みんなのシネマレビュー
TANTOさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 901
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425

341.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 某映画の11人組の泥棒達があっさりと1億5000万ドルをかっさらうこの時代に、25万ドルって・・。いや実際大金っちゃあ大金だし、ドルの価値もこの映画の時とはだいぶ違うんだろうけど。なんかそういう最近の映画とのギャップのせいかすごくちっぽけな争いをしてるように映ってしまいました。 しかし、ホテルを舞台にしたこのミステリー調の感じはキライじゃないですね。1963年の映画とは思えないぐらいプロットが面白い!またその時代特有のシュールさ(なぜかよけない水鉄砲など)もあったり、観ていてなんか和みます。 キャストで気になったのはジェームズ・コバーンですかね。どうしても「荒野の七人」で活躍したあの紳士なナイフ投げを思い出してしまいます。まさかこんなたまたま見つけたような映画に出てるとは思わずちょっと感動でした☆「あんたこんなのにも出てたんかい!!」みたいな(笑) 映画ってこういう発見も面白いですよね。7点(2005-01-10 20:41:24)《改行有》

342.  バスケットボール・ダイアリーズ 《ネタバレ》 簡単に一言で感想を述べれば、最低のモラルの映画でした。「クスリは怖い」っていうことを伝えたかったのかもしれないが、正常な人間の描写があまりに少なく、クスリをしてる人間を見ることに慣れてしまってかえって逆効果。しかし、この生々しさが「なるほど、やっぱりこれは実話なんだな」と実感させてくれます。オレはクスリはもちろん、タバコも吸わないので「依存症」というのにピンとこないのですが、「絶対こんなもんやんねー」って気持ちは以前よりさらに強くなりました。 以前何かの雑誌で「ロックな俳優10人」という特集が組んであったのですがそこにディカプリオの姿はありませんでした。しかしもしオレがその雑誌の編集に携わっていたら・・・、絶対にその中にディカプリオを入れていたことでしょう。「ギルバート・クレイプ」といいこの映画といい、この若さでここまでの怪演をする映画は他にいないのではないでしょうか?比較的汚れのない役ばかりを演じるブラッド・ピットや他の俳優達よりもそういうチャレンジ精神の溢れるディカプリオは本当にいい俳優だと思います。白痴の少年からギャングまで・・・。常に違う顔で飽きずに観るものを楽しませてくれるディカプリオですが、これからも色んな顔を見せて欲しいですね。いつまでも無くならないその童顔が玉にキズですが。4点(2005-01-09 20:26:17)《改行有》

343.  コール 《ネタバレ》 なんかいやらしいケビン・ベーコンが出てるあたり、どうしても「ワイルド・シングス」と比べてしまいます。なんか根拠のない自信に満ち溢れてるんですよねケビン・ベーコンって。まさに今作は根拠のない自信というのがぴったりの映画でした。完璧、完璧とケビンはうたうが、あんなん口では殺す殺すとか言ってても、結局金をもらうまで人質は殺せないんだし、はっきり言って火サスかはぐれ刑事純情派にでてくるレベルの誘拐犯人です。病院に殺された子供のためとか言って少し人情味を見せちゃったり、色んな意味で中途半端。キャストは感動しました!ってもシャーリーズ・セロンを見たのは初なんですが。かなりキレイな女優ですよね。それだけに、「モンスター」でどこまでこの女優が豹変しているのかとても見てみたくなりました。あと、二代目レスタトもちゃっかりいるし、サムの娘もいるし、一生船から降りなかったピアニストの友人もいたし、(←わかりますか??)キャストを眺めてるだけで充分楽しめる映画でした。6点(2005-01-02 22:05:01)

344.  白いカラス 《ネタバレ》 「ホプキンスファンとしては見逃せん!」と思って観てみたわけですが、あかんかった・・・。いつもの不思議おじさんを演じていたあのホプキンスはどうした!?老獪なイカレ博士や黒覆面で颯爽と現れたあのおっちゃんはいずこに!?この映画のホプキンスは人間的すぎてホプキンスらしさがほとんど感じられませんでした。ホプキンスらしさと言うのはオレにとって、常に何でも知ってるような感じですごく不思議な雰囲気を漂わす、そんなホプキンスの事です。それが卑語を使ってクビだとか、バイアグラだとか、今まで底の見えなかったキャラクターをたくさん演じてきたホプキンスが初めて底の浅い人間を演じてきました。しかも痛いのがあんまりはまってなかったこと。「あんなにうろたえたりむやみに切れたりするホプキンスなんてホプキンスじゃない」なんて言いたくなってもそんなこと本人や監督には知ったこっちゃないんでしょうが。映画のテーマはとても興味深いものでした。この映画の原題"The Human Stain(ヒトというものの汚れ)"ってある意味日本にも通じる事だと感じました。アメリカで肌の色による差別が深刻だったように、日本でも部落差別が深刻でした。両方に共通して言えることは、どちらも本当につまらないことだということです。結婚寸前で黒人の親を見たとたん振られるところなんかモロですよね。映画の中で、若かりし時のコールマン(=アンソニー・ホプキンス)が大学入学の際に記載していた用紙に人種を書く欄があったこととかも衝撃的でした。実際アメリカでは過去にあんな用紙があったんでしょうね。それで何を判断したかったのか、ほんとバカらしいですね。。でもいくらオレが「馬鹿らしい」といっても当時の人達にとっては「馬鹿らしい」ということはわかっててもどうにもならないものだったんだろうと思います。そういう過去を伝えるツールとしてこの映画は良かったと思います。6点(2004-12-20 22:46:56)

345.  シルベスター・スタローン ザ・ボディガード 《ネタバレ》 もっとシリアスな映画かと思ってたんですが、なんだコメディか・・・。なにを偉そうに「マフィア・ギャング映画」のカテゴリーに並べられてんだ。スタローンにコメディはさっぱり似合いません。しかもコメディとしても中途半端な出来。どこで笑えばいいのか、どこでしんみりくればいいのか、どちらも微妙なので当然感情移入も出来ませんでした。ヒロインもまた魅力が無い。あんなヒステリーの女性を誰が好きになるんだろう。唯一よかったのはやはりスタローン。コメディの空気から完全に浮いていましたがスタローンの存在感は確かに健在でした!ヒロインの元彼がうそをつくたびに銃で天井を撃ち抜くシーンなんかスタローン節満開☆それだけにあのヒロインとラストにくっついてしまったのはショックでした。誰だよあんな脚本考えたの。ありがちだし。今時こんな脚本じゃ誰も感動もしないし面白いとも思わない。スタローンの健在ぶりに点を入れたいと思います。4点(2004-12-20 22:05:17)

346.  21グラム 《ネタバレ》 映画の作りとしてはただただ粗いの一言に尽きます。はっきり言ってわかりにくい。あそこまでばらばらに話を流す必要はないような気がします。ただそのメッセージ性は強く心に残りました。「21グラムとは魂の重さ」とどこかで聞いたことがありますが、「魂」という一言では言い表せないものをこの映画は教えてくれました。心臓をもらったポール(=ショーン・ペン)がその心臓の持ち主であったマイケルに代わってマイケルの娘達の敵をとろうとしたところを見て、その瞬間ポールはマイケルの「21グラム」を心臓と一緒に受け取ってしまったんだろうなと感じました。実際に死後に21グラムが失われるのかどうかはわかりませんが、本当に全ての人に「21グラム」が備わっていると信じたいですね・・。5点(2004-12-16 23:17:14)(良:1票)

347.  シッピング・ニュース 《ネタバレ》 ダメ男にも見てておもしろいダメ男と、見ててそれ以上見ていたくなくなるくらいほんっとにダメな男の2種類がありますよね。この映画でのケビン・スペイシーは言うまでもなく後者。物語的には本当のダメ男でないとその後の変化が際立たなくなるからダメなんでしょうが、主人公クオイル(=ケビン・スペイシー)にそこまでの変化が終始見られず、結局、極ダメ人間からちょい暗いおっちゃんに進化したぐらいの成長しか見られなかったので印象としては大変中途半端。 唯一子供と遊ぶ(遊ばれる?)シーンでのみ、苦悩の人生を生きたクオイルから心の底からの笑顔が見られたように思います。ジャーナリストなんかよりそっちのほうが合ってるんじゃないかと思ったぐらい良い笑顔でした。あれは多分演技じゃないでしょう。演技だとしたら仕事より楽しそうにする意味がない。あと、「恋に落ちたシェイクスピア」のエリザベス女王が出ていてびっくりしました。最後のほうでやっと遺骨の灰をパクってトイレに入れた意味がわかりました。ネタ引っ張りすぎだろう。しばらく混乱でしたね。監督さん、もっとわかりやすくお願いします。ちなみに、ジュリアン・ムーアはこの映画で一番美人に見えました。4点(2004-12-12 21:53:19)《改行有》

348.  トレマーズ2<TVM> 《ネタバレ》 トレマーズシリーズ4作品の中では一番こけた作品かな。地面を走ってくて人を食うって・・・。でも目は見えないし進化してるはずなのに音も聞こえなくなってる。それじゃあライオンとかの方がよっぽど恐怖なんじゃ・・・。いやあえて言うまい。トレマーズシリーズとしてはこの流れでいいんだ。そう、倒されやすいように突然変異するのがグラボイズの仕事なんだから(笑)。3作目なんかモロっすよね。でもこの2のほうはキャストに魅力が無い。ぶっちゃけ勝手にアールの新相棒を名乗るあの若造には死んで欲しかった。だって観ててうざかったんだもん。それ以外のキャストも、アールはケビン・ベーコンがいないとただのくたびれたおっさんだし、ヒロインもふっつーやし。バートぐらいかな良かったのは。しかし5作目が観たいですね。もっとこのシリーズを作りつづけて欲しいものです。本気でこんなに続編を待ち望む映画なんてなかなか無いですよ。奇妙なパワーを持った映画ですよね。6点(2004-12-12 01:13:55)

349.  スティーブン・キング/ランゴリアーズ<TVM> 《ネタバレ》 これですねぇ、自分が高校生の時に前編までしか観てなかったんですよ。というのも、さあ後編を観ようかとビデオを入れたらなんとテープが噛みはじめて再生不能に(泣)。前編までがめちゃくちゃ面白かっただけに涙を飲んだわけですが、4年を経てついに最近よく行く別のレンタル屋さんで発見しました!そして観たわけですが、もうキングワールド全開っすね!!なんか子供に対する戒め的な要素を含む映画がキングには多いように感じますが、これもオレの中でそのカテゴリーに入りました。クレイグ・トゥーミーさん(←あのきもい会社人)は確かに迫真の演技なのですがあそこまで行くと迫真を通り越して不気味・・。しかし!そんな不安は隠れデビッド・モースファンのオレには全く関係ありませんでした!!もう、なんでデビッド・モースってあんな良い味出てるんだろう。ほとんどの映画で彼が端役に甘んじている理由がわからない。もっと前面に出して良いキャラだと思うんだがなぁ。肝心のランゴリアーズ、ほんとに少ししか出てこなくてちょっとがっかりでした。しかしあの神がかった少女は一体・・。まあ盲目キャラの定番の能力としてその他の感覚が鋭いのは許せても、クレイグとテレパシー通信はさすがにどうかと。まあそういうのが逆に楽しかったんすけどね☆ハリウッドも呪怨とかリングとかリメイクするより前にこういうのをCGとかでリメイクして欲しいもんだ。そう感じました。7点(2004-12-10 20:51:18)

350.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 この映画に出てくる日本人を見ていて妙にみかついた人もたくさんいたのではないでしょうか?しかし残念。これが日本人なのです。つい先日、普通に道を歩く外人に対しおそらく修学旅行中の学生たちが「ぴくちゃー、ぴくちゃ-!」とわめきながら勝手にその人たちの写真を撮ってそのままどっかに行ってしまいました。残された外人の旅行者たちは唖然としながら一言、"What was that?(なんだあれは!?)"。代わりに謝罪いたします。すみませんでした。 「キルビル」みたいな日本人像は問題外ですが、この映画の日本人描写は巧妙かつ確かなものです。英語をしゃべれない人ほど「通じればいいねん」とか「ジェスチャーだけでも大丈夫」とか言いますが、そういう人が実際英語をしゃべらないといけない環境に置かれるとこの映画の日本人のようになります。作中、何度自分が映画の中に入って代わりに通訳してあげたいと思ったことか。と、まあ日本人批判が長くなってしまいましたが映画自体は素晴らしいの一言に尽きます。日本の中心地「トウキョウ」の繁栄の裏に隠された空虚さが滲み出ています。オレ自身、急に時間が空いて東京を一人でぶらつく時間があったことがあるのですが、全てがあるようで何もない街です。少し街を歩いてもうあとは明治神宮で時間をつぶしました。そのぐらい東京という街はからっぽです(東京にお住まいの方すみません)。そしてそんな空虚さを映画で表してくれたのが日本人ではなく海の向こうからやってきたソフィア・コッポラという名の映画監督だというこの皮肉。それだけでも充分面白い作品だと思います。日本という土地で自分自身を見つめなおすシャーロットとボブにならって、私たちも日本人として自分を見つめなおしたいものですね。強くそう感じた作品でした。8点(2004-12-09 18:04:55)(良:1票) 《改行有》

351.  プラトーン 「反戦争」というムードは終戦直後に爆発的に高まり、その後産業発展を遂げる過程でそれはだんだんと薄くなっていき、そして近年ではイラク戦争やテロリズムの影響でまた高くなってきています。この映画が作られた'86年の時点では少なくとも日本のそういった反戦意識は正直薄くなってるときだったと思います(まあアメリカにはとてもタイムリーなトピックだったんでしょうが)。そんな時代に今見ても充分通用するほどの戦争の実態をここまでまざまざと見せてくれている映画があったというのはとてもすごい事だと思います。逆に言えば、こういった戦争の実態を描いた映画は最近では珍しくはないので、そういう意味でのインパクトはオレには多少弱かったように思います。しかしどうしても臨場感と言うかあそこまで狂ってしまう人間がいることが、ぬくぬくと生きてきてしまっている日本人の私達には実感が湧かないのが悔しいと言うか、なにか歯がゆいですね。戦争の現場がどういうものかも知らないので、自信を持ってこういう映画に対して発言もできないし、いくら何を語っても全て安全圏にいる者の「外側の」意見にしかなり得ません。この映画が出来てからもうすぐ20年になりますが、そろそろ日本にも国際感覚をもった人が増えてきて欲しいと思いますね。いつまでも外側のことでは済まないのですから。6点(2004-11-27 22:24:15)

352.  クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 レスタトは演じる俳優が変わって心配していたんですが、以外とトム・クルーズよりこっちのほうが役にはまってて良かったです。あの圧倒的な力を持つクイーンはいいですねえ。なんかライブのシーンあたりからラストまでドラゴンボールみたいになってきてちょっとわくわくしてしまいました☆わりとここの評価悪いみたいですけどそんな悪くもないですよ。でもやっぱ前作のレスタトの印象が強く残ってる人だと受け入れられないんですかね。あそこまで世界の平和のために頑張ってるヴァンパイア達なのに、その一族に入ったジェシーを最後嫌悪の目で見る元カレの男を見て、やはり人とはそういうものなのかと少し悲しくなりました。7点(2004-11-25 22:25:42)

353.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 主人公グループに妊婦が加入した時点でなんかいやな予感はしていました。最初は「普通の女性じゃなくてわざわざ妊婦という設定にしたからには何かあるんだろうな。」程度に思っていたんですが、途中から嫌な予感がだんだん確信に変わっていくのがわかりました。妊婦がゾンビに噛まれ、後々になって噛まれた傷からいわゆるゾンビウィルスが伝染することがわかる。「ああ、ゾンビになった子供が生まれてくるんだな・・・。」外れてくれる事を願った予想を裏切ってはくれませんでした。監督にしてみればゾンビ映画にモラルも何も無いのかもしれないが、映画はあくまで「色んな形で人を楽しませるもの」なのであって「人を不快にするもの」にはなり得ないのです。まあ、でもこの映画の大体の部分は普通のゾンビ映画としてそれなりに楽しめました。キャストは良かったと思います。サラ・ポーリー、「死ぬまでにしたい10の事」で初めて見たんですけどけっこう好きな女優です。こんなゾンビ映画に出れる所も見ると、これからも色々な映画に出てくれるのではないかと今から楽しみです。6点(2004-11-20 20:40:40)

354.  レディ・キラーズ 《ネタバレ》 「シルミド」みたいなすっごい真面目な映画の後に観たのがいけなかったか。クライム・サスペンスということでしたがオレの目には悪趣味なコメディ映画にしか見えませんでした。クライム・サスペンスなのに変に笑いを取ろうとしてるのが最大の失敗だと思います。オレはあんな風に人が死んでいったり、指が吹っ飛んだりするのを「わあ面白い!」とはとても感じられませんでした。話の中心のおばあちゃんも盗んだお金だからどうのこうの言っておいて、結局自分の望みどおりなんちゃら大学にその「盗んだお金」を寄付してしてるし。 映画としての作りも粗く、物語序盤でのトム・ハンクスの仲間紹介シーンみたいなのはあの時点ではどういう意味なのかさっぱりわからず、なんか3人目ぐらいになるといい加減腹が立ってきました。アメフトのあんちゃんもほとんどがメット越しの視点ばかりで、後で出てきても「は、誰これ??」って感じでした。映画館じゃなくて良かったよ。3点(2004-11-19 22:46:05)《改行有》

355.  ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 3時間の映画って言うと長すぎて観ていて疲れるという印象がありますが、この映画はそんな先入観を気にさせないほど素晴らしく、充分3時間の価値があります。まずアンソニー・ホプキンス。娘たちを心から愛している厳格で堂々とした父親の姿からは、とても「羊達の~」から「レッドドラゴン」まで3作をレクター博士として演じてきた人間と同じとは思えませんでした。「アトランティスの心」の時は不思議なおじさんて感じでしたし、一体彼はどれほどの引き出しがあるのか。オレが本当に大好きな俳優の一人です。 常に話の中心に来る死神は現世について何も知らないせいか、取る行動の一つひとつが興味深く、時には子供のようだったり時にはすごいハンサム君だったりして、見ていてなにか和やかな気分になれました。この死神は最初はただのわがまま小僧も同然です。でも次第に人の情を覚えていき、好きだからと言って連れていってはいけない人もいるということも理解して、最後にはとても人間的でした。 ここに書こうと思ってから言葉に詰まるというか、観ている最中はすっごい感動したのにいざそれを言葉に表そうと思うとその言葉が出ない。本当に良い映画ってそういうものなんだろうなと思います。この映画も、ビル(=アンソニー・ホプキンス)とジョー(=ブラッド・ピット)の奇妙な関係がとてもよく描かれていたのには間違いないのですが、そういった感動はほんとうに心の奥のほうで感じているのでうまく言葉に出来なくて、それがすごくもどかしくて悔しいです。また、この映画を観て同じ印象を受けてくれる人がいたら一度話などしてみたいです。9点(2004-11-15 21:08:03)(良:1票) 《改行有》

356.  ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 観る前の期待と比べたらいささか裏切られた感じかな。あと観てたテレビが悪かったのか橋の上でハントの仲間が殺されていくときの画面が暗すぎてなにが起こってるのかさっぱりわかりませんでした。しかしこの映画にジャン・レノが出ていたとは・・びっくりでした。やっぱジャン・レノってどの映画でも大抵ぶっきらぼうなワルって感じですね。ヘリを飛ばしたままトンネルに入れるとは・・・。有名な音楽と宙吊りシーンを除けば特に良かったとこってのはないっすね。普通にあるスリルアクション映画程度にしか感じられませんでした。平凡なアクション映画に、当時にしては斬新だった宙吊りシーンと有名なテーマにそれぞれ1点ずつ入れて、計7点にしときます。5点(2004-11-10 18:03:11)

357.  ウーマン・オン・トップ 《ネタバレ》 これは・・・女性向けコメディのわりには女性に対する扱いがひどい映画ですね。 浮気した男を振って新天地で成功していくまではコメディとしてとてもよかったし、痛烈で共感できるものだったのに、なんでだんだんイザベラ(=ペネロペ・クルス)の方がしんどい思いをしていく話の流れになっていくんだろう。 呪いを解くために荒波に身を投じようとまでするイザベラを見て憤りすら覚えました。 本来そのぐらいの苦労をしないといけないのは男のほうだろう!!って心の中で叫びましたね。 話一本を通して、イザベラは何一つ悪いことはしていません。浮気した男を捨てて単身新しい土地で頑張ろうとすることのどこが悪いのでしょう?一方浮気した男のほうは捨てられたあと自分勝手にストーカー行為を繰り返しさんざんやりたい放題していったくせして、最後にはハッピーだぁ??ふざけんな! 女性が報われない映画です。女の友人にはとても勧められません。 前半部分と音楽はよかったのであんま低い点はつけませんが。6点(2004-11-09 01:36:00)《改行有》

358.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 とても壮大なストーリー、映像の裏にある基盤がゆるゆるだったように思います。 そもそもの発端がまずアホらしい。見事にアホ王子のパリス(=オーランド・ブルーム)が他国の人妻を奪ったせいで起きた戦争をここまで仰々しく派手にしようとしてるのを観ていると なんだかストーリーに納得いかなく、ほとんど感情移入はなかったように思います。原因がつまらないので、戦争そのものもあほらしいと。 ま、オーランドのヘタレっぷりは役柄上わざとああしてたのを知ってますので別にそれはいいんですが、ありえないのは「ロード~」のオーランドをここで流用したこと。オーランドに弓を使わせてあんな活躍の仕方をさせては多くの「ロード~」シリーズを観た人達は興ざめだったのではないでしょうか。少なくともオレはその瞬間がっかりしました。製作スタッフはそんなつもりじゃなくても、あれを観た人は、いやでも壮麗に弓を射つ長髪のエルフを頭に思い浮かべてしまったのではないでしょうか。あの瞬間「トロイ」は「ロード~」の名声といわゆる豪華キャストに依存した映画に姿を変えてしまいました。 しかし作中での各キャストのセリフは素晴らしかったです!!言葉の端々に力強さが感じられ、ものすごく迫力がありました。CMで何回も流れてた"Immortality! Take it! It's yours!!"は最高でしたねもう☆あんな風にしゃべられたらオレでもその気にさせられます。演技にも言う事はなく、俳優陣には文句なかったです。 やはり結論としてはこの映画は製作者側のミスが目立った事でしょうか。視聴者としては納得のいかないストーリー、配役の中でよくぞここまでの作品に仕上げてくれたと各キャストに伝えたいです。製作スタッフの人達はもうちょっと公開前の期待に応えられるように頑張りましょう。 散々文句言った割に7点つけてますが、これはブラピを始めこの作品に全力投球で臨んでくれたキャスト達に捧げます。7点(2004-11-04 21:42:41)《改行有》

359.  マスター・アンド・コマンダー 《ネタバレ》 これは予告編を見たのが間違いだったか・・・。予告編ではラッセル・クロウと少年達が船上で一緒に頑張ってるシーンを見せられてたので、てっきりラッセル・クロウ以外はほとんどが子供しかいないような船の上でラッセルと子供達が感動的なドラマを見せてくれると思っていました。 でも実際はそんなに子供達もおらず、どっちかというと重要な話は船医のスティーブン(=ポール・ベタニー)とのものの方が多く、予告編を見て期待したものは見事に裏切られました。この映画、一応6点をつけますが、予告編でいらない入れ知恵をされなければ7,8点にはなってたと思います。この映画に限らず、洋画が日本で公開、又はレンタルDVDなどになるときはその邦題、予告編等に充分留意して欲しいものだと痛感しました。 あと、案外痛いシーンが多かったですね。腕切断とか、クルー見捨てたりとか。 「あの時代船に乗るってのはそういうことなんだよ」って声が映画スタッフから聞こえてきそうですがちょっとオレには・・・。娯楽を目的とする映画というエンターテイメント的な見方からすれば賛否両論わかれるとこでしょうね。6点(2004-11-01 20:00:51)(良:2票) 《改行有》

360.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 前作と大して変わりませんでした。 相変わらず主役二人の毒舌トークにストーリーの大半は支配され、聞いているほうは時間が経つにつれうんざりしてきます。しかも今回はやけに長い2時間半の長丁場だったので、その疲労具合は計り知れません。 それでも前回より1点評価を上げたのは(前回5点)、ひとえにカメラワークとポーズの進歩ゆえでしょうか。というのも序盤いきなりのマーク(=ウィル・スミス)の二丁拳銃にうかつにも魅入られてしまいました。 あんないい役だけしっかり演じやがって、いやいやずるいやつだ。 まあ良かったのは大体それ系のアクションシーンばっかりで、あとは特に目の引く所はありませんでした。わざわざ続編を作るほどの価値は感じません。6点(2004-10-30 19:50:24)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS