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2301. ラスト・リミッツ/栄光なきアスリート 特に波乱も意表をつく展開もなく、彗星のように走り抜けたアスリートの姿を淡々と誠実に追っています。トラックを走るランナーの集団を、集団の中から(ランナー視点で)、フィールドから、スタンドからと贅沢に撮り尽くした映像が凝っているなあと思ったら、コンラッド・L・ホールだったのですね。しかし、98年製作とは思えないほど、画面の感じが懐かしさを漂わせています。[地上波(字幕)] 6点(2005-09-07 01:53:46) 2302. ムーラン・ルージュ(2001) 全然期待外れでした。ニコールもユアンも全然発声ができてないし、「歌っている表情」にもなってない。カメラと編集は悪趣味なほど遊びすぎで、見ていて酔いそうになる。ロックやポップスの有名曲をアレンジしてちりばめた趣向も、はっきりいって安直なだけ。ミュージカルが持つべきスピード感やビート感などゼロで、2時間が異様に長く感じました。点数は、何とか画面を成り立たせてくれた美術と衣装に対して。[DVD(字幕)] 4点(2005-09-06 00:41:56) 2303. スウィート・ノベンバー 前半と後半は別の話ですね。ラストへ向けての都合の良い展開も、えらく薄っぺらい。つまり、オータム・イン・ニューヨークとまったく同じ。タイプとしては好きな話なので、低い点がつけられないところまで同じ。[DVD(字幕)] 5点(2005-09-04 22:26:54) 2304. チェイシング・リバティ ローマの休日の現代ラブコメ+ロードムービー版といった趣で、ありがちとはいえ面白くなりそうな設定なのだが、主演の2人が演技下手すぎ。主人公にとっては、お嬢様生活では経験していない体験を経るはずなのだから、もっといろいろ表現があると思うけど、そこまでは考えなかったのでしょうか。脚本もやや中ダレ気味。着地部分も少々もたついている。[DVD(字幕)] 4点(2005-09-03 03:21:07) 2305. 存在の耐えられない軽さ とにかく長い作品であり、行けども行けども話が少しも前に進まないのですが、それでも意外に退屈しなかったのは、主演の3人の静かな名演によるものでしょう。邦題も秀逸です。[DVD(字幕)] 6点(2005-08-29 02:38:04) 2306. スマイル・ライク・ユアーズ/緊急!子づくり宣言 《ネタバレ》 子供を欲しがっている夫婦が何とかして2人で頑張ります、という出だしなのだが、何と、最後までそれが延々と続くだけであって、何のひねりもなく終わってしまうのである。映画を作るほどの話ではまったくないと思いますが。タイトルからして駄目作品と予想できるとおりの内容。[地上波(字幕)] 2点(2005-08-21 23:50:31) 2307. ブリジット・ジョーンズの日記 周辺人物(親族等含む)の描写がことごとくステレオタイプで、全然新鮮味がないのが難点だが、レニーの頑張りとキャラクターの強烈さで、後々まで記憶に残る作品となっている。[DVD(字幕)] 6点(2005-08-08 02:06:16) 2308. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 内容的には無難な出来だが、結局は「単なる続編」という以外の何物でもなく、作品としての独立した価値が感じられない。ヒュー・グラントの出番が少ない上にやる気が感じられないのも気になる。恋敵が実は・・・の場面も、大事なところなのだから、もう少し引っ張ってほしかった。あと、タイの留置所の場面も、重たすぎて作品の雰囲気に合わないので、あそこまで長くない方がよかったと思う。[映画館(字幕)] 5点(2005-08-08 02:02:30) 2309. 恋の方程式/あなたのハートにクリック2 パンの演説の場面とか、いくつかは光る部分もあるのだが、それ以外の部分がすべて凡庸なため、映画の出来としては全然大したことはない。80分少々でコンパクトにまとまっているため、暇つぶしにはいいかも。[DVD(字幕)] 3点(2005-07-27 03:28:58) 2310. 恋のおかたづけしましョ! 何ともしょぼいラブコメ。掘り下げればいくらでも面白くできそうなのに、脚本が明らかに力不足で、各登場人物の意味合いをまったく処理しきれずにいる。全体がさらさらと流れていくだけで、まったく印象に残らない。[DVD(字幕)] 3点(2005-07-27 03:28:01) 2311. ミセス・ダウト 《ネタバレ》 ロビン・ウィリアムスでなければ、ここまで上品な作品にはならなかっただろう。笑わせる中にも、哀しさ、淋しさを十分に漂わせており、途中では十八番のマシンガン・トークも披露し、しかも女装にもさほど違和感がないのだから素晴らしい。また、そのロビンの仕掛けを一般人の立場からきちんと「受け」てみせて、彼の面白さを際立たせたサリー・フィールドの功績も見逃せないだろう。不自然な状況にきちんと落とし前をつけて、同時にメッセージをも含んでいるラストも良い。[DVD(字幕)] 8点(2005-07-22 20:39:18) 2312. マンハッタン恋愛事情 元は演劇用の脚本でしょうか?男のアパートの一室で、三角関係の男女(原題通り)が延々としゃべったり移動したりを繰り返すだけの話です。このような設定だと、かなりの演技力が要求されることは当然ですが、残念ながらこの3人はいずれも不合格です。特に、女性2人など、ピーチクパーチクさえずっているばかりで、何の表現もできていません。しゃべっている人の顔をアップで追うだけの芸のないカメラもダメです。[地上波(字幕)] 3点(2005-07-21 01:21:33) 2313. ファーゴ 《ネタバレ》 いろんな人たちの思惑が交錯する中盤まではかなり丁寧なサスペンスが展開されていて、思いっきり期待したのに、あの何のひねりもない収束はいったい何よ!マイク・ヤナギタは何かの伏線に違いないとか、途中から動向が伏せられる危険な相棒と被害者の奥さんはどう動いてくるのかとか、頑固な義父社長は本筋の流れにどう絡んでくるのかとか、マクドーマンドとメイシーはどのような心理戦対決シーンをやってくれるのかとか、主人公以外の警察はどうやってアシスト捜査をするのかとか、一番危険なアジア系顔のお兄さんが最後は何かするに違いないとか、勝手に期待してしまった私がアホでした。全体のレベル自体はそんなに低くないと思うが、あまりにも期待との落差が大きかったのでこの点数。[DVD(字幕)] 5点(2005-07-13 01:22:09) 2314. フリーダ 隅々までなかなか力が入っているが、あれもこれも盛り込もうとして、結局、細切れのシーンが連続しているだけになっており、ストーリーを貫く一本の線が存在しない状態になっている。サルマ・ハエックは、気合と根性は十分だが、それぞれの場面においての人格表現や感情表現を適切に行うまでには至っていない。[DVD(字幕)] 6点(2005-07-12 02:12:08) 2315. モナリザ・スマイル 製作者の自己満足シーンを適当につぎはぎして都合の良いラストシーンにもっていっただけのしょうもない作品。すでに多々指摘されているが、生徒たちがどこでどのように主人公から影響を受けたのか、さっぱり分からない。ジュリア・ロバーツの無表情鉄仮面演技も大問題(この種の設定の主人公で、なんであんな演技になるんだろう?)。唯一、ジュリア・スタイルズのさりげなく安定した堅実な演技は良かった。[DVD(字幕)] 5点(2005-07-10 02:38:22) 2316. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン もっと軽快な突っ走りコメディを想像していたので、やたらとズルズルした場面が多いのにがっかり。両親との絡みの部分など、はっきり言ってほとんど不要だったと思う。肝心の詐欺の手段にしても、唸らされたのはホテルの部屋でのご対面を切り抜けた場面のみで、それ以外はすべて、金をかけて手段を講じているだけ。つまり、この種の話に必要不可欠な、相互の知能戦のやりとりという部分がまったく欠けているのである。レオとハンクスの個人技でそこそこのレベルには達しているので一応ぎりぎりこの点数だが、本来はもっと面白くなったはず。[DVD(字幕)] 6点(2005-07-05 03:24:09) 2317. ル・ディヴォース~パリに恋して~ DVDの装丁はいかにもライトなラブコメという感じだったのだが、いつまでたっても話がちっとも前に進まずにじめじめとしたシーンが展開されるだけで、終わった後も、「えっ?この話の結論たったそれだけ?」という感じだった。後で監督名を見て納得しました(しかし、それだったらあの装丁は詐欺では・・・)。親権や財産分与の話など、そんな当たり前のことを当たり前に延々と描写されても何の面白みもないわけで、何でこの話をわざわざ映画化したのか不明。[DVD(字幕)] 3点(2005-07-03 19:12:10) 2318. シャンプー 主人公の美容院での軟派ぶりは多少面白かったが、それ以外は、特に個性のない登場人物同士がくっついてるのか離れてるのか分からないような自己満足的関係を延々と続けているだけの作品。ゴールディ・ホーン姉さんのぴちぴちぶり(!)に+1点。[地上波(吹替)] 4点(2005-06-30 01:28:18) 2319. 最後の恋のはじめ方 すべて予告編から予想できるとおりのまったく無難なラブコメなのですが、ウィル・スミス以外の人に華とか存在感がないので、非常に薄味な印象です。それと、恋愛指導の部分でもっと強力にネタを盛り込んで凄腕ぶりを強調しておかないと、その後の自分自身の問題のときの迷いや葛藤が浮き上がってこないと思います。[映画館(字幕)] 5点(2005-06-05 23:41:05)(良:1票) 2320. クローサー(2004) 男女4人がくっついたり離れたりを繰り返すだけ、という、中身には乏しいとも思える作品なのだが、実際の人間の行動なんてのはむしろあれに近いのではないかとも思う。その現実性と、登場人物のキャラクターの濃さ(強さとは少し違うが)によって、それなりに見られる作品にはなっている。[映画館(字幕)] 5点(2005-06-04 22:28:25)
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