みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. 顔のない天使 今までメル・ギブソンに関心をもったことは全くなかったけれど、この映画での演技に圧倒されてからは一番気になる俳優に。「教師の資格を失っても私は教師なんだ」と言い放ったシーンかっちょいい~^^ あの少年もナマイキな口調とは裏腹のはかなげさや、心がどこかへ飛んでいってしまう姿が抱きしめたいほど愛おしい。教える、そして学ぶということは、本来紙の上に書かれたものを丸暗記するだけの薄っぺらいものではなく、「気づく」「推察する」「体感する」「ひらめく」といった体験から生まれるものこそホンモノなんだと再認識する映画でもある。受験のためだけに覚えたものなどは数ヶ月もすれば薄れてしまうけど、体と心に刻まれた教えは決して消えない。あんな先生に出会いたかった。異父姉妹との確執もデリケートなものをはらんでいて、姉が家を出る少年に最後に見せる表情がいい。9点(2003-09-04 14:18:33)(良:1票) 22. グレン・ミラー物語 すごくせつないストーリーなんだけど、名曲にふさわしい軽快なテンポと明るさでさらっとみせてしまうところがさすが。夫婦の会話もチャーミングで微笑ましく、古き良きアメリカってこういうことなんだろうな。ジューン・アリソン演じるところの妻は最初、ん?っと思うほど地味で自分の意思ってものが感じられ無い娘さんに見えたけど、結婚してどんどん魅力的になってきて、白いドレスに真珠のネックレスをした姿なんて彼女自身がまさに真珠。9点(2003-08-19 00:00:37) 23. パリの恋人 こだわりのある書店のインテリ店員ジョー(オードリー)が、退廃的なカフェでタガがはずれたように踊りまくるのがなんだかおかしい♪まるでイモ虫、とデザイナーに評されてる頃のジョーもセミロングヘアやジャンパースカート姿が素朴でドキッとするほど可愛い。もちろんファッショナブルに変身した後はため息の連続です。しかしファニー・フェイス=へんな顔と訳すのはどうなんでしょね?アパレル会社の女性たちの色とりどりのファッションや、アステアが乗っていた小さなおもちゃみたいな車とか、まるでディズニー映画を観ているみたい。そういえばオードリーは白雪姫って感じですね。おしゃれ好きな人にはたまらない映画だと思います。 7点(2003-08-09 14:32:59) 24. ティファニーで朝食を 名曲ムーンリバーに支えられた映画という印象です。化粧室にお金持ちを誘って何ドル・・・とかいうオードリーは、どうしてもミスキャストに思えて最後まで違和感がぬぐえない。最初はモンローの設定だったとか。もしそのキャスティングが通っていれば、こんなにファッショナブルな映画にはならなかったろうけど、おバカなのに憎めないホリーの哀切みたいなものはもっと伝わったと思う。猫に名前をつけないところがホリーの人生を象徴しているようでせつない。6点(2003-08-06 20:07:33) 25. マディソン郡の橋 自分がほとんど中年の域に足をつっこんでいるので、主人公の気持ちにいたくシンパシーを感じてしまいました。もっと若い頃なら母の不倫日記を見つけた時に「自分の母親のそんな話聞きたくもね~よっ!」っとすねてしまう息子の気持ちにうなずいてたかもしれないけど、今は「母親だって女で何が悪い!」って感じです。まして最後には家庭を選んだわけだし・・・なぜか好感度という点ではあまり上がってこないメリル・ストリープですが、人生投げたような中年女から初恋を知った少女のように初々しく変わっていく演技はやっぱり素晴らしい!キンケイドについて行っても必ずしも幸せな生活が続くとは限らないと見ぬいている所もやっぱり大人。でもいくつになっても恋がしたくなります♪ 8点(2003-07-23 18:38:39)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS