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21. メリーに首ったけ ハハハ・・・。こりゃ逝ってるわ。これだけお馬鹿に徹していると笑うしかないでしょ。メリーがディップと勘違いして自分の前髪にべっとり"あれ"をつけるとこなんか、のけぞってしまったもんね。しかし、キャメロン・ディアスのような美人がこんな映画に出てしまうんだから凄いよ。男にナンパされて、「バイブで間に合ってるわ」なんて普通言うか?こんな美人が!こんな調子だから、動物愛護も身障者もタブー一切なしみたいな感じ。よく「○○権利保護団体」みたいなとこから殺されないよな、この監督・・・。USAあたりじゃ、この監督自身イカレテいると思われていて、逆に周囲から気の毒に思われてるんじゃないのかとさえ想像してしまうよ。ところで、いかにもお馬鹿な映画なんだが、ここで登場する「メリーにイカレタ」男どものストーキングぶりはコエーぞ。その上、電話盗聴や家の中の会話がすべてモニターされちゃうあたりも妙に現実味あるし・・・。実はとんでもない怖い映画だったりして。6点(2002-09-17 08:40:48) 22. シンドラーのリスト モノクロによる表現に徹してみせた作品だが、なるほど“総天然色”にはない独特の美しさがある。思わずモノクロの古い名作をいくつか見直してみたくなった。ところで、アウシュビッでのホロコーストを扱っている点であるが、思ったほど印象には残らなかった。なぜだろう?例えば、虐殺される側のユダヤ人たちの恐怖や絶望が十分伝わってきただろうか。試しにダッハウの収容所跡で今も無料で公開されている記録映画を観てほしい。そこには正真正銘の恐怖が描かれていた。その恐怖とは虐殺されたユダヤ人の方々の恐怖だけではなかった。虐殺する側に回ってしまった人々の熱狂や暴走という恐怖もまざまざと描かれていたからだ。小生自身、短いこの記録映画を観たあと思わず気分が悪くなってしまった。その虐殺する側であるナチ将校の描き方は本作の場合どうだったか。いかにもステレオタイプで俗説通り、冷血な悪魔あるいはターミネ-ターよろしく機械のようにユダヤ人を殺している。ナチ的なプロパガンダに洗脳され熱狂する人間の弱さという視点が決定的に欠落してはいないか。「サウンド・オブ・ミュージック」のなかで普通の若者がナチに熱狂しトランプ一家と離れていく様子が柔らかに描写されていたが、この作品を名作たらしめていたのは実はこのようなところにもあったのだろう。対して、本作の場合、虐殺される側も虐殺する側もまるで「操りに人形」のように淡々とそれぞれの役を演じているように感じられて仕方ない。モノクロの映像は確かに美しかった。しかし、そこにはある種の白々しさが伴っていたように思う。6点(2002-09-11 08:23:08) 23. M:I-2 トムクルーズのファンの方は必見かも。ジョンウーという監督さんは、ある種のパターンを売り物にしているようだが、そのパターンもいいかげんにしないとね。やたらスローモーションを挟んできたり、鳩が飛び出してきたり、2丁拳銃だったり、カンフーだったりと、これだけ出てくると笑ってしまうぞ。おまけに最後の決闘シーンの引っ張ること・・・。日活アクションじゃないが、これはアジア的だよな。バイクでのチェイスシーンなどなかなかいい部分もあったし、トムクルーズもなるほどいい男だし、ここは6点献上だ。6点(2002-04-16 08:21:27)(良:1票) 24. ジャンヌ・ダルク(1999) ベッソンがジャンヌダルクをモチーフに映画を撮ろうとした意図って、一体何だったのだろう。一般から見ても興味の尽きない歴史上の人物なわけだが、フランス人からすれば、英仏百年戦争の泥沼から祖国を勝利に導いた救国のヒロインということになろう。また、カソリックの視点で見ても、聖人に列せられたカリスマということになる。そこで、ベッソンの映画であるが、これは意味不明ではないか。ここで描かれているのは聖と俗の相克なのか?はたまた、政治と信仰の軋轢?どうも、この監督は自分の描こうとしているジャンヌ像が何なのか分からないままメガホンを取ってしまったようだ。あるいは、確信犯なのか?あえて、ジャンヌの聖性を貶めたかったのか?ん?そう考えると、辻褄が合ってくるような気もする。神に導かれた救国のヒロイン像は、単なる個人的な復讐鬼として、俗世を超越した聖性は、独善的な妄想に取り付かれたパラノイアとして描かれているのも当初からの目的だったのだろうか。そう言えば、後半登場するダスティン・ホフマン演じる「良心」なるものも、一見すると、戦前のサイレント映画時代の傑作「裁かれるジャンヌ」へのオマージュとも見えなくもないが、内容はまったく別物だったりする。もし仮にこの男が「良心」なら、これほどジャンヌを言葉巧みに惑わしたり(結果的に)するのだろうか。このやりとりを観ていて、荒れ野で40日間の断食を行っていたイエスを誘惑した「サタン」をイメージした西欧人は少なくなかったのではないかと思う。釈然としないのも当然だろう。ジャンヌは「良心」なるものとのやりとりに疲れ果て、降参するように火刑台に上がるのだ。ジャンヌの実像を確かめる術はない。しかし、だがらこそ、この映画がどんなジャンヌ像を描きたかったかが問われてくるはずだ。5点(2002-06-13 08:05:03)(良:1票) 25. コラテラル 殺し屋があんな派手な立ち回りするんかい。コリアンの太っちょも、普通ならさっさと逃げるでしょ。しかし俺はこのシーン気に入ったよ。アジア人ののっぺりした顔はヤラレ役にピッタリだったね。このシーンに3点だ。 それにしても、トムはやはりいい人だな。余計なことをしゃべり過ぎるんだよ。[DVD(字幕)] 3点(2005-08-20 20:08:04)《改行有》 26. ハンニバル(2001) つまらん。「ブルータス」が特集してたが、何考えてんだか。こんなもん特集する価値ないね。2点(2001-11-01 08:18:28) 27. パール・ハーバー これまで映画というものが政治的プロパガンダに頻繁に利用され、今でもその傾向が根強いということを再確認させてくれる格好のネタだね。0点(2002-08-22 17:43:07) 28. ハリー・ポッターと賢者の石 自分は基本的にこの手の映画は駄目だということが分かった。本が売れたそうだが何でやろ?誰かが大金使って仕掛けてるんじゃないの?0点(2002-03-22 08:13:42) 29. シン・レッド・ライン うーん・・・。駄目だな、これは。凄い役者たちが出ているのにねぇ。0点(2002-02-14 12:35:09)
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