場で見た浮遊感にこれ以上点は下げられない。 そしてまた3も見に行くと思う。 正体ばれても続くのが怖い・・ 個人的にはヒロインに飽きているので、 トビーに浮気をしてほしい。7点(2004-08-22 14:34:04)《改行有》

191.  フィアレス 《ネタバレ》 ストーリー的にとてもよい映画です。脚本よし、ラストの演出もよし、ただ中半までがつまらない。ジェフ・ブリッジズの出演映画はたくさん見てて、私は彼の映画が好きなんだと思いました。 ほとんどなぜか、落ちキャラが多いです。これはそのとうりの、 航空機事故生還(でも落ちきれずさまよってる)なんですが、 タッカー、フィッシャーキング、隣人は静かに笑う、シービスケット・・これらは一例ですが、今回のこの役はちょっと我が強く 、生還してからさも自分が神になったような勘違い。 演技的には、K-PAX光の旅人で見せたような危うい包容力を期待したんですが、ひとり浮いてたから気にはなりました。 黒人の女性がキュートでたまらなくいいです。彼女とともにショッピングモールで、死んだ子供と父親への贈り物を選ぶあたりから、私の中で面白いと共感できました。そのあとの意外性と、どうにもならないならまた体験してみる(贈り物も含め)、これは面白いと思う。でも同じ思いや痛みを分かち合えても、やっぱりラストは現実の家庭という場所に戻らないとならない。彼は夢でさまよってたけど、発作で本当に夢の眠りにつけたはず。 そこから戻ることは本当の生還であり、家族とやり直すことが本当の幸せ。ここらがちょっとありきたりで減点ですが、あまりに不思議な映像と音楽に泣けてしまいました。シックスセンスやジェイコブズラダーのラストに匹敵します。 7点(2004-05-10 13:04:12)《改行有》

192.  アミスタッド 《ネタバレ》 冒頭のカメラワークと青黒い画面と音楽に圧倒され、それ以上ひとりで見るのが怖くて友達と見ました。ホラー慣れしてる私が、気持ち悪くなったほどの迫力。覚悟のいる映画でした。ところがです。なんて誠実な映画なんでしょうか。 面白いとかの娯楽性もないけど、他の戦争ものなどの シリアスでありながら見せてしまう娯楽優良映画とは違う。 シンドラーやライアン・・ 私、この映画で前から映像としては嫌いだった、ヤヌス・カミンスキーを見直しました。前出の作品はスピルバーグの訴える甘さと、カミンスキーの冷たい無機質な絵とが合わず、それが偽善とか言われながらも成功してきたと思う。これは、ふたりの息があってて、逆に一般にはつまらない。それもまた良いんじゃないかと、最後までこちらも真剣に見入りました。 良い作品ですよ。真面目すぎて、 山もなくたんたんとしてるけど、心がある。こういう作品の評価は難しい。このての映画ならば、演説シーンのあと拍手が沸き派手に盛り上るところが、なんとあっさりしたことか・・ これは賞狙いで作ったものではないと、見ててあきれるほどわかるのですが。ほんとのことを言うと、盛り上げて泣かせてくれるのを期待して、この監督の映画を見続けてました。 後味もいいし、ある意味泣かされても泣いたということは、ストレス解消になるものです。それだけが不満かな。 役者については言うことはありません。モーガン・フリーマンですが、静かでセリフも少ないけど、味がある人はあれでいい。映画本編を見た後、特典を見られることを強くお勧め。地味で暗い内容でしたが、他の監督がやってたらどうでしょう。レインメーカーよりはるかにわかりやすく面白かったけど・・スピルバーグは時間内でうまくまとめてると思います。損得や利害も、主人公を救えた結果でそれでいいと。誰も映画化したくない映画に、たまに手をつけ誤解を招く監督ですがそれも評価したい。この監督は、時代にあってないというか少し早い気がして、今これを作ったらどうとか考えます。今の自分は先祖が作ったというエピソードは、東洋的でなんか深いです。残酷で哀しい人種差別の映画なのに、エポックな星は優しい。 どこから来た?と問う弁護士の質問は重要な貿易領域問題。 それがまた、スピルバーグの手にかかると・・ あの、E.T.の答えを思い出す。アフリカが星のよう。 未知との遭遇も、通訳が重要でした・・7点(2004-04-20 06:52:44)(良:1票) 《改行有》

193.  ウォー・ゲーム(1983) 《ネタバレ》 ラストのオチがよいですね。普通映画って終わった後、別なラストも考えたりする楽しみもあるんですが、この作品はわかっててもそうなるのが清い。冒頭少したってテロップが出るあたりに、(激突!)のカメラワーク思い出した。作りも楽しいし。久々に見て、前に見た内容を忘れていた・・バック・トゥ・ザ・フューチャーの、校長先生が出てませんでした? あれ、これゼメキス?スピルバーグ?みたいな懐かしい楽しさが随所にある・・ジョン・バダムもよく似たカテゴリかも。 今の時代にまた見ると、戦争が引き分けで済むならいいのにと、 こういう映画に愛を感じます。ちょっとないアイディアと思いますが。マシューはかわいい。久々に(フェリスはある朝突然に)が見たくなりました。どうしてるんだろう?7点(2004-04-08 10:42:44)《改行有》

194.  恐怖の館(1972)<TVM> 《ネタバレ》 別に高評価つけるのもなんだけど、この話は悪くはない。 映像演出も、おや?と思わせるものがある。 うまくリメイクすればよいホラー作品になったかも。 まずカメラワーク、好きだな・・ 1シーンで、ガラスに映る去っていく男と見る女を撮るの。 何回かその手法は出てきたし、光の使い方もまばゆいくらい 使う使う(笑)車のガラスの使い方や階段や・・きりがない。 さすが若くても演出はうまいですよ。ホラーなのに品もあるし。 子供が壁にボールをぶつける音と、母親がきれて物を 壊す音との重ね方とか、赤ちゃんの鳴き声の使い方・・ 正統派のホラーです。ただし、あの変なモノ(悪魔?) は一回だけでいい。二回目は怖くないから笑うくらい 大げさなものに変えたほうがいい。 キューブリックのシャイニングを思い出したくらい、 惜しいところがある。 子役がかわいくないのは欠点。というか、うまくない。 母親はうまくて、目立っていた。 演出は大人なのにエンディングが子供じみてる! これはわかりやすくしたのか、時間都合か現場の意見か・・? 物語は、ポルターガイストみたいなんだけど、 わりと見せる映像も多く不思議な映画だった。 この監督はホラーに向いてるとは思うけど、 ラストに親子の愛を入れたがるのね。 せっかくよいものを持ってるのに感動作にしちゃう・・ 感動作にするには脚本も練り直さないと。7点(2004-04-01 07:48:08)《改行有》

195.  ピーター・パン(1953) 初めてきちんと見ました。すごくわかりやすく完成度の高い作品ですね。ディズニーアニメは、絵がなめらかすぎるのが合わず、見るのを避けていたのです。見てみるとそんなことは気にならなくなる、話の展開の面白さと夢のある背景に感心しました。 これからディズニーも見なくちゃと思います。考えてみれば、私のミュージカル苦手なのも、ディズニーに馴染んでないからかもしれない。ミュージカルも避けていたジャンルなので、もし苦手な方はディズニーお勧めですよ。 ピーターパンは個々の個性がよく描かれています。大人になりたくない主人公よりも、大人になることを選んだ少女や、子供には帰れないパパ・・このリアルな描写とせつなさに、ファンタジーでありながら永遠のテーマをも感じます。 コメディが入っててすごく楽しい。たぶん映画では楽しく夢があるけど、本で読むと感動して泣いてたかもしれない。 この作品を見るきっかけとなったのは、本当は見る順序が逆な(フック)の本当のピーターパンが見たかったので。スピルバーグ作品のほとんどが、ディズニー映画のオマージュのようです。 今さらながらディズニーですが、これから先もあらゆる人に影響を与えているのですから、そういう意味でも見続けたいです。 幸い私は、今現在見てもしらけることなく感情移入ができるので、まずはこの作品が登竜門です。7点(2004-03-26 05:20:43)《改行有》

196.  グーニーズ 《ネタバレ》 もう忘れていたのでDVDでまた見ました。なんでかわからない けど涙がこぼれた。子供の頃は当たり前と思っていた時間、意味のない野望は今見るとうらやましい。基地やスパイごっこ、宝探しにお化け屋敷・・毎日私の周りに集まってくる、私と同じ親が仕事でうちにいない友達たち・・最近昔見たSFファンタジー冒険ものをまた見返し、その頃とはまた違う思いに浸っています。あの頃の映画って夢があるけど、それを公園や学校で真似する楽しさがあった。今の映画は子供はうちでゲームとしてひとり再現するのか・・インディジョーンズ子供版ですが、子供にとってもいや、子供にとってみたら最大の冒険です。ショーン・アスティーンが、どこに出ているのか苦労するくらいわからなかった。ロード・オブ・ザ・リングのサムは、こちらでは主役のマイキーですよ。 めちゃかわいい。演技に子供を感じさせないシリアスさがあり、途中で説教を始めるのでサムを射止めるだけあると感心。 やはりラストの海賊船は夢がありますね。あのラストは美しい。 私の住んでいる田舎にも国定公園ですが、岩が見える海があります。子供の頃は自分たちの秘密の場所だったのですが、今ではそんな海沿いまで宅地改良が進み公園として国道から行けるようになりました・・皆さんの近所にもそういった大切な秘密の場所があったはず。そんなゆとりを思い出さしてくれた映画です。 7点(2004-02-18 07:47:51)《改行有》

197.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 《ネタバレ》 1では感動して泣きましたが、2になるとあまりに登場人物が多くなり、感情移入ができなかった。特に人間が多く複雑。戦争のシーンも元々中世が苦手(いまだにベンハー、十戒、アマデウスなどは見ない)ですので、濃いなあ~とダメでした。こうなるとSFファンタジーというより、私の苦手なジャンル、中世もの史劇を見てる気がして・・でもまあ3の完結編で戦争の続きを見ても、コレで慣れたので大丈夫かも。全体を通して、一番の魅力は脚本だと思いました。その脚本を映像化したのもすごいですが、やはりこれは話がいい。サムはお気に入りですが、最後のほうでソフィーの世界みたいになっちゃってる・・(僕たちはお話の中にいてコレは物語の世界で・・等々)ソレ語らせたら醒めるよ。 そう思って見てるのに・・でもまあ引き続き、先の読める楽しきRPG映画ですしサムだから許す。水戸黄門みたいな登場の爺ちゃん魔法使いは一番ツボです。レベルが上がると白になるなんざ、ファイナル×ジーやドラ×好きには受ける。しかもマント脱ぐまでわからんのもおかしい。私が気に入ったキャラは、庭師、爺ちゃん魔法使い、愛しいしと、エリザベス主演だったらしいお姉さん・・人間も好きにならなきゃと思う。一番人気のアラゴルンさんですか、兄弟2人と区別つきにくかったけど、桑名正博似と思ったのは私だけか・・愛しいしと、不気味でかわいい。スメアゴル?覚えにくい・・ひとりファイトクラブしてましたね。うまい。彼と森の木のまぬけぶりとかファンタジーがなければ、面白かったかなあ・・これをRPG映画と見るなら、続編にしたがって見るほうにもレベル・アップを求めている。いつまでもレベルの低い旅の1では続かない。でも1は新鮮でファンタジーしてたなあ・・中世戦争苦手なのと、新鮮さワクワク感が薄れたので・・その分、3に大期待!弓使いのレゴラスもきれい。 7点(2004-02-17 07:12:00)《改行有》

198.  シービスケット 《ネタバレ》 劇場で見た映画は二年くらい前の、海の上のピアニスト までさかのぼります。映画館に見に行く気にさせてくれた、 好きな競馬を扱った映画ということと、トビー・マグワイア が好きなのでそれに感謝です。二年も映画館に行ってない私を その気にさせたのですから、甘めの評価ですが・・ というのはあまりに宣伝とかから予想できる展開と内容、 競馬が好きだから古くはハイセイコー新しくはナリタブライアン (こちらは騎手乗り代わり等で)またはあらゆる競走馬に まつわる実話に慣れ、映画の感動はそんなに・・でした。 前半の馬主中心のエピソードは(タッカー)を思い出しました。 ジェフ・ブリッジズだからか車事業だからか・・ その手のたたき上げ映画も好きなのですが、やはり見る人を 決めたほうがいいと、騎手にしましたから・・ ちょっと長かったのと人物がややこしかったかな。 でも騎手と主役の馬が動き出し、映画の娯楽が楽しめ、 不覚にも何回か自然に泣けた。どわーっという感動ではなく、 自然に爽やかに。終わりも自然でいいかも。 映画的に見ると、最高のヤマ場は勝ち続けるあたりではなく、 一番の主役の馬と主戦騎手がほんとの一体となる後半。 ここらをもっと書き込んでほしかった・・馬主は苦労し たたき上げ成功したけどそれより、騎手と馬が大事。 競馬好きから見ればそう思う。3人を書ききるのは難しい。 映画館で見てよかった。DVDだけではたぶん蹄鉄の音や 広がる映像は存分に楽しめない。けど一度映画館で見た 作品だから脳裏に残り、DVDでも見られると思います。 もちろん出たら買いますよ。3人の目で見られるし。7点(2004-02-10 05:45:15)《改行有》

199.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 このての映画は独特の暗さのある、ディック・トレイシーと バットマンしか見たことはなく、また失敗かなと避けてたんですが・・コレは違う。独特の青暗い世界じゃなく(あるにはあるけど)スーパーマン的な爽快さがありますね。嫌いではないなと思い、いや好きかもに変わっていくかも。監督から入るので、 サム・ライミのカメラワークに変な感心と懐かしさを覚えた。 ここが(死霊のはらわた)だ~!と喜んで見てたんですが、 ブルース・キャンベル、どこに出ていたのか?? 気づいた方います?脚本も影があるヒーローアニメと好意的に見てたら、ゴブリンがサーフボードみたいなのに乗って登場。 そのあまりに近代的でちゃちな悪役に笑い覚めてしまった。 けど(ゴブリンがねえ・・)と減点しつつ、なぜか気になって しまうおかしさ・・トビー・マグワイア好きなので、やはりDVDは買う予定。ほんとは演技派ですので、(シー・ビスケット)と比べてみても面白い。7点(2004-02-08 22:59:11)《改行有》

200.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 実はディカプリオが苦手で彼の出演作品はこれが初めてで、タイタニックも途中で見るのをやめたくらいです。見終わってもやはり苦手でした~ファンのみなさんごめんなさい。好みの問題なので良い演技をしたことは感心してます。これはスピルバーグ初のサスペンスコメディで実話ということで見たわけですが、トム・ハンクスがケビン・スペイシーに見えました・・ 実に良いです!あと、クリストファー・ウォーケンの柔らかくうさんくさい渋さ。終わったあとなにかしっくり来ない物足りなさは、たぶんこの作品が正攻法で今では古い見せ方なのでしょう。 でも真面目に集中して見ていたわけではないのに、ほとんど要所のセリフや展開を覚えてるんです。特に、トム・ハンクスが電話で(かける相手がいないんだろう)このシーンはこのコメディの本質を表しています。笑えるほどに孤独な詐欺師。撮り方としては、相変わらず光の使い方がうまい。キッチンで母親と息子が会話するシーンでよくわかりますが、E.T.や未知との遭遇を思い出します。映像の人なんですね。 脚本や展開につじつまあわせが見られるのも、やっぱり変わらずなんか妙なところで安心。ジョン・ウイリアムスも専属になってしまいましたが、いらないところで音楽鳴らさなくてもと。SFならいいですが・・私だけかもしれないけど、スピルバーグに近いのはフランク・ダラポンと思う。広がる映像美や音楽に泣かせる展開・・映画館で味わう映画。ダラポンはキングという脚本に恵まれましたが・・7点(2004-01-20 04:40:42)(良:2票) 《改行有》

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