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プロフィール
コメント数 53
性別 男性
自己紹介 久しぶりに自分の採点を見て思った。

「これ、ちょっと厳し過ぎるんじゃないだろうか?」

なにしろ、6点以上をつけている作品は、
これから何度でも観たいと思える傑作ばかりなのである。

…というわけで、全体のバランスを見ながら点数を変更してみた。

『有頂天ホテル』5点→4点。


……(汗)。




こんな素敵なサイトを作ってくれた管理人さんに感謝。
ありがとう!

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  泥棒成金 《ネタバレ》 ヒッチコックの金髪美女好みは有名ですが、ジョーン・フォンテイン→イングリッド・バーグマン→グレース・ケリー(→ティッピ・ヘドレン)と続く“ブロンド”フルコースの中でも、グレース・ケリーだけは“別格”だと思いませんか? だって、『レベッカ』『断崖』のフォンテインも『白い恐怖』『汚名』『山羊座のもとに』のバーグマンも、いつもヒッチコックにいいようにいたぶられてビクビク怯えているのに……なのにグレース・ケリーときたら! ヒッチコック映画初主演の『ダイヤルMを廻せ!』では死の淵から救われて若い恋人とくっつき、『裏窓』では恋人(←今度はちょっと老けてるけど 笑)との関係の中で完全に主導権を握り、本編に至っては恋人(←やっぱり老けてるけど 爆)に自分の実母との同居まで認めさせちゃった!! なんちゅうエコ贔屓なんでございましょうね(呆)。このように考えると、『泥棒成金』はもはや映画ではなく、グレース・ケリー様に贈るヒッチコックの究極のラブレターだと言えるんじゃないでしょうか。もっとも、他人が見てこんなに楽しめるラブレターなんて、そうそうないと思うけどネ。 6点(2003-11-15 23:25:24)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

22.  がちょうのおやじ マザー・グースをもじった原題「ファザー・グース」を直訳した結果が『がちょうのおやじ』。なんちゅうネーミングなんでしょう(笑)。はっきり言って、レンタルするのに勇気のいる邦題です。でも実際に観てみると、なかなか愉快な戦争コメディだったりします。そして! 観終えてみると、意外にも『がちょうのおやじ』がしっくりきていることに気付きます(笑)。『ペティコート作戦』といい『ミンクの手ざわり』といい、初老のはずのケーリー・グラントには、ホントやられっ放しです。6点(2003-11-13 18:50:49)

23.  ハードロック・ハイジャック 一応はブレンダン君が中心の映画ですが、僕のお気に入りはバンド仲間のアダム・サンドラー。ローンレンジャーズ(注:バンド名)でドラマーを務める彼は、バカっぽいくせにやたらと女性にモテモテで、それでいてやっぱりバカっぽいので、まったくもって憎めません(笑)。ユニークな彼本来の持ち味が大いに活かされているのではないでしょうか。あと、僕は音楽に詳しくないのでよくわからないのですが、結構大物のミュージシャンもカメオ出演してるとか。ロックが好きな人なら、僕なんかよりもっと楽しめるかも知れませんね。(逆に頭に来たりして……)6点(2003-11-10 03:24:40)

24.  ウィンチェスター銃'73(1950) ジェームズ・スチュワートは『スミス都へ行く』『素晴らしき哉!人生』のような心温まる現代劇の主人公というイメージがありますが、本格西部劇でもなかなかいい味出してます。『リバティ・バランスを撃った男』では予想通りちょっと頼りない西部男でしたが、本作の役どころは珍しいことに、ちゃんとまぁまぁ強い男でした(笑)。いわく因縁のある名銃ウィンチェスターを巡って展開されるストーリーは、『運命の饗宴』や『黄色いロールスロイス』とちょっぴり似てる、と言えないこともないかな??? 6点(2003-11-10 03:02:38)

25.  ガス燈(1944) 《ネタバレ》  サスペンス映画の古典として知られる本作。大スターが競演してるしストーリーもまぁまぁなので、そこそこ楽しめる仕上がりになっています。ちょっと気になるのは、ヒッチコックの影響を過大に受けているところ。というか、本作のレベルまでくると、ほとんど“モノマネ”ですな(笑)。  まず、結婚や将来のことについてひとりで考えようと旅に出たバーグマンが汽車に乗ると、向かいに座った貴婦人が気さくに話しかけてきます。これは『バルカン超特急』(1938)ですね。女優さんも同じ人(メイ・ウィッティ)だし。思わず「ミス・フロイだ!」と叫んだアナタは正しいと思います。  話は進み、結婚したバーグマンですが、夜な夜な屋根裏部屋から聞こえる物音(幻聴?)に怯えるようになります。『下宿人』(1926)にも似たようなシーンがありましたね。もっとも天井は透けてないし(笑)、あっちは真犯人じゃなかったけど(ネタバレ?)。  夫の企みにより、徐々に精神的に追いつめられていくバーグマンですが、召使いにもかなりイジメられます。『レベッカ』(1940)のダンヴァース夫人と比べたら、さすがに失礼かな?  バーグマンがあまりに具合悪そうなので、もう一人の使用人が心配して階段を登ってきます。牛乳の注がれたグラスをお盆に乗せて……(笑)。さすがに豆電球は入ってなさそうでしたが(爆)、『断崖』(1941)のパクリであることは明白ですね。モノマネもココまでやれば立派なもんです。ウンウン。  もっとも、本作で恐怖におののくバーグマンを観たヒッチコックが『白い恐怖』(1945)や『汚名』(1946)に バーグマンを起用した、という見方もできます。『汚名』で夫に毒を盛られる展開などは、本作を逆マネしたのかも知れません。この辺の裏話があれば、ぜひとも知りたいものですなぁ。 6点(2003-11-08 05:42:25)(良:1票) 《改行有》

26.  凡ては夜に始まる 《ネタバレ》 ちょっと太めのシャーリー・マクレーンが、やっぱり可愛くてしょうがない! だけど、それだけ!! でも可愛いから許す!!! という映画ですな。バスタオル一枚でエレベータに駆け込んだシャーリー・マクレーンの、そのバスタオルを、追手がドアの隙間からつかみ取ってしまうというちょっとHなシーンがありました。普通だったら「その後どうやってエレベータから逃げたんだろう?」とドキドキするとこですね。でも僕は「ボタンを押すときはやっぱり指をクルッと回したんだろうか?」と。ある意味、ビョーキだ……。 [映画館(字幕)] 6点(2003-10-31 06:40:16)《改行有》

27.  ショウほど素敵な商売はない ショウビジネスの世界に生きた一家の物語。コンビで歌い踊っていた夫婦に子供が産まれると三人で舞台に立ち、さらにもう一人生まれると今度は4人で……という具合に話は進む。さらに時が経ち、子どもたちが大きくなると、その恋人まで加わってショウはますます華やかになっていく。一家の長男ドナルド・オコナーは、『雨に唄えば』でこそ三枚目に甘んじていたが、本編ではあのマリリンを恋人にしているのだから侮れない。なお、フジテレビの『クイズ世界は SHOW by 商売』は、企画自体がこの映画の邦題にヒントを得たものではないかと、僕は密かに確信しています。 6点(2003-10-31 06:14:05)

28.  透明人間(1933) 「カサブランカ」の警察署長や「スミス都へ行く」の上院議員など、非常に印象に残る名脇役クロード・レインズの主演作。もっとも、映画の中ではほとんどずっと透明のままでしたが(笑)。当時としては画期的と思われる特撮も見どころではありますが、主人公の苦悩をしっかりと描いたストーリーこそ本編の真骨頂。今日言うところのいわゆる“ホラー映画”とは、はっきりと一線を画す出来映えですぞ。 6点(2003-10-31 03:25:35)《改行有》

29.  ディープ・インパクト(1998) 2005年12月25日。今日こそ、今年初めて(!)のレビューを書き込むのにもっとも相応しい日かもしれません。その名は「ディープインパクト」! 本年の賞という賞を洗いざらい持っていってしまったヤツであります。そのフィーバーは日本全国を席巻し、今日の午後3時25分頃には本年最後のグランプリを戴冠して、新たな伝説となることが大いに期待されているとか、いないとか……。  さて、「ディープインパクト」と聞いて連想するのはどんな映画でしょう?普通に考えるとやはり「アルマゲドン」でしょうか? でも、うっかり聞く相手を間違えると「アルマゲドン? そんなの聞いたことないなぁ」とか、「ああ、それはアレでしょ、アドマイヤドンのことでしょ」などと意味不明な答えが返ってくるかもしれません。そういう人は恐らく映画の話ができる人ではないので、まるっきり無視しちゃってください(笑)。  もし、もうちょっと気の利いた人に同じ質問をぶつけたら、「ディープインパクトと言えば、やっぱりシックスセンスだよな」と答えてくれることでしょう。え? 意味がさっぱりわからないですって? そういう方は、このレビュー自体をまるっきり無視しちゃっていただいて結構です(笑)。  さぁ、いよいよ本題です。ここまでレビューを読んでくださった方なら「ディープインパクト」と言えば「アルマゲドン」か「シックスセンス」であるということが理解できるはず。そしてこの2本の共通点は、皆さんすでにお気づきの通り、ブルース・ウィリスの主演作ということです。ブルース・ウィリス…、、、ブルースですぞ、ブルース!!  …というわけで、私の選んだ本日の主演は誰がなんと言おうと“ブルース”(謎)、これで決まりでございます。結果は神のみぞ知る、勝負は5点だ!  《同日午後7時半、追加投稿》本日のドラマは、まさに僕の思っていた通りのストーリー展開だったのですが、どういうわけか主演男優を勘違いしてしまいました(爆)。よもやこんな結果になろうとは。うう…泣ける、、、心から泣ける……。ん? 心から? はっ……、、、はうぅぁあっ(爆汗)!!![ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-25 00:22:01)(笑:2票) 《改行有》

30.  アサシン(1993) いやはや皆さん、熱い! リュック・ベッソン監督のオリジナル『ニキータ』派とブリジット・フォンダ主演のリメイク『アサシン』派に、ものの見事に“まっぷたつ”ですね。贔屓作の出演陣に対する思い入れも相当なもんです。そこでワタクシ、これまでに投稿された全86レビューの中で各キャスト及びスタッフが名前を挙げられたレビュー数をいちいち数え、ランキングにしてみました(2004年8月8日午前0時現在)。ヒマですね~(笑)。……で、結果は以下の通りだったのじゃ~!!   ①B・フォンダ(40) ②G・バーン(17) ③J・レノ(8) ④H・カイテル(7) ⑤A・パリロー(6) ⑥L・ベッソン(4) ⑦J・バダム(3) ⑧J・モロー(2) ⑨A・バンクロフト、H・ジマー、G・V・サント、P・フォンダ(各1)   う~む、皆さんの思い入れの強さがよくわかりますねぇ。とくに目に付くのがジャン・レノとジャンヌ・モロー。『アサシン』出演組のハーベイ・カイテルとアン・バンクロフトを凌いでいるあたり、『ニキータ』派レビューアの心意気がびんびん伝わってきます。音楽のハンス・ジマーはともかく、ブリジットの父ピーターを引っ張ってきたり、リメイク作として関連のある『サイコ』(98)の監督ガス・ヴァン・サントまで引き合いに出してくるなんざ……。この2本の映画がどれだけ多くの人に愛されているのかが、このランキングからみてとれますね~。   さて、それではワタクシはといいますと、実は『ニキータ』は未見だったりします(恥)。んでもって、本作のブリジットにそれほど魅力を感じなかった者としては、ジャンヌ・モローの出ているオリジナルを早く観たいな~という気持ちになったってのが本音だったりして。もっと言えば、ブリジットのおばさんにあたるジェーン・フォンダ出演の名作『キャットバルー』をもう一度観たくなったぞ~(謎)。   っとまぁ、どうでもいい話はこっちに置いといて……。この映画『アサシン』には、確か、我らが大スターのダァ~モットくんが“主役の恋人”というかなり重要な役で出演していたはずなんですけど、86人ものレビューアが誰ひとりとして彼のことにまったく触れていないのは何故(汗)? というか、もしかしてわざと無視してる(笑)? 作品情報のキャスト欄を見ても“ダ”の字もないし(爆)。もっとも、そんなダーモットくんだからこそ憎めなかったりして……。[映画館(字幕)] 5点(2004-08-08 02:10:16)(笑:2票) 《改行有》

31.  夢のチョコレート工場 《菓子製造にまつわるネタバレ注意!》まさか!と思うかもしれませんが、少なくとも数年前まで、お菓子の製造には間違いなくウンパルンパ族が関わっていました。かつてとあるパン工場でアルバイトをしていたとき、僕自身が実際にウンパルンパ族のとんでもない職人技を目の当たりにしたのですから、間違いありません。ご存知ですか?“まるごとバナナ”。あのバナナの皮を誰がむいているのか、考えたことがありますか? もちろん、ウンパルンパ族です。彼らは両手に一本ずつバナナをつかむと、一瞬のうちに二本のバナナをむいてしまうという凄いテクニックを持っているのです!! ♪ウンパ(2本)♪ルンパ(また2本)♪へパディ~(そのうえ2本)♪ドゥ~(さらに2本)と、リズミカルかつスピーディに大量のバナナをむいていく彼らを前に、僕はただ茫然と立ち尽くすしかなかったことを覚えています。 《蛇足》すべてのバナナをむき終えた後、僕は勇気を振り絞り、彼らのひとりに「アナタは一体何者なんですか?」と尋ねました。彼は「ワタシハレオナルド。ブラジルジンデース」と答えました。「ブラジルデハダイガクノセンセーヤテマシタ」とも。僕は彼のたどたどしい日本語を聞いて思いました。「ウンパルンパ族は嘘が下手だなぁ……」5点(2004-05-03 05:25:30)(笑:5票)

32.  腰抜け二挺拳銃 《ネタバレ》 いかにも強そうなカラミティ・ジェーン(ジェーン・ラッセル)と、いかにも頼りなさげな“ペインレス”ポッター(ボブ・ホープ)が、見た目通り&期待通りに大活躍(笑)! 倒したインディアンの数が話す度に増えていく、というようなベタベタギャグのオンパレードも、今あらためて見るとかえって新鮮だったりします。インディアンに捕まって拷問にかけられそうになっても、主人公はもちろん観てる僕らまでまったく危機感を感じないというのがスゴイ。そんでもって期待通りにまんまと逃れてるし(笑)。そしてエンディングは、誰もが予想した通りの結末。「やっぱ、そうくるよね~」と思った瞬間に!!! 「おいおい、マジかよ……(汗)」5点(2003-12-22 02:45:24)

33.  さすらい(1957) 《ネタバレ》 僕がこの映画で思い出すのはガソリンスタンドの女性。主人公と一緒に住んでいた頃は酔っぱらいの父親を施設に預けようとしていたのに、立ち去った彼がしばらくして荷物を取りに戻ってきたときには、ちゃんと一緒に暮らしていたんです。彼自身は最後まで幸せになれなかったけど、きっと誰かの幸せの糧にはなっていたんだな、と僕は感じました。だからこそあのラストシーンには哀しさが漂っているんじゃないかと思うわけですが、ハッピーエンド慣れしたミーハーな僕にはちょっと難しい映画でした。 5点(2003-12-04 06:03:21)

34.  恐怖の洞窟 何気なく立ち寄ったモーテル。部屋に掛けられた不気味な剥製。モーテル経営者の怪しい動き。なんだかどっかで観たような展開ですね。でも、こちとらタイトルからして『恐怖の洞窟』なんですから、“恐怖”の度合いはとんでもなく桁違いです(どう桁違いかは観てのお楽しみ♪ということで)。なお、本作は非常に衝撃的な映画ですので、大勢で一緒に観ることをオススメします。ひとりで観ると、きっと後悔しましょうぞ!5点(2003-11-29 05:38:37)

35.  芝生は緑 出演陣は『めぐり逢い』のふたりにロバート・ミッチャム、ジーン・シモンズという超豪華版。しかも監督が『シャレード』のスタンリー・ドーネンときたもんだ。これでは期待しないわけにはいかないじゃないか! さぞや面白い映画に違いない、と観る前から胸を膨らまし、当サイトで新規登録までしたのに……。お粗末なストーリーを長ゼリフの応酬で持たせるだけの超退屈映画だったとは、腹立たしいにも程があるわい! 恐らくは人気舞台劇の映画化なんかなのだろうが、こんな薄っぺらな映像に作り替える意味がどこにあるというのだ!! だいたい、ケイリー・グラントが城持ちの英国貴族だなんて、プププのプ(←失笑ってことね)だっての。広大な土地に立つ大邸宅よりピンク色の潜水艦の方が何百倍も似合ってるだろうて。おまけにロバート・ミッチャムがアメリカの大富豪だぁ? 笑わせるないっ!! そんでもってデボラ・カーは……デボラ・カーは……、か、彼女はとっても美人だったかな(照)。んでもってジーン・シモンズもお茶目でかわいかったぞぉ(爆)! 女性陣はドレスもきれいで、ちょっとしたファッションショーみたいで……おっとイケナイ。何で褒めてるんだ、俺は。こんなことじゃ騙されんぞぉっ!![映画館(字幕)] 5点(2003-11-24 21:50:12)(笑:1票)

36.  バッド・ガールズ(1994) 《ネタバレ》 ……(前略)…… あれは、この映画の脚本を初めて手にしたときじゃった。ワシは非常に驚いたのを覚えておる。今まで多くの西部劇を観てきたワシじゃが、こんな登場人物はただのひとりもおらんかったからじゃ! かつては……いくら親の仇じゃろうと、ロープで縛られた丸腰の男を撃つのは悪者と相場が決まっておった。それが、西部劇というもんじゃった。ところがなんじゃこの男は。主人公を救ったからにゃぁヒーローなのかと思えば、考えもつかぬ事を平気でしよる。ワシにはさっぱりわからんのじゃ。しかも……しかも、じゃ。終いにゃこの男は背中から撃たれておる。これではどうしたって後味が悪くなるはずじゃ。これは一体、どういうことなのかのう?……(中略)…… こ、このキャストは……なんじゃこのキャストはっ!! どうすればこれだけ豪華な女優たちを共演させることができるというのじゃ? マデリーンにメアリーにアンディにドリューじゃとぉ~っ? これはまったく、どういうことなんじゃ?! ワシは驚くと同時に、大きな疑念を抱かずにはおられなかった。ひとりで主役を張れるような、これだけ個性的な女たちを一同に会わせたら……これはエライことじゃ。ただじゃぁすまん。個性がケンカして総崩れになるのが目に見えとる。……ワシは考えた。ない知恵を絞って考えたのじゃ。この苦境を乗り切って本作を成り立たせるには、どうすればいいかを……。そして結論は出たのじゃ。男。そう、我々の映画を救ってくれるのは男性キャストしかないのじゃ!……(中略)…… 華麗な四人の女優たちを見事に引き立たせる男優。しかもこの役は優しくて卑怯で小心者ときとるから、非常に難しいはずじゃ。女を看護したかと思えば縛られた丸腰の男を撃ち殺し、挙げ句には人質となってリンチされた上に背中から撃たれるのじゃからな。演れる役者もほとんどおらんじゃろうが、演りたいという役者はもっとおらんじゃろう。う~む……じゃが、じゃがしかし……誰か心当たりがいたような気がするんじゃがのう……? ん? んんんっ! そうじゃ、いいのがおった! すべての条件を満たすただひとりの男!! あの男ならきっとやり遂げるはずじゃ。しかも……しかも彼奴なら、映画が終わればすぐに忘れ去られるから後味も悪くならん!! 奴の名は確か……そう! そうじゃ!! ダァ~~モットくんじゃぁ~~~!!!(『ある映画狂老人の日記』より)5点(2003-11-21 05:13:49)(笑:2票)

37.  ブリガドーン 《ネタバレ》 多少強引なストーリー展開はともかく、肩の力が抜けたジーン・ケリーの踊りはなかなかのもの。そこそこ楽しめるミュージカルではありました。しかし、この作品にはとても重大な欠陥が……。いくら設定の都合上とはいえ、古今随一の美脚の持ち主であるシド・チャリシーが、いかにも古風な長めのドレスを着ているのです! 公開当時の映画館では「テメェ、何考えてんだミネリ!」「ミネリのアホんだら! シドちゃんの脚しっかり見せんかい!!」などと罵声が飛び交い、暴動から放火騒ぎにまで発展したとかしないとか(謎)。このような映画ファンの楽しみを奪う残虐行為は断じて許すわけにはいかないので、思い切って4点!4点(2004-12-31 16:18:34)(良:1票)

38.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 メリーの理想の男性は、学生時代に付き合っていたフットボール選手のブレットなのだという。ナヌ? フットボール選手の? ブレット? アハハ。まさかね(笑)……と小馬鹿にして見ていた僕は、当のブレット参上シーンに文字どおり凍りつきました。おいおいおいおい! NFLを代表するスターQBがこんなおバカ映画に出てていいんかい……(大汗)。そう、画面に映っていたのは紛れもなくグリーンベイ・パッカーズのブレット・ファーブその人だったのです! しかも! メリーは彼をあっさり振ってしまうのです。その理由は「だって私、49ersのファンなんだもの……」(大爆)。ちょいと姉さん。あ~ただって『エニイ・ギブン・サンデー』では“マイアミ・シャークス”の若き女性オーナーだったじゃないの!(まぁ、ドルフィンズではないからいっか……って、ホントにいいのか? 謎) とまぁそんな訳で、この映画のMVPはやはりファーブなのではないかと。だってホントにMVPがよく似合うヒトなんだもの。 4点(2004-02-13 01:11:16)《改行有》

39.  ケイン号の叛乱 映画を観る側の素直な感想として、登場人物の「善悪」とまでは言わないまでも、彼らのとった行動の「正誤」くらいははっきりさせて欲しかった。最終的にボギー演ずる艦長の立場を尊重したのは、制作者がアメリカ海軍に遠慮した結果なのだろうが、何ともすっきりしない。トドメはエンディングに流れた「この映画をアメリカ海軍に捧ぐ」のテロップ。結局、本編の残した最大のメッセージは「軍隊では上官が白と言ったら何がなんでも白である」という“常識”に過ぎなかったような……。フレッド・マクマレイの役が中途半端だったり、リー・マービンにほとんど見せ場がないのも、個人的には大きな減点材料です。4点(2003-11-14 22:43:25)(良:1票)

40.  コラテラル 《ネタバレ》 トム・クルーズが悪役に徹すると聞いて期待していたのだが完全に裏切られた。何しろ殺し屋映画に欠かせないはずの息苦しさや緊張感がまるで感じられないのである。  平凡なタクシー運転手がたまたま乗せた客が実は凄腕の殺し屋だった――こんなに美味しい題材は滅多にない。にもかかわらず緊張感が失せてしまった一番の原因は、設定を生かし切れなかった脚本にある。本作では第一の殺人で客の正体が判明するが、この時点では彼が殺し屋であることを、観客には教えても運転手にまで教える必要はない。運転手には「運良く儲け話にありつけた♪」と口笛のひとつでも吹かせてやればいいのだ。そうすれば、運転手のちょっとした言動にも僕らはハラハラさせられたはずである。ついでに言うなら第二の殺人では運転手に「おや?」という程度の違和感を少しだけ与えておけばよい。第三の殺人で初めて正体を明かし、第四の殺人には無理矢理付き合わせて、それからクライマックス=第五の殺人へと導いてやればちょっとはマシな話になったろう。  緊張感を欠いた原因その2。この運転手、いくらなんでも殺し屋をナメ過ぎである。これは全編に渡って言えることだが、とくにラストの地下鉄シーンには頭を傾げざるを得ない。殺し屋が死をほのめかす一言を残してガックリと肩を落とした…その後である。多くの観客は僕と同様に「ホントに死んでいるんだろうか?」「まだ生きていて、チャンスをうかがっているんじゃないか?」と疑ったはずだ。ところがこのノーテンキな運転手、女検事を電車から降ろすときにあろうことか自分よりも殺し屋の側を歩かせたのである! なんちゅう緊張感のなさ!!  そしてトドメはあまりに無茶苦茶な映像表現。クローズアップによる切り返しの連続とまるで落ち着きのないブレまくりの映像は、それで臨場感を出したつもりなのかと問いたい。おまけにやたらと俯瞰ショットの多いこと! そういうワザはここぞというときに出すから意味があるのであって、出しまくりでは緊張感を削ぐだけである。  ノリのよさげな音楽にロスの夜景映像を乗せただけのこの代物、果たして映画と呼んでいいものか? 答えは否。僕に言わせりゃ大して出来のよくないミュージッククリップ、いやそれ以下だ。(本文中に適切でない表現がありましたので一部削除しました。【STING大好き】さま、大変ご迷惑をおかけしました…滝汗 2005.3.16)3点(2004-11-15 05:08:33)(良:7票) 《改行有》

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