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プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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221.  メイド・イン・アメリカ(1993) 《ネタバレ》 最後にどんでん返しがありそこそこ楽しめるハートフル・コメデイ。 ウィル・スミスが若いですねぇ~(しかし今とそう変わらないのもある意味不気味) ウーピーの娘がすごくかわいいです。 美人というわけでもないんですが好きです。 全体の作品内容やこの娘役の俳優の表情から、 ある日本のテレビドラマを思い出しました。 「セカンドチャンス」確か田中美佐子と赤井秀和だったと思う。 あのドラマはわりと好きで観ていました。 こちらは洋画でしかもコメデイなんですが、 大事なのは見えない父親の存在ではなくて、 今からの父親の存在なんですよね。 出来すぎているとかありえないとか言ったらおしまいなんですが、 コメデイというジャンルで親子愛に恋愛にとうまく演出され、 単なるお調子映画ではなく考えさせられるところも・・ 家族で観てもいいし恋人と観てもいい。 けれど固いおうちではちょっと笑えない演出もありますが・・ ウーピーの自転車運転はどう見ても迷惑で危ない。 ああいう勝手な人って実際いますよね~ そんな彼女に説得力が唯一あったのが、 好きな男を亡くし誰かを愛したいからあなたを作ったという、 娘に対して言う言葉。 それならたとえ人工授精といえどもパパを調べたいという娘の秘密行動。 ここに絡んでくるのが若いおとぼけスミス。 頭のいい彼女にくっついてるだけの幼馴染の高校生! 人工授精センターで採取するオトリになるのがおかしい。 ここらだけで大笑いできますが、 そこからパパだと調べた相手テッド・ダンソンが、 どうしょうもない派手で女たらしのバカ。 あれやこれやで結局はウーピーとダンソンの新たなる恋愛が始まるのですが・・ これは娘にしては面白くはない。 このくらいの揺れる子供の心をうまいこと演出しています。 ドタバタのように見えてきちんと見れば人情ドラマにもなっている。 だらしないけど明るく前向きな母と、 嘘のようにかしこい娘。 この娘のおかげで出会えたパパは本当のパパになるに違いない。 たとえ事実であるパパに出会えたとしても・・ 今が大切という非常にポジティブな映画ですので、 過去にとらわれるセンチな映画ももちろんいいですが、 たまにはこんな逆転の発想の楽しい夢のある映画もいいかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:33:43)《改行有》

222.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 暗い作品が好きなのもありますが特にこの監督作は重いかも。 特典で監督のコメントを観ると、 死刑執行には根本的には反対派なのだそうで、 しかし中立的に作ったらしいのですが、 やはりどうなんでしょうか・・ あとで特典を観たのですが中立的とはいえないかとも。 テキサスという州についても日本人から見たら理解できませんし、 もちろん世界中のどこの国においてもそうなんですが、 かなり政治的な作品だよと監督は言っていました。 それは観ていると伝わってきます。 政治的な作品とはいえ面白く見せられるのは、 演出がいいことと俳優の演技がよいから。 しかし私はケビン・スペイシーという役者の役柄を知っています。 初期からアメリカンビューティあたりまではほとんど観ております。 久しぶりに最近のも観てみようかと借りたのですが・・ 「ユージュアル・サスペクツ」「セブン」これらの他にも、 プロデューサーやL.A.コンフィデンシャルから交渉人・・ ちょっと役がかぶっちゃいますね。 確かにうまいんですが・・ 観たあと重いとは感じなかったのはこの役者のそれまでの役のせい。 ラストで大笑いしたあと妙な気分に。 この作品の内容を思い返せばかなり重いので、 終わったあとまた最初から見返してみようとしましたが、 途中から気味が悪くなってやめました(苦笑) そう感じただけでも意義があったのかも。 ホラーよりもリアルな怖さがありますから。 同時期に借りた「ビデオドローム」より変な怖さがあった。 サスペンスの面白さを味わえ終えたら、 ぜひもう一度最初から見返してみてください。 人間が信じる世界というものはこれほど怖いものなんだなぁと。 宗教的な感覚もあるかもしれませんね。 彼らは狂信的なカトリックなのかもと考えたりします。 鍵を握るカウボーイが頻繁に出てくるので、 ラスト付近でニュース画面の背景にカウボーイが出現し、 これだいやあれだと探すのですが、 テキサス州の警官だった(爆) 最初からの展開は「羊たちの沈黙」っぽく、 牢獄から出ないスペイシーの回想シーンと新聞記者ウィンスレットという演出。 ウィンスレットの相棒役の新米若手記者観たさで借りたってのも理由。 「戦争のはじめかた」に出ていた ガブリエル・マンです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:29:00)《改行有》

223.  バッドボーイズ(1995) 《ネタバレ》 マイケル・ベイ 監督作ってニガテなんですよね。 根拠のない派手な展開やベタさがどうも内容がないようで・・ ところがこの作品、内容はないのに面白いじゃあないですか。 この「バッドボーイズ」がこの監督のよさが出ているなぁと感じられるのは、 配役の自然さもあるのですがとにかくストレートで簡潔な内容を、 飽きることなく見せ続けられたということ。 ( ̄▽ ̄)=3 まあ配役が大きいですね(爆) タランティーノ映画風のお下品なセリフ回しのテンポのよさも、 リズミカルだからくどくはないし。 爆破爆破とひつこいほどの壊し演出も内容がコメディだから飽きない。 もちろんこの作品がベタな恋愛アクションであれば、 やはり私にとっては面白くない作品になっていたでしょう。 Σ(~∀~||;) 最初からすでにわかる犯人グループはもうサスペンス的な面白さはないし、 突っ込みどころも多いしアクションもとにかく過多なんですが、 犯人なんてどうでもいいという内容のなさが成功。 マヌケな上司のせいでマーカス&マイクの役が入れ替わるというアイデア。 入れ替わりアイデアというのも実は普遍的なコメディなんですが、 ストレートなアクションのひつこさと間違えられ大騒ぎになるふたりが黒人、 両主役が黒人というのは珍しくも新鮮なのではないでしょうか。 探せばあるのかもしれないけれど・・ ひとりは金持ちの黒人でひとりが妻子もちのマヌケな黒人。 実はマヌケなほうのマーティン・ローレンスが主役なんだと思います。 犯人に顔を見られ追われる女性をかくまうのに、 女性の誤解と上司の命令で金持ち独身のウィル・スミスの空き部屋(ホテル)に連れ込む。 さらにお互いのつじつまを合わせるためにスミスは恐妻家のローレンス宅に・・ コレだけでも面白いのに犯人グループはそんなことは知らない。 コメディなのに真面目に力入ったアクションと違和感が楽しい。 観終わった後はっきりいってな~んにも残らない。 けれど破壊の裏に大義名分とか愛とか大袈裟なものがないから楽しい。 ヽ(゚◇゚ )ノ マイケル・ベイはこういったアクション・コメディや冒険もののほうが合うのでは? 意外と007シリーズの監督をやらせると面白いものを作るかも・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:25:08)《改行有》

224.  生きてこそ 《ネタバレ》 「南極物語」の フランク・マーシャル 監督作って感じですね。 両方とも実話を元にしていて雪に遭難で犬と人間の違いなんですが、 内容はぜ~ったいこっちのほうがよい! やはり犠牲をきちんと描かなければ生還したありがたさや、 自然界の厳しさや命の尊さは薄れてしまいます。 題名からしてこれは凄まじい感動大作だと思いました。 だから借りるのもためらいました。 (^O^)なにしろあの監督なのですから・・ エンディングの爽快さは感動というよりも素直に嬉しかったです。 (゚ーÅ)感動を通り越すと素直に嬉しいのです。 イーサン・ホークは実によいです。 前から気にはなっていた薄い顔のどちらかといえば好みのタイプなのですが、 出演作がイマイチ私には合わなかったのと地味だったので、 この役は意外かもと首をかしげたのですが、 無難にしかも嫌味なくカリスマ性まで持つ主役を演じていました。 人が次々死んでゆくシーンよりも、 どうやって生きのこるかというまるで戦争映画のようなストーリー。 敵は目には見えず突然前触れもせず襲ってくる雪崩や嵐といった自然現象。 背景がカトリックの学生たちであったことや、 生き残るために人肉を食べざるをえなかったこと。 これを(最後の晩餐)のワインとパンにたとえること。 ここらは非現実的な宗教による説得力はありましたが、 やはりこのシーンは中途半端だったかもしれない。 遺族のことも考え生き残ったモデルも最大に協力してはいるものの、 やはり映画として公開するとなるとどうなんでしょうか・・ モヤモヤしたものが残ります。 見世物のように食われる遺体は仕方のないことであったにしろ・・ それならば自分がそうなった場合はどうするんだ? と聞かれればやはり仕方のないことだとしか答えられない。 ある程度のフィクションを加えて違う場所や架空の学校にするとかして、 そうすれば人肉問題も客観的に見られるのではと思ってみたり・・ (;^ω^A しかし繰り返しますが、 後半の登りつめた山の向こうにまた山という図式と、 座り込み引き返そうと悲観にくれる仲間と逆に、 山だらけの中にまた越える山があるから希望があると、 どんなときにでも諦めないイーサン・ホークの役は爽快でした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:17:37)《改行有》

225.  ラッシュアワー 《ネタバレ》 黒人と白人の刑事というワンパターンではなく、 香港スターと黒人スターという選出がいいですね。 やはりカンフー・アクションは元祖。 ジェット・リーは観たことがあるんですが、 肝心のジャッキー・チェンはなんと初めて。 これを機会にジャッキー映画も観てみようかな? ただし根本的に中国の映画は演出は好きだけれど、 話の内容がイマイチなのでこういったコメディのほうがいいかも・・ クリス・タッカーは初めて観ますが、 ああ苦手だ(苦笑) SWのジャージャーみたいな高音の声ですよね。 クネクネしてるし顔も真面目すぎて怖いし(爆) ・・カール・ルイス似だけれどアースウインド・ファイヤーも入ってたり(古っ) まあそのギャップがいいとゆうことなんでしょうけれど苦手。 ウィル・スミスのほうがひょうきんで好きです。 しかしこの作品はジャッキーと組んでいるので、 ワンパターンにはならずに面白い世界をかもし出しています。 細かいところは目をつぶってジャッキーのオトボケ演技が観られる。 丸顔のダスティン・ホフマン、チャゲアスの飛鳥、ウッチャン・・ 普通のおやじなんですがキレがありますよ~ そこらのハリウッドスターのアクションなんか比べ物にならない。 香港版インディ・ジョーンズみたいなのに出てほしい(爆) ・・ジェット・リーの「冒険王」は観たことがあるんですが・・ 香港映画は面白いけれど話がつまらない(苦笑) この作品の後半は007っぽい大掛かりなアクションと、 いかにもな裏切りの構図が楽しめます。 やっぱりアクション映画はお金はある程度かけなければね。 ちなみにロスが舞台なのでこれでもかと、 観光気分に浸れます。 だいぶ昔に行った事がありますが、 あの中国のレストランはどうでしょうか(苦笑) 香港返還でお宝を奪われたという設定は、 そいつが中国人のほうが面白いと思いますが・・ 蒋介石の親戚とか(爆) [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:28:45)《改行有》

226.  ドニー・ダーコ 《ネタバレ》  ここのところたくさんリバース・ムービーを観ているので、 たいして目新しく感じなかったのが残念。 先にコレを観ていたら・・ リバース=タイムスリップとも取れるんですが、 その世界を見事に描いているなぁと感心しました。 この映画ではタイムトラベルというマジックは、 人間が産まれる前にまで遡ってやがては存在が消滅するまで。 そのブラック・ホールは黄泉の世界へと続いており、 もちろん生きている人間は行ったことのない未知の世界。 帰ることのない片道切符。 だから今の時代の人には二度と会うことができない・・ とても不安でひとりぼっち。 そう、タイム・トラベルという手法はただのたとえ。 逝く前の不安や恐怖はテラピストの講習を受けても消えない。 消える未来に逝くのではなく消える過去に逝くのだとしたら、 もしかしたらその道や時間は不安ではない。 道連れの映像は自分が生きてきた道だから。 その世界だけ堪能して、 あまり内容のややこしさは考えずに観ました。 ややこしいのは当たり前で、 あるステージをきっかけに内容はわけがわからなくなります。 過去に戻ろうとしている記憶と今の自分に有利な記憶が、 ごっちゃになって客観的に観ているものには理解は難しい。 鍵は結構たくさんあるので、 この作品にリピーターが多いのもうなづけます。 冷蔵庫の扉やら家族の会話やら死神オババ・・ 案内人は「不思議の国のアリス」のように、 ウサギです。 しかしこのウサギがかわいくはありませんので・・ 穴、郵便受け・・自分探しの旅と、 「ソフィーの世界」も入っていますね。 「死霊のはらわた」と「最後の誘惑」の2本立ての映画を主人公たちは観るのですが、 この2本ともホラー2本立てというのは??(最後の誘惑も?) 死霊のはらわたはご存知サム・ライミのゾンビ・ホラーですが、 最後の誘惑はスコセッシのイエスがもしも生きていたら?という、 こっちの映画のほうがかなりドニー・ダーコに近い世界があります。 イエスが自ら望んで処刑され、 息絶えるまで(もし生きていたなら)という夢を見るかなり私はお勧めの映画。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:11:04)《改行有》

227.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 1作目のときにキアヌの決めポーズがどうも好きになれなかったのに、 こちらではもう「スーパーマン」←なんと未見・・しちゃってて楽しい。 アクションのキレがゆるいと感じるのですが、 それをひいてもこちらのほうが受けました(そういう作品になってる) 観客置いてけぼりおかまいなしの突っ込みどころが満載。 それでも次から次に現れるキャラが面白いじゃないですか。 いやに普通すぎる東洋人のキー・メーカーこと鍵おやじや、 マトリックスと人間界ザイオンの中間にいるような中途半端な紳士と妻。 なにやらタランティーノの漫画チックな映画を観てるような違和感がよい。 そして(どこでもドア)のようにドアを開けたら別世界という、 変な世界も私にはツボでわかりやすかったです。 これはコンピューターのフォルダを間違えたみたいな感覚でいいのかな? 不思議の国のアリスといった感じで、 なんてわかりやすく演出されてるんだろうかと感心。 トリニティの女優さんが妙に若作りで違和感を感じるも、 サングラスをかけてバイクに乗るシーンは素直にかっこいい。 だんだん評価が悪くなるという評判のシリーズなのですが、 まだ3作目を未見ですがもしかしたら、 このリローデッドが一番私にはわかりやすくて合いそうだ・・ 1作目でツボにはまったスミスが予告どおり、 うじゃうじゃ出てきて大うけしました。 これも楽しかった要因かな。 スミスはあの場所に住み着いているのか(爆) 成仏させてやれよ! これでは「マルコヴィッチの穴」だ・・ スミス以外はエージェントが格段に弱くなっている。 コピーして生き続けるさまは、 ターミネーター2だなぁ・・ あの作品が偉大だと今更ながらに思いますよ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:56:32)《改行有》

228.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 ダークシティ」の監督作とわかり今まで避けてたこの作品を観ました。 どうせロボットとかコンピューター映画なんて、 結局は風刺や哲学めいたことを問いながら人間とは機械とは? とかの世界になるんだろうなぁ・・とあまり好きではないジャンル。 「A.I.」「アンドリューNDR114」は見た目も人間だから感動してしまったんだけど・・ でもよく考えればこの「アイ.ロボット」こそわかりやすいのです。 「マトリックス」のほうが登場人物の名もあってか宗教色が強いと言われていますが、 この作品こそそのまんまじゃあないのかと変に感心。 キリスト教映画として観ると、 博士はイエスで彼サニーが今のキリスト教の言う新しい救世主。 すべてのユダヤ人をあの丘に集め改宗させると死んだはずのイエスが君臨する。 ・・らしいお話をこの作品にあてはめてみた(爆) まあこんな暇なこと考えるのは私ぐらいか(汗) 最近のSF映画ってこういうパターンに当てはまるのが多いんです・・ 演出的には「SW2」クローンの攻撃そっくりで大うけしました。 個人的に私はこの監督はパクリの天才と思っていますし、 そこがうまいので結構好きなんです。 「ダークシティ」もだから好き。 テリー・ギリアム監督とも共通する点なんですが、 このアレックス・プロヤス監督・・ なんともいえないミスマッチなセンスの悪さが目立つところがある。 そこが好きなんです。 近未来なのになんですかあのビルのデザインのセンスは・・ そこがいいのですよ。 まるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のセンスだ・・ 「未来世紀ブラジル」と「ダークシティ」がよく似た雰囲気だったし、 この作品も「12モンキーズ」真っ青な変な建物やオシャレではないモノ・・ 完璧なかっこよさがないにもかかわらずマンガみたいなかっこよさもある。 まさにA級の中のB級っぽさの違和感が好き。 「バビル2世」をハリウッドでリメイクできるのは、 テリー・ギリアムかサム・ライミしかいないと思っていたのですが(苦笑) もしかしたらアレックス・プロヤスが一番近いかもしれない・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:45:55)《改行有》

229.  マトリックス 《ネタバレ》 「マトリックス」について書かなければいけないんですが(爆) 敵キャラの不気味なクールさとワープのレトロさの他には・・ 逆転のアイデアが面白いことくらいです。 主人公側から見た普通な世界が仮想現実で、 しかもウィルスと指されているのが面白い。 けれども私は仮想現実の中でいても別に気づかなければいいと思うし、 あまり不思議な感覚とか哲学性とかは感じなかった。 これもこの作品を観たのが今だからかもしれませんね。 コンピューターと人間の立場が逆になるという設定には面白いとも思うけど、 どうも椅子に寝たまま仮想の世界に行くというのは私はつまらない。 さらにわかりにくくなるかわかりやすくなるかは疑問だけれど、 コンピューター側から見た演出のほうが見たい気がします。 バーチャルでも痛みは現れ死ぬこともあるのに、 あの愛に気づいた展開は恐ろしくひいた。 ファンの人にはわかるけれどついてゆけません。 それと全体的なアクションシーンがまるで中国映画。 中国映画のアクションは好きですがこれはひつこすぎ。 中国のアクション俳優を使ってくれてたらまた違うかも・・ ジョン・ウーの「フェイス/オフ」のアクションを観ているようで、 ちょっと恥ずかしかった(爆) 速すぎるアクションは嫌いでスローが好きなのですが、 全部見せ場がスローなのでこれはちょっと・・ サム・ペキンパーが作ってたらどうなってたかな(苦笑) 自分としては合わなかった映画ですがシリーズということで、 このあとが駄作の評判が多いので甘めにします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:43:48)《改行有》

230.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 さてこの作品は「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を総ナメにした、 ジョナサン・デミ監督作です。 そのときに犯人がゲイであるという演出に、 ゲイ=偏執殺人鬼というイメージを与えると誤解されると、 ゲイ団体から抗議があったのです。 同映画の特典でそのことを話していたのですが、 だからこの「フィラデルフィア」を謝罪のために作った。 ・・いやぁだからって作ってしまうんだからすごいです。 この年の作品賞はじめほとんどの賞はスピルバーグ作品でした。 「シンドラーのリスト」のほうがやはり暗いですよね(爆) いやぁ私は何度観ても泣けますよ。 あれと同年で比べるのはマズイ。 「運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した 」が医学の立場から、 真面目に描かれているのに対し、 弁護士の立場から描いた異例の作品です。 しかしよく似てはいるのです。 1993 劇場未公開ということからもかな~りな損をしている作品。 しかもこちらは実話を元にしているのですよ。 科学者のひとりが実は感染していたというのも、 フィラデルフィアでは弁護士が実は感染していたという・・ 職場の解雇が病気が原因だったかどうかというサスペンス的な面白さは、 さすがにデミ監督は演出がうまい。 私はなぜか年寄り弁護士団体の発言が気になって、 これは語り部役をこの悪役(わかりやすく言えば)連中にさせているんだ。 エイズという病気を実にうまく語らせています。 輸血(薬害も同じですね)での感染は同情するが、 性行為での感染は・・ このセリフは同感しましたがこの時代が予防策とか知られてなかったのかも。 旧約聖書と新約聖書に書いてある・・ 反対の意味でこれもよくわかりますね。 アダムとイブ以外の行為は書いていないということです。 こういった訴えられたほうの側になぜか共感してしまう。 それが差別の理由に結びつくということなのですが・・ 死のふちにいる隣人の怖さと自分の周りのいとおしさ・・ マリアを聴くトムを見たあとのデンゼルの表情がよかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:25:37)《改行有》

231.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 トラウマからの脱出というテーマは今回はFBI捜査官にではなく、 犯人に向けられていたということが弱かったです。 ノートンのトラウマもあればよかったかな・・ 最後のほうの火災からの生還は「宇宙戦争」の息子か!? と、私はストーリーとしては面白いが納得できかねました。 愛する盲目の女性(ありきたりですね) エミリー・ワトソンが、 どうも風吹ジュンに似ていた・・ 全体的にはひとつの作品としても観られます。 しかしやはり「羊たちの沈黙」があったからこその作品なので、 ファンのための説明的な作品です。 こういったレクター博士の使い方ももしかしたら飽きがこないかも? と思う私は完全にレクターは檻の中のコロンボだと理解しました(爆) 同じような手でテレビ・ドラマ化してもよいのでは・・ もちろんレクターは檻の中で推理しては捜査官いじめをするという(笑) スターウォーズシリーズで言えばエピソード3、 あと最近よくある序章映画。 やっぱりシリーズモノってもう過去に向かうしかないのですよね。 大成功すると特に未来のことを書くと繋ぎより話が脱線してくる。 で、序章ならば成功作と同じような作りにしても懐かしい感じで繋げてくれる・・ 「ハンニバル」が大ヒットした「羊たちの沈黙」からの失敗例だったのは、 何よりも主演女優が変わったことが大きかった。 「ターミネーター2」から「3」に子役=救世主ジョンが変わったことで大不評になった。 そういうものなんじゃないかな。 内容はどうであれファンは同じ俳優の成長や年をとった姿を見たいもの。 もしも役者を変えるのならば出さなければいいと思ったのがこの作品。 ホプキンズのお相手がジョディからノートンに変わってもいいのですよ。 同じことをやっててもいい。 ラストの「羊たちの沈黙」に繋がる(その女性FBIの名は?) そのひとことが聞けただけでもう感激しました(おかしいかな?) もうこの作品自体がそれだけでもういい映画になっちゃう。 まあ内容もいるんですがやはり「SWエピソード3」のラストのような感激。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:08:04)《改行有》

232.  フライトプラン 《ネタバレ》 久しぶりのジョディ・フォスター主演映画。 直前に「羊たちの沈黙」を観たのもいけなかったか(苦笑) 観ているうちにジョディがシガニー・ウーパーに見えてきた(爆) もちろん両方好きですよ。 でも違うんだなぁ・・ ジョディが「エイリアン」シリーズの(特に子供を守る2)になっちゃ・・ 男版「ダイハード」のようでもあります(汗) Tシャツ1枚で排気口の中とか冒険しちゃだめですよ。 まあ久しぶりの復帰作として大目に見たとしても、 このオチはないと思う。 まだ観ていない人のために伏せておきますが、 これは違反だと思うよ(苦笑) 何でもアリ? 「エアポート」シリーズのようでいて全然違う映画。 細かいところを突っ込めばキリはないのですが、 とにかく大雑把なサスペンスでした。 種類は違いますが同じくジョディ主演の「パニック・ルーム」を思い出した。 私にはどうも彼女には母親役は似合わないように思うのです。 たぶん所帯じみて見えないからかな・・ 母性もあまり感じないのです。 年をとってもいつまでもキャリア・ウーマンのイメージがあって・・ キャサリン・ゼタ・ジョーンズは母性を感じるんだけれど・・ でもまあ久しぶりにジョディが観られたのでよかったとしましょう。 あと意外にもショーン・ビーンが今までいいと思わなかったのに、 この映画ではすごくいい役者だなぁと感心しました。 機長の役が似合うようになったのですね。 こういう役もできるようになると楽しみです。 [映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 12:59:27)《改行有》

233.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》  アラン・パーカーの絵という感じですねぇ・・ ブラック・ファンタジーの世界です。 久しぶりに観ましたがこの作品って・・こんなに難解だったんですね。 まさに観る時期観る作品の関連性ということもあり、 最近ではサスペンスをよく観ているので犯人さえわかればよいみたいな感じで、 このジャンルはサスペンスでもホラーでも可能(ホラーの棚にありました) だから観方を変えなければ理解不能なところがあります。 犯人がわかりやすく作られているのに意味がわからない作品。 オカルトに意味を求めても難解になるだけなのです。 「エクソシスト」よりは「オーメン」に近いかもしれません。 しかしこのジャンルで致命的なミスは配役だと思います。 私はロバート・デ・ニーロは合っていないと思いますが・・ 恰幅がよすぎるし全く怖くはないから(苦笑) 同じ役では別の作品のアル・パチーノのほうがはまっていました。 その作品の題名も忘れたのですが確かキアヌ・リーブスも出ていました。 ソレも前に観ていて今回の作品とごっちゃになって記憶しています。 あとミッキー・ロークの「ジョニー・ハンサム」という作品。 これも観た記憶があるのに忘れています。 また見直してみよう・・ ジョニーはエンゼル・ハートでも出てきます。 このミッキー・ロークが依頼を受け探しているジョニーは、 整形手術を受けて顔がわからないということがややこしくさせています。 まさに・・ジョニー・ハンサムと同じ(爆) 見えないジョニーを追う探偵、 ジョニーの過去を調べるうちに次々とジョニーの記憶を消すかのように、 殺人事件がおきてゆきます。 主役のミッキーにふりかかる殺人事件の疑惑、 操られているのかはめられているのか・・? 新しい犯人がわかるころにはこの探偵の素性も明らかになります。 よくできた話ではあるものの、 やはり2度目の観賞ということもあるし、 よーく考えたらおかしい説明不足なところもあったりします。 ミッキー・ロークはこの頃が一番ではなかろうか・・ このあたりの時期では好きですね。 こんなヨレヨレの役をやっててかっこいい人はあまりいないと思う。 汚い役で生える人って最近いませんから・・ [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-02 12:54:47)《改行有》

234.  透明人間(1992) 《ネタバレ》 最初は何てつまらない映画なんだろうか、 やはり昔の白黒とは全然違うなぁとむくれていた私・・ 通常このての名作のリメイクはつまらないものが多いのです。 ところがこれはリメイクというより原作が違うんですね。 しかしH.G.ウェルズへのオマージュは過激なほどあったので、 やはり意識して観てしまいます。 絶対製作者は意識していたはずです(笑) 原作が違うといえども透明人間の元はウェルズです。 あの作品の映画化ではその時代の技術からできないこと、 想像させるところがありました。 そこを製作者は待ってました!とばかりに見せます。 タバコを吸うシーンでは肺に煙が舞い、 食事をすると鏡ごしに胃が動くのが見える。 そして雨に濡れれば輪郭だけがキラキラと輝く・・ これらは昔にできなかったことです。 この描写はファンタジー感いっぱいですね。 まあこれを見られたことと、 自分も透明だから足元が見えないから怖いということを、 よくわかるように演出していました。 これらは全てあのH.G.ウェルズの原作映画でできなかったこと。 後半からの面白さと演出が見られたのでまあまあよかった。 それに結局最後は面白かったし。 ただ・・ 透明人間なので透明になってからはなるべくならば、 俳優さんの顔は出さない方がよかったと思います。 説明用にか露出度が多くそのたびにつまらなくなって、 つまらなくなればまた透明になったりと逆におかしい。 たぶん製作者がやはり透明でないと妙だとわれにかえったのか? 透明人間役の俳優さんは見えてたらパントマイムのようなのです。 それを狙ったのかもしれませんが・・ 普通の人間が透明になりCIAに利用されないように逃げ続けるのがこの作品で、 昔のものは科学者が透明になり世界征服の野望を燃やすまでになる違い。 結局見えないから悪いことができると考えるか、 見えないからスパイに使えるから利用しようとか、 見えないことって結局不便なのですよね。 最期にしか姿が見えない哀れな昔の透明人間と、 最初から姿が見えるこっけいな透明人間・・どちらが面白いかでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-05 10:41:01)(良:1票) 《改行有》

235.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 ちょっと前に夜中にやってて映画(特に洋画)はテレビ放映のは観ないんですが、 あ、キング・コングの監督役やってたおっさんだ!? ジャック・ブラック だったんですよねぇ・・ なかなかいい味出してました。 おそらくCMで切られず字幕つきできちんと観たらもっといい映画なんでしょうけど、 私にとって吹き替えであるテレビ放映映画をチャンネルを変えずに、 飽きずに最後まで観られたという珍しい作品。 グウィネス・パルトローは女優さんで苦手な部類の人なんです。 薄幸そうな雰囲気がどの映画にもあるんで・・ でもこの作品は好印象でした。 しかしジャック・ブラックにつきます。 この俳優さんも男優の好みから言えば全く違うのですが、 なんとなくかわいいと思うのはおかしいかな(苦笑) ジャック・ニコルソンとかそういったゴツイけどかわいい風な(爆) 今の俳優であまり見かけないタイプです。 太い人=醜いが心はきれい。 やせている人=その逆と風刺してるのは直接すぎて、 素直にはいい映画だともいえないのですが、 主人公の好みがスレンダー=美人=性格はどうでもいい。 こういう単純な図式だからコメディになるのですよね。 グウィネス・パルトローは太ってもあまり顔は変わらないというのが難点。 [地上波(吹替)] 6点(2006-02-15 11:22:33)《改行有》

236.  3人の逃亡者 《ネタバレ》 普通に面白かったです。 声をあげて笑えるところもたくさんあるし、 こういった映画もたまには観ないといけないなぁ・・ しかも後半なんかは「エイミー」よりずっとよかったです。 感動はできるけどやはりコメディのテンポが速いから、 泣けるまでは至らないのですがそれでもいい作品。 オリジナルは観ていないからわからないんですが、 この主役のデコボココンビいいですよ。 それとどこか「狼たちの午後」を思い出しました。 あれを思いっきりおかしくばからしく明るくしたような・・ そして後半もシリアスなところもちょっとだけあって、 微笑ましい親子愛と無愛想なニックに片思い?して慕う少女、 おかっぱ頭がかわいいですよ。 今まで見た子役の中でもそのかわいさは群を抜いていました。 強引すぎるギャグや警官たちがあまりにもバカで人がいいこと、 それは「エイミー」を思い出したんですが・・ ラストのギャグどんでん返しはまあいいかぁと、 ちょっと私は飽きてきちゃったのですが・・まあいいか(苦笑) 肩のこらない悪気のないコメディを観たいときにお勧め。 ニック・ノルティはシュワちゃんしていました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:10:27)《改行有》

237.  今そこにある危機 《ネタバレ》 ハリソン・フォードのクソ真面目でかしこいのに抜けた演技が、 最大に活かされた作品の好例。 ウィリアム・デフォーは相変わらずいいです。 プラトーンを思い出しました。 もし無人島につれて行ったら頼りになるだろうなぁといった感じです。 あと、麻薬カルテルのボスの参謀役がなかなか良い。 大統領役・・「遊星からの物体X」のゾンビに囲まれる縛られたおっさん役でした。 今回は前回と違い配役の演技もうまく映画にいかされてる。 やはりこういう大きな世界を描いてこそ派手なアクションが面白い。 今回はCIA内部にFBI、ホワイトハウスまで巻き込み、 見ごたえある演出と国家シュミレーションが味わえる。 1作目のレッド・オクトーバーを追えには及ばないものの、 なかなか笑えるし確信犯的な突っ込みも楽しいし面白い。 デフォー率いる軍人たちは異常に怪しい。 おかしすぎというか目立ちすぎだし、 麻薬王のボスはいつも変なところでスポーツしてるし、 十分普通におかしいです。 パソコンに侵入後のまぬけなやりとり、 CIA副長官の名刺、 テープレコーダーとアイテムの使われ方も注目。 ラストの終わらせ方もまた違う感じで好きです。 観てる途中、 なぜかキッシンジャー国務長官を思い出したり・・ もうちょっと時間が短ければさらに飽きずに面白い。 [DVD(吹替)] 6点(2006-02-15 11:08:00)《改行有》

238.  アザーズ 《ネタバレ》 この監督の作品って個人的には、 1度観て結末がわかってもまた観られる面白い仕掛けがされていると思うんです。 しかしこの作品は「シックスセンス」のあとですから分が悪いですね。 「オープン・ユア・アイズ」とは異なり、 クローズ・ユア・アイズと劇中のセリフできました。 観てる最中はどちらかだと決め付けていたのです。 どちらかというと違う世界の人がこの中のどちらかと・・ それがああだったんですね(なるほどなぁ・・) 観終えたあとまた観たくなって見直しました。 おかしくておかしくて・・ コメディにもできそうなんだけどなぁこれ。 幽霊は暗闇にしか現れないなんていうのは明らかに思い込みで、 観客の揚げ足をとった面白い脚本です。 私はこの作品をブラック・ジョーク作品だと観ました。 ニコール・キッドマンが神経質で切れるサイコな役をよくやってて、 うまいよなぁと感心しました。 その演技がとてもおかしいのです。 あちらの世界の人とこちらの世界とが共存していて、 お互いが見えないとなれば怖いというよりもこっけいです。 もしかしたらこの監督のバーチャルな世界観の中では、 こちらでいる私たちは実は逆だということに気づいていないと、 怖い笑えないジョークを提供しているのかもしれません。 最後のキッドマンの「ここが私たちの家よ」というセリフは不気味。 もう、自縛霊で離れないに違いありません。 わかったうえでのことですから確信犯なのです。 お墓=我が家なのでしょう。 これは何度か出てきたセリフ、 「神父さんを呼ぶ」というのが現実味を帯びてきますね。 こちらの世界だと勘違いしていたときのキッドマンが、 今度は神父さんを拒む番になるかも(苦笑) 3人の使用人はいい役でした。 私はこちらには騙されてしまいました。 そうとったらストレートすぎだからあえて外して考えていたので・・ ちょっと「シャイニング」にも似ていますね。 やはり映画(特にホラー)は、 脚本も大事ですがたまに怖い演出もサービスしないといけませんね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:03:03)《改行有》

239.  キッド(1921) 《ネタバレ》 チャップリン映画も観ないといけないなぁと初めて観ました。 人気の高い作品から選んだつもりなのですが、 こういった人情コメディは子供時代か年を取ってからのほうが、 純粋に観られるのかもしれません・・ 「オリバー・ツイスト」がカルピス子供劇場みたいだったのでどうかなと思いましたが、 こちらの作品の方がよかったことは確かです。 トーキーも苦にはならないし紙芝居に音楽がついた感じ。 なにより音楽がとてもよかったです。 でもそんなに心の琴線にはふれなかった・・ この作品の評価としたら人情もの感動作というよりも、 コメディのセンスがとてもいいなぁとほのぼのしました。 笑えて残るコメディがたくさんあり、 独特のかくかくした早い動きがまたよかった。 特に好きなシーンがチャップリンの夢のシーンです。 後半にファンタジーになる世界なのですが、 ああもしかしたらこの飛ぶシーンが世界初のワイヤーアクションなのかもと(笑) とにかくほのぼのとしていてかわいい映画で観やすいです。 チャップリン入門編にはよいかもしれません。 しかしどうも作品自体がいい話だけで都合よく終わってしまい、 感動して泣き笑いがおきるところまではいきませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 10:51:31)《改行有》

240.  フレンチ・コネクション2 《ネタバレ》 前のがよかったせいもあって採点は辛め。 普通の刑事ドラマになっちゃってます。 観終わってまた1の終わりを確認し、 ああ1を観たあとすぐに2を観れよかったかなぁと・・ 1で裁けなかった犯人の本当のアジトへ送り込まれる主人公。 前半は麻薬組織につかまり薬漬けにされるポパイを中心とした、 人間ドラマになっています。 配役もよいのですが、 やはり1のロイ・シャイダーとジーン・ハックマンのコンビのほうが・・ 組織のボスはひきつづき出てきますし今回の方が出番が多い。 異国感のレトロさや不思議さは今回の方が上なのですが、 乱暴さで売っているというポパイも放火までいくとちょっと(苦笑) この作品のラストで決着がつくので、 1の曖昧な終わり方後味の悪さが気に入らない人にはこちらの方が面白いかも。 結局1&2のセットで観る方が総合的には楽しいでしょう。 ただ、カメラワークが平坦になっている気がします。 前の監督はやはり「エクソシスト」の監督です。 暗さ怪しさもさることながら空間の使い方がうまく静と動が感じられた。 けれど今回は監督が変わり人物のアップが多く紙芝居を見ているよう。 薬漬けにされた主人公の苦悩だけでは現せないと・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 10:45:43)《改行有》

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